第101回〜第105回

SODOM「TV MURDER」

第101回目のお気に入りのMUSIC DISKは、SODOMのインディーズでのファーストアルバム「TV MURDER」だ。バースデイ・パーティーやアインシュツルツェンデ・ノイバウテンの影響が濃い作品ではあるが【和】のテイストもあり、やはりソドムとして、日本のポジティブ・パンクの雄として一番の黄金期の作品であるのは間違いない。実際にはこのポジティブ・パンク期はVoのZAZIEに注目が行きがちだが、なんといってもソドムはギターバンドであった。と、このアルバムは当時のライブでの代表曲がほとんどだ。ただ、やはりアルバムではVoのZAZIEの声がハッキリしすぎて融合していないと感じてしまうのと個人的に評価しているギターの音が小さいのと、4曲目の【Art Of Lab】など曲によっては、それぞれの楽器の音がしっかり聞こえすぎてしまう事が残念かな・・。やはりライブではギターの音ももう少し大きくハッキリと聞こえるのと、低い音は音響でもっとぼやけるのとでVoのZAZIEの声が融合していたという事がハッキリとわかってしまうアルバムでもある。やはりこの頃のソドムはライブの方がいい・・。しかし、そうは言っても1985年に発表された楽曲なのにどの曲も古くない!


ARCH ENEMY【Rise of the Tyrant】

第102回目のお気に入りのMUSIC DISKは、いやいや、個人的にはうれしい内容のアークエネミーの7作目。アモット兄弟のギターソロといい、高速曲もお約束ながら、以前の編成に戻りメロディ志向の曲群など、Voのアンジェラ・ゴソウ加入後のアルバムでは最高傑作だろう。デス声のメタルコアバンドのGISM好きの自分としてはアンジェラの声が大好きなので、現在のままで突き進んでほしいとは思うが、メロディラインを重視してきた作品に戻してきたとなると、メロディラインを追う事ができないデス声はマイナスであると同時に、アンジェラのデス声の表現力としては限界が来ている感は否めない・・。メロディラインを追う事が出来る普通の声が多少ひずむ位の声で歌えるなら、そちらに少しづつチェンジしていく事も考えた方が良いかもしれない。


HELLOWEEN【Gambling With The Devil】

第103回目のお気に入りのMUSIC DISKは、ハロウィン日本デビュー20周年、【Keeper Of The Seven Keys〜The Legacy〜(守護神伝〜新章〜)】以来となる2年ぶり12枚目のアルバム。全体にはHELLOWEENらしいというバランスのとれた捨て曲なしのアルバム。前回のより、こっちが【Keeper】でも良かったかも・・(^-^; ただ、10曲目の「Can Do It」はアルバム全体のバランスを考えると”なぜ入れたんだろう?”という不思議な曲。曲自体は決して悪い曲ではないのだが、バランスを考えると個人的にはいらないな・・(笑)11曲目から13曲目のボーナストラックの「We Unite」までがまた素晴らしいので、やはり10曲目の「Can Do It」は非常に残念な間が抜けたカラーの曲だったのが残念だ・・。ホッと一息みたいなお遊びの曲だったのだろうが、10曲目がなかったら、このアルバムは最高!という人達が多かったのではないだろうか?ただ、相変わらず録音が素晴らしいのと、ツイン・ギターや色々なリズム体が見事!メンバーの一体感を素直に感じると同時に、全ての楽器が【イイ仕事してますね〜】って感じでかなり完成度は高いです。(゚-゚)b


Protest The Hero【Fortress】

第104回目のお気に入りのMUSIC DISKは、カナダのプログレメタルバンド【プロテスト・ザ・ヒーロー】の2年ぶり2ndアルバム。ここでも取り上げた一昨年リリースされた1stアルバム【KEZIA】はまだ彼らが弱冠19歳の時に発表されたものだったのにとんでもないテクニックでぶっとんだ。2ndはさらに進化しているようにもみえるが、1st同様、何でもかんでも詰め込んで、自分達はこんなにテクはあるしアイデアも豊富だろ!という感は、前回と変わっていない。そのため、楽曲内での場面展開の落差は大きく、起伏に富んではいるが、目まぐるしく変わる曲調や激しい展開をわざと意識して作っている感があるのと、その忙しさな所にアルバム通して同じようなスピードが続くもんだから、楽曲ごとの区別がつくようになるまでにかなりの時間がかかるというか、それぞれの曲に慣れるまで金太郎飴的で区別が付かないというプログレ独特の感覚になる。結果、聴き終わってみると、アルバムの印象が【なんか、ゴチャゴチャしてる間に終わっちゃったなぁ・・】みたいな感じが大きい。前回よりメタル度は増しているが、個人的にはもう少し荒々しさがあってもいいかな・・。ただ、何度も聴いてくると色々な所が1st同様テクやら細やかな部分がなかなか楽しい。まず何度も聴く事から始めよう!(笑)期待のバンドである事だけは間違いない。(゚-゚)b


DRAGONFORCE【Ultra Beatdown】

第105回目のお気に入りのMUSIC DISKは、随分ぶりになる【DRAGONFORCE(ドラゴンフォース)】の4作目。タイトルであるウルトラ・ビートダウンは直訳で【超やっつけてやる!】だそうだ(笑)確かに、DRAGONFORCEに関しては、アルバム構成や曲の内容以前に、速さに【超やっつけられる】(笑)しかし、今回のアルバムでは、【速いだけでみんな同じに聞こえる】という聞き手側のマンネリに対してきちんと答えを出してきた。多くの楽曲にスローフレーズ&ミディアムフレーズを導入し曲全体にメリハリを出し、速いだけのワンパターン化を脱出した。(笑)でも、この方法しかないだろうな・・スラッシュバンドというのは・・(^-^; スローバラードばっかりになったら、高速ファンは間違いなくみんな逃げてゆく・・。しかし、今回のテンポの違うフレーズが入った所に、お得意の最強ブラストビートは無敵なので、ますます気持ちよい!(爆)●〜*1曲目の7分間【Heroes of Our Time】なんてバッチリやられますので、まだ聴いていないメロスピ派はぜひぜひ打ちひしがれて下さい・・(笑)しかし、待っている方はこうやって勝手な事ばかり言っていますが、ネタ的には出尽くしてきている感はあるので、今後はこの似た曲調が多くなりがちな構成をどのように変化させていくかが大きな課題だろうなぁ・・。


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