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インフルエンザ・万能ワクチン開発!

1月29日、国立感染症研究所・厚生労働省研究班が、

【インフルエンザ・万能ワクチン開発!】

といううれしいニュース!おお!d(^^*)ですよね。
インフルエンザウイルスは、ウイルス表面を覆う
【とげ】のような【たんぱく質の突起】があり、
今までのインフルエンザワクチンは毎回、この
【とげ】の形に合わせたキャップ(抗体)を作り、
増殖するのを阻止するのだそうだ。
しかし、インフルエンザウイルスは、頻繁にその
【とげ】の形が変異し、【とげ】の形が異なり
耐性を備えてくる複数のウイルスが流行する事が
多いらしく、毎回、ワクチンを作り直さなくては
いけないといういたちごっことな・・。
しかも、その違うというウイルスを発見し、その
【とげ】の形を見極め、確定し、合わせたキャップ
の形をしたワクチンをする事で、効力を無くすらしい
のだが、そのワクチンが出来るまでには、早くても
6ヶ月はかかるのだそうだ・・(^-^;

で、厚生労働省研究班が何をしたのか?
インフルエンザウイルスの表面の【とげ】に比べて
【内部のたんぱく質】は変異しにくい事がわかった。
よって【内部のたんぱく質】は、どのインフルエンザ
ウイルスでも、ほとんど変わらない事もわかり、標的を
表面の【とげ】から【内部のたんぱく質】に変える・・。

ファイル 1253-1.jpg

その【内部のたんぱく質】を人工合成し、それに特殊な
脂質膜をくっつけたワクチンを作った。
すると、免疫細胞が、ウイルスの感染した細胞を攻撃
してゆくという・・。

しかし、野次馬の立場だから勝手な事を言うが、世界の
研究者や医学者達は、なんで今の今までウイルスの内部
には注目しなかったのだろう?(笑)
もちろん、これだけ多くの人達が気付いていなかった
のだから、そこには固定概念やら技術的に難しかった
だとか、色々な事が絡んでいるのだろうけどね・・(^-^;

厚生労働省研究班のマウス実験では、新型インフルエンザ
ウイルスに変異しやすいという事で、ちまたを騒がせている

【高病原性鳥インフルエンザウイルスH5N1】

や、インフルエンザの代表的な

【Aソ連型】【A香港型】

のウイルスを使用、その3種類のウイルスに共通する
【内部たんぱく質】を調べ、ワクチンを作りマウスに
投与、効果を調べてみると、ウイルス3種を感染させた
マススに症状が表れず、増殖も抑えられたという・・。

あとは、人間に使って副作用有無を、慎重に確認する
事が必要なため、一般に出回るまでには、あと5年以上
はかかるらしい・・。
期待は大きく膨らむが、今時点でひとつわかっている事
があって、実は、この【万能インフルエンザワクチン】、
万能といっても、すでに地球上の20%前後の人には
効かない事がわかっているのだそうだ・・(-_-;)

人への実用化がされれば、なんと、インフルエンザだけ
ではなく他の感染症への有効性も期待できる可能性が
あるそうだ・・。
そうした事を考えると、この先の薬の概念あたりも
変わってしまうようなレベルのものみたいだ。
その証拠に、このワクチンは、各国でも研究されていて
通称

【聖杯】

と呼ばれるくらいに、期待が高く、まるで魔法薬!という
くらいに価値のある薬だそうです・・。
あとは、そのインフルエンザウイルスの自然の変化が、
その薬を上回らない事(内部タンパク質を変化させる型が
出てくるなど・・)を願うばかりである・・。