記事一覧

これじゃ目立ちたがり屋の小僧

************************** 
<鳩山前首相>米軍抑止力発言、「方便でした」と釈明
 民主党の鳩山由紀夫前首相が、一部報道機関のインタビューで米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の県外移設断念の理由に沖縄に駐留する米海兵隊の「抑止力」を挙げたことについて「方便だった」と語った。鳩山氏は14日、東京都内で記者団に「後付けで学んでいくとこう解釈できる、という発想で言った」と釈明した。
 インタビューしたのは共同通信と、琉球新報など地元紙。普天間飛行場の移設先は昨年5月、日米両政府は従来計画通りの沖縄県名護市辺野古で合意した。インタビューで鳩山氏は「辺野古しか残らなくなった時に理屈付けしなければならず『抑止力』という言葉を使った。方便と言われれば方便だった」と述べ、「後付け」の説明だったと明かした。
 この発言について菅直人首相は14日、記者団に「海兵隊を含む在日米軍全体はわが国の安全に重要な役割を果たしている」と強調したが、鳩山氏の「方便」発言で辺野古移設への地元の反発が一段と強まりそうだ。【朝日弘行】
 これに対し稲嶺進名護市長は14日、「抑止力論が辺野古回帰の大きな理由だった。その論拠がなくなり、合意を順守する菅政権も根拠を失った」とし、日米合意見直しを求めるコメントを発表した。【井本義親】(毎日新聞 2011年2月14日)
************************** 
こんなレベルの人を祭り上げ、選挙で勝ってしまった
民主党の自業自得と言えばそれまでですが、ちょっと
この方に関しては、民主党も災難ですな・・気の毒で
同情しちゃいます・・(笑)
しかし、この方はどうしてこう・・空気を読まずに
無駄に邪魔ばかりするのでしょう?
墓の中まで持っていかなければならないものが政治家
としてあるでしょうがね・・。
それなのに、まるで、いつも先生に自分を気にして
欲しいがために意味もなく騒ぐ目立ちたがり屋の
小僧のようです・・(-_-;)
20%を切った支持率のところに、こんな発言をしたら
どうなるのか?全くわからないようである・・。
まぁ、何億円もの【巨額子供手当】が母親から提供
されているのがわからない程の鈍感さですから
仕方ないといえば仕方ないのですが・・(-_-;)

当事者の琉球新聞の社説も痛烈ですな・・。
************************** 
「抑止力」は方便/政治音痴の素人首相 政治不信と混迷を増幅
(琉球新聞・社説 2011年2月14日)

 政治音痴の素人政治家に、国政を委ね、安保・外交政策を左右されることの怖さに、身震いした。
 全てが浅はかな思い付きと行き当たりばったりの政権公約、理念と信念なき政策運営だったことが、あらためて明らかになった。
 鳩山由紀夫前首相が、本紙などのインタビューに答え、明らかにした普天間撤去・移設問題の“真相”のことだ。
 政治家の言葉の軽さ、政党の約束の無意味さ。そして、この国を動かす主体は首相や閣僚、政治家ではなく「官僚」であることを、前首相は明確に証言した。

万死に値する大罪
 この国の民主主義の底の薄さ、基盤の危うさを知った今、国民は日本を真の民主主義国家とするために早急に政治・行政改革に取り組む必要がある。
 鳩山民主党代表が普天間問題で、普天間飛行場の移設先は「国外、最低でも県外」と公約したのは紛れもない事実だ。
 だが、総選挙で大勝し、政権交代を実現するやわずか8カ月で「国外、県外はやはり無理」と、県内・辺野古案に回帰し、県民の怒りを買い、政治不信を招いた。
 辺野古回帰の理由を問われ「学べば学ぶほど(海兵隊や各部隊が)連携し抑止力を維持していることが分かった」と語った。
 「海兵隊抑止論」が、沖縄に海兵隊の継続駐留を認め、普天間基地の辺野古移設を正当化する論拠とされた。
 だが、それから8カ月後、鳩山氏は「辺野古移設しか残らなくなった時に理屈付けしなければならず、『抑止力』という言葉を使った。方便と言われれば方便だ」と、あっさりと認めた。
 これほど言葉の軽い政治家を見たことがない。そして、自らの言葉に無責任な人も。政治音痴の素人政治家が国を動かし、国民を翻弄(ほんろう)し、政治不信を高める。万死に値する大罪だ。
 鳩山氏が論拠に挙げた「抑止力」は「ユクシ(うそ=沖縄方言)力」であると、沖縄県民の多くが指摘し、やゆしてきた。
 米国防長官すら「海兵隊の機能」を疑問視し、米軍幹部ですら「有事の米国民救出」を第一の機能と明言し、米議会は「海外駐留削減と海外基地閉鎖」の論議を始めていることを、県民は知っているからだ。
 知らないのは鳩山氏と民主党政権の閣僚、そして米国追従が国是と自己保身的に信じる防衛、外務省を中心とする官僚らだ。
 首相を辞め、正直に語れるようになった鳩山氏は「抑止力」は方便で、県内回帰のための後付けの説明と認め、謝罪した。
 鳩山氏は公約実現に否定的な北沢俊美防衛相、「県外」公約自体を否定する岡田克也外相(現幹事長)、くい打ち工法(QIP)で辺野古移設を進言する岡本行夫・元首相補佐官の存在なども、辺野古回帰の要因と語っている。

官僚主導政権の限界
 官僚については「防衛省も外務省も沖縄の米軍基地に対する存在の当然視があり、数十年の彼らの発想の中で、かなり凝り固まっている」と指摘している。
 そして首相でありながら官僚、閣僚すらリードできなかった自らの力量不足を敗因と認めている。
 事は謝罪で済む話ではない。辺野古回帰の論拠の「抑止力」は方便で、本当の理由は「閣内不一致」と「官僚の壁」、自身の「力量不足」と証言したからだ。
 指導力を欠き、官僚に翻弄され、身内の閣僚からも見放される。明らかに首相になってはいけない人が、この国を担う。民主党政権の限界も露呈している。
 普天間問題の解決策は「オバマ大統領との直接対話」と指摘した鳩山氏だが、それすら官僚の壁に阻害され、不発に終わっている。
 民意に沿おうとする首相が、沖縄への基地の過重負担を当然視し、対米追従を是とする官僚に牛耳られ、辞任に追い込まれる。これが、日本の議会制民主主義の現実。官僚主導政権の実相である。
 米国の論理に洗脳された官僚たちの言い分を検証もせず、辺野古移設を主張する菅直人首相の不作為の罪はより重罪だ。
 辺野古移設の根拠となった「抑止論」のうそが明らかになった今、菅首相はこの国の政治を「官」主導から「菅」主導に転換し、普天間の県外撤去のみならず、在沖米軍、在日米軍の駐留見直しに着手すべきだ。
************************** 
実は、鳩山前首相こそ、党員停止処分が必要なのでは
ないかい?>民主党さん(笑)