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鳩山首相のシナリオが見えてきた

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鳩山由紀夫首相は31日の党首討論で、米軍普天間
飛行場の移設先について、「県外、県内と言われ
てもお答えできない。(自らの)腹案を国民に
おおっぴらにすることはできない」と述べた。
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さあ、鳩山首相のシナリオが見えてきました。
岡田外相が3月31日に【平野博文官房長官を中心
に閣僚間で検討してきた考え方の事だと思う。
他には考えにくい】と話した事から察すれば
鳩山首相が大見得切った

【腹案】

に【ウルトラC】のような案は存在していない。

アメリカは地元の了解が取られている事が絶対条件
という部分は、米軍がそこで暮らしていく事を
考えれば絶対に譲れないところであるし、それ以前
に現行案が最善の姿勢は崩していない・・。
さらに、このままこじれるのなら、普天間の継続使用
と米軍側が掲げている事から、選択の余地は、

●現行案(辺野古沖合)
●普天間継続使用

もう完全にこの2つしかない。
では、鳩山首相どうするつもりなのか?
ここからは個人的な推測である。

まず、恐らく独断と偏見で身勝手な【腹案】は
きっと本当に何かお持ちではあろう・・。
それを5月末、もしくは6月始めにアメリカに約束の
期限が来たからという事で、まずぶつけます。

→もちろん、アメリカは【No!】を突き付ける。
→そしてアメリカは【現行案】を主張する。
→鳩山首相、その条件を飲む。
→アメリカの【現行案】支持は気持ちが固かった・・
 がんばってみましたがダメでした。苦渋の決断で
 【現行案(もしくは普天間継続使用)】になりました。
 国民の皆様、力不足でごめんなさい・・と謝罪。
→鳩山首相6月中旬に辞任。
→7月に向けて新しい顔の民主党党首を前面に押し出し、
 責任問題を【新生民主党!】などというスローガン
 にすり替え、選挙活動へ・・。

というシナリオを演じきる事は間違いないであろう・・。
鳩山首相辞任に合わせて、クリーンイメージ作りの
ために小沢幹事長も辞任するかもしれない・・。
そして、国民にこの2人が辞めたのだから、もう一度
民主党に賭けてみよう!というふうに国民に思い
込ませる作戦・・。

それか、どうせ辞めるんだしと、普天間継続使用に
なっちゃった・・ごめん・・という一番最悪の
シナリオまで用意しているかもしれない・・。

でも、ハッキリしている事は、すでに国民や国益の
事を考えているのではなく、考えているのは

【選挙】

の事だけであるという愚・・。
民主党の演劇鑑賞が残された道とは国民も
バカにされたものである・・。