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ハトのふんで滑って7億円獲得!

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ニューヨーク・ポスト(New York Post)紙が24日に
伝えた内容によると米ニューヨーク在住の元ホテルの
ドアマンの男性(56)が、地下鉄の駅構内の階段上に
【ハトのふん】があったため滑って転び、けがを負った
として同市交通当局を訴えていた裁判で、613万ドル
(約7億円)の賠償金を勝ち取った。
 同紙によると、男性はシェルトン・スチュアートさん。
スチュアートさんは1998年、出勤時に地下鉄構内の
階段にハトのふんがある事に気づいていたにも関わらず、
仕事帰りに同じ場所で滑って転び、首と背中にけがを負った。
 陪審は同当局に対し、767万ドル(約8億8000万円)
の賠償金支払いを命じた。
ただ、スチュアートさんにも、ふんを避け損ねたとして
20%の過失が認められた為、当局は賠償金総額の80%の
613万ドル(約7億円)を支払う事になった。
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という昨年のクリスマスに飛び込んできたとんでもない
ニュース・・書いていたがUPするのを忘れていた・・(^-^;

しかし、アメリカは本当にアホだな・・というか
バカな国になっちゃったな・・(笑)

この大金を手にする事になったスチュアートさん、TV
でもインタビューを受けていたが、この賠償金で家を買い、
フロリダのディズニー・ワールドに2人の娘や孫を連れて
行くのだそうだ・・まるで宝くじにでも当たったかのような、
うれしそうなインタビューを見れば、そりゃ、一攫千金
狙いで、みんな些細な事で訴訟を起こすよな・・(笑)

今回に限らず、前にも有名な裁判のひとつ、フィリップ
モリス社を

【タバコを吸い過ぎると癌になる危険性について
 表示されていない】

マクドナルド社を、

【マクドナルドのハンバーガーを食べ過ぎて肥満に
 なったのは、企業側の説明不足】
【マクドナルドのコーヒーを溢して火傷した】

アップル社を

【i-podを大音量で聞き続けて難聴になった】

とアメリカではバカバカしくなるような一攫千金狙い
の巨額損害賠償訴訟が多数起こっている。

最近では、記憶に新しい、昨年、韓国人経営の近所の
クリーニング屋を相手取り、ピアソン判事という
【立場上こうした事をやらないようにつとめるべき人物】
が、その法に詳しい立場を利用して、自分のスーツ
のズボンを紛失されたとして5400万ドル(約62億円)
もの巨額損害賠償訴訟を仕掛けた。
まあ、こいつは全面敗訴し、色々なところから反感を
買い【失職】したのでせいせいしたけどな・・(笑)

こうしてみると、損害賠償を請求はするが、実は心の底
は苦しんじゃいないんだよな・・そもそも、アメリカが
バカなのは、一個人が何億という訴訟を簡単に起こせる
事にある・・ま、請求より多く支払われる事はほとんど
ないから、見込まれる額より多めに請求するというだけ
の話なんだろうけど・・。

さらに、訴訟大国アメリカでは、今や国民の250人に
1人とも言われている弁護士・・実は、最も嫌われて
いる職業でもあるそうだ・・。
では、アメリカで弁護士が、なぜ嫌われるのか?
原因は弁護士数の激増と弁護士広告の解禁にあるという。
結局は日本と同じで、規制緩和を行った事により過当競争
となる・・派手な広告や営業活動を展開する弁護士が急増、
結果、巨額賠償が見込める事件は弁護士にとって非常に
ありがたいという図式・・。
よって、上記のようなおかしな裁判と判決が多発する事になる。

さらに裁判となると、一般市民から選ばれる素人の陪審員
をいかに納得させるか?がアメリカの裁判になってしまって
いる現在、アメリカで弁護士を務めるには、心理戦術を学ぶ
事が必須、さらには俳優養成学校に通って演技や表現力を
身につける弁護士も少なくなく、正真正銘の正義ではなく、
間違っていようが正しかろうが、うまく素人の陪審員を
手なずける弁護士が正義となってしまっている。
その結果、弁護士の品格や倫理観の著しい低下となり、
現在の

【アメリカで最も嫌われている職業】

に成り下がってしまった・・。
やはり、ごく一部の人間達ばかりがクローズアップされて
しまっているだけで、全てのアメリカ人がおかしいのではない。
少し安心した・・が、日本もアホな大人達が増えてきている
昨今、笑い話ではない。