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秩序ある革命へ【後編】

節分の話を挟んでしまいましたが【前編】からの続きぃぃぃ〜
http://www.hearts.jp/user-cgi-bin/diarypro/diary.cgi?no=1656

エジプト国民の背中を押す【アメリカの方向転換】・・。
その前にアメリカとエジプトはどんな関係なのか?

ここ重要なキーワードが、1948年から1973年まで続いた
ユダヤ人国家の【イスラエル】と、その周辺【アラブ国家】
との間での戦争を

【中東戦争】

と呼ぶ・・。
この【中東戦争】・・たくさんの【アラブ国家】が関わって
いるが、実態は中東最大の軍事力を持つ【エジプト】と隣国
である【イスラエル】との戦争がメイン・・。
その【エジプト】と【イスラエル】がアメリカの仲介により
ムバラク大統領が就任の2年前に

【和平条約】

が結ばれる・。
この【和平条約】を境に【エジプト】は【親米】となる。
アメリカも中東においてこの2国が戦争をしなければ、中東は
安定する・・イコール、石油なども安定供給される事になる
ので、アメリカにとっても非常にありがたい・・。
結果、中東和平のために【エジプト】の人権問題は目をつむり、
毎年15億ドル援助している・・。

今回のデモにおいて、エジプト国民は側は、

【民主主義と人権を尊重するのならばムバラク政権ではなく、
 平和的な手段で政権交代を試みる我々に味方せよ!】

とアメリカへ支持を求めていた。
そこで、今回アメリカは人権問題も含め、ここが発言のチャンス!
と、ムバラク政権支持ではなく、

【民主化体制への秩序ある移行を!】

と国民側を支持、自由な選挙が行われ、革新的な新政権が
生まれる事を願っている旨を伝える事となり、国民側のデモ
が勢いづく・・。
そこで、ムバラク大統領は2月1日に退陣を表明するが、

○9月に予定されていた大統領選挙に出馬しないつもりだった
○大統領選挙の時期を早めたい
○反政府デモを認める
○私はエジプトの地で死ぬ

という内容に「今すぐ辞めなければこのまま居座る」と
逆にデモは拡大・・。
その言葉を信じ、デモが消えたら発言を翻す可能性がある
かららしいが、国民が全く信じていないので、国外にでも
消えなければデモが収まりそうにない・・(^-^;

日本ではムバラク大統領の退陣表明を受け、2日の
日経平均株価は急上昇!>うれしい!(^^*)

と、話を戻すが、では次の大統領はどうする?という事だが、
報道によると、

○スレイマン副大統領
○エルバラダイ氏

の2人が有力とな・・。

【スレイマン副大統領】とはムバラク大統領が副大統領に
した軍出身の人間・・でも、軍出身ゆえ、軍は支持するが
反ムバラク派は反発の恐れ・・。
また、【エルバラダイ氏】は、前国際原子力機関(IAEA)
事務局長で、いわゆる国連の人間・・今までウィーンに
住んでいた為、エジプト人は知らない人が多く、反ムバラク派
は支持するだろうと言われ、軍も、実際政権を保つ為には軍の
支えがないとやっていけないから、ある程度は軍の言う事を
聞くであろう・・という思惑・・。
いずれにしても、2人のどちらが大統領になっても、軍は維持
されるという予測だが、軍が手を引き、民主化を達成し、
あらゆる政治勢力の連立政権になれば、アメリカとエジプトの
国益を守り、イスラエルとの和平協定を維持する可能性が高い
が、【エルバラダイ氏】支持を打ち出している最大勢力の
ムスリム同胞団が政権についた場合、ムスリム同胞団は
イスラエルとの和平を認めていないだけでなく、パレスチナの
イスラム組織ハマス氏は、このムスリム同胞団の支部から
生まれている為に、アメリカ&EUから政権を拒否される
可能性が出てくる・・この場合、中東を守ってきたイスラエル
との和平協定が破棄されてしまう可能性が出てきて、中東の
火種になりかねない・・ここはアメリカは阻止したい・・。

最悪なのは、ムバラク大統領がやめずにデモを軍で制圧し、
その制圧により、エジプトを中心にテロが続発する世界に
なってしまう事・・。
現に、2日には往生際の悪さなのか?大統領の指示ではなく
反発なのか?ムバラク大統領派の人間達が、デモに参戦・・
国民の内戦になってしまっている・・。
この2〜3日のムバラク大統領の決断の遅さによっては、
エジプトが最悪の事態になる可能性・・。
中東の和平の為、世界の安定の為、軍による鎮圧でなく、
【秩序ある革命】を中東で最も影響力のあるエジプトには
なんとか実現してもらいたい・・重ねて日本はなんと
平和なんだろう・・とあらためて他国を認識する事で
幸せを感じる・・本当にありがたい・・。