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大人の勝手な都合で犠牲になるのは子供ばかり【後編】

【前編】からの続きぃぃぃ〜

しかもマスコミは、この【年間20ミリシーベルト】本質
をやはり伝えない・・。

実際【年間20ミリシーベルト】というのは、そもそも

【職業的に放射線を浴びる人】

の基準なのである・・。
武田邦彦氏によると、職業的に放射線を浴びる人というのは、

1)成人男性であること
2)自分の意思で職業に就いているので、放射線で被曝する
  のが嫌だったらその職業やめればいいからであること
3)被曝量を測定すること
4)白血球の減少(白血病ではない)等の健康診断を定期的
  に受けること

の条件がついていると明記しているとした上で

【子供は3倍ぐらい感度が高い】

と指摘する・・感度の高さは武田氏の個人的意見としても、
その前に挙げている4つの項目は、すでに福島の件以前に
決められている事であり、なぜこうした事を報道しないのか?
この4つの条件を読んだだけでも、小佐古氏が正しい事は
明白で、子供に関しては、直ちにその値を下げなくては
いけない事もハッキリする・・。

また、チェルノブイリ原発事故後のウクライナ地域では
【年間5ミリシーベルト】以上の地域を法律で居住禁止
地区に指定している
・・さらに日本でも通常時であっても
【年間5ミリシーベルト(おおよそ)】である場所は

【管理区域】

に指定される・・我々が病院に行くと、レントゲン室に
放射線のマークが貼ってあるが、それが【管理区域】で
ある・・その【管理区域】の4倍の被曝を福島の子供達
には許す
というのだ・・。
どれだけ恐ろしい値なのか?がおわかりだろう・・。

さらに、違う側面からみてみよう。
労働基準法で18歳以下は【管理区域】で働く事は許され
ない
・・しかし、子供達が遊んだり授業を受ける学校の
校庭は【年間20ミリシーベルト】を許すという・・
ここをみても、許させる数値ではないのだ・・。

さらに、4月1日に
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 福島第一原子力発電所の事故で、基準値を超える放射線量が校庭から検出された福島・郡山市の学校が、独自の判断で校庭の表面の土を削っていることについて、枝野官房長官は1日午後、「文科省の指針に基づけば、除去する必要はない」との見解を示した。
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ならば、除去して官邸に撒けばいいし、民主党議員の自宅、
東京電力の各社員、家族の実家にすすんで引き取って
頂きたい・・また、枝野官房長官には、奥さんと子供を
連れて、ぜひ福島に住んで頂き、子供を校庭が汚染された
学校に通わせて頂きたい・・。

こんな状態の福島の学校・・子供を校庭で遊ばせるとか部活を
させるとかいうレベルじゃなくて、今すぐに子供達を全員避難
させるレベル
なのに、そこから避難させないばかりに、Twitter
で見つけた現場の親御さんの声・・。

○郡山の学校では、中高生が部活等するのに対して、親御さん
 や子供に「何があっても責任追求致しません」とサインを
 させられている・・。

○娘のソフトボール部の保護者会・・内容は放射線の高い
 グランドで、3時間活動する説明会・・娘さんに泣いて
 反対意見を止められた・・。

このように子供達が【放射能が怖いから部活やりません】と
言える訳がないし、親御さんも子供が踏み絵になってしまう
という現場での悲惨な保護者の声・・。

とはいえ、上記の事を逆に考えると現在の福島には実際、
【年間5ミリシーベルト】レベルの弱さの所など、すでに
存在しないのであろう・・。
【年間20ミリシーベルト】を認めたのも、そのレベルに
しないと、福島県のどの小学校も使えなくなってしまう・・
という裏事情であり【我慢値】なのであろう・・。
でもそうした大人の勝手な都合で、犠牲になるのは
みんな子供達なのである・・_| ̄|○