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クレジット規制

クレジットは強引な勧誘や不注意でオーバーローン(過剰債務)
になる危険がある・・実際には学校では習わないし、自力で
覚えるしかない・・。
自分などもカードは良く使うので、娘などは最近になって

「私も、そのカードが欲しい!」

と言った・・(笑)
よくよく話を聞いてみると、いつもお父さんは店にカードを渡すと
タダで商品がもらえるし、タダで食事も出来る・・すごいカード
なんだ!と思っていたらしい・・(^-^;(笑)
でも、子供の目線からしたら、そう映るのも無理はない。

「この前の買った商品のお金はこの口座に入れたんだよ!」

なんて目の前ではやっていませんからね・・(^-^;
自分は現金はあるのだが、ポイントの為にカード払いをチョイスし、
家に帰ったら、通帳にその金額をすぐに後日入金する方法を取る。
その方式を取るだけで利息も取られずに年間10000円分以上は
ポイントで戻ってくるのだから、ただ指をくわえて見ている訳
にはいかない・・。

でも、そうしている人間だけではない・・。
今月がピンチだからカード支払うという【自転車操業】の使い方を
している人達、また、利息はサラ金並なのに、安易にキャッシング
で借りる、今月は全額払えないから金利の高いリボ払いで安易に
先送りするという

【自転車操業予備軍】

というのは結構いるのだそうだ。
そんな輩には、かなり手痛い事になりそうだ・・。

そんな、いわゆるいくら使ったか?現在までにいくら使っているか?
がわからなくなる【弱者】を守るために、また、強引な勧誘などで、
高級布団の押し売りにあったり、住宅に不必要なリフォームなどを
次々とショッピングローンを組まされ破綻する、少額の現金を
今必要なために限度額まで買い物をし(もしくは、させられ)
カード破綻する・・ような【弱者】を救おうと

【割賦販売法】

を改正、今年の12月に施行される・・。
クレジット・信販会社への規制としては

○販売業者の法令順守を確認
○購入者の意思確認の強化
○過剰与信の防止義務

という事だ。実際に我々に大きく影響するのは

【過剰与信の防止義務】

という部分なのだが、実際は詐欺などでどんどんとショッピングローン
などを組まされてしまう部分などを規制するためのものなのだが、
それを押さえ込むのに、ひとつの目安を作ろうという事で、

【支払い可能見込み額】

というものがカード会社や信販会社によって計算され、年間の
【利用限度額】が決まるそうだ・・実際は大体、年収の1/3位に
なるそうで、その計算方法とは、

【(年収−生活維持費)×0.9】

<例>
年収      400万円
生活維持費   240万円(家族4人の場合)
クレジット債務 −20万円
(車など買い物のローンがあればさらに差し引かれる)
---------------------------------------
合計      140万円

140万円×0.9=126万円←これが【利用限度額】

となる・・とはいえ、年収400万円でブランド物を買っている人以外
は、普通は年間126万使えれば十分な気はするけどね・・(^-^;(笑)
実際、ブランドが好きで、その年に奥さんがヴィトン買って、ご主人
がロレックスを買っちゃったら、簡単に限度額超えてしまったので
その後使えない・・みたいな・・(笑)
海外旅行でビシバシ使う事もできなくなる・・みたいな・・。

また、専業主婦の場合は夫の収入とパート収入など合算し申告する事
になるそうだ・・それができなければ、なんと

【限度額30万円のカード】

しか作れないそうだ・・(笑)
限度額30万円って・・年間2万円ちょっとしか使えない・・(^-^;

現在、クレジットカードでの分割・リボ払は年間9兆円の規模らしいので、
その中でも結構な人数が引っかかる事になっちゃうかもしれない訳だ・・。
12月からは、家計が苦しいのでとりあえずカードで・・(先延ばし支払い
の要因の大きい人)という人にはカードがちょっと使いづらくなる可能性。

それと、カードで実際にはその【生活維持費】の中に含まれるものを、
自分のようにポイントになるからとカード払いにしている人も、
ちょっと計画的にしなくてはいけなくなるかも・・現在は光熱費、
電話代、食費の一部までも今やカード払いができるからね・・。
無駄にカードに移行する事は減っていく=今までよりはカードを
利用しなくなるかもしれないね・・。
今は、経済的にも個人消費を伸ばしたいところなのに、結構、個人消費
に水を差されてしまう事になりそうだし、大型商品やネット商品には
大きなダメージになる可能性も出てくる・・。

でも、アメリカでは現金を持っている人よりも、カードを持っている人
の方が評価は高い。要はカード会社が収入やらその辺を保証してくれて
いるからだそうだけど、今後、日本も、カードを持つ人間、ハイクラスの
カードを持つ人間が、今まで以上に

【選ばれし者の証】

となるかもしれない・・。

そんな中、自分はJCBなのだが、その辺の部分に対する文書が入って
いたのだが、これが思っていたよりも弱い内容。
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貸金業法の改正により、「お客様の年収の1/3を超える貸し付け」が
禁止されることになりました。
それに伴い、収入証明書類による年収の確認を始めており、対象と
なる方には、順次収入証明書類提出のご案内を登録のご住所にお送り
しております。年収の確認には、収入を明らかにする書面での確認が
必要となるため、ご案内が届きましたら、期日までに収入証明書類を
ご提出いただきますようご協力のほどお願いいたします。
https://www.jcb.co.jp/jcbMoney/pop/oshirase2.html
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なんだよ・・全然大した事は無いじゃん・・(笑)
キャッシングにおいての規制の動きだけしか書かれていない。
というか、ひとまず、普通に滞る事無く払っている人間には
あまり関係のないようだ・・(^-^;(笑)

しかし、こんな消費者の方ばかりが厳しくなるのではなく、クレジット
&信販会社などにも責任を負わせる部分をきっちり作って欲しいよな・。
特に、エステサロンだとか英会話じゃないが、ショッピングローンの
ように、先に加盟店に一括で払わされ、その後、月々いくらという形で
払い続ける場合・・自分が契約している加盟店が破綻したり、夜逃げ
したりした場合、支払者だけが負担を強いられる部分は早く改正して
欲しいよな・・例えば、加盟店にするにあたって、財務状況やその他
を徹底的に審査をする義務、その上で破綻した場合には、カード会社
の審査責任も加味し、支払者はその破綻日よりも後の支払いは免除
される・・みたいな・・。
そこが厳しくなると、カードが使える店は経営状態がカード会社に
よって保証されているというステータスにもなるし、消費者も安心して
使えるようになると思うのだが・・。
亀井金融大臣も、こうした方の規制を強めてくれる方が、国民の為
なんだけどな・・。
それができないという事は、裏に何かの圧力があるんだろうな・・。
とはいえ、先に書いたような事態が訪れるとしたら【カード格差】が
できるのは必至!・・って、今だってすでに、ゴールドだのブラックだの
プラチナだのしっかりと【カード格差】はあると思うけどね・・(笑)