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いつの時代も・・

厚生労働省は10月28日、2009年3月卒業予定の新卒者
の内定取り消しは10月25日現在、87事業所で331人に
上った。内訳は大学生・短大などが302人、高校生が
29人。87事業所のうち8事業所が倒産、10事業所は
民事再生法が適用された。調査は1993年から実施、過去
最多は証券会社が破綻するなどした1998年の1077人。
今回は4番目の規模だそうだ。

こんな不条理許されるの??と思ったら、今年だけの話
じゃなくて、毎年ある【当たり前】の事なのね・・(^-^;
ちょっとビックリした。
厚労省は全国の学生職業センターなどに特別相談窓口を
設けるとともに

【合理的な理由のない内定取り消しは無効】

とした指針を企業に周知すると発表したが、強制力や
罰則などはないという寂しいもの・・。
まあ、会社としても、悪気があった訳でなく、仕方の
ない事情なのだから・・という【性善説】からくる
優しさなんだろうな・・。
でも、そこに犠牲になっている、さらに弱い者がいる
のならば、優しさだけではダメだろうよ。
内定取り消しをしたら、最低損害賠償事項として、例えば、
同等の会社への内定を責任持って用意する義務だとか、
金銭において、例えば、300万円以上の損害賠償金の
支払い義務みたいなちょっと重めの義務を与える・・。
中には、訴訟を起こさないという契約書を書かされたり
している学生もいたというのだから、もう【性善説】を
いったんヤメにして、基本的に、企業が自分の事しか
考えていない悪意のあるものもあるとして、きちんと
調査をしないとダメだろう。

もし、そうした最低な部分での損害賠償が法として設置
できないというのなら、学生にも企業側が契約書を出して
きても、奪う事が出来ない権利として、せめて2社までは

【内定を保持できる権利】

を与えるべきだろう・・。

とはいえ、世の中には使う者と使われる者しか存在しない。
いつの時代も、どんなきれい事を言っても使う者が上で、
安全に守られているのだ・・。