「その後

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  閉店まで1時間をきったにも関わらず、少なからぬ親子連れがいた。店員に相談をもちかけ店内のワゴンにあふれんばかりにモノを積んでいるおばあちゃんもいる。いったい何人の孫にプレゼントするのだろう?大きな荷物をよろけながら運んでいく姿は確かにサンタクロースだった。すでにある程度の目安はついているので、問題はない。大体、先週までにすべて用意できているはずだったのだ。たまたま、今週になってさりげなくモノの確認をしたが、想定していたものと違い、また想定が入手困難なものであったために、変更が間に合ったという次第である。しかし、「子供の欲しがるもの=与えたいもの」とはならないものだ。ましてや、対象年齢が実年齢よりも低いモノを欲しがっている場合には、考えてしまう。もちろん、きまぐれな子供のこと何年ももつわけがない、いいとこ2〜3ヶ月といったところだ。しかも学年が変わることによって、周りの環境も一変する。友達の家に遊びに行くこともあるだろう。自分が普段遊んでいるものと違いことに気がつき、それが欲しくなったり、それが原因で友達にバカにされたりしないだろうかと心配になる。子供の心は時として無情で、残酷でさえあるのだが、その分柔軟さも備えている。それに期待するしかない。
それにちょっと前まで自分の欲しいものすら、うまく伝えられなかったのだ。ここで自分のお願いがかなわないようなことになれば、それこそ問題だ。
心が決まった。
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作:shun

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