| 「なんでもアリの話」 |
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| アリに共通する項目について「さわり」だけでもこれだけの事がある。さらにアリは雑食性と思われているが、ある種は自ら養殖したキノコを常食とするし、活動期間が秋〜初春に限定されるイソップもビックリの種もある。他の虫と共生する種もあれば、他種を奴隷として使う種もある。人種の違いなど比較にならない多様性。これほどライフスタイルを確立し、折り紙付きの繁殖力、適応力、確かに地球上の生物種の3/4は虫らしいがもっと繁栄してもよさそうなものだ。また、ごく一部の種を除き、同種間で殺し合いをすることはない。アリは地中に巣をつくるので、視力よりも嗅覚が発達している。種の違いはにおいで区別している。そして例え異種であっても互いの体をこすり合わせ、混じってしまえばそれで区別はつかなくなり、共同生活すらできるようになる。なんと平和なことだろうか。 いったいこのようなシステムをいつ確立したのだろうか。昆虫の祖先は約4億年前という。逆にいえば4億年も生き続けているわけだ。人の歴史がたかだか数万年、類人猿まで考慮してもせいぜい数百万年、虫に比べてわずか1/100だ。確かに人はその歴史に比べて長足の技術の進歩を得た。それによって、環境に影響を与えるほどの力を得た。それは「個」が快適に、便利に生活するためのエゴがなした偉業である。しかし、種が存続するための力を虫よりも得たのかどうかは甚だ疑問に思われる。果たして、人が虫に追いつく日が来るのだろうか。それとも人類の終焉を横目に見ながら、虫たちは我が世の春を謳歌するのだろうか。そんな気がする。 |
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作:shun |