■第81回〜第85回■
オムニバス「A FAREWELL TO ARM」
第81回目のお気に入りのMUSIC DISKは、1986.4月にセルフィッシュよりリリースされた原爆ドームを使ったアルバムカバーのオムニバスアルバム(今や廃盤)。LIP CREAM、OUTO、GAS TUNK、GAUZE、GHOUL、EXECUTEと豪華な顔ぶれ!とにもかくにも「速い!速い!速い!」のである!まあ、OUTOの速いのはめずらしくないのだが、世の中に発表されている中では一番速いのではないだろうか?GAUZEも3曲が「EQUALIZING DISTORT」からの選曲であとの1曲は「FUCK HEADS」からの選曲だが、それらで発表されているのよりもはるかに速い!体感的には倍の速さ位ではないかとすら思う程!いわゆるライブでの速度だ!GAS TUNKも速い!速いだけでなく「ALFA IN 201」は最終的に自分たちのアルバムでは発表していないはずで、唯一の貴重なテイクという事になる。ライブ音源では「速い」というのは良く見かけるが、スタジオ音源でここまで速い音源は上記のバンド達の音源の中では、このオムニバスでの音源以外にないのではないだろうか?とにかく、これぞハードコアという内容!!まだ聴いたことのない人は、ちょっと不幸かもしれません・・(笑)(2005. 02.20〜03.20掲載)

オムニバス「STRAIGHT AHEAD-2」
第82回目のお気に入りのMUSIC DISKは「STRAIGHT AHEAD-2」だ。このオムニバスはTHE MAGNETS、DOUBLE BOGYS、BLOOD THIRSTY BUTCHERS、THE CANDYS、EASTERN YOUTH、HELLOWSの6バンドから2曲づつの構成。個人的にはTHE MAGNETSの「GUTS OF MY BODY」と「PURPLE CITY」の2曲とDOUBLE BOGYSの「Bogys Boogieがきこえる」のために買ったみたいなもの。(笑)なんといってもこの時のTHE MAGNETSはカッコイイ。「男」というにおいをプンプンさせている。曲も自然と拳を振り上げてしまっているような見事な曲。その後にTHE MAGNETSのミニアルバムが出るのだが、そっちはどうでも良かった感じの曲ばかりでガッカリだった。だがこのオムニバスのTHE MAGNETSはこの2曲のために買ってもイイ位だ。言っちゃ悪いが残りのバンドはどうでもよく、本当に自分たちが「良い曲だ」と思って歌っているのか首を傾げる曲のオンパレードだ。(2005. 03.20〜05.15掲載)

平原綾香「ODYSSEY」
第83回目のお気に入りのMUSIC DISKは平原綾香のデビューアルバム「ODYSSEY」だ。デビューというと、実際には今までに自分が作った曲のベストアルバムである場合が多い。さらにアルバムタイトルが「ODYSSEY」→「遍歴」という意味合いからも、その辺を確認しながら聞いてみるが、ちょっと首を傾げる内容。どちらかというと、やりたい方向性がなく、自分がやりたいままにやった曲を集結させた個人的メモリーアルバムという感が強い。自演のサックス、ピアノのインストが入っており、ファンにはたまらないんだろうが、1枚のアルバムとして考えると、自演のサックス、ピアノのインストが何のために入っているのか?がわからないくらいに曲達と合っていない。これが今までの自分の集大成にしては大した事がない。(^-^; 結果、倉本聰ドラマ「優しい時間」のテーマソング「明日」、今や有名な「Jupiter」が強すぎるくらいに強い印象。よって、これだけのためのアルバムとしては評価している。「Jupiter」はクラッシックなので、こっちにおいておいて「明日」の作曲者を調べると、やはり日本人でない。他の日本人作品&自分のオリジナル作品が完全に負けている。その証拠に「明日」「Jupiter」「蘇州夜曲」意外に、1回聞いただけでは心に残った曲がないはずである。その位に差がありすぎる。これがまだ19歳という部分なんだろうなぁ・・。また今や御法度の息継ぎがハッキリ録音されており、賛否が分かれ個人的には気になるが、きっとこれが平原綾香のVo.スタイルなのであろう。しかし、録音レベルが一定でないのはなんとかして欲しいね。だから12曲目の「Instrumental」のあとの「Jupiter」の吸い込みの息の音が怖い。(笑)これはプロデューサーの能力が無いと言わざる得ない。しかし「明日」は何度聞いても飽きないなぁ・・。それだけでもこのアルバムは満足なのです。(2005. 05.15〜06.15掲載)

Sex Gang Children「Song And Legend」
第84回目のお気に入りのMUSIC DISKは「Sex Gang Children」の 「Song And Legend」だ。セックスギャングチルドレンとは、ヴォーカルのアンディ・セックス・ギャングを中心に80年代序盤に結成されたバンド。サザン・デス・カルト、ダンス・ソサエティと共に80年代半ば頃「ポジティブパンク御三家」と呼ばれた。後に「GOTH」と呼ばれる事になる文化の全てを体現していた彼らは、いわばポジパンの代名詞的存在。ゾンビのような白塗りメイク、呪術的なリズム、悪魔趣味!当時ハードコア以外は受け付けなかったのと「ポジティブパンク」というのが当時女だらけだったので、無理に避けていた(笑)だが、聞いてみると曲の展開の妙に新しい発見をしたように感じちょっと感動した。神経質な高音と不吉な低音を使い分け変幻自在のボーカル、緩急がかなり激しく変幻するサウンド楽曲は、その後、自分のバンドにも影響してきたといういわくも付く。ライブで大カマを振り回しながらライブするという話ですが・・(笑)>観たことはない。前置きが長くなったが、このアルバムは83年にリリースされたポジティブパンクの名盤とされるセックスギャングチルドレンの1stアルバム。この「Song And Legend」は、当時のイギリスのインディーズ・チャートNO.1を獲得した。解散時の後味の悪さと「Sex Gang」の使用権を巡る争いから再発はされないと思われていたが、今年5月の下旬に再発された模様。1980年代の「ポジティブパンク」をぜひ、ご堪能アレ!(ジャケ写真はピンぼけでなく、こうなんです(笑))(2005. 06.15〜07.17掲載)

DISORDER「PERDITION」
第85回目のお気に入りのMUSIC DISKは「ディスオーダー」の「PERDITION」だ。バンド名が「混乱」アルバムタイトルが「破壊」と、聞かなくても想像して頂ければ実に内容もその通りのバンドで、その通りのアルバムです。(笑)当時いわゆる本場のハードコア・パンクのムーヴメントの中ではエクスプロイテッドやディスチャージが頭ひとつ出ていたが、どっちも好きじゃなかった。その中で一番支持していたのがこのディスオーダーとG.B.Hだ。しかし、このディスオーダー、ダムドをきっかけにバンドを始めたのに「速く・うるさく・ノイジー」にと、ほとんどグシャグシャのノイズ音となってしまっていたが、これがいわゆる「ノイズ・コア」の始まりと言われている。この音の「破壊」は、今語るならばスマートだった当時のハードコア・パンクの音を見事に破壊したと言っても過言でないだろう。故にこのバンドの初期の存在は日本のハードコア・パンクバンドにも多大な影響を与えた。1982年に発表されたものだが、今聴いても古くない。まあ、「ノイズ・コア」自体、変化のしようがないから当然と言えば当然だけどね(笑)このアルバムは、いわゆる「ミニアルバム」なんですが、20分位で8曲終わってしまう。が、それ以上入っていたらうんざりしていただろうから、この8曲という線引きも考えてやった事か?ただ新曲がそれだけしかなかったのか?はわからないが、実に丁度良くお見事なのだ!(笑)(2005. 07.17〜08.20掲載)


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