記事一覧

地下深く永遠に 〜核廃棄物10万年の危険〜

ファイル 1724-1.jpg

ゾッとした・・_| ̄|○
先日観た、NHK-BS1でやっていた2010年デンマーク
の作品で【2010年国際環境映画祭グランプリ受賞作品】
である

【地下深く永遠に 〜核廃棄物10万年の危険〜】

にだ・・。
約50分の作品なのだが、意図的か?描写として土や岩
が中心だからか?画面の色調が【寒色】中心で、人の
インタビュー以外は鮮やかな色が出てこない・・。
この不気味さが先の結論を急がせるため、思わず
見入ってしまいました・・。

原子力発電所を推進している各国が、頭を痛める
核のゴミである【高レベル廃棄物】処理問題・・。

北欧のフィンランドが世界で初めて核のゴミの
最終処分場の建設を始めている・・。その名も

【オンカロ(フィンランド語で「隠し場所」)】

作中ではエジプトのピラミッドにも例えられ、巨大な
地下墳墓のような施設・・とはいえ、別に新しい発想な
訳でもなく、安定した地層を選び、単純に地下500mの
所まで4kmもの長大なトンネルを掘り、格納施設を作り、
フィンランド国内で排出される【高レベル廃棄物】を
搬入、満杯になると予測される約100年後に、入口を
完全封鎖し埋め、その上に草木を植え、何もなかった
かのように最初の森のように戻すのだそうだ・・。
そして、廃棄物の放射能が人体に害が無いとされる
レベルにまで低下するのを待つ・・。
その間実に【10万年】・・_| ̄|○

作中、驚きなのは、出てくる学者や管理責任者、工事
関係者らの話の中に、その計画において地下500mの
所が今時点でひとまずは安全と思っている
ところだ・・。
フィンランドでは無理なのかもしれないが、すでに日本
は温泉を掘るのに2000mを掘り下げる技術を持つ・・。
地下500mなど、全く安全な域ではない事は、今の時点
ですでにハッキリしている
・・。

だが、【10万年】もつ施設なのだと胸を張る・・。
【10万年】を簡単に語り、【10万年】が大丈夫と語る
この自信はどこから来るんだ?(^-^;
たった100年そこらのために約10万年もの歳月をかけて
保管し続ける必要がある【高レベル廃棄物】の現状を
時折、笑みを浮かべながら語る恐ろしさ・・。
そしてどこの国も【高レベル廃棄物】についてというより、
核について実に【楽観的】過ぎるのだ・・。
だって、今から10万年前ってどんな時代だったのか?
Wikipediaで調べてみると、

【中期旧石器時代(30万年前〜3万年前)】

の中間あたりで、ネアンデルタール人(知らね・・(^-^;)
がいた頃で、そもそも人類による文明はまだスタートを
していなかった
らしい・・。

どんだけすごい年月なんだよ・・【10万年】・・_| ̄|○

その点については、作中でも想像のスケールが大きすぎる
ために、現在の言葉が通じるのか?わからない、さらには、
10万年の間には、各国の原子力発電により、ウラン自体が
掘り尽くされ無くなるために、そもそも早いうちから
【放射能】というものが存在しなくなる可能性もあり、
誰かがそこを掘り出せば、その時代の人たちが被害に遭う
という事で、10万年間人類がこの施設に侵入しないように
【色々な言語】や、現世で危険であるという【シンボル
マーク】を何種類も明記し警告信号を周辺に掲示して
おくのだそうだが、そもそも【人】というものが10万年後
に存在しているのか?すらわからない年月
な訳で予測も
つかない・・オカルトでもホラーでも血が飛び散る訳
でも無いのに、とてつもない悪寒と共に背筋のゾッとする
感覚に襲われる・・(-_-;)

小出裕章氏曰く【たかが電気のために・・】こんな事まで
して、なぜ100年も原発を使い続ける決断になるのか?

どれだけ人間は偉いのか?そして、この映画を観た上で
「原発はもう絶対に諦めた方がいい」と改めて確信した。
そして、住めない土地を作り、こんな年月を必要とする
大量の核廃棄物を造り出す・・なんと人間というのは
愚かなのか?悲しくなってくる・・。
こうしなければならない現状が目の前に展開しているにも
かかわらず、まだフィンランド、日本を始め、世界は
原子力発電を続けようとしている姿にだ・・。

同時に、日本の青森県六ヶ所村には

【核のゴミを考える】
https://www.hearts.jp/user-cgi-bin/diarypro/diary.cgi?no=1696


として書いているように、

【ウラン】の燃料としての使用期限は3年間
で、3年経ったら運転をやめ、【燃料棒】を
入れ替えないとならない・・。
その際に出てくる使い終わった【燃料棒】の事を、

【使用済み燃料棒】

と呼ぶ・・。
しかし、その【使用済み燃料棒】は3年経って
使用期限がきても、【崩壊熱】いう熱を放出し
続けるので【燃料プール】という循環する水の中
で常に冷やし続けなくてはいけない
訳だ・・。

その後、青森県の六ヶ所村の再処理工場へ運び、
中から、まだ使える【ウラン】と【プルトニウム】
を取り出した後、【高レベル放射性廃棄物】となる・。
で、その後、この【高レベル放射性廃棄物】は
ガラスに溶かし込み、高さ1.3m、直径40cmの
ステンレス製のキャニスターという容器に入れ
【ガラス固化体】という方式を取る・・。

さあ、ここでなぜ【ガラス】を使うのか?
それも単純な考えで、古代から見つかったガラス
の遺跡などは形を崩さずに見つかるため、ガラス
は水などの影響にも長い間変化しない・・仮に
割れても、ガラスの中から内容物が出てこないと
いう事らしい・・(^_^;)
とはいえ、この【ガラス固化体】にしても、実は
280℃もの熱を出すそうで、それを30年か〜50年
かけて地上施設で貯蔵し冷やし、その後、地下
300m〜1000mに作る地下施設で最終処分場
として隔離処分をする
・・。

仮に、運良く処分地が決定して、隔離処分できる
事になっても、

【千年後には製造直後の放射能量の約三千分の一
 になります。また、数万年後にはその元となった
 燃料の製造に必要なウラン鉱石と同程度の
 放射能量にまで減衰します。】

と、保管が1000年から数万年が必要という恐ろしい
年月がかかるだけでなく、この【ガラス固化体】・・
製造直後の放射線量は、

【その表面の位置に人間がいた場合、国際放射線防護
 委員会(ICRP)の勧告の中で100%の人が死亡する
 とされている放射線量(約7Sv(シーベルト))を
 わずか20秒弱で浴びてしまうレベル(約1500Sv/h)】

というとんでもないもの・・。

よく考えて見て欲しい・・どこの人間が、こんな
代物を永遠に保管したい市町村があるだろうか?
ある訳がない・・。
ましてや、今回、日本では絶対に起こらないと豪語
していた大事故が福島原発で起こってしまった以上、
絶対に保管したい市町村など現れる訳がない・・。
この時点で、もう【電力】うんぬんではなく、
原子力発電は【トイレのないマンション】という
事で、【破綻】しているのだ・・。

ちなみに、ガラス固化体の発生本数は、NUMOによると、
2010年12月末現在で、すでに貯蔵されている
【ガラス固化体】(1702本)は、青森県六ヶ所村の
日本原燃の高レベル放射性廃棄物貯蔵管理センター
に1455本、茨城県東海村の日本原子力研究開発機構
の再処理施設に247本それぞれ貯蔵保管されている・・。

しかし、日本ではフィンランドと違い、この
最終処分地はまだ決まっていない・・。
もっと愚かな国・・それが日本である・・。

ネットワークでつくる放射能汚染地図 ~福島原発事故から2か月~

2011年5月15日(日)、5月20日(木)とNHKで放送された
ファイル 1719-1.jpg
【ネットワークでつくる放射能汚染地図 ~福島原発事故から2か月~】

を先日、と言ってもリアルタイムで観ていたのだが、
ココに書き終える迄にちょっと時間がかかった・・(笑)
福島原発事故後の2ヶ月間を描くドキュメンタリーで、
おとなし目に始まったからのんびり展開してゆくのかな?
と思っていたら、初っぱなから驚愕の事実にぶっ飛んだ・・。

このドキュメンタリーで、中心人物である放射線衛生学を
研究する科学者の

【木村真三氏(43)】

木村氏はかつて【放射線医学総合研究所】に務め、あの
衝撃の【東海村臨界事故】の調査を手がけ、その後、
厚生労働省の研究所に移り、自主的にチェルノブイリの
調査に出掛けたという人物・・。
しかし、今回の福島原発の事故が起こると職場の幹部から
なんと【自発的な調査をしないように】と指示
が出る・・。

いやいや・・凄い事である・・調べてはいけないのである。
どれだけ隠蔽したいんだよ・・政府・・_| ̄|○

「今までチェルノブイリ、東海村臨界事故、うん、
 そういうものにずーっとかかわってきた。」

「その事故というものが起きるであろうという想定の
 もとにやってきた研究が、一切、そのフィードバック
 できない。指示がでないと動けないという窮屈感と
 いうものが、ものすごく大きくありました」

と、木村氏は辞表を出す事となる・・。
この日本において、裏では報道への圧力だけでなく、
科学者にまでも、こんな事実がまかり通っているのだ・・。
と、個人的に憤るが、これが現実なのだ・・木村氏は
自分以上に憤っている事だろう・・。

3月16日(震災から5日目)木村氏は土壌採取を始める・・。
3月12日に福島第一原発1号機で水素爆発、3月14日
福島第一原発3号機で水素爆発があった事により、実は
3月16日は大気中の放射線量が最大になった日である。
こんなにも迅速に行動するのも、かつて東海村臨界事故
の際に、初動が遅れ、半減期が短くてすぐに消えて
しまう放射性核種を補足できなかったからだそうだ・・。
こんな科学者魂の固まりのような方のお陰で我々は
【真実】を知る事ができる・・本当に感謝である・・。
さらに、京都大学原子炉実験所の今中哲二氏、広島大学
の進藤暁氏&静間清氏、長崎大学の高辻俊弘氏と、この
4人の科学者にきちんとその土壌を送り、最新の測定方法
で測定してもらう・・科学者というのはすごい・・。
自分の測定だけでなく、きちんと別々の人間達に依頼し、
きちんと裏付けも取り発表するのだ・・。
よってこうした部分からも、この番組の数値は【真実】
と位置付けて間違いはないだろう・・。

まず木村氏は原発から35キロ西にある田村市立常葉
中学校を訪ね土壌を採取する・・その土壌を分析した
結果、9種類の放射性核種が見つかる事となる・・。
中でも多いのは【ヨウ素131】・・量は1平方メートル
あたり【515万ベクレル】・・と35キロ地点でも
恐ろしい数字・・。
放射能から逃げるには本当に最初が肝心である事が
わかる・・。

その後、ドンドンと原発に近付き10キロ圏内に突入し
しばらくすると【300マイクロシーベルト/時】を
超えてガイガーカウンターが振り切れる
・・(◎_◎;
何という恐ろしさ・・_| ̄|○
だが、その場所を過ぎると、今度はメーターが
【40マイクロシーベルト/時】まで下がる・・。
そう・・【ホットスポット】というピンポントの
【高濃度放射能汚染地帯】だった事もわかるだけ
でなく、本当に風向きで被曝量が変わる事が良く
わかる・・。
さらにその先に進むと、道が分断される・・。
そこに乗り捨てられ停まっている車・・。
それを測定すると、【300マイクロシーベルト/時】
を超えてこれまたガイガーカウンターが振り切れる
・・
というその場に居続ける事により、この車のように
どんどんと放射性物質が【累積】してゆく恐ろしさ
画面越しにヒシヒシと重々しく感じる・・(◎_◎;

今度は原発から4kmの地点に戻り、【300マイクロ
シーベルト/時】を振り切っている【ホットスポット】
と思われる民家の土壌を採取・・その土壌を分析。
すると、1平方メートルあたり【1億6600万ベクレル】の
【ヨウ素131】、【2120万ベクレル】の【セシウム134、
137】を検出
する・・なんというとんでもない恐ろしい
数値なんだ・・【億ベクレル】って何だよ・・_| ̄|○

こうして【セシウム】を中心に調べてゆくと、同じ
20〜30キロ地帯でも、いわき市の末読町と葛尾村では
15倍の開きがあるという放射能汚染には放射性物質が
風向きや、風に乗ったが山などにぶつかり、雨や雪に
含まれ降下し【ホットスポット】が点状に生じ濃淡が
あるという経緯、100メートルの違いで汚染度が大きく
変化をする事などを番組全体で説明していた。

避難する人々、競争馬を育て故郷に残る人々、放射能
汚染被害により途方に暮れる農家の人々、小学校の
汚染土の現状、文科省と原子力安全委員会の食い違い
による混乱と苦悩・・。

福島の2ヶ月間から伝わるこんなほんの一部の【真実】
からだけでも、背筋が凍る放射能汚染の【真実】の
凄まじいまでの恐ろしさ・・そして【原子力発電】を
絶対にやめなくてはいけない・・と改めて再確認する

秀逸な作品だった・・。

この続編【続報 放射能汚染地図】は、NHK教育で
6月5日(日)22時〜放送です!見逃すな!(゚-゚)b

さあ、食物汚染による内部被曝が始まる・・。

さあ、放射能の本当の恐怖が始まろうとしている・・。

先日、茨城県知事が厚生労働省に出向き【野菜の規制値
を緩和するように】という要望書を提出した案件があった。
------------------------------------------
農産物の暫定基準値、緩和要請 茨城知事が厚労相に(2011.3.25 産経新聞)
 暫定基準値を超える放射性物質が検出された農産品に対する出荷制限について、茨城県の橋本昌知事は25日、細川律夫厚生労働相に、基準値を緩和するよう求める要望書を提出した。野菜の暫定基準値は放射性ヨウ素で1キログラム当たり2000ベクレル。茨城県産のホウレンソウやパセリなどが出荷制限の対象となっている。
------------------------------------------
【気持ちはわかる】・・だって農家や酪農家には生活が
あるからね・・。
今度も、それと同じく残念なニュースが報道された・・(-_-;)
------------------------------------------
福島第1原発:厚労省の「荒茶」検査要請 静岡知事が拒否(2011年5月18日 毎日新聞)
 厚生労働省が茶の産地自治体に生茶葉を乾燥させた後の「荒茶」の放射能検査を求めた問題で、静岡県の川勝平太知事は18日、「(検査は)生茶葉と飲用茶で十分」と述べ、要請に応じない意向を表明した。
 乾燥後の荒茶は放射性物質が濃縮され、生茶葉の検査で問題のなかった茶でも規制値を超える恐れがある。この問題では、荒茶の規制値を緩やかに考える農林水産省と一律の規制値を主張する厚労省が対立しており、川勝知事は、「消費者を混乱させると、政府への不信も高まりかねない」と国の対応を批判した。
------------------------------------------
荒茶:検査要請 産地続々拒否へ(2011年5月20日 毎日新聞)
 厚生労働省が、生茶葉を乾燥させた「荒茶」の放射能検査を東日本の14都県に求めた問題で、神奈川、埼玉、栃木の3県は19日までに、検査をしない方針を決めた。静岡県の川勝平太知事も18日、検査要請に応じないと表明しており、産地自治体の反発が広がっている。
 荒茶は生茶葉に比べ放射性セシウムは5倍以上に濃縮されるが、厚労省は生茶葉、荒茶とも1キロ当たり500ベクレルと同じ暫定規制値を設定している。「足柄茶」の産地である神奈川県は「今の規制のままでは、生茶葉で規制値を下回っても、加工段階の荒茶では上回るという矛盾が生じる。湯に溶けだすセシウムは生茶葉の数十分の1で、飲む状態に合わせた規制値に改定すべきだ」と指摘、新たな規制値が示されるまで荒茶の検査は実施しない意向だ。「狭山茶」で知られる埼玉県も「現在の荒茶の規制では茶の産地は壊滅する」としている。
 「奥久慈茶」などで知られる茨城県は最終方針を決めていないが、19日時点で検査に応じていない。
------------------------------------------
これも【気持ちはわかる】・・。

でも、放射性物質が検出されたらお茶が売れなくなるから
【安全】を補償するのはやめよう・・とした時点で、静岡
のお茶は汚染されているという事が証明されてしまった
し、
問題のない茶葉すらも、消費者から購入選択肢から外される
事になってしまう
だろう・・。

しかし、本当に怖いのは、自分たちが気付かない所で、
このままじゃ、日本の食卓から色々なモノが消えてしまう
という事で、基準値を緩め、今まで【危険】だった食物が、
ある時を境に、今までは【汚染】されているために出荷
されていなかった食物だったのに【安全】な食物に
変わってしまう
という事・・_| ̄|○

さらに最悪なのが、今回のお茶のように生産者が

【検査を拒否】

する事により、汚染された【危険】なお茶が【安全】な
お茶に紛れて出回る事により、我々がガイガーカウンター
でも持って買い物に行かない限り、汚染された食物なのか?
汚染されていない食物なのか?がわからなくなってしまう
という状況に今は進もうとしている・・。
口を揃えて、二言目には【風評被害】と言うが、もう日本
においては【風評被害】ではなく、残念だが【完全な汚染】
による【実害】なのである・・目を覚まして欲しい
・・。
大人達が正しい判断をしないと、福島のように、汚染された
野菜を市場で売れないから給食に使おう!だとか、

【誰を守りたいのか?】

というベクトルが、狂った方向を向き始める・・。
そして、本当に哀しいのが、放射性物質の量がどの位か?
という事以前に、最も人間にとって重要なものである【食品】
を扱う人間達が、人として国民を騙して被曝させてまでも、
自分達の立場や利益を守る判断を【安全】よりも最優先
した事
である・・_| ̄|○

重要な本当の事が何ひとつ報道されていなかった【後編】

【前編】からの続きぃぃぃ〜!

中村氏の会見で、福島の子供達を避難させる事ができた
ならば・・何人もの福島の子供達が救われたのに、福島の
人達は主に3人の人間に騙される事となる・・_| ̄|○

まずは、
----------------------------------------------------
ファイル 1716-1.jpg
----------------------------------------------------
【福島市政たより〜東北地方太平洋沖地震・特集号〜】

という4ページになるもので【福島市長・瀬戸孝則】氏の
責任の下、県放射線健康リスク管理アドバイザーで医学博士
で長崎大学教授である高村昇氏と県放射線健康リスク管理
アドバイザーで医学博士で長崎大学大学院医歯薬学総合
研究科長で世界保健機構(WHO)緊急被ばく医療協力
センター長を務める山下俊一氏2人による3月21日の講演で
高村氏が、福島原発事故の放射線リスクについて
----------------------------------------------------
ファイル 1716-2.jpg
----------------------------------------------------
【チェルノブイリと違い健康リスクは全くない 】

と、福島の人達を騙し、そこに拍車をかけ、山下氏はこの
時点の福島を
----------------------------------------------------
ファイル 1716-3.jpg
----------------------------------------------------
【よく「最悪のシナリオ」と言われますが、それでも屋内退避
 の区域を広げないのは、現状が危険ではないからです】

と、ダブルで福島の人達を騙し、奈落の底へ突き落とす・・。
なんという罪深さ・・_| ̄|○

後日、細野剛志総理補佐官は

【3月15日にメルトダウンをしていたが発表する気分には
 なれなかった・・(4月16日の田原総一郎のBS番組の
 <激論クロスファイア>で告白)】

と、なんと自分の気分が【メルトダウン】を発表する気分では
なかったが、国民に【安全です!】というウソを言い続ける事
は気分がノリノリだったようで、政府は国民に【安全です】

全ての報道機関を駆使し、ウソの報道をしまくった・・_| ̄|○

本当ならこうした人達が、【最悪のシナリオ】を真っ先に
想定し、放射能は最初が肝心なので、今はオーバーだと
笑われても、とにかく福島県から逃げるように、被ばくを
少しでも避けるようにという要旨の話をし、混乱無く脱出
させる事を模索するべきだった
ものを、こうした御用学者
で福島の人間を騙し、テレビや大新聞を使い、政府までもが
【安全】と大発表し、トリプルで福島の人達を騙し、子供達
を今後物心ついた時に、ガンや白血病などで地獄の底へ
突き落とす・・あとで賠償したとしても償いきれない罪深さ
である・・。

挙げ句の果てに、海水注入問題も、なんと現場の判断で
続けられていたという驚きを超え、呆れてしまう東京電力の
会見・・所長だけでなく、現場の作業員でさえ全員知って
いた事を、全く調べもせずに机の上だけ判断で、今まで我々
にウソを堂々と発表していた
・・という、どこまで国民を
愚弄すればよいのか?という責任の無さ・・凸(-""-)
しかも、震災の事をしっかり話し合わなければいけなかった
【衆議院東日本大震災復興特別委員会】が、こんなウソの
ために、月曜日、火曜日と空転した事になる・・。
1日3億円近くかかる国会費用・・6億円弱も無駄にした事に
なるだけでなく、被災処理が2日遅れる事になるという
とんでもない出来事・・。

原子力の問題は、

【こんな人間達が原子力発電を推進している】
【こんな人間達が放射能を大人の都合だけで語る】

から、信用できないのだ・・そして、信用できない人間達が
やっているからこそ、やめなくてはいけないのだ・・_| ̄|○

そんな中、フランスのG8に参加している菅首相・・。
冒頭の挨拶で、

【放射能物質のレベルは減少しており人体には全く危険は
 ありません】

などと、これまた世界に向かって大ウソをついた・・。
何でそんな事言うんだろうな?福島原発はまだ冷温停止も
していないのに・・そして、もしそれが本当なら、首相官邸
&菅首相のご自宅を一時的にでも福島に移してみなさいよ・・
できないくせに。。。_| ̄|○

重要な本当の事が何ひとつ報道されていなかった【前編】

------------------------------------------
格納容器本体も損傷か…地震後24時間内で(2011年5月24日 読売新聞)
 東京電力は、福島第一原子力発電所の炉心溶融(メルトダウン)について詳しいデータ解析を行い、1〜3号機では、圧力容器だけではなく、その外側を覆う鋼鉄製の格納容器も、地震後24時間以内に損傷していた可能性があることが分かった。
 解析結果の報告書は23日に経済産業省原子力安全・保安院に提出された。
 報告書によると、東電が原子炉の運転データに基づいて地震後の圧力などの状況を詳しく計算したところ、1号機では、緊急冷却用の「非常用復水器」が十分に働かず、炉心溶融の進行によって、地震後15時間で圧力容器の底部が破損。炉心溶融に伴って格納容器の温度も上がり、同18時間で設計温度の138度を大幅に上回る約300度に達した。温度はその後も上がり続けたと推定される。
 格納容器は、運転時に300度近い高温と70気圧もの高圧にさらされる圧力容器と異なり、設計上の温度・圧力条件が低く設定されている。300度を超す高温では、格納容器で配管や機器の貫通部を密閉しているゴムや金属が耐えられずに劣化してしまい、放射性物質を含んだ蒸気が漏れ出したとみられる。
------------------------------------------
3号機、地震60時間後にメルトダウン(2011年5月24日 中日新聞)
 福島第1原発の事故で、東京電力は24日、東日本大地震直後の2、3号機の炉心状況の分析結果を発表した。地震発生から、2号機は101時間後、3号機は60時間後にそれぞれメルトダウン(炉心溶融)した可能性が高いことを明らかにした。今回の地震で1〜3号機でメルトダウンしたことになる。2、3号機の炉心の現状は「1号機と同様、注水による冷却が継続され、大規模な放射性物質を放出する状態ではない」としている。
 東電は、地震直後の原発のデータを分析してまとめた報告書を23日夜、経済産業省原子力安全・保安院に提出した。
 分析は、3月11日の地震発生後、原子炉内の水位が一定量維持されたことを示す水位計の値が信用できる場合と、冷却水の水位が低下した場合に分けて実施。東電は水位低下のケースが現状に近いとの見方を示した。
 2号機は、いずれのケースでも同14日午後8時ごろから炉心の燃料の損傷が始まった。水位低下の場合、101時間後の同15日午後8時ごろに大部分の燃料が溶け落ちた。水位維持の場合は半分程度の燃料が圧力容器下部に落下した。
 3号機は同13日午前2時40分ごろに炉心上部への注水が停止した後、午前9時ごろから燃料の損傷が始まった。水位低下の場合、地震後60時間の同14日午前3時ごろにメルトダウンになった。水位維持の場合、大部分の燃料は損傷したものの炉心にとどまっている。
 東電は15日に1号機のメルトダウンを公表済み。報告書ではメルトダウンの時間について、これまでの地震後「16時間」から「15時間」に修正した。
 1号機は非常時に原子炉を冷やす復水器が地震発生直後から3時間、停止したことが既に分かっている。報告書では「炉が冷却され、圧力が急低下したためマニュアルに従って手動停止した」として、地震の影響を否定。「地震発生から津波襲来までは、主要機器の損傷はなく、非常用電源も確保されており、原子炉の冷却機能は維持されていた」と結論付けた。
------------------------------------------
福島第1原発:1号機と2号機の格納容器に穴の可能性(2011年5月25日 毎日新聞)
 東京電力が24日公表した福島第1原発2、3号機で炉心溶融があったとする報告書の中で、1号機は原子炉圧力容器の外側にある格納容器に直径7センチ相当の穴、2号機では格納容器に直径10センチ相当の複数の穴が開いている可能性が初めて示された。
 東電は炉心溶融による2、3号機の圧力容器の損傷について「限定的」としているが、高濃度の汚染水がタービン建屋に漏れ出すなど、圧力容器やその外側の格納容器の健全性は元々疑問視されていた。
 東日本大震災から2カ月半。対応に問題はなかったのか。事故収束に向けた工程表の履行も危ぶまれる。
------------------------------------------
ここ数日、相当にヤバイ状況である出来事が、まるで
空気が流れるかのようにサラ〜っと発表されている
・・。
【慣れ】とは本当に恐ろしい・・(-_-;)
同時に、その【慣れ】に、ここぞとばかり便乗を
するかのように東京電力も政府もウソを小出しに
して何事も無かったかのような当然の顔をする・・。
こうして2ヶ月が過ぎてみて、色々な東京電力と
政府のウソがわかるにつれハッキリと言える事は、
今までの2ヶ月半の間の重要な事柄に関しての情報
は何ひとつとして正しいモノが流れていなかった
・・
という事・・。

今になって、各メディアが「早いうちに、メルトダウン
を指摘していた人がいたにもかかわらず・・」などと、
まるで自分たちは正常に報道していたかのようだが、
御用学者を使っては【安全です】を繰り返し報道を
していたクセに、何言っていやがる・・凸(-""-)

このブログでは、これまで色々な事を指摘してはいたが、
現在、2号機と3号機のメルトダウンを超え、今度は
【メルトダウン】より響きが優しい新しい単語

【メルトスルー】

なんて言葉が登場して来た・・。
自分も今まで知らなかったよ・・【メルトスルー】
なんて言葉がある事を・・(-_-;)(笑)

5月13日のブログ【いつまで騙され続けるのか?・・_| ̄|○
【前編】】
にも書いたが、政府は政府で、東大工学部出身の
技術キャリアであった保安院・中村幸一郎審議官が震災翌日の
3月12日の会見で、検出された放射性物質から、

【(1号機の)炉心の中の燃料が溶けているとみてよい】

と正しい認識で炉心溶融の可能性に言及した。
しかし、菅首相と枝野官房長官は、

【国民に不安を与えた】

と、中村氏を会見の担当から外すように経産省に指示した・・。
もう【人殺し内閣】と言うべき程の人災である・・。
何度も書くが、残念なのは、こんな状態だったのに福島では
子供を全く避難させなかった事だ・・。
この段階で福島の子供達を避難させる事ができたならば・・
何人もの福島の子供達が救われたのか・・と本当に
悔やまれる・・_| ̄|○

しかし、福島の人達は主に3人の人間に騙される事となる・・。

【後編】に続くぅぅぅ〜!

結局はアメリカの言うがままかよ・・_| ̄|○

個人的に、よくやった!と思っていた浜岡原発の全面停止!
でも、やっぱりその経緯は【原発問題は秘密裏に・・】と
いう【菅内閣】を象徴するものであった。

先日、菅首相は

【浜岡原発の全面停止!】

を要請宣言した。
表向きの理由は、活断層が真下を走り、東海大地震の震源地
の中心に位置し、その地震が30年内に87%の確率で起こる
可能性があるため!という理由・・。

しかし、そこには続きがあった・・。

5月8日の【サンデー・スクランブル】に登場していた
青山繁晴氏と岸博幸氏によると、浜岡原発が上記の確率
の元、東海大地震が起こり、今回の福島原発のような、
もしもの事が起こった場合、アメリカ軍の

【横須賀基地】

が使えなくなってしまうため、4月になってから、アメリカ
が浜岡原発の停止を要請、日本国民の事を考えてではなく、
【アメリカの要請】で菅総理が浜岡原発の停止を決定した・・
という要旨で報じた・・(-_-;)
【アメリカの要請】では中部電力も断る訳にはいかないから、
素直に停止するしか道はない・・。

さらに、ぶっ飛んだのが、【みのもんたの朝ズバッ!】。
普通の事件と変わらない扱いで、平田オリザ内閣官房参与が、

【放射能汚染水を海に放出したのは米国の強い要求があったから】

と発言したのを報道・・ビックリした・・(◎_◎;
でも【アメリカの要請】という事なら、これで当時、

【東電が申請して20分で、政府決断された】

というとんでもないスピード決断の辻褄が合う・・。
さらに、放出後すぐにアメリカ海軍が福島沖の海水の放射能
汚染度を計測に来たのまで見事な程に辻褄が合う・・。

しかし、こうした重大な選択が国民のための決断ではなく、
【アメリカの要請】というのだから悲しくなる・・。

4月16日の田原総一郎の【激論クロスファイア】で細野剛志
総理補佐官が

【3月15日にメルトダウンをしていたが発表する気分には
 なれなかった】

と発言しているように、メルトダウンの事実についても、
国民に【安全です】と【菅内閣】は、結果、現状とは全く違う
情報を流し続けた・・。
しかし、こうした事からハッキリしてしまった事は、重要な
決断をしなくてはいけない時に全てにおいて【菅内閣】は

【結果、事実を語らない】

という事が露呈しまくっている・・。
でも、その結果、犠牲になるのは全て国民という結果論・・。
それでも少しは【菅内閣】を信じてみたいのだが・・(-_-;)

いつまで騙され続けるのか?・・_| ̄|○【後編】

【前半】からの続きぃぃぃ〜

さらに校庭を20ミリシーベルトまで大丈夫にし、
とんでもないのが【放射線健康リスク管理アドバイザー】
という肩書きで、福島で「安全!」を連呼する極悪教授

【長崎大医歯薬学総合研究科・山下俊一教授】

福島県民を騙し続けるこいつが本当に罪深い・・。
池田香代子氏のブログにこの極悪山下俊一教授の驚きの
【放射線健康リスク管理アドバイス】が記載されていた。
以下の通りだ。
--------------------------------
 「今は非常事態なのです。みなさんの暮らしているところには放射性物質が降りそそぎました。みなさんの町は汚染されています。でも、みなさんはここにこれからもずっと住み続けるしかありません。ほかに選択肢はないのです。逃げられないのなら、ここで道を切り開いていくしかありません。
 私は福島県から、放射線健康リスク管理アドバイザーに任命されました。みなさんが放射線とどのようにつきあっていけばいいかを助言するのが役目です。結論を言うと、どうぞ安心して、安全だと思って日常生活を送ってください。10マイクロシーベルト時なら布団を干してもだいじょうぶです。お子さんを砂場で遊ばせてください。私の孫も遊ばせろとおっしゃるなら、それでみなさんが信じてくださるなら、おやすいご用です。マスクも必要ありません。あんなものは気休めです。
 なぜなら、国が年20ミリシーベルトと基準を定めたからです。私には、日本国民として、国の指針に従う義務があります。みなさんにもあります。私は、個人的には100ミリシーベルトでもだいじょうぶだと思っています。なぜなら、それ以下の被曝の発ガンリスクは、科学的には証明されていないからです。でも、国は年20ミリシーベルトと決めました。ですから、 100ミリシーベルトでも安全だなどと言うと、私は文科省から指導を受けることになるでしょうが、甘んじて受けるつもりです。
 放射能汚染地区に住み続けなければならないのは、みなさんだけではありません。広島でも長崎でもそうでした。私の親も長崎で汚染された水を飲み、戦後復興に尽力したのです。チェルノブイリでも、550万人がそういう状況で生活しています。チェルノブイリでは、原発事故の影響だとはっきりと証明できているのは、ヨウ素による子どもの甲状腺ガンだけです。ほかの病気の原発事故との因果関係は、証明されていないのです。
 みなさんは、将来子どもの体に影響が出るのではないか、と心配しています。けれど、将来のことは誰にも分かりません。神のみぞ知るなのですから、今イエスかノーか答えよ、と私に言われても困ります。子どもは安全だということに私の首を賭けろと言うなら賭けます。もっとも、安全かどうかわかる頃には、私は死んでいますけれど
 健康への影響をつきとめるには、膨大な数の疫学調査がいります。病気が放射線のせいかどうかを調査するには、みなさん福島県民全員の何十年にもわたる協力が必要なのです。6日に、私はこちらの県立医科大学の入学式で記念講演をしますが、「この大学で学ぶ君たちは、放射線について世界一の学識を身につけ、医療の現場で実践してほしい」という話をしようと思っています。
 土壌への累積についてですが、たしかに文科省は過去の積算を出していません。けれど、3月12日から月末までのデータもそのうち出ると思います。それを踏まえて、20ミリシーベルトが安全か安全でないかが議論され、いずれ教育委員会や県、国が回答すると思いますので、それまでしばらくの間お待ちいただきたいと思います。
 とにかく、国民には国の指針に従う義務があります。みなさんにおかれては、不安を持って将来を悲観するのではなく、安心してここで今までどおり生活していただきたい。私がここに来たのは、みなさんやみなさんの子どもたちが安全かどうかをお伝えするためではありません。そうではなく、国民の義務として国の方針に従って安心すべきである、ということをお話しするのが、私の目的なのです」(拍手)
https://www.youtube.com/v/ZlypvPRl6AY
--------------------------------
そして、5月10日の【とくダネ】で福島県の現状が
報道されていたが、この教授のアドバイスが、広報誌、
学校からの配布物の基準になって「安全宣言」を
しているために、福島県民は子供を平気で遊ばせて
しまっている映像・・_| ̄|○
しかも、この山下俊一教授、【とくダネ】の取材で、
--------------------------------
山下俊一教授の「20msv安全とは言い切れない」との部分に【とくダネ】スタッフが、「じゃあ福島の人は耐えろということですか?」の問いに、山下俊一教授「耐えないと避難しないといけませんね。どこに避難させますか?」
--------------------------------
もう、池田氏おっしゃる通り、

【非常時における国民の受忍義務】

を福島県民は自分たちの払った税金で、この教授を
雇い、【安全かどうかわかる頃には、私は死んで
いますけれど】
などと発言するこんな狂った教授の
話で洗脳されるとは本当に残念である・・。
福島県の子供達はこの教授といい、校庭の基準といい、
大人達が今回の子供達の放射能による影響のデータが
欲しいが為に人体実験でもしようとしているのか?
とさえ勘ぐってしまう・・。
犠牲はやはり子供達なのである・・。

そんな中、5月14日に、またとんでもないニュースが
飛び込んできた・・。
--------------------------------
2、3号機もメルトダウンの可能性…東電認める
 東京電力は14日の記者会見で、2、3号機の原子炉について「最悪の場合、1号機と同様のケースが想定できる」と説明し、核燃料全体の溶融(メルトダウン)の可能性を初めて認めた。
 1号機では、11日に水位計を調整した結果、炉内の水位が低く、燃料が冷却水から露出して溶けたことが確実となった。2、3号機の水位計はまだ調整していないが、1号機と同じ仕組みのうえ、もともと1号機より低い水位を示している。
 東電は4月末、燃料の損傷率を、1号機で55%、2号機35%、3号機30%と試算していた。(2011年5月14日 読売新聞)
--------------------------------
1号機だけでなく2号機も3号機も【メルトダウン】の
可能性をこのように東電が認めたが、そもそも、一番
軽傷だった1号機が【メルトダウン】してるんだから、
それより損傷が激しく、今だ手のつけられない2号機、
3号機がしていない訳がない
・・。

【人類史上最悪の原発事故】

確定である・・((((;゚Д゚)))))ブルブル

さらに、福島第一原子力発電所1号機の原子炉建屋内部で、
一時間あたり2000ミリシーベルトというこれまでで
最も高い放射線量を計測したこともわかった・・という
もう、絶望的な放射線量・・_| ̄|○
って・・政府は何をしているんだ?早く子供達だけでも
避難させろよ!でも、この期に及んで政府が何もしない
という事は、福島の子供達は完全に人体実験の可能性が
大・・なんと可哀想なんだ・・子供達・・_l ̄l●lll ガクリ

いつまで騙され続けるのか?・・_| ̄|○【前編】

当初から、反原発派がこぞって口にしていた

【メルトダウン(炉心溶融)】

の可能性が大であるという事・・。
そうは言うものの、個人的にはこればかりは
間違いであって欲しいと思っていた・・(-_-;)

東京電力の5月12日の会見によると、核燃料棒が
溶けて元の形状を保っておらず(圧力容器)底に
溜まってる状態という70%融けたとか45%融けた
とかでなく、核燃料が過熱して容器底部に落下し、
直径数センチ程度の穴に相当する損傷部から水が
漏れて、完全に【メルトダウン】していると発表
したが、【メルトダウン】なんて事は、多少、
原子力を知っていれば、冷却システムが機能を
しなくなったら数時間以内に発生する事ですから、
甘く見ても冷却システムが機能しなくなったという
発表から1日経った時点で、99%確定していた事・・。
さらに【メルトダウン】し、融けた燃料棒が圧力容器
の底を溶かしているであろう事は、燃料を覆っている
金属であるジルコニウムが排水から検出された時点で、
これまた確定している・・。

比較的、安定していたと思われていた福島原発1号機
がこのように【メルトダウン】・・という事は、
これは水素爆発とは思えないような状態で鉄骨が
グニャっとしていて、個人的に恐らく一番ひどい状態
と思っている3号機の状態を今後発表する際に国民が
驚かないようにするための伏線ではないか?と勘ぐる。

1号機がこの状態では、すでに3月12~14日に計13回
福島原発正門付近で【中性子線】が検出されたのだが、
それは3号機から出ている可能性が示唆されている事
も含めて、まず間違いなく3号機も【メルトダウン】
しているだろう・・しかも5月11日には、3号機から
高濃度汚染水流出・・圧力容器温度が大幅上昇・・。
でも3号機は【ウラン+プルトニウム】の【MOX燃料】
を使っているプルサーマル方式である原子炉・・。
1号機とは内容も、放出される放射性物質のレベルも
次元が全く違う・・もう完全に海に地球上でもっとも
毒性の強い物質である【プルトニウム】が流れている
事は確定・・_| ̄|○

そんな仮説の元、今朝、呆れるニュースが飛び込んで来た。
---------------------------------------
高い放射線量、東電公表せず 3号機、水素爆発前に把握
 福島第一原発の事故をめぐり、東京電力が、3月14日に水素爆発を起こした3号機の原子炉建屋について、その前日から高い放射線量のデータを把握していたにもかかわらず、公表していなかったことが分かった。東電の内部資料で判明した。原子力の専門家らは「作業員や国民の情報共有のため、具体的な数値をいち早く明らかにすべきだった」と指摘している。
 東電の内部資料によると、3号機については、13日から、原子炉建屋内の高い放射線量のデータや水素が増えている可能性について記述があった。「二重扉内側300mSv/h(ミリシーベルト毎時)」(13日午後1時17分)、「水素がたまっている可能性が高い(1号機と同様)」(13日午後2時7分)、「二重扉北側300mSv/h以上(中は白いもやもや状態)、南側100mSv/h」(13日午後2時31分)などだ。毎時300ミリシーベルトは、福島第一原発の作業員に限って認められる年間の上限線量250ミリシーベルトと比べても非常に高い数値だが、東電はこれらのデータについて未公表だ。
(朝日新聞 5月13日)
---------------------------------------
こんな隠蔽体質の会社がやっている事をまだ信じろと
言うんですかね?(-_-;)
もう、第三者機関を入れるべきでしょう?
今回の1号機の水がないのも、燃料棒が溶け落ちている
のも必殺【想定外】・・。
常に最悪の事態を想定しているんじゃないのかよ?

とはいえ、先日の「朝まで生テレビ」で、原子力の世界
でも超推進派であり、日本原子力技術協会の最高顧問
である

【石川迪夫氏】

が、冒頭で、

【政府の発表は間違い。燃料棒は全部溶け落ちて
 しまっていると思う】
【どうすればいいか誰も分からない】

と発言して世間にきちんと発言されていた事は
せめてもの救いだ・・。

それにしても、【メルトダウンなど100%ありえない!】
と断言していた原子力推進派のポチ専門家達はこれを
どう説明するんだ?今こそ、テレビに出てこい!

残念なのは、こんな状態だったのに福島では子供を
全く避難させなかった事だ・・。
その大切な機会はきちんとあった・・東大工学部出身
の技術キャリアであった中村審議官が、震災翌日の
会見で、検出された放射性物質から、

【(1号機の)炉心の中の燃料が溶けているとみてよい】

と正しい認識で炉心溶融の可能性に言及した。
しかし、菅首相と枝野官房長官は、

【国民に不安を与えた】

と、中村氏を会見の担当から外すように経産省に
指示した
・・もう【人殺し内閣】と言うべき
程の人災である・・。
あの段階で福島の子供達を避難させる事ができた
ならば・・と本当に悔やまれる・・_| ̄|○

【後編】に続くぅぅぅ〜

どうすればいいか誰も分からない・・って何だよ・・_| ̄|○

時間が無くて、録画はされていたが、なかなか観られ
なかった4/30深夜の【朝まで生テレビ(テレビ朝日)】。
テーマは前回と同じような原発と東北復興だった訳だが、
前回は、原子力関係でもない人間達の論議で無駄な
3時間だったのだが、今回はなかなか凄かった・・。
何が凄いって、23年前にもこの番組に登場し、強烈な
インパクトを与えた原子力の世界でも超推進派であり、
日本原子力技術協会の最高顧問である

【石川迪夫氏】

が、冒頭で、

【政府の発表は間違い。燃料棒は全部溶け落ちて
 しまっていると思う】
【どうすればいいか誰も分からない】

と発言、ぶっ飛んだ・・Σ( ̄ロ ̄lll)
震災で福島原発が放射能をまき散らしてから50日も
経っているのに、なんと、原子炉の中で何が起きて
いるのか?は【誰にも】わからず、全て【推測の域】
なんだ!という事を、超推進派の立場である日本
原子力技術協会最高顧問が明言した
のである・・_| ̄|○

いやいや・・まあ、ある程度やっている事をみれば、
個人的にもそれなりの想像はしていたが【明言】には
ビックリした・・。
石川氏は、どうせ「安全!安全!」的な発言を繰り返す
のであろう・・と思ってたら、意外にも上記のような
【悲観】した発言、正直驚いた・・(^-^;

やはり反原発の人間の言っていた通り、当初から
【炉心溶融】は起こしており、恐らく燃料棒も直角に
存在などしておらず、炉心の下にすでに融けてしまって
いるのだろう・・。
さらに、広瀬氏が指摘していた通り、この事故は電源が
戻れば大丈夫だった事故であった事も、石川氏の

【蒸気タービンが8時間動いていたので、その間に
 電気を引けばよかったのだ】

という発言で裏付けられた・・電源を復旧させずに
海水をかけた【人災】である事もハッキリした。

とはいえ、やはり「安全!安全!」的な発言は随所に
見え隠れはしおており、

【(福島で)20ミリシーベルトぐらいで避難させて
 いるのはおかしい。100ミリシーベルトまで安全
 なんだから帰らせたらいい】
【原発の作業員だって250ミリシーベルトまで大丈夫
 なんだから】

そんなに安全なのなら、貴方がそこに孫をも連れて
一族で引っ越してきて、ぜひ住んで下さいよ・・(-_-;)

そして、今住んでいるきっと素敵であろう家を被災者
に差し上げて下さいな・・。

さらに、浜岡原発はどうするべきか?については、

【浜岡原発はやめる必要はない。(地震に対して)
 強度はしっかりしている。マグニチュード9でも
 福島はもった。浜岡でも心配する事はない。
 津波は、電源さえきちんとしておけば大丈夫】

の主旨で発言・・挙げ句の果てには、

【例えばあの付近の海を(汚染など無視し)自由に
 使えるようにし、思い切った事故の処理を行わ
 なければ解決できない】

・・ってどんだけあんたらはエライんだよ?
まわりの海が日本だけのモノだなんて驕りの精神以外
の何ものでもない・・(-_-;)

上記の発言を、まるでカイジに出てくる【利根川】
を彷彿させる雰囲気であざ笑うかのような笑顔で
話すこのオーラというか威圧感は本当に凄い迫力
である・・(^-^;
確かに、この威圧感で発言されたら、原子力村で
反対意見を唱える事などできない=イエスマンしか
いなくなるという構図
が安易にわかる・・。

でも、ハッキリ言える事は、安全であると連呼して
きた原子力推進の人間達にも、現在の福島原発の
現状において【どうすればいいか誰も分からない】
のである・・。
そう、日本はなんと福島原発において、どうすれば
良いのかわからない【大博打】をしているのだ・・。
もうメチャクチャである・・_l ̄l●lll ガクリ

原子力推進の人間達が何もわかっていないのは、
反原発の人間達が怖がっているのはココで、
いざとなったら、こうして人間が手の出せない
制御不能な状況下に陥ってしまう発電方法なのだ
という事なのである・・少なくとも火力発電では
こんな状況には絶対に陥らないのだ・・。
そして、このように安全を連呼する原子力推進の
人間達が信用できないのである・・。

そんな中、5月6日に菅首相が

【浜岡原発のすべての原子炉の停止】

を表明した・・。
首相になって初めてまともな事をしたな・・(笑)
これは本当に実現出来たならば評価したいが、菅首相の
事だから、また、後から

【個人的な思いだった】

とか言いかねない恐れがあるので、まだ諸手挙げては
喜ばないでおく・・(笑)

大人の勝手な都合で犠牲になるのは子供ばかり【後編】

【前編】からの続きぃぃぃ〜

しかもマスコミは、この【年間20ミリシーベルト】本質
をやはり伝えない・・。

実際【年間20ミリシーベルト】というのは、そもそも

【職業的に放射線を浴びる人】

の基準なのである・・。
武田邦彦氏によると、職業的に放射線を浴びる人というのは、

1)成人男性であること
2)自分の意思で職業に就いているので、放射線で被曝する
  のが嫌だったらその職業やめればいいからであること
3)被曝量を測定すること
4)白血球の減少(白血病ではない)等の健康診断を定期的
  に受けること

の条件がついていると明記しているとした上で

【子供は3倍ぐらい感度が高い】

と指摘する・・感度の高さは武田氏の個人的意見としても、
その前に挙げている4つの項目は、すでに福島の件以前に
決められている事であり、なぜこうした事を報道しないのか?
この4つの条件を読んだだけでも、小佐古氏が正しい事は
明白で、子供に関しては、直ちにその値を下げなくては
いけない事もハッキリする・・。

また、チェルノブイリ原発事故後のウクライナ地域では
【年間5ミリシーベルト】以上の地域を法律で居住禁止
地区に指定している
・・さらに日本でも通常時であっても
【年間5ミリシーベルト(おおよそ)】である場所は

【管理区域】

に指定される・・我々が病院に行くと、レントゲン室に
放射線のマークが貼ってあるが、それが【管理区域】で
ある・・その【管理区域】の4倍の被曝を福島の子供達
には許す
というのだ・・。
どれだけ恐ろしい値なのか?がおわかりだろう・・。

さらに、違う側面からみてみよう。
労働基準法で18歳以下は【管理区域】で働く事は許され
ない
・・しかし、子供達が遊んだり授業を受ける学校の
校庭は【年間20ミリシーベルト】を許すという・・
ここをみても、許させる数値ではないのだ・・。

さらに、4月1日に
-----------------------------------------
 福島第一原子力発電所の事故で、基準値を超える放射線量が校庭から検出された福島・郡山市の学校が、独自の判断で校庭の表面の土を削っていることについて、枝野官房長官は1日午後、「文科省の指針に基づけば、除去する必要はない」との見解を示した。
-----------------------------------------
ならば、除去して官邸に撒けばいいし、民主党議員の自宅、
東京電力の各社員、家族の実家にすすんで引き取って
頂きたい・・また、枝野官房長官には、奥さんと子供を
連れて、ぜひ福島に住んで頂き、子供を校庭が汚染された
学校に通わせて頂きたい・・。

こんな状態の福島の学校・・子供を校庭で遊ばせるとか部活を
させるとかいうレベルじゃなくて、今すぐに子供達を全員避難
させるレベル
なのに、そこから避難させないばかりに、Twitter
で見つけた現場の親御さんの声・・。

○郡山の学校では、中高生が部活等するのに対して、親御さん
 や子供に「何があっても責任追求致しません」とサインを
 させられている・・。

○娘のソフトボール部の保護者会・・内容は放射線の高い
 グランドで、3時間活動する説明会・・娘さんに泣いて
 反対意見を止められた・・。

このように子供達が【放射能が怖いから部活やりません】と
言える訳がないし、親御さんも子供が踏み絵になってしまう
という現場での悲惨な保護者の声・・。

とはいえ、上記の事を逆に考えると現在の福島には実際、
【年間5ミリシーベルト】レベルの弱さの所など、すでに
存在しないのであろう・・。
【年間20ミリシーベルト】を認めたのも、そのレベルに
しないと、福島県のどの小学校も使えなくなってしまう・・
という裏事情であり【我慢値】なのであろう・・。
でもそうした大人の勝手な都合で、犠牲になるのは
みんな子供達なのである・・_| ̄|○

大人の勝手な都合で犠牲になるのは子供ばかり【前編】

またも子供が犠牲になる・・残念である・・。

本題に入る前に、菅内閣は4月22日に飯館村や川俣村など
累積放射線量が【年間20ミリシーベルト】を超える地域を
【計画的避難区域】に指定し、1ヶ月のうちに全住民を
避難させると決定
した・・それをふまえ今回の本題に入る。

福島県内の幼稚園や学校などでの子供の屋外活動を制限する
累積放射線量について放射線安全学専門の

【小佐古敏荘(こさことしそう)・東京大教授】

が、4月30日に政府の示した【年間20ミリシーベルト】が

【(緩すぎて)受け入れがたい】

と、内閣官房参与を辞任し、記者会見で涙を流された・・。
数値を妥当と認めた内閣府原子力安全委員会は

【子供が年間20ミリシーベルトの放射線を浴びていいとは
 一切思っていない。実際、20ミリシーベルトの被曝は
 ないだろう。数百ミリシーベルトの被ばくになると健康
 被害が出るというのが国際的に認められた科学的知見】

と同日に会見し、さらに細野補佐官は

【政府は法律に基づいた機関である原子力安全委の
 アドバイスをもらった。プロセスは正しかった】

と、この数値をめぐる政府の対応を小佐古教授が批判した
事を一蹴、菅首相も、学校の放射線量の基準値について、

【原子力安全委員会の議論で決めた】

と答弁した・・。
しかしその前に、先に書いたように菅内閣は4月22日に
累積放射線量が【年間20ミリシーベルト】を超える地域
を【計画的避難区域】に指定し、1ヶ月のうちに全住民を
避難させると決定している値
なのである・・。
【避難させると決定している値】まで学校での放射線量を
許すというふざけたキチガイじみた矛盾・・。

このプロセスとやらは以下の通り・・(-_-;)
-----------------------------------------
4/13 原子力安全委員会「学校再開の目安は成人の半分、年間10ミリシーベルト程度に」

4/14 高木文科相が参議院の委員会で「基準は年間20ミリシーベルト」と明言、それに対し原子力安全委員会は「委員会として10ミリと決定したのではない」「文科省からの助言要請を待って委員会を開く」

4/19 文科省が原子力安全委員会へ助言要請。原子力安全委員は正式な委員会を開かずに「20ミリは妥当」と回答し、文科省は「年間20ミリシーベルト」の基準を公開。

4/29 小佐古氏・辞任会見
-----------------------------------------
なんと、福島県の学校・校庭等における放射線量の基準値に
関して、原子力安全委員会は会議を開いていない・・即ち、
全く議論していない
のである・・。
この件について細野補佐官も菅首相も詳細を話さない・・。

【後編】続くぅぅぅ〜

核のゴミを考える【後編】

【前編】からの続きぃぃぃ〜

【前編】では、現在の【高レベル放射性廃棄物】
【ガラス固化体】にする事により最終処分する方法
を書いたが【後編】では、その危険性&未来への
危惧を書きたいと思う・・。

仮に、運良く処分地が決定して、隔離処分できる
事になっても、

【千年後には製造直後の放射能量の約三千分の一
 になります。また、数万年後にはその元となった
 燃料の製造に必要なウラン鉱石と同程度の
 放射能量にまで減衰します。】

と、保管が1000年から数万年が必要という恐ろしい
年月がかかるだけでなく、この【ガラス固化体】・・
製造直後の放射線量は、

【その表面の位置に人間がいた場合、国際放射線防護
 委員会(ICRP)の勧告の中で100%の人が死亡する
 とされている放射線量(約7Sv(シーベルト))を
 わずか20秒弱で浴びてしまうレベル(約1500Sv/h)】

というとんでもないもの・・。

よく考えて見て欲しい・・どこの人間が、こんな
代物を永遠に保管したい市町村があるだろうか?
ある訳がない・・。
ましてや、今回、日本では絶対に起こらないと豪語
していた大事故が福島原発で起こってしまった以上、
絶対に保管したい市町村など現れる訳がない・・。
この時点で、もう【電力】うんぬんではなく、
原子力発電は【トイレのないマンション】という
事で、【破綻】しているのだ・・。

自分達(今の大人達)は今までも電力の恩恵を
享受し生活してきた・・。
だから、自分達の時代で【高レベル放射性廃棄物】
処理でき、管理&保管の責任をきちんと取り、ケツ
を拭けるなら原子力発電の方法も良いだろう・・。
しかし、現実は、自分達が電力の恩恵を享受し生活
してきた結果でてきた【高レベル放射性廃棄物】
管理、保管、後始末を、孫やひ孫、いやそれ以上の
世代に、1000年〜数万年もの期間をかけて、

【悪いけどあとの始末はお前らでやってくれよ!
 じゃあな!】

という【不条理】を押しつけて、我々は死ななければ
ならないという事・・。
今の子供達に、今後生まれてくるまだ見ぬ子供達に、
この【不条理】を押しつける行為をやり続けて良い
ですか?という事を、本当は大人として考えなくては
ならないん
だよ・・。
【不条理】を押しつける行為をやり続けてはいけない
と考えるなら、大人として何かを我慢するなり、
犠牲にするなりをしなくちゃいけなくないかい?
という事を、国民みんなで考えて欲しいんだよ・・。
色々な反原発の人間がいるが、少なくとも反原発の
自分は、ここがの本質的な考えで、実は、電力が
足りるか?足りないか?などという、たかが夏の
延べにして数日の最高電力の為の論争なんて、
ちっぽけなものなんだよ・・。
繰り返しになるが、我々大人達はこのたかが夏の数日の
最高電力と引き替えに、今の子供達に、今後生まれて
くるまだ見ぬ子供達に、大人として何ができるのか?
を、今、問われているんだよ・・。

ちなみに、ガラス固化体の発生本数は、NUMOによると、
2010年12月末現在で、すでに貯蔵されている
【ガラス固化体】(1702本)は、青森県六ヶ所村の
日本原燃の高レベル放射性廃棄物貯蔵管理センター
に1455本、茨城県東海村の日本原子力研究開発機構
の再処理施設に247本それぞれ貯蔵保管されている・・。

核のゴミを考える【前編】

原子力発電論争で論議されるのは、どうしても
【電力】についての部分・・でも、今回はそれを
棚上げして、我々が考えなくてはいけない大切な
事は【電力】よりも、原子力発電を続ける事に
より絶えず出てくる【高レベル廃棄物】という
【核のゴミ】である・・という部分を考えて
みたい・・。

実際、原子力発電というのは、何十年も前から、

【トイレのないマンション】

と呼ばれている・・。
その所以は、原子力発電所は5重の障壁(今や
テレビでたくさんやっているので説明を省く)
で守られている一番の中心に【炉心】があり、
その中に【燃料棒】がある。
【燃料棒】とは4mの高さのジルコニウムという
金属の筒に【ウラン】が入っている訳だが、
この【ウラン】の燃料としての使用期限は3年間
で、3年経ったら運転をやめ、【燃料棒】を
入れ替えないとならない・・。
その際に出てくる使い終わった【燃料棒】の事を、

【使用済み燃料棒】

と呼ぶ・・。
しかし、その【使用済み燃料棒】は3年経って
使用期限がきても、【崩壊熱】いう熱を放出し
続けるので【燃料プール】という循環する水の中
で常に冷やし続けなくてはいけない訳だ・・。

その後、青森県の六ヶ所村の再処理工場へ運び、
中から、まだ使える【ウラン】と【プルトニウム】
を取り出した後、【高レベル放射性廃棄物】となる・。
で、その後、この【高レベル放射性廃棄物】
ガラスに溶かし込み、高さ1.3m、直径40cmの
ステンレス製のキャニスターという容器に入れ
【ガラス固化体】という方式を取る・・。

さあ、ここでなぜ【ガラス】を使うのか?
それも単純な考えで、古代から見つかったガラス
の遺跡などは形を崩さずに見つかるため、ガラス
は水などの影響にも長い間変化しない・・仮に
割れても、ガラスの中から内容物が出てこないと
いう事らしい・・(^_^;)
とはいえ、この【ガラス固化体】にしても、実は
280℃もの熱を出すそうで、それを30年か〜50年
かけて地上施設で貯蔵し冷やし、その後、地下
300m〜1000mに作る地下施設で最終処分場
として隔離処分をする・・。
しかし、この最終処分地はまだ決まっていない・・。

【後編】に続くぅぅぅ〜

本当に怖いのは【体内被曝】

文科省によると

「通常の生活で1年間に浴びても健康に影響が出ない
 とされる放射線量は1000マイクロシーベルト」

よって、テレビの御用学者達は、

「福島原発の放射線量はチェルノブイリの20~30%程度」
「福島原発の放射線量は1年間に浴びていい値の何百分
 の一だから安心」

などなど、テレビによると素敵な位に安心だそうだ。
でも、ある意味、考え方によってはそれは正しい
のかもな・・(笑)すでに空気中にも浮遊している
放射性物質を取り込む事を防ぐ事はできないだろう
から、防げないのなら無知のままでいるという事も、
生きていく上では大切な事かもしれないからね・・。
その上で、今まで書き忘れていた【体内被曝】に
ついて備忘録も兼ねて、書き留めておきたいと思う。

放射能の影響には、

【距離の2乗に反比例する】

という定義がある。
つまりある放射性物質からの【放射線量】という
のは1mでの【放射線量】を1とした時に、2m
離れただけで影響は1/4になるのです・・。

そそそ!放射能って【全・然・大・し・た・事】
はないんですよ!(゚-゚)b

・・って、安全を強調する側の理論・・。
しかし、放射性物質が本当に怖いのは表題にもした

【体内被曝】

をした時なのである・・。
先にも書いたように、放射能の影響は【距離の2乗
に反比例する】訳だ・・。
と言う事は、安全を語る時には最初に近い距離を
設定して、後から距離を離して数字が小さくなる
手法で語る・・。

では先程の例を逆に考えてみよう。
2m離れたところでの【放射線量】を1とした時に、
距離を2mから1mに近付いた場合、距離は1/2
になる・・で、【距離の2乗に反比例する】訳
ですから、なんと【放射線量】は4倍になるのだ・・。
それをふまえた上で、空中を浮遊したり飲食物に
付着したりする放射性物質は体内に取り込まれると、
原子ですから細胞にビタっとくっつき、1ミクロン
単位(1/1000mm)の距離になる訳だ・・。
で、1m(1000mm)離れた所での【放射線量】を
1とした時に【距離の2乗に反比例する】訳ですから、
(1000mm×1000mm)の2乗で、なんと

【1兆倍】

の強さになり【被曝】し続けるのです・・それが
放射性物質が体に入るという事なのだ・・。

数式が出て来てわかりにくくなったので、もう一度
上記をまとめるならば、1m離れたところでの
【放射線量】を1とした時に、放射性物質をたった1粒
吸い込んだら、その【放射線量】は【1兆倍】になり、
【被曝】し続ける・・という事で本当に怖いのだ・・。
しかも、沸点が低いヨウ素131は半減期が8日だから
大した事がない!と報道されているが、放射性物質
というのは半減期が短い程、放射線の力は強い・・。
よって、ヨウ素131の8日間はセシウムなどよりも、
放射線の力が強いのだ・・。
これが【体内被曝】の恐ろしさ・・_| ̄|○

今回の福島原発の場合、1日目からセシウムと
ヨウ素131は検出され報道されていた・・しかし、
テレビでは御用学者達が【安全】を連呼・・
放射能は最初が肝心だったのに福島の子供達の
避難が全く行われなかった・・。
チェルノブイリのデータからは、これから5年後に
大人ではなく、子供達に急激に白血病、小児ガン、
甲状腺ガンなどが見つかる・・そして10年後に
ピークを迎える・・。

本当に国民を嘗めきっている

福島原発の事故・・。
原子力保安院の会見によると、【二階級特進】の飛び級で、
事故評価を引き上げ【レベル7】となった・・。
1万テラベクレル/h(= 2億2000万シーベルト/h)を超える
放射性物質の放出量が数時間あると【レベル7】
なのだが、
すでに、福島原発は1日目にはコレに近いものを放出して
いたと言われている(小出裕・https://t.co/AFIqhjC)。
枝野官房長官によると、政府は3月23日には、放射性物質の
放出量が【レベル7】の基準を超える10万テラベクレルに
達する可能性を認識していたと今となって発表・・。
統一地方選挙後を狙って、政府(民主党)が意図的に
【レベル7】の発表時期を操作したという事を認めた・・と、
どこまで国民を愚弄すれば気が済むんだ?この党は!!

飛散した放射性物質の量は、チェルノブイリ原発に比べ
10分の1ではあるのだが、スリーマイルやチェルノブイリ
と違い、福島原発は1ヶ月も経っているのに未だ沈静化も
しておらず、今も毎時【1テラ・ベクレル】程度の大気
への放出が続いているとされる・・。
これがずっと続いたら、この部分だけでも数ヶ月後には
数千テラ・ベクレルに達しチェルノブイリ原発の放出を
いずれ超えてしまう
・・。

さらにタチが悪いのは、日本は4つの原発がそれぞれ危険
だという事だ・・仮にどれかひとつの原発が最悪の事態
(メルトダウン、爆発など)になった場合、もう福島原発
の敷地内には人が居られなくなる・・。
そう・・注水もできなければ、汚染水の管理も、電源の接続
作業もできなくなる・・全ての原発が放置されるのだ・・。
言い換えれば、ひとつが最悪の事態を迎えたら、残りの原発
もそのまま最悪の事態を迎えるのを待つしかなくなる
のだ・・。
そうならない事を切に願うだけだ・・。

仮に、どれかひとつの電源や冷却装置が戻って助かったと
しても、まだ残り3つの危険な状態の原発があり、その中
でも一番怖い状態なのが、原子炉の金属格納容器の中で
放射能と水が反応して水素が溜まってて、冷却のための
注水と並行して【窒素注入】しているのだが、2号機と3号機
に関してはどこかの部分が破損しており、窒素を注入
しても破損部分からダダ漏れしてる状態な上、さらに3号機
はプルサーマルで、ウラン+プルトニウムの【MOX燃料】
を使っている訳で、爆発を起こそうものなら、大量の
プルトニウムをぶちまける事になる訳で、どこをどうみても
気の長くなる危機状態が気が遠くなるほど続くのが福島原発
の今の状態なのだ・・。

しかし、【レベル7】だと言っても、国の姿勢はかわらない・・。
まだ、東電から献金を受け、利権のため原発を量産した自民党
が与党ならどうなっていたか?そう考えれば、まだ情報が
公開されている方なのかもしれない・・(^-^;
だが、民主党政権でもあまり変わっていない様に思う・・。
例えば、冷却のために注水すれば、その汚染水はどこかから
出てくる訳で、素人でも安易にあふれる事を危惧する事が
できる・・。
それがわかりながらも、手を打たずに放射性汚染水を
海洋投棄する事になったり、その放射性汚染水の海洋投棄
についても、放出した放射性物質は何なのか?どの位の量
なのか?【低レベル】と言うだけで詳細な経緯の説明がない

先日、ストロンチウムが検出された・・セシウムやヨウ素は
沸点が低く、割と大気中に出やすいが、沸点が比較的高く、
大気中には出にくいストロンチウムが検出されたという事は、
震災当時から、核燃料棒が相当損傷(溶融)していた事を
完全に証明する
・・それがわからなかった訳がない・・。
わかっていたのに発表していないのだ・・。
もう、全てにおいて国民がおとなしいから説明する必要が
ないとバカにされているようにすら見える・・。
それと同時に、汚染水放出は【国際犯罪】であるにも
かかわらず、国のレベルで近隣諸国にすらそれを説明して
いないのだから、自分たち以上に、近隣諸国がバカに
されたと怒るのは当然の事である・・。
もっと言うならば、自国においても【風評被害】だの
声高に叫んでいても、未だに放射性物質を空に垂れ流し、
もしかしたらもう一度放射能汚染水を垂れ流さなくては
ならないかもしれない原発の状況なのに、【風評被害】を
払拭できるなんてミラクルが起こる訳がない・・。

また、こちらで、トンデモ内容の原子力安全委員会の
会議内容が見られる・・PDFを見るのが面倒だ!という
方のために、簡単に説明を・・。

○3月11日(金)【東日本大震災発生!】 
 第16回臨時会議 午後4時00分開会
「3月11日(金午後の地震発生に伴い「緊急技術助言組織」の立ち上げを行った」(午後4時05分閉会)

○3月14日(月)【12日に1号機、14日に3号機が水素爆発!】
 第17回臨時会議 午後3時30分開会
「緊急の場合における実用発電用原子炉に関する線量限度等の告示について、原子力安全・保安院より連絡があり、事務局より報告が行われた」(午後3時35分閉会)

○3月17日(木)【15日に2号機と4号機が水素爆発!】
 第18回臨時会議 午後6時45分開会
「緊急の場合における実用発電用原子炉に関する線量限度等の告示について、原子力安全・保安院より連絡があり、事務局より報告が行われた」(午後6時50分閉会)

全て5分間の会議・・と本当にとんでもない人間達
による、とんでもない質の会議・・_| ̄|○
こんな人間達が原子力を担っているのだから、はじめから
日本の原発などいずれ【レベル7】の事例が来る未来が
決まっていたのだ
・・本当に国民を嘗めきっている・・凸(-""-)

安全と言い続けてきた末路

これが、政府、東電、放射能専門家の【安全】と
言い続けてきた末路ですか・・(-_-;)
********************************************
「電源喪失で容器破損」東電報告書検討せず
 東京電力福島第一原子力発電所2、3号機で使われている型の原発は、電源が全て失われて原子炉を冷却できない状態が約3時間半続くと、原子炉圧力容器が破損するという研究報告を、原子力安全基盤機構が昨年10月にまとめていたことがわかった。
 東電は報告書の内容を知りながら、電源喪失対策を検討していなかったことを認めている。(2011年4月4日 読売新聞)
********************************************
福島第1原発:海への低レベル汚染水放出 1万トン弱に
 経済産業省原子力安全・保安院は6日、東京電力福島第1原発で廃棄物処理を行う「集中環境施設」にたまった低レベルの放射能汚染水を同日午前6時半までに1万トン弱を海中に放出したことを明らかにした。同日中に残りを放出する計画という。その後、2号機のタービン建屋内にたまっている高濃度の汚染水を移送するため、ひび割れなど漏えいがないように確認作業や工事を進める。(2011年4月6日 毎日新聞)
********************************************
って・・東電や政府、保安院に、もしものトラブル
を回避する方法など果たしてあったのでしょうか?

とはいえ、核分裂は止まっても【崩壊熱】は出続ける
ので、この先もずっと冷却が必要で、お三方を責めて
みても注水し続けなければならない現状は変わらない。
ちなみに、東電の発表によると、タービン建屋に

【7万トン弱】

建屋の外側のトレンチに

【約1万3000トン】

汚染水が貯まっているうえ、1〜3号機への注水は

【1日・約500トン】

だそうだ・・で、これらの【高濃度】汚染水は収容先
が必要な訳だが【集中廃棄物処理施設】から、先に放出
した【低濃度】汚染水が無くなっても【3万2000トン】
しか入れる事ができない・・。
さらに静岡市から【メガフロート】がやってくるが、
それは【1万トン】、アメリカから借り受ける【バージ】
という【はしけ船】が2隻、それぞれ【1000トン】と
【1200トン】を入れる事ができるそうだ・・。
じゃ、計算してみようか・・(-_-;)

○集中廃棄物処理施設【3万2000トン】
○メガフロート   【1万トン】
○バージ1     【1000トン】
○バージ2     【1200トン】
-------------------------------------------
  合計      【4万4200トン】 

である・・。
でも、もう現在のタービン建屋とトレンチの汚染水は
ひとまず放置で、今後、毎日増え続ける注水する分
【500トン】の受け皿として、上記を使うが、

では、何日で満杯になるのか?計算してみようか・・。

4万4200トン÷500トン=88.4日

90日経ったらどうするんでしょうか?
さらに、【1万5000トン】の仮説タンクを作るそう
だが、冷却が3ヶ月じゃ終わらない事を考えれば
いずれは破綻する・・。

さらに、【集中廃棄物処理施設】へ【高濃度】汚染水
を入れるために、あらかじめ入っていた【低濃度】
汚染水を捨てていると発表、昨日の午後4時の
東電会見によると、海に放出される汚染水は
【1万1500トン】、ヨウ素など放射性物質総量は
【1700億ベクレル】が含まれ、放射能濃度は国が
定める濃度限界の【約1000倍〜100倍】
とな・・。
そのレベルが【低濃度】って何ですか??(-_-;)

また腹立つのが、ここにきてテレビで【安全】を
言い続けてきた政府のポチ放射能専門家が、そもそも
この汚染水が貯まる事は、注水をした時から想定して
いた・・などとほざき始めた。
なら、なぜ放水を始めた時点で水を移すタンカーを
数十隻用意し待機させておくだとか、メガフロート
を待機させるだとか、仮設タンクを作り始めておく
だとか同時に提案しないんだよ・・(怒)

さらに、【低濃度】汚染水放出においての松本外相・・。

「国内法に基づいて危険時の措置という事で行ったもので、
 人への健康への有意な影響はない。」

と発言・・また、原子力事故の早期通報に関する条約では
国境を越えて安全に影響を及ぼしかねない場合は、IAEA
(国際原子力機関)を通じ、影響を受ける恐れのある国に
情報提供の義務は生じるが、現段階ではそのような状況
ではないと述べ、国際法上も問題はないと発言・・。
どう考えても

【国・際・条・約・違・反・で・し・ょ・う・!】

逆に、もし中国や韓国が事前通告無しで、しかも数時間で
勝手に決めて日本海に放射能汚染水を捨てたらどうよ?
日本では、いや、自分も相当非難するだろう
よ・・。
そこを考えたら、松本外相の発言は相当配慮の欠ける
発言であり、隣国が文句を言うのは当然であるし、
【国際条約違反】と言われても反論の余地はない・・。
そんな事も感じていないのか?考えられないのか?と
菅政権には悲しくなる・・_| ̄|○

その他ビックリなのが、東京電力は1000ミリシーベルト
以上の放射能を計れる測定器を持っていないだとか、
どう考えても、最悪の状態というのは、あらかじめ
想定していなかった事は明らかである・・。

言論に関しては、気象庁の放射性物質拡散予測も行って
いながら国民にはひたすら隠していただとか、福島第一
原発の事故を受け、日本気象学会が会員の研究者らに、
大気中に拡散する放射性物質の影響を予測した研究成果
の公表を自粛するよう求める通知を出していただとか、
「ニュースの真相」で、電事連から、反原発の人(広瀬
隆、広河隆一両氏)を使わないでほしい、その場合は
基本的に広告を下げると正式に要請があっただとか、
東電批判をした人間は番組降板されているだとか、
4月2日も原発問題で、官房長官、原子力安全・保安院、
原子力委員会、東電等、関係機関が発表する内容以外
の情報を流したものには「デマ・憶測」として警察庁
は摘発すると発表だとか、想像通り【言論統制】
【言論封鎖】が行われていた
事もドンドン発覚して
きている・・。
報道の自由世界ランキングで2010年度に日本は11位
だった訳だが、原発の事となると、ひたすら隠蔽とは
ちょっと首を傾げてしまう・・。

そもそも、こんなレベルの人間達が原子力を動かして
いる事は20年前の反原発の人間達が指摘している通り
だった・・いや、今、手元の反原発の方々の本を読み
返してみても、ほとんど言っている通りだった・・。

推進派は原発を反対すると、他にそれを超える発電方法
があるのか?と言うが、原発ひとつ吹っ飛べは、電力
会社もひとつ吹っ飛ぶ発電方法
を、今後も続けるなら
国民にそこを全て保証できるバックボーンを示して
くれないと続けて貰っちゃ困るよ・・個人的には・・。

そして、世界の報道が【日本がんばれ!】から

【海洋汚染テロ国家いいかげんにしろ!】

へ変わった・・当たり前である・・_| ̄|○

この人達は何を守ろうとしているのでしょうか?

とうとう最悪のプルトニウム放出・・プルトニウムが
見つかったというのは福島原発は相当深刻である・・。
また実は日本の原子力にとっても世界的な大ダメージ
でもある・・。
まあ、それはそうなんだが、今回は目線を変えて、
何を守ろうとしているのか?その辺をちょっと
書いてみようと思う・・。
***********************************
 民主党の小沢一郎元代表は30日夜、東京都内の自宅で自らに近い若手の衆参両院議員十数人と懇談した。
 出席者によると、元代表は福島第一原発の事故に関し、「自分なりに情報収集しているが、政府や東電が発表するよりも悪い事態になっているようだ」と語った。そのうえで、「政治は、最悪の事態を想定して対応を考えなければいけないのに、危機感を共有しきれていない」と述べ、菅政権の危機管理能力に疑問を呈した。
https://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20110331-OYT1T00106.htm
***********************************
小沢氏のこの発言・・なんとも与党でありながら
何という人ごと・・(-_-;)>カヤの外だからという
事でしょうか?
まあ、この小沢氏の発言を聞かなくとも、そのレベル
の事は、国民もバカじゃありませんから、なんとなく
気付き始めている(政府や東電の発表は正直で正しい!
という国民は恐らくいない)だろう・・。

プルトニウム放出以外もヨウ素、セシウムは当たり前、
ストロンチウムなどなど【危険だ!】と言われていた
放射性物質の代表格が続々とメディアを騒がせる・・。
さらに、放射性物質の最初の基準値は今のままでは
厳しすぎ、倍率も凄い数字になっちゃって国民が
怯えるからので、政府は今までの安全の基準値を
上げるという・・(笑)

う〜ん、個人的には基準を上げるのはまだ早いと
思うんだな・・(^-^;

なぜなら、放射能物質は最初が肝心で、子供達の事を
考えたら、福島原発の状況にもよりますが、放射能を
ある程度封じ込める事に成功し、それから1〜2ヶ月間
くらいまでは、基準は徹底的に厳しくするべき・・。

ま、いずれにしても、自分の手元にある過去の原発
関連の本を調べてみても、その通りだったりして、
読めば読むほど憂鬱になる・・(-_-;)
例えば、もう16年前にもなる1995年発刊の瀬尾健氏の

【原発事故・・・その時、あなたは!】

の88ページから94ページにかけて、スリーマイル島
原発事故とチェルノブイリ原発事故からの教訓として、

1) 事故は思いがけないことから起こり、予想外の経過
 をたどる。
2) フェイルセーフ、フールプルーフはあり得ない。
*【フェイルセーフ】とは、なんらかの装置・システム
 において、誤操作・誤動作による障害が発生した場合、
 常に安全側に制御すること。
*【フールプルーフ】とは、使用者が誤った操作を
 しても危険な状況を招かないように、あるいは
 そもそも誤った操作をさせないようにと、配慮して
 設計されていること。
3) 事故の際の現場担当者は、信じられないほど
 楽観的である
4) 事故の通報は遅れる
5) 関係者はあらゆる手を尽くして事故を秘密にする
6) 事故の影響は過少評価される
7) 経済性のためには、少々の安全は犠牲にされる
←現在ココ!
8) 被害者は、因果関係がはっきりしないのを
 いいことに、切り捨てられる

の8点を挙げられていた・・どうだろう?
今回の福島原発・・見事に瀬尾氏の予言した通り
ではないだろうか?
自分が、現在ココ!と表現しているのは、先に書いた
ように、政府や原子力関係者は今まで色々な側面から
検討した結果、このラインが【安全基準】と定めて
長い間守り抜いてきたものを「大丈夫!安全だ!」と
いとも簡単に今後は基準を上げるそうだ・・(-_-;)
そりゃ、原発推進派や、テレビでご出演で「安全」を
連発する放射能専門家のおっしゃる通り、本当に
大丈夫なのかもしれない・・でも、それならば

【今までの基準は何だったんですか?】

という納得できない部分と同時に、そもそもこの人達
は何を守ろうとしているのでしょうか?

【国民】

を守るのが最大の使命なのではないのでしょうか?
【国民】を守るために【安全基準】を上げるので
しょうか?とてもそうは思えません・・。
普段は北朝鮮や中国の情報統制を批判しているのに、
途端、原子力の事となると、こうした事に【国民】の
思考回路が止まる・・同じじゃないですか?
腐った国々の情報統制と・・。

口を揃える薄気味悪さ

非常に薄気味悪くなってきた・・。

【福島原発はちょっと放射能を出しているだけで安全】
【野菜は出荷はしないけど放射能は安全】

テレビの専門家が口を揃えてきた。
こうした時は大抵は報道規制がかかっている・・。
恐らくは国民を怖がらせないでくれ!というものだ。
しかし、メディアの姿勢として、それは間違っている。
本当の真実は何なのか?
ちょっと違う人の意見を聞こうか・・という事で、
自分を20年前に反原発に導いてくれた広瀬隆氏の話
を聞いてみたいと思っていたところ、きちんと
ニュース深層に出演していらした。

【福島原発事故 メディア報道のあり方】
https://www.youtube.com/watch?v=MiYz6dxfw7E

【福島原発現地報告と『原発震災』の真実】
https://www.youtube.com/watch?v=3UXtyqdGgmI

やはり広瀬氏の話には驚かされる・・。
広瀬氏の所には電力会社の社員や原発設計者などの
内部告発資料がたくさん集まるんです・・。
みんな電力会社の権力には逆らいたくないため、
誰も話を取り上げてくれない人達にとっての最後の砦
みたいな方・・。
資料として出てくる原発の下の複雑な配管の写真も、
図も、テレビではもちろん出てこない・・。
それを見せられれば、

【海水を使ったら、廃炉にするしかない】

というのも頷ける・・。
さらに、福島の原発がどれかひとつでもメルトダウン
した場合、あの敷地には人間が残れず避難するしか
ない・・そうしたらば、他の危機的3基の原発も
放置するしかなくなる・・そうなったら、4基全部が
メルトダウンする可能性がある訳だ・・。
最悪のケースを考え、チェルノブイリと同じ石棺を
覚悟し、すでに行動すべきと警鐘する・・。
また無意味なのが、空間を漂う放射能量を測定し、
外部から当てるレントゲンやCTスキャンと比較し、
いかにも【安全である!】とテレビの専門家は話を
すり替えるが、原発からの放射線量は減っても、
空気中に放たれた放射性物質は体内に取り込まれたら
一定期間で体外に出るものの、半減期までは放射線
を放射する力は減らない・・だから、一番怖いのは、
福島原発は今もなお放射能を出し続けている訳で、
子供達に雨や雪に交じって、土、水、食物を
通して、風に混じって体内に放射性物質が入り込み
内部被爆をずっとし続ける
事・・。

さらに、比べている数字は一緒でも、その後の単位が
実は違うというトリック・・また、広瀬氏が【原発が
ないと電気が足りないというのはウソである】と
言い切る根拠も興味深い・・。
そもそもマスコミが電力会社の言うがままに報道する
事により、原発はやはり必要なんだと思わせるための
報道のウラには、きちんと原発が無くとも大丈夫
である電力会社のバックアップの真実・・。

・・と、個人的に感じていた薄気味悪さはその通り
だった・・_| ̄|○

でも、すでに放射性物質が野菜、水に混じりはじめ、
未だに福島の放射能物質は押さえ込めない・・。
残念だけど体内被曝は防げそうにない・・。
自分などはあと30年も生きるか生きないかくらい
だから、被爆しようが深刻でもない。
しかし、子供達には本当に申し訳ない・・_| ̄|○
今後、何年、何十年先に現れるかもしれない色々な
異常に、今の子供達の免疫が勝ち続け、放射能による
異常が1人でも多く出ない可能性に賭けるしかない・・。

若い世代に申し訳ない気持ちでいっぱいである

今日は定休日・・ローンのお金を入金するのに銀行へ行った
のだが、その途中の光景としては、近所のガソリンスタンド
は閉鎖、minamoのそばのセルフのガソリンスタンドは
長蛇の列・・(^-^;
センター北のモザイクモール、ノースポートモール、
minamoは閉鎖、センター南は見ていないからわかりません。
帰りにヤマダ電機に入ってみたら、そこしか開いていない
からか?すごい人!(笑)

ファイル 1679-1.jpg
予想通りトイレットペーパーやティッシュは何も無くなって
いました・・それを文句言っているおばさんがいましたが、
店員に文句言っても仕方ないでしょう?(-_-;)
で、OKストアは入場規制・・(笑)保存のきく飲料系、
カップヌードル系がなくなっているのか?と思いきや、
意外にも納豆や豆腐などが消えていました・・。

ファイル 1679-2.jpg
しかし、こうして物品が棚から消えているから拍車をかける
のは仕方ないが、何なんですか?この軽いパニック状態は?(笑)
皆さん、ガソリンも本当にそんなに車が必要なのでしょうか?
極力、自転車や徒歩に切り替えるんじゃダメなんでしょうか?
できるだけガソリンは、流通の方々に優先させてあげる訳
にはいかないのでしょうか?
うちなどは、最悪、食糧が一時的に消えても、昼とか1食
抜くなりすれば何とかなるでしょう!と思っていますし、
例えそうなったとしても、被災者よりは全然幸せな訳で・・。

そんな事を書いていたら、

【日経平均株価が暴落1200円超え!】

のニュース!うおぉ!(◎_◎;
前場終了した後の枝野官房長官の記者会見で

「東京電力・福島第1原発3号機付近で放射性物質400ミリ
 シーベルトが2号機と3号機の間では30ミリシーベルト、
 4号機付近で100ミリシーベルトが確認、検出された」

という放射能漏れ発表を受け、後場開始後、この先の絶望感
からの急激下落・・結局、終わってみれば、そこから少し戻し、
前日比1015円安の8605円と、昨年来安値を更新して終了した。
この福島原発の放出放射能・・微量ながら、すでに神奈川県
の横須賀でも放射能を検知された事が報道されている・・。
もちろん今のところ、神奈川県は超微量ですから全く心配は
いらないのですが、福島原発の今後によっては楽観はできない。

良くレントゲンやCTスキャンと同じくらいだから大丈夫!
などと言われていたりするが、せいぜいレントゲンなら瞬時、
CTスキャンでも数分の照射である・・。
しかし、放射能汚染というのは外にいれば常時照射されて
しまう・・空気を放射能汚染し、気流に乗って広範囲に
放射能汚染し、雨や雪に含まれ、土壌を放射能汚染し、
やがては穀物や、その穀物を食べる動物が放射能汚染され、
プランクトンを放射能汚染し、それを食べる魚を放射能汚染
する・・普通に生活する上で逃げる事ができない・・これが
放射能汚染の怖いところである・・。

もうこうなってしまった以上、防護服がある訳でない我々は
浴び続けるしかないのだが、放射能汚染の怖いところは
数時間後とか数日後に何か起こる訳ではない・・。
何年、何十年後という忘れた頃に、染色体異常や白血球異常
など色々な症状の人間が増えてくるのである・・。

日本では1980年代に反原発運動が非常に盛んだった・・。
そうした運動は電力会社がスポンサーなのもあって、
マスコミも意図的に扱わなくなり、今やウソである事が
常識な当時のダイオキシン猛毒論が致命的で、火力発電を
否定され、次第に反原発運動が消えてゆく・・。
しかし、残念だが、1980年の原発反対運動をしていた
人間達が言っていた通りになった・・地震国の原発は、
必ず【人災】と【地震】で放射能をばらまく事になる・・
と叫ばれていた・・。
でも、チェルノブイリの事故を知っても、それはソ連での
話で、先進国・日本ではそんな事例は絶対に起きない!と
反原発運動を日本国民は笑い、放射能汚染のリスクが未来
にあったとしても、問題が起こらなければクリーンな
エネルギー!という事、便利な生活を享受するために、
原発と共に生きてゆく事を決断した・・。

今も、福島原発の中では多くの方々が命をかけてがんばって
くれているだろう・・しかし、その当時の予想通り、
ことあるごとに【想定外】を連発する東京電力・・。
前回も書いたが、地震などの天災や不測の事態の時に
動く砦である肝心の

【緊急炉心冷却装置(ECCS)】

という安全装置が動かなかったから・・という【人災】、
冷却ポンプの燃料切れで【炉心溶融】しているという
【人災】・・放射能を決して【地震】で破損したから・・
を言い訳にしてはいけないのだ・・東京電力は【想定外】
を連発するが【想定外】というのは、想定できる事を
想定しなかった者の言い訳である・・あとからなら
何とでも言える・・さらに東京電力のずさんな情報公開
という【人災】までも重なっている・・こうして【人災】
だらけだから原子力情報というのは当時から隠し続ける
という形は変わっていない・・。

自分などはあと30年も生きるか?生きないか?だから良いが、
結果、我々の便利な生活と引き替えに放射能汚染を残した・・。
これからの若い世代に申し訳ない気持ちでいっぱいである・・。

自然の脅威の凄まじさ&結局は人災かぁ・・

なんと凄まじい・・(-_-;)
地震がというよりも【自然の脅威】がだ・・_| ̄|○
「たかが」なんて表現は大変不謹慎なのかもしれないが、
あえて「たかが」【1分前後】の地震ひとつで、10m以上の
津波が押し寄せ、黒い濁流が大量の車を飲み込み、家をも
流し、まるで巨大な生き物のように街を浸食する光景から
一夜明けてみれば、まるで広島じゃないが【核爆弾】が
落ちた後のように街がリセットされてしまった・・_| ̄|○
日本のサイトよりも、海外の【mail Online】などの方が、
写真が大きくとんでもない凄まじさを物語る・・(-_-;)
今回の【東北地方太平洋沖地震】は【揺れ(直下型)】の
被害というよりも【津波(海溝型)】の被害というのが
特徴・・でも、以前から、東北地方では、宮城県沖で、
2005年1月1日を基準日に30年以内にマグニチュード
【7.5程度】の海溝型地震が99%の確立で発生する、
また三陸沖北部がマグニチュード【7.1〜7.6程度】の
【海溝型地震】が90%の確立で発生する、南関東が
マグニチュード【6.7〜7.2程度】が70%の確立・・と
すでに発表されていた・・。
今回はその3つが全て発生した感じだ・・。

で、最初の地震は三陸沖で、正式発表されたマグニチュード
は【8.8】・・それが本日【9.0】に修正された。
これは関東大震災の【7.9】を大幅に上回るエネルギー量で、
どの位違うものなのか?調べてみると、マグニチュードは
【1】増えるとエネルギーはおよそ【31倍ちょっと】違う
そうで、単純に数値だけから判断すると、関東大震災の
【31倍ちょっと】のエネルギーとなるのだが、その部分だけ
をみると、今回の地震で発表された【マグニチュード9.0】
というのは、ちょっと大きすぎないか?とも感じてしまう。
【直下型地震】と今回の【海溝型地震】の違いはあるのかも
しれませんが・・(^-^;
ちなみに、累乗されてしまうため、マグニチュードが【2】
増えるとエネルギーは【1000倍】になるそうです。
よって、最近の日本の地震でマグニチュード【6.8】と
いうのを調べてみると【新潟県中越地震(2004年)】、
【新潟県中越沖地震(2006年)】が揃って【6.8】・・。
【新潟県中越沖地震】も凄まじかったが、今回の地震は
その【新潟県中越沖地震】のエネルギーは【1000倍】・・。
んんん・・って感じがしますが、確かにあんなレベルの
津波は来ていませんから【1000倍】違うのもなんとなく
納得できたりもする・・(^-^;(笑)

で、うちは?というと、自分の住んでいる横浜・都筑区も
【震度5強】と自分の人生で一番凄い地震だった・・。
ちなみに、我が家で一番の損害場所は

ファイル 1678-1.jpg
娘の部屋・・>散らかった位のこんなレベル・・(笑)
∠( ゚д゚)/ライダーフィギュアは全く倒れず!(爆)●〜*

ファイル 1678-2.jpg
ライダーがんばった!(゚ー゚)\バキ(爆)●〜*

でも、家自体は、かなりギシギシ音を立てて揺れていて、
もう落ちそうなものを支え見守るしかすべはなく【1分前後】
という揺れの時間は2分にも3分にも感じ、さすがに家が
もたないのではないか?とすら思ったが、ヒビすら入らず
地面も何ともなく、家って思っていたよりも、そんなに
柔なものではない事を再確認しました・・(^-^;(笑)
ありがたい・・。

話はズレたが、この日本という国・・つくづく凄いと思う。
こんな混乱の時でも、給水やその他、きちんと順番を守り、
ここぞと混乱に乗じて、強奪や略奪事件が起こる訳でも
ない、できうる限りの情報を公開し、海外の救助隊を
素早く受け入れている・・。
やはりこの治安の素晴らしさは胸を張って良い・・。

そんな事を書いている時に、12日の15時半に福島原発の
一番古い第一原発1号機で【水素爆発】(原子炉格納容器と
その外側の建屋との間に漏れた水素が、建屋内の酸素と
反応を起こした爆発)で、原子炉建屋が吹っ飛び、高レベル
の放射線が検出される事故が起こった・・。

ファイル 1678-3.jpg
さらに、地震による自動停止で原子炉内の圧力上昇と過熱を
引き起こし、冷却水減少による【炉心溶融】が起こっている
可能性を示唆、海水と中性子を飽和するホウ素の注入をし
原子炉圧力容器の内側に海水が満たされて冷却されている
らしいが、その後の報告がない・・。
ただ、この冷却が失敗すると、いわゆる炉心の燃料を入れた
金属の容器が露出、冷却できなくなるので、燃料の温度が
急上昇し、金属の容器が空だきの状態になり、やがては
その金属の容器が溶解【炉心溶融】→燃料自体が溶け出す・・
という事になるのだが、【炉心溶融】が起こっているという
報道・・なぜ【炉心溶融】が起こっていると示唆されたのか?
それは、原発の周辺で放射性物質の【セシウム】と【ヨウ素】
が検出されたからである・・この【セシウム】という物質・・
金属の容器が溶けない限り、外に出てくる事が無いからだ。
この金属の容器が溶ける温度は2700〜2800度とされている
という原子炉内の温度上昇が深刻なレベル・・。
この【炉心溶融】が起こっているとしたら、実は1979年の
アメリカ・スリーマイル島の原発事故と同じ状態である。
スリーマイルの場合は、同じく【炉心溶融】が起こったが、
幸いにも、内部の圧力容器も格納容器も損傷せず、爆発は
しなかった・・。
今回の福島原発も【水素爆発】は起こしているが、内部の
圧力容器も格納容器も、あの爆発では損傷はしていない
そうだが、さらに温度が上昇し、内部の圧力容器も格納容器
も溶け出し、その高温になったそれらの部品が、格納容器の
下にためている水と反応すると【水蒸気爆発】を引き起こし
格納容器を壊す恐れがあり、もしそうなった時には、あの
大惨事チェルノブイリと同じ状態になる・・。

しかし、この件で今わかっている情報の中でビックリなのが、
地震などの天災や不測の事態の時に動く砦である肝心の

【緊急炉心冷却装置(ECCS)】

という安全装置が動かなかったから・・という地震ではなく
安全対策を怠っていた事による【人災】であるという点だ・・。
結局、また原子力の事故というのは【人災】という【おごり】
なのか・・と個人的には絶望する・・_| ̄|○

さあ、先に書いた今回のような【海溝型地震】が2005年
1月1日を基準日に30年以内に起こると発表されている
別な場所は、

○東海にマグニチュード【8.0程度】が86%の確立
○東南海にマグニチュード【8.1程度】が60%の確率
○南海にマグニチュード【8.4程度】が50%の確率
○根室沖にマグニチュード【7.9程度】が30〜40%の確率
○日向灘にマグニチュード【7.6程度】が10%の確率

と確立が高い順に並べてみた。
そう・・確立的に次は我々・・あの来る来る驚かされて
いる【東海大地震】である・・。

また、横浜市の明日(3/14)の【地震に伴う計画停電】の
時間別区域が発表された。
******************************
■地震に伴う計画停電について(横浜市) ■
横浜市都筑区の3月14日(月)の停電予定(東京電力より)
2グループ(9:20~13:00のうち3時間程度、及び18:20~22:00のうち3時間程度)
都筑区佐江戸町、都筑区川向町
5グループ(15:20~19:00のうち3時間程度)
都筑区荏田町、都筑区荏田東2丁目、都筑区荏田東3丁目、都筑区荏田東4丁目、都筑区荏田南1丁目、都筑区荏田南2丁目、都筑区荏田南3丁目、都筑区荏田南4丁目、都筑区荏田南5丁目、都筑区荏田南町、都筑区加賀原1丁目、都筑区加賀原2丁目、都筑区葛が谷、都筑区茅ケ崎中央、都筑区茅ケ崎町、都筑区茅ケ崎東2丁目、都筑区茅ケ崎東3丁目、都筑区茅ケ崎南1丁目、都筑区茅ケ崎南2丁目、都筑区茅ケ崎南3丁目、都筑区茅ケ崎南4丁目、都筑区茅ケ崎南5丁目、都筑区牛久保西4丁目、都筑区牛久保町、都筑区見花山、都筑区高山、都筑区桜並木、都筑区新栄町、都筑区折本町、都筑区川和台、都筑区川和町、都筑区大丸、都筑区大熊町、都筑区池辺町、都筑区中川1丁目、都筑区中川2丁目、都筑区中川3丁目、都筑区中川町、都筑区仲町台1丁目、都筑区仲町台2丁目、都筑区仲町台3丁目、都筑区仲町台4丁目、都筑区仲町台5丁目、都筑区長坂、都筑区東山田町、都筑区東方町、都筑区南山田町、都筑区二の丸、都筑区富士見が丘、都筑区平台
******************************
うちの勝田町、隣の大棚町、早渕、大棚西、勝田南は
この辺の一次変電所である港北変電所から直につないで
いるらしく、停電してしまったら、巨大停電になるため
に計画停電入っていない・・(^-^;
なんか申し訳ない気持ちです・・。