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自民党マニフェスト・・う〜〜ん(-_-;)

自民党のマニフェストが7月31日に発表された。
でも、全般的には【う〜〜ん】な印象。
今回は政権が取れない【負け戦】の様相をあらかじめ想定している
感すらある・・(^-^;(笑)
まず、経済・税財政面は民主党は【削る】自民党は【伸ばす】と対照的。

■経済・税財政■
○引き続き大胆かつ集中的な経済対策を講じ、2010年後半
 に経済成長率2%を実現
○今後3年間で40〜60兆円の需要を創出、概ね200万人の雇用を確保
○10年で家庭の可処分所得を100万円増、1人当たり国民所得を
 世界トップクラスに
○消費税を含む税制抜本改革を経済状況の好転後に遅滞なく実施
○今後10年以内に国と地方の基礎的財政収支(プライマリーバランス)
 黒字化

当初の予定通り【消費税引き上げ】はきちんと明記した点は評価
できる・・ただ、経済状況が好転しないなら財源に明確な部分が
書いていない以上は、赤字国債でまかない続けるという事も読み取れる。

8年伸ばしとなったが【プライマリーバランス黒字化】の明記も評
価できるが、前回は2011年達成だったが、達成は見送りになって
いるので、できるのか?でなくて、やってもらわなければ困る・・。
ここは民主党と力を合わせて超党派で無駄を省く力が必要であり、
この部分は民主党も明記して欲しい部分である。

【10年で家庭の可処分所得を100万円増】を実現するには、最低でも、
もうひとつの公約の経済成長率2%を実現しないといけないそうだ。
正直に経済成長をするとなるとこれは難しいでしょうね・・(笑)
でも、経済成長でなければ、できるかもしれない方法はありますね。
今後、赤字国債の解消には間違いなくいつかやらなければならない
のが【紙幣の増刷】である。
【物価が今のままで100万円増】になるとは誰も言っていません。
【紙幣の増刷】で、インフレに触れ、物価が上がり、貨幣価値が
下がれば所得は上がる・・。
さらに、ごまかす方法もありますね。
たくさんの貯金がある人と全然無い人とを合計して国民の人数で割り、
国民の平均貯金額が何百万もあるというごまかし手法のアレです(笑)
そう・・【各家庭において100万円増】とは一言も書いていませんので
【平均値】を使う事です。(笑)
どちらも、この先にあり得そうな達成可能な作戦です。
と、その辺まで狙っているか?はわかりませんがね・・。

ま、自民党のこの部分は長期展望目標としては評価して良いが、
4年間においての目標が例えば【30万円増しが4年後の中期目標】
などと書かれていないところをみても、今回はやる気ないのかな?
と思ってしまいます・・(笑)

さらに、毎年経済成長率2%にもなるという事は景気がかなり良く
なっている状態でないとこの数字は出ない・・
【経済状況の好転後に遅滞なく実施】とも書かれているところから、
同時に【消費税の導入】という事になるという事も読み取れる訳です。

■年金・医療■
○年金制度を安定・充実させた上で3年以内に無年金・低年金対策の
 具体措置を講じる
○年金制度改革について超党派の協議機関を早期に立ち上げ
○日本年金機構の設立し、年金記録問題への対処と救済を行う
○診療報酬のプラス改定
○低所得者の保険料9割軽減措置を継続、外来の患者負担の
 月額上限を半減
○高額療養費制度の見直しは2009年末までに結論を出し実行 

年金問題は舛添氏が、もう2年くらいで解決すると言っていた。
国民がどうこうできる問題ではなく、それは信じて待つしかない事である。
次に未納問題だが、年金というのは、実際には今のまま国民年金の
未納問題が続いても、年金は実は破綻はしない。
社会保険庁は2008年度の国民年金保険料の未納率が37.9%で
過去最悪になったと発表した・・年金の不安や経済の悪化から、
若い人たちの未納が増え、現在、いわゆる40%の人間が未納という訳だ。
しかし、その数字は【国民年金だけを払っている第1号】の自営業者
などの部分の数字で

公務員【共済年金+国民年金】
サラリーマン【厚生年金+国民年金】

という事で【国民年金】は公務員もサラリーマンも払っているので
ある・・よって、それらも含めると、実は【国民年金】の未納は
5%程で、全く年金問題には影響がないレベルなのである。
すると【未納が増えるとサラリーマンの負担が増えてしまう・・】
などと狂った事を言い出すメディアがいる・・なんでそういう発想に
なる人間が年金問題を伝えているのか?わからんが、未納の場合は
将来その未納者本人が年金をもらえないだけなので、サラリーマンの
負担など出てこないので全然心配ない・・。
もちろん、今の年金制度のままだった場合の話だが・・。
さらに2009年度から、高齢者に支払われる年金は半分が税金になったので、
未納が増えても保険料の負担は半分に減らされ、未納の人間達は、将来
年金はもらえないが、税負担だけは続くという事になるので、未納者は
確実に損する事になる訳です・・。
マスコミもこの辺をしっかりとわかりやすく取り上げれば、逆に年金は

【払わせてくれ!】

という事になると思うんだがなぁ・・(笑)
で、今回、自民党は

【無年金・低年金対策の具体措置を講じる】

という事を言い出しているので、ここも税金でカバーする可能性が
出てきた。実は一見なんか

【無年金の奴を税金で助けるなんてムカツク!】

って気持ちになりがちですが、ここのフォローは税金ででも
早く行った方が得策なのである。
なぜならば、無年金で財産無しだと生活保護がもらえてしまうので、
年金よりも高額所得になってしまうという矛盾が出てくる。
それを無年金の人間は国民年金よりも低い金額で抑え【*万円】
と確定した方が将来の余計な支出が減るのである。
民主党の最低年金保証7万円というのも、年金を払わなかった
人間達が生活保護などを使わなくさせるためにも得策なのである。

ただ、公明党や、自民党の細田氏あたりが言っている、無年金となる
のを防ぐため、年金受給資格が得られる保険料の納付期間を、今の
【25年】から【10年】に短縮するというのも得策である。
ただし条件として、同じ額の年金が支給されるのであれば、25年で
払わなければならないものを10年で払わせるという方法にしないと
不公平になる・・でもそれができると、若い時は意図的に【年金なんて
いらねえよ!】と思っていたが、そうではなく上記の事などをマスコミ
などが丁寧に報道すれば、やがては【払った方が得なんだ!間に合う
のなら払いたい】と改心した人達が出てきた時には救済の道になる・・。

で、医療問題なのですが、医療システムに関しては詳しくない
ので省きます・・(爆)●〜*

■子育て・教育■
○3〜5歳児に対する幼稚園・保育所などを通じた幼児教育費
 2013年から無償化
○低所得者の授業料を無償化
○就学援助制度や給付型奨学金の創設

これは自民党に限らず、子供のいる家庭で幼稚園や保育園の無料化を
望んでいる人達はどの位いるだろうか?もちろん、無料に超した事は
ないだろうけど、経済的に苦しい方々は、今もすでに保育園は無料〜激安
である・・という事は救うべき所は救っている。
そんな救っている所にお金をさらに使うのでなく、保育園を増やす、
お母さんが安心して残業できて会社に後ろめたくない無いような勤め方が
出来るように、保育園の預かってくれる時間を夜10時くらいまでにする
ために必要な人材などに使えばいいのに、なぜやらないんだろう?
そこに雇用が生まれるし、お母さん方も助かる・・という素晴らしい
構図になるのに・・。
まあ、先に待ち構える少子化の時にはその雇用も施設も必要無くなって
しまうから投資できないという面があるのだが、預ける所が無いから
お母さんが働けず、結果、子供が作れないと悪循環は続いてしまう・・。
低所得者の授業料や給付型奨学金はやはりそれなりの勉強をする気力
のある、成果がみられる人だけにして欲しいね。
勉強する気のない人間に学校へ遊びに行く金として受け渡る事は
避けて欲しいね・・(笑)

■外交・安保■
○米軍再編を着実に実施し、抑止力を維持すると同時に、
 沖縄をはじめとする地元の負担を軽減する
○米国に向かう弾道ミサイルの迎撃や弾道ミサイル防衛で
 連携、必要な安全保障上の手当てを行う
○自衛隊の海外派遣が迅速に対応可能となるような国際平和
 協力に関する一般法(国際協力基本法)の制定をめざす
○拉致問題の進展がなければ、北朝鮮への経済支援は行わない
○国連PKO、インド洋での補給支援活動、ソマリア沖での
 海賊対策など自衛隊の海外派遣は国際協調と国益として実施

ま、ここは第九条の書き換えができない以上、アメリカに
守ってもらうしか無いからこんなもんでしょう・・(笑)
民主党のように憲法違反で給油活動ができないなんて言っているのは
論外で、やらなくてはいけない。

■環境■
○「低炭素社会づくり推進基本法」の制定
○世界全体の温室効果ガス排出の2050年半減をめざす
○日本の温室効果ガスを2020年までに05年比で15%削減

まず、自民党も高速道路1000円はやめなさいって!
民主党も無料にする・・と頑に両党共に自動車にこだわるのだろう・・
車なんて、放っておいても持っている人は乗るんだから、なぜもっと
CO2的に経済的な電車などを推進しないのか?
国あげてバスやフェリー、JRすらも業績を悪化させて、体力が持たず、
この先、潰れたりして交通機関が自動車しか無くなったり、無くならなく
とも、本数が極端に減って交通機関として使い物にならなくなったら
どうするんだ?

この国は4年間、4人も首相が交代している。
しかも小泉氏以外は、2人続けて投げ出し、最後の1人は
やめ時を逃し、仕方なく解散・・。
この自民党の4年間をみてみるだけでも、やはり他政権に
任せてみるのも良いキッカケかもしれませんね。
総選挙とは、我々の税金の使い道を任せる人を選ぶ事・・。
全てが自分の考えと合わないから投票しない!ではなく、自分が立候補
しない以上は、それに近い所に投票するのが民主主義である・・。
どの党もこれから柔軟にマニフェストが変わってくる。
残りの日々で良く見極めたいものである・・。
同時に、マニフェストの責任を持たせるために、進ちょく状況を
定期チェックし、国民に発表する制度化も考えてもらいたい。

民主党マニュフェスト発表!

ファイル 1339-1.jpg

さあ、民主党が先に迅速にマニフェストを出してきた!
さすが、ノリに乗っている政党!動きが違う・・(笑)

で、民主党の政策に必要な予算は約16.8兆円(2013年度)で、
その財源は特別会計&一般会計を含めて使っている

【総予算207兆円】

の中において、公共事業の見直し、人件費の削減、天下り
法人の廃止、議員定数削減による歳出カット、埋蔵金、
税控除の見直しなどで捻出するとな・・。

重点政策は【脱・官僚】と共に、

1)無駄遣い
【天下りあっせんの全面禁止&根絶】
【国家公務員人件費2割削減】

2)子育て・教育
【中学卒業まで1人あたり月26000円の子ども手当の支給】
【母子加算復活】
【高校生の授業料支援(公立・年12万円・私立・年12万〜24万円)】
【出産一時金・55万円】

3)年金・医療
【後期高齢者医療制度廃止】
【年金制度の一元化・月額7万円の最低保障年金(全て消費税負担)】
【医師不足解消対策(1.5倍に)】

4)地域主権
【高速道路の無料化】
【ガソリン税などの暫定税率廃止】
【農家への戸別所得補償】

5)雇用・経済
【中小企業法人税率18%→11%に引き下げ】
【月額最大10万円の手当付き職業訓練創設】
【2020年までに温室効果ガスを1990年比25%減】

など、今までの自民党の【業界】に対して補助金や控除による
バラマキから【個人】に対するバラマキに形を変える
マニフェスト内容・・(笑)

そのかわり、

【児童手当(所得制限有り・月5千円〜1万円)】
【配偶者控除(38万円)】
【扶養控除(38万円)】

など、下2つの【2大税控除】は軒並み廃止・・(-_-;)

メディアが触れない個人的に気になるところは、後ほど書く
として、本筋はこれを実際に自分に当てはめるとどうなるのか?

子供は今年で中学卒業なので【子ども手当の支給】は関係ない。
母子家庭でもないので【母子加算復活】はもちろん関係ない。
2013年には高校生じゃないので【高校生の授業料支援】は
関係ない、うちは家族で車がいらない派で、車は持っていない
ので【高速道路の無料化】も関係ないし【ガソリン税の廃止】
も関係ない、【後期高齢者医療制度廃止】も75歳以上がいる
訳でもないから関係ない、農家じゃないから【戸別所得補償】
も関係ない、【中小企業法人税率11%に引き下げ】も店が
法人じゃないので関係ない・・で、自分に関係がある
【扶養控除(38万円)】はなくなる・・_l ̄l●lll ガクリ
なくなるという事は、国税が上がり、同時に市・区民税は上がり、
国民健康保険料も上がるというトリプルパンチを食らった上に
恩恵は何もなく税負担だけが来る・・。

ちなみに、増税になるのは、

【子供がおらず現役で働く夫婦】
【妻が専業主婦】

という事で、2013年の段階では、民主党案では自分は子供が
いても恩恵がない世代になるので、きっちり増税対象の

【子供がおらず現役で働く夫婦】

という事になる。

さらに、財源の話だが、日本の税収は【約40兆円】である。
特別会計&一般会計を含めて使っている総予算【207兆円】
というのは、【赤字国債を発行して補っている】予算である。
それに関しては民主党は財源をどうするか?に関しては
その無駄によって見つけた財源を上記のように

【大判振る舞いでバラまきますよ!】

とは言っているが、国民への借金の返済に使います!とは
一言も言わない・・という事は民主党も自民党と同じように
【赤字国債】は出すという事であり、イコール、国民への
借金は増え続ける事には変わりはない。
だが、自民党は消費税をUPさせざる得ない・・と言っている
のと反対に、民主党は消費税は4年間上げないと言っている。
財源が思ったよりもカットできなかった場合は【赤字国債】
を増やすしかない訳だ・・。
イコール、政権が民主党になると、やってみなきゃわからない
事ではあるが、自民党よりも、さらに国の赤字は増えてゆく
可能性が大きい・・。
その後、税金が上がって尻ぬぐいさせられるなら、今、別に
お手盛りはいらない・・という人も結構多いと思う。

マニフェストが発表される前には、民主党にやらせてみたいと
思っていましたが、ここまで自分たちが負担増な上、その先に
間違いなく増税が待ちかまえているんじゃ、個人の環境での
損得だけを考えれば完全に民主党のチョイスはなくなる・・。

また、気になるのが、

【2020年までに温室効果ガスを1990年比25%減】

って・・簡単に口にするが、未だにマイナスにもなっていない中、
それを25%削減ってどこまで国民に負担を強いるつもりだよ。
もうすでにボクサー並に減量しているこの日本から、経済発展
をしないつもりなら実現できるかもしれないが、高速道路を
無料化しバンバン国民に車を乗せた上で、世界に負けないような
経済発展をしながらこの数字を実現するなんて絶対に無理。(笑)
今回、高速道路を1000円にした事によって、交通量が増え、
今年のGWの期間中だけで約66万トンのCO2が増えたそうだ。
このままの状態だと、クールビズの期間(6月〜9月)で
約250万トン増える想定だそうだ。
環境省がクールビズでがんばって約110万トン位削減できると
言っているが、高速道路1000円の政策でクールビズで削減
される量の2年分が簡単にすっ飛ぶ。
それなのにさらに高速道路を無料化してガソリン税を廃止する。
どう考えても、温室効果ガス25%削減なんてできる訳ない。

さらに、官僚主導から政治家主導へという【脱・官僚】も
コンセプト的には悪くないが、実現は難しいでしょう・・。

【政府への国会議員約100人の配置】
閣議の案件を決める【事務次官会議の廃止】
少人数の閣僚で政策を固める【閣僚委員会】
予算の骨格を決める首相直属の【国家戦略局】
行政の無駄や不正をチェックする【行政刷新会議】

の設置はなかなかおもしろい。
特に【事務次官会議の廃止】などは出来るならばおもしろい。
だが、逆に、国の運営は各専門的な分野で十分に熟知して
政策を決めないと危ないのに、それが毎年のように大臣が替わる
というんじゃないが、これらが政局の都合でクルクル人間が
変わるんじゃ困る訳で、その辺は大丈夫なのか?
理想論はわかるのだが、政治家主導というのはそこが怖い・・。

評価したいのは、個人的に不安だった政策集において
明記されていた愚策である

【在日などの永住外国人への地方参政権付与】
【国会図書館に過去の日本を追及する恒久平和調査局を設置する】

などは、今回のマニフェストには盛り込まれなかった。
日本の事を考え、リベラル色の強い政策を表記しなかった点は、
評価する。

さらに、今回のマニフェストには内政に関してが中心で、
外交については

【充実した外交で世界に貢献】

の一文で、今時点ではオブラートに包まれているのだが、実は
民主党の政策集に【戦後課題の処理】と言うのが明記されている。
お隣の韓国ではこの部分を大きく取り上げ好感触を示している。(笑)
*********************************************
民主党政権なら「過去の歴史問題」を積極的解決
(中央日報7月28日)

日本第1野党の民主党が執権すれば、日帝の侵略による従軍慰安婦
など過去の問題の解決に積極的に取り組む見通しだ。8月30日の
総選挙で執権する可能性が高い民主党が、自民党の保守路線から脱し、
積極的な過去の歴史処理と外交政策を推進することにしたからだ。
経済分野では米国と自由貿易協定(FTA)を締結し、両国間の
貿易・投資を拡大することにした。韓国などアジア各国ともFTA
を積極的に推進する方針だ。
民主党の鳩山由紀夫代表は27日、東京都内で記者会見を行い、
総選挙に向けた「政策公約(マニフェスト)」を発表した。
この日の発表は当初党本部で行う予定だったが、200人と予想
された取材陣が7倍に増え、急いで場所が市内ホテルに変更する
など、日本メディアは民主党政策に熱い関心を見せた。

◇過去の歴史処理=内政問題の核心だけを提示したマニフェスト
には明示されなかったが、60ページ分量の政策集には
「戦後課題の処理」が明記された。
閣僚の靖国神社参拝の禁止、従軍慰安婦被害調査と賠償問題も
党論として含まれている。
民主党はこれを実現するために、国会図書館に日帝が戦時中
にした加害行為を調べる「恒久平和調査局」を設置する方針だ。
在日同胞など永住外国人の地方参政権許容問題については
党設立時の精神を維持すると、政策集は明らかにした。
民主党は96年の党設立後、「永住外国人地方参政権検討委員会」
を設立するなど積極的な姿勢を見せてきた。
独島(ドクト、日本名・竹島)と関しては「領土問題の解決は
難しいだけでなく、かなりの時間が必要」としながらも「日本が
領土主権を持つ北方領土、竹島問題の早期かつ平和的解決の
ために粘り強く対話を繰り返す」と明らかにした。
民主党が執権しても独島をめぐる韓国・日本の外交葛藤は
変わらないことを予告したのだ。

◇外交・統治構造の変化=現実重視外交路線に方向を定めた。
対米関係では自民党の「日米同盟重視」から「言うべきことは
言う対等な外交」に転換することにした。中央集権体制から
地域分権体制で大きく転換される。
鳩山代表は「政権交代は自民党の長期政権を変える次元ではなく、
明治維新後に定着した官僚主導政治を根本的に変え、国民が主役
になる政治をつくる」と述べた。
このために首相直属機関として国家戦略国・閣僚委員会を設置して
政治主導政策を繰り広げ、行政刷新委員会を新設して政府の
地方出張機関を全面廃止するなど果敢に民営化を推進することにした。

◇放送・通信分野を改革=放送・通信分野で市場競争原理を
大幅強化する。特に制限された放送電波使用の効率性を高める
ために一定の範囲内で電波の競売を認め、チャンネル割当制度も
根本的に改革することにした。
またNHKの公共性を高めるために公営放送目的に合わない
子会社の整理、衛星放送(BS)などNHK所有チャンネルの
調整などを推進することにした。
*********************************************
世界は河野談話のように証拠はないが、政治的決着のためにと
従軍慰安婦の謝罪をした・・のように一度でも安易に謝罪を
すれば、徹底的にそこを責めてくる。
もちろんこれこそが外交なのだから仕方がない。
その外交について、まだ民主党はマニフェストの中では口を
閉ざしたままである。
日本が社会党の村山政権が変わった時には【村山談話】という、
とんでもない日本の汚点を残した・・。
民主党も政策集に載っていたような行動に出るとするならば、
この先には社会党政権時と同じ歴史を残す可能性がある・・。
有名な話だが、なんたって民主党大会では国旗(日の丸)を
掲げない・・そんな感覚の人間達が、もしかしたら日本の外交
をするという恐ろしさ・・。
ただ、マニフェストというのは選挙公示までには、民意を
汲み入れ、どんどんと変わる可能性もある・・が上記の通り、
外交においての民主党には個人的には期待薄なのである・・(^-^;

それと恐ろしいのが、民主党はマニフェストで、教育において
現在の教育委員会制度を抜本的に見直し、教育行政全体を厳格に
監視する

【教育監査委員会】

を設置する・・としている。
その【教育監査委員会】とは【教育行政全体を厳格に監視するもの】
と役割定義している・・。
7月10日&12日の【【教育】を失う時がやってくるのか?】で
ブログにも書いたが、参議院の民主党には、

●民主党参議院議員会長・輿石東氏(元山梨県教組委員長)
●神本美恵子氏(元福岡県教組女性部長)
●佐藤泰介氏(元愛知県教組委員長)
●那谷屋正義氏(元横浜市教組書記長)
●水岡俊一氏(元兵庫県教組書記次長)

と、輿石東氏を含め【日教組】出身の議員が5人いる。
先の【教育基本法改正】において、参議院の特別委員会で
教育基本法の審議の際、民主党はこの5人いる日教組出身議員の
中から、なんと民主党参議院議員会長・輿石東氏を除いた4人を
委員に選んできた・・w
いや、それがいけないのではなく、民主党が【教育】に関しては
どの人にお願いしようかなぁ・・と考えてチョイスする時には、
こうして日教組出身議員がきちんと出てくる事が恐ろしいのだ。
また、この5人は日教組の代弁者である事を隠そうなどとは
しておらず、堂々としている方々なのだが、日教組から支援を
されている民主党議員・・となると、もう数えきれない・・
というのが現状な訳です・・。

だから【教育】となると、イコール日教組出身議員が出てくる
構図になる→政権確保後の文部科学大臣=日教組の可能性が
危惧される・・。
自民党政権時ですら、抑えられない【日教組】・・。
これが【日教組】を支持母体として持つ民主党政権に
なって改善するとは到底思えない・・。

【民主党の教育=日教組】

となった場合、各学校において日教組の方針に従った教育が行われて
いるかを厳格に監視するという事になる可能性が高くなる・・。
今までは一部の日教組教師の実力行使的な流れで反発していたが、
今度は【国旗(日の丸)掲揚】や【国歌(君が代)斉唱】、
道徳教育などを行う教師などは、【教育監査委員会】に告発される
という教育現場が訪れるかもしれないのである。
これだけは、自分の過度な妄想の世界で終わって欲しい・・と
願うばかりである。

そして、自民党にできなかった事・・それは政治の透明化・・。
民主党が政権を取るなら、本当はバラマキでなく政治の透明化を
徹底的にやって欲しいと思うんだよ。
結果、それが今後の日本を変えると思うんだがなぁ・・。

予定では、7月31日には、自民党マニフェストが発表される。
今のところ、報道で見る限りではパッとしないね・・(^-^;
これだけの逆風下であるだけでなく、日本の歴代政権で【消費税引き上げ】
を打ち出して、つぶれなかった政権はない・・というトラウマの中、
【消費税引き上げ】は大きく謳うとしている・・。
ま、いずれにしても今日である・・。

中国に打ちのめされるの巻(後編)

■中国に打ちのめされるの巻(前編)■
https://www.hearts.jp/user-cgi-bin/diarypro/diary.cgi?no=1333

皆既日食だったので、1回飛ばしで前編からの続きぃぃぃ〜(笑)

核軍縮問題は、G8首脳は声明で【米露核削減合意】を歓迎した。
【核なき世界】へ前進などと前向きな報道も多かったが、そもそも
合意しなければならないという事は、なんだかんだ言ってどちらも

【お前がやらねえならオラもやらね!】

とう事の裏返しである事はしっかりと認識しなくてはいけない。
どっちかが「やめた!」と言い出せば、またスタートへ戻る。
まだまだ一番核を持っている国がそんなレベルでしか考えていない
のだから、やはり核など無くなる訳がないのだ。

いずれにしても、この問題も中国が帰っちゃったから、今後のG20、
主要30カ国による【核安全サミット】へ北朝鮮、イラン、イラク
などの地域情勢問題と共に持ち越し・・。

と、完全に中国がいなくて話し合いにならないというサミット(笑)
こりゃ、将来はG8でなく、主軸はアメリカと中国だけで結局は
決まる・・というG2と言われる時代になる事は間違いない・・。
日本のGDPを来年には中国が抜き去り、世界第2位になると
予測され、現在も世界のあらゆるものを中国は買いあさっている。

余談だが、個人的に笑えないのがワイン・・。
中国では現在ワインブームが起きていて、中国のワイン消費量
は世界第6位で2001年の約34万キロリットルから2006年では
既に50万キロリットルを超え、現在も年率10~15%でワイン
の消費量が伸びており、既に日本の約2倍の規模に達している。
さらに、中国の不動産会社・ロンハイ・インターナショナル社が
ボルドーの白ワインで有名な【シャトー・ラトゥール・ラギュン】
を2008年に買収・・。
続いて、2009年6月には中国の香港のA&Aインターナショナル社
が、ボルドーの【シャトー・リシュリュー】買収・・。
ボルドーの超高級ワインの価格が2倍になったのも、中国の
買い占めが原因・・と買い占める前のまだ安かった時に、自分の
コレクションとしては買い込んでいたので本当に良かった・・(^-^;

話を元に戻すが、ボルドーの超高級ワインの価格ではないが、中国の
経済状況で世界の経済状況が変わる、中国の標準が世界標準になる・・
今まで日本が見下していた国が力を付け、人口13億のパワーが、
GDPだけでなく【買う、消費する】と、今や日本を追い抜こうと
ものすごいスピードでパワーシフトしている・・。
そんな中、国民に借金だらけの日本という国が、高度成長を支えた
もの作りの中小企業を見捨て、右から左へ物を流すだけで利ざやを
稼ぐ仕事ばかりをみんなで目指して、どうやってこのスピードに
食らいついていくのだろうか?
利害でなく国策として【国力】という事を真面目に論じないと
気付いた時には今回のサミットのように、相手にされないだけでなく、
置いてけぼりになってしまうのではないだろうか?
そんな事を真剣に考えてしまう程、中国に打ちのめされたのは
自分だけであろうか?

中国に打ちのめされるの巻(前編)

イタリアのラクイラ(実は今回、恥ずかしながら初めて
知った地名・・(^-^;)で7月8日〜10日に開かれていた

【ラクイラ・サミット(主要国首脳会議)】

が終了した。主要テーマは、

●経済問題
●地球温暖化問題
●核軍縮問題
●地域情勢問題(イラン、イラク、北朝鮮)

なのと、オバマ大統領になって初めてのサミットという事で、
結構始まる前から注目されていたサミットだったりした・・。
経済問題は、各国、財政投入しているので、まだ様子見の
中間地点なのだが、各国のマイナスの中、プラスを維持した
のは実は中国だけで、自動車販売もアメリカを抜き、中国が
トップに・・さらに、アメリカが財政投入のために大量に
国債を出して各国に借金をしているのだが、そのアメリカ
国債を一番保有しているのも中国・・と、経済政策は中国
の景気対策抜きでは世界中が回復できない事がハッキリして
しまった・・。

地球温暖化問題では、背景に新興国などに温室効果ガス排出を

【2050年までに世界全体で50%削減】

を目標に合意するためのエサとして

【先進国全体で2050年までに排出量を80%かそれ以上
 削減する目標を支持する】

って・・本気?と途上国でなくとも「できる訳がない=嘘」
と思っちゃうよな・・(笑)
それ以前に、ダイエットにダイエットを重ねてすでに
ボクサーのような減量(削減)している省エネルギー
国家・日本はさらに過酷なダイエットを強いられる
可能性も出てくる・・結果、

【ダイエットできないのなら日本は排出権を買う
 事で金を出せ!】

の方向性を辿るのは目に見えている。
そんな危惧も、CO2を世界で20%排出中の中国の
胡錦涛さんが帰っちゃったので、何にも決められ
ねえな・・となったが、今後がものすごく怖い・・
何が怖いって・・日本に排出権のお金を出すだけ
出させて、20年もしたら、

【地球温暖化とCO2は関係なかったみたいでちゅ!
 なんか寒冷期がやってきて寒くなって来ちゃい
 ました!えへへ・・(^^*)】

なんて事になり、それまで支払ったお金(税金)は
全く無駄になるかもしれない訳だ・・。
現に【CO2が増加=気温上昇し続ける】という図式も、
昨年は、CO2が増加し続けているのに、地球気温は
21世紀に入って

【最も低かった】

という事で、早くもこの定説は崩れている・・。

という事で、後編に続く!(* ̄∇ ̄*)v

■中国に打ちのめされるの巻(後編)■
https://www.hearts.jp/user-cgi-bin/diarypro/diary.cgi?no=1335

考え方は決して間違っていない

【臓器移植法】から12年・・。
臓器移植法改正が、6月18日、衆議院で【A案】が可決、
7月13日午後、参議院でも【A案】が可決、成立した。
やっと・・やっと国際社会と肩を並べるレベルになってきた・・
という感じだ。
すでに、海外では【闇の子供たち】ではないが、自国の子供は
法律で守って、他の国の臓器は金と引き替えに提供してもらう
という日本の姿に世界からの矛盾の指摘を正常化する一歩を
踏み出したと言える・・。

個人的には【改正臓器移植法案】は成立した【A案】支持である。
そして、【A案】は世界保健機関(WHO)の指針や主要各国の
臓器移植法とほぼ同じものである。

【脳死】について、

【もっと時間をかけて話し合うべきだ!】
【審議し尽くされていない!】

などと反対派からは意見が飛んでいたが、こうした

【死生観】

は、いくら審議しても、平行線になるのは目に見えているのと、
そもそも【脳死】についてなんて、もう20年も前から論議されて
いて答えが出ないんだから、自分はもうそんな部分には論議は
いらないと思っている・・ひとまず世界標準の線引きでいい・・。
万人が納得する法などこの世には存在しないからね・・。
もちろん、この改正法においては賛成、反対、どちらの立場に
なったとしても、はずれた方の患者が犠牲になるという構造は
同じである・・となると、法という観点からみれば、より多くの
人が幸せになれるのはどちらか?の判断での結論で良いと思っている。
認めない方向で救える多くの命を【法の壁】ということだけで
絶望に叩き落とすのではなく、【脳死】を認めれば、それを
受け入れてくれる人達の意志を尊重し、救える命が出てくる。

テレビでも脳死の家族を看病している方のコメントが流れていた。

【人の死生観は法律で決めるものではない】

と言うが、だからそこは違うって!
脳死を死と認めたくなければ、拒絶はできるのだ。
しかも、本人の拒否がわからなくとも家族でも拒絶出来るのだ。
この部分においては一応の線を引いただけであり、押しつけて
強制する訳ではない・・。

【脳死を死と判断する事になれば、脳死と判断された人には、
 保険は適用されず、診療行為は行われないようになる】
【脳死を認めざるを得ない方向性になりかねず、拒絶できない
 風潮になる恐れがある】

ここも施行まで1年あるのですから、問題があるのならば、
これからきちんと煮詰めていけばいい・・。
もちろん、前回のブログに書いたのではないが、17法案が蔑ろに
されているように、政治状況によっては、そうした詳細の部分が
今後蔑ろにならない可能性がない訳ではありませんがね・・(^-^;

実際、自分自身は、臓器は動いているけど【脳死】だ!という事で
生きたいとは思わない・・。
でも、自分はいいんだよね・・実際のところ・・(笑)
自分の愛する人がその状態なら臓器を取り出した瞬間に【完全に死ぬ】
という事を受け止められるか?というところがネックなんだよね。
こればかりはやはり価値観や思い入れでの判断、その場の心境で決まる。
でも、テレビで出てくる【脳死】の子供達・・誤解を恐れずに
言うならば、命の尊さだとかいうきれい事はひとまずこちらに
置いておいて、親の立場でなく、【脳死】の子供自身の立場なら
自発呼吸ができない、脳で理解も出来ない状態で、本当に心から
【生きたい】と思っているのだろうか?を問うた時、

【そんなの子供自身にしかわからない!】

というのが本当のところだろう・・でもそれが【脳死】の状態では
本人は判断できない、考える事すらできないという事を考えてみても、

【脳死=人の死】

というのは個人的には妥当な判断だと思う。
医療が移植できない技術の時代ならともかく、今やそれで
多々の命が救われるのならば、やはりそちらを優先する・・という
考え方は決して間違っていない・・。
さらに、もっと広い視野で考えるならば、今までの海外での心臓移植
の手術に何千万円という金を集めて渡航する・・。
それで救えるひとつの命・・でもそれだけのお金があれば、世界で
何千万人、いや何億人もの命が救えるかもしれない・・。
そんな事を考えると【臓器移植法】そのものも罪な法律なのかも
しれないとも思ってしまうのです・・。

一番声を上げている日本が何もできないんじゃん!

しかし・・暑いな・・連日・・_l ̄l●lll ガクリ
じぶんはもう・・夏はすでに飽きました・・(爆)●〜*
あと少なくとも1ヶ月はこんな調子かと思うと、ゾッとします。

で、そんな中、参議院では麻生首相の【問責決議案】が可決された。
この【問責決議案】・・衆議院で出される【内閣不信任案】と違い、
実は、法的拘束力はない・・ただ、麻生首相の【問責決議案】が
可決されたという事は、【責任がある】と認められた訳ですから、
そのまま内閣に居座ることは普通はできない(別にどんどん立場が
厳しくなるが、居座っていても良い(笑))ので=辞任という道
を辿る・・【内閣は議会に連帯して責任を負う】という観点から、
麻生首相が任命している内閣とは一緒にやれねえよ!という事で、
それと同時に民主党など野党は今後の国会審議に応じないとし、
政府提出の17法案(前国会からの継続案件も含む)

●貨物検査特別措置法案
●公務員制度改革関連法案
●労働者派遣法改正案
●障害者自立支援法改正案
●被用者年金一元化法案
●地方公務員法・地方独立行政法人法改正案
●独立行政法人統計センター法改正案
●独立行政法人通則法改正案
●独立行政法人通則法施行関係法整備法案
●独立行政法人気象研究所法案
●成田国際空港株式会社法改正案
●確定拠出年金法改正案
●小規模企業共済法改正案
●行政不服審査法案
●行政不服審査法施行関係法整備法案
●行政手続法改正案
●組織的犯罪処罰法改正案(共謀罪創設法案)

や、スポーツ基本法案、児童買春・ポルノ禁止法改正案
などの議員立法も廃案になる事が確実に・・議員立法などは、
色々な所からの色々な人の働きかけでで願いがこもっている
ものもあるだろうに、簡単に踏みつぶすよな・・(笑)
民主党の国会審議に応じないのもひどいが、麻生首相も、
同時に解散する!って叫んでいる訳ですから、実はどちらの
党も、審議するつもりがなかったという事・・。

しかし、ニュースや新聞でも騒がれているが、先日の国連制裁
決議で、核、ミサイル関連物資の北朝鮮への出入りを遮断する
ための貨物検査を各国に求めた。
日本は、それを受け、北朝鮮関連船舶の貨物検査を可能に
するための

【貨物検査特別措置法案】

という、国連が定める北朝鮮禁輸品目の貨物検査を行う
権限を海上保安庁と税関に付与する内容の法案だった。
この法案の成立は日本の国益に直結しているので、党首会談
などででも成立の合意をしておかないと国際社会における
日本の北朝鮮制裁政策が世界に対して

【なんだよ!一番声を上げている日本が何もできないんじゃん!】

と、日本は国連安全保障理事会で対北朝鮮制裁決議を主導を
してきたのに、自らそれを崩し、発言力もダウンしてしまう
可能性だけでなく、このまま廃案になる事により、なんと
貨物検査は他国に委ねる事になる・・と法整備ができないという
事は、実は日本の政治のおそまつさを世界に発信&露呈する
形になってしまう・・。
本当は、民主党など野党は今後の国会審議に応じないなどと
与野党の駆け引きの道具にして遊んでいる状況でないのだ。

が・・もうどいつも選挙の事だけ考えているんだろうな・・_| ̄|○

想像以上の大差

総選挙の動向に相当影響すると言われ、注目の東京都議会議員選挙。

【民主党が勝つだろうな・・】

とは思ってはいたが、想像以上の大差でビックリした・・(^-^;
ただ、民主党が魅力的なので評価されたのではなく、、自民党が
ガッカリだから民主党に票が集まったというのが正しい見方・・。
でも、これに隠された形でこのままうやむやになりそうな、
鳩山代表の資金管理団体による収支報告書の虚偽記載問題・・
これはまだきちんと説明はされていない事は忘れちゃいけない・・。

都政においては、築地市場のガス工場毒物跡地移転問題や
大量の税金をつぎ込んだ新銀行東京の経営再建問題・・など
民主党が都政を支配したので、暗礁に乗り上げる可能性も出て
くる・・が、それらの問題を今後、数を力に否決したとしても、
税金を投入している量によっては、民主党もそのまま続けざる
をえない→なんだ民主党も結局は口だけじゃん!というように、
一昔前に社会党が政権を取った時のように、

【結局は何も出来なかった→根拠もなく闇雲に反対していただけ!】

という結果にならないように、喜びも束の間で、今度は
【第一党】として、

【結果を出し続けなければならない】

という事を背負わされた形、【お手並み拝見!】という都民の
厳しい目が光る形になる。

個人的には、日教組の心配はこちらに置いておいても

【大風呂敷を広げている民主党にやらせてみたい!】

という気持ちは確かにある。
東京都でという事でなく、全般で見渡しても、色々な偽装や
怠惰など、自民党でなあなあになっていた部分を見破ったり
明らかにしてきた事などの民主党の力は大きい・・。
ただ、国民に映っている、

【消費税は上げません!】
【高速道路は無料!】
【高齢者医療廃止!】
【福祉充実!】

などなど、ひとまず【バラ色の大風呂敷を広げた】政党が
本当に発言してきた通りに政権を担えるかどうか?は
普通に考えたらまだまだ不安だらけだ・・。
さらに、先に書いた鳩山代表の資金管理団体による収支報告書の
虚偽記載問題も、今後、悪い方へ発展する可能性もある。
となると、民主党も総選挙前に党首が辞任するという大失態の
可能性もある・・。
だから、はじめから自分が言うように、岡田氏にしときゃ
良かったのに・・と自分のような外野な第三者は結果論で
何とでも言える(爆)●〜*

さらに、民主党の外交にも怖さがある。
基本的には民主党は今のところは日米同盟を損なうような
安保政策を打ち出しているし、朝鮮総連から献金をもらって
いる議員がいたり、証拠もない従軍慰安婦を認めて反日のデモ
に公費を使って参加している議員もいる・・などなどの事を
考えると、アメリカにやたら強い姿勢をみせて、北朝鮮には
あいまいに・・後先も考えずにその辺で謝罪しまくる外交
などを行う怖さもある。
その辺も議員の力関係で動くのでなく、党でまとまって力を
発揮できるようになれば、日本の2大政党時代がやってきた
と言えるが、まだまだ未知数なのが今の民主党・・。
やはり自分も【お手並み拝見!】だ。

【教育】を失う時がやってくるのか?(後編)

■【教育】を失う時がやってくるのか?(前編)■
https://www.hearts.jp/user-cgi-bin/diarypro/diary.cgi?no=1328

前編からの続きぃぃぃ〜

民主党内で力を持っていないペーペーの議員ならば、そんなに
恐れる事はないのだが【輿石東】氏は

【民主党の代表代行】
【参院議員会長】

という権力を持っている事が非常に怖い。
2009年1月14日に行われた日教組の会合でも

【日教組とともに戦っていく。永遠に日教組の組合員である
 という自負を持っている】
【教育の政治的中立はありえない】
https://sankei.jp.msn.com/politics/situation/090114/stt0901142151011-n1.htm

と教育の政治的中立は法で定められているにも拘わらず
堂々と宣言し、臓器移植法案においても、2009年6月18日
の記者会見では、

【臓器移植法案を最優先でやらなければいけないとは思って
 ない。急がなければ死んでしまうという話でもない】
https://sankei.jp.msn.com/life/body/090618/bdy0906182310008-n1.htm

と述べるという・・翌日19日にはその発言を修正してきたが・・(-_-;)
まあ、別に上記の発言がおかしいとかおかしくないとかの話ではなく、
教育を語る割には、ひとまずこうした考えの方である。

そして、参議院の民主党には、

●民主党参議院議員会長・輿石東氏(元山梨県教組委員長)
●神本美恵子氏(元福岡県教組女性部長)
●佐藤泰介氏(元愛知県教組委員長)
●那谷屋正義氏(元横浜市教組書記長)
●水岡俊一氏(元兵庫県教組書記次長)

と、輿石東氏を含め【日教組】出身の議員が5人いる。
先の【教育基本法改正】において、参議院の特別委員会で
教育基本法の審議の際、民主党はこの5人いる日教組出身議員の
中から、なんと民主党参議院議員会長・輿石東氏を除いた4人を
委員に選んできた・・(笑)
いや、それがいけないのではなく、民主党が【教育】に関しては
どの人にお願いしようかなぁ・・と考えてチョイスする時には、
こうして日教組出身議員がきちんと出てくる事が恐ろしいのだ。
また、この5人は日教組の代弁者である事を隠そうなどとは
しておらず、堂々としている方々なのだが、日教組から支援を
されている民主党議員・・となると、もう数えきれない・・
というのが現状な訳です・・。

だから【教育】となると、イコール日教組出身議員が出てくる
構図になる→政権確保後の文部科学大臣=日教組の可能性が
危惧される・・。
自民党政権時ですら、抑えられない【日教組】・・。
これが【日教組】を支持母体として持つ民主党政権に
なって改善するとは到底思えない・・。
そして、民主党自身が、そこを阻止できないとするならば、
自民党の危機は、【教育】の危機、自民党が政権を失う時には
【教育】を失う時なのかもしれない・・。

さらに【公務員労組】も支持母体、年金問題の主犯である
【自治労(全日本自治団体労働組合)】も民主党の支持母体、
売国行為を防ぐため外国人団体から政治資金を受け取る事は
政治資金規正法で禁止されているのに【朝鮮総連】から献金
を受け取ってる角田義一氏(参議院副議長)・・。
国会休んで韓国の反日デモに公費で参加、従軍慰安婦に
対する日本の謝罪と賠償を求める岡崎トミ子さん・・。
反日国家の人間でも首相になれてしまうかもしれない
【外国人参政権】も民主党は推奨している。
さあ、これだけのしがらみに囲まれた民主党・・。
教育だけでなく、公務員問題、北朝鮮問題、アジア外交、
外国人参政権・・恐ろしい結末を迎えるかもしれない問題
を恐ろしいと感じていない人々の手に渡る可能性が・・。
それが自分の危惧で終わってくれる事を切に願うが・・。

【教育】を失う時がやってくるのか?(前編)

麻生内閣の支持率が低下の中、国民の世論は

【民主党にでも任せてみるか・・】

という妥協と期待・・。
個人的にはアメリカのようにその時その時に政権が代わり
政治が維新されていく事には大歓迎である。
しかし、日本においては懸念が無い訳ではない。
個人的に、特に自民党と思っている訳ではないが、政権が
変わって民主党に任せるのに恐ろしいと感じている事の
ひとつに、

【教育】

がある。それ以前に、今回の懸念に関与するのが、

【日教組】

なのだが、この【日教組】(すでに加入率は30%以下
なのだが)どういう団体なのか?簡単に書くならば、

【教職員の待遇改善・地位の向上、教職員定数の改善をはじめ
 とする教育条件の整備などを主な目的として活動している】

と基本的には直接子供の事を考えている団体ではない。
さらに問題のある活動としては、あの

【国旗不掲揚、君が代不斉唱 不起立問題】
(憲法が保障する思想・良心の自由に反するとして、
「日の丸」の掲揚、「君が代」の斉唱は行わないと主張、
 生徒達が主役であるはずの式典において、個人的に思想を
 通す事に必死になっている問題)

を始め、

【教育基本法改定反対運動】
【ゆとり教育の推進】

などをやっているのが【日教組】という団体。
こうした事をふまえて今回は進めて行きたいと思う。

以前、元総務相の鳩山邦夫氏が、

【われわれが政権を失って、日教組が文部科学大臣になったら
 どうなるのか、大いに心配しなければならない】

と述べている。こんな事になったら大変な事態である。
でも、それも現実味を帯びてきている。
実は日本教職員組合(以後、日教組)が全面支援するのは民主党。
山梨県教組(山教組)の元委員長であり、日教組の政治団体

【日本民主教育政治連盟】

の【会長】である興石東(こしいし あずま)氏は、実は
【民主党の代表代行】【民主党参議院議員会長】なのだ。

以前に、個人的に常に支持している櫻井さんもブログでも
(以下、引用)
*********************************************
「“早寝・早起き・朝ご飯”教育は憲法違反なのか?」
 2009年03月07日『週刊ダイヤモンド』  

隂山英男氏らの教育現場での体験から、子どもたちの頭脳は
磨けば磨くほど成長し発達すること、頭脳の健全な発達が、
しっかりした食事と規則正しい生活習慣によって促されること
などがわかっている。そこで隂山氏らは、賢く健康な子どもを
育てるための親や教師の心がけとして、「早寝・早起き・朝ご飯」
の実践を提唱してきた。
夜更かしさせずに早めに就寝させて十分な睡眠を取らせる。
朝は早く起こして、しっかりと食事をさせる。こうして育て、
充実した国語、算数教育を施した子どもたちが信じがたくも
すばらしい成果を達成してきた姿は、多くの報道によって
伝えられてきた。
ところが、日本教職員組合系の教育総研では、「早寝・早起き
・朝ご飯は憲法違反」だとして非難されているのだ。
教育の現状や、韓国資本に不動産を買い取られつつある対馬の
現状に警告を発してきた自民党参院議員の山谷えり子氏が語る。
「日教組系の人たちの教育への影響はまだまだ強いものがあります。
彼らは驚くようなおかしなことを時として、主張します。早寝・
早起き・朝ご飯の指導は憲法違反だというのも、その一つです」
教育総研の「総研ノート」のコラムから、彼らの主張を拾って
みよう。運営委員の池田賢市氏が、2007年12月20日付で書いている。
「近代立憲主義における政治体制においては、(中略)、価値に
おける多様性の保障が大前提である」「『早寝・早起き・朝ご飯』
は、人の生活の仕方、生き方という、憲法の下でけっしてその価値
の優劣を示してはいけないことがらに踏み込もうとする違憲の
スローガンである」「少なくとも、夜更かしや朝食を食べない
ことが公共の福祉に反しないことは確かである」
ここで私は、ある女子中学生の反問を思い出した。少女売買春が
「援助交際」として横行する実態を報じた番組で、売春をする
少女が、自分の体を自分が売って何が悪いのかと、取材中の
記者に挑むように問うたのだ。
価値の多様性を楯にした憲法違反論と、自由と権利をはき違えた
少女の主張の、なんと似ていることか。
それにしても、食事も取らずに登校し、朝礼で貧血を起こして
ばったり倒れる子どもは今、珍しくない。「公共の福祉に反しない」
などという前に、子どもの心身の健康を考えるのが、教師の責務
であろう。
不祥事続きの大分県での教育にも目を向けてみよう。
大分県教職員組合が作成した08年2月の「『建国記念の日』って何?」
という印刷物だ。内容は、2月11日の建国記念日を祝ってはならない
理由を、祖父と孫娘の会話の形式で解説したものだ。祖父は孫娘に
建国記念日はかつての紀元節で、神武天皇が橿原宮で初代天皇に
即位した日に由来するが、それは史実ではないと教え、次のように
語る。
「『紀元節』と聞くと戦争を思い出しておそろしいんだ。もともとは
『戦争・天皇制』をたたえる日だったからなぁ」
「2007年に『国民投票法』が成立したんだが、これによっていずれ
憲法が改悪され、日本が戦争のできる国になって、若者たちが兵隊に
とられていくんじゃないかと心配でたまらないんだよ」
こんな曲がった解説をするような日教組系教師たちには、とうてい
教育は任せられないと思う。だが、近未来に政権を取るであろう
民主党の参院議員会長で山梨県教職員組合の元委員長だった
輿石東氏は、1月14日、日教組の会合に参加し、挨拶した。
「私も日教組とともに戦っていく。永遠に日教組の組合員である
という自負を持っている」「教育の政治的中立はありえない」
 民主党政権ができれば、こんな教育になっていくのか。
少なからず危惧の念を抱くゆえんである。
*********************************************
と、やはり、櫻井さんも同じ【輿石東】氏の事を危惧している。

という事で、後編に続く!(* ̄∇ ̄*)v

■【教育】を失う時がやってくるのか?(後編)■
https://www.hearts.jp/user-cgi-bin/diarypro/diary.cgi?no=1329

本当に恐ろしい【新型インフルエンザの○○】

【新型インフルエンザ】・・ニュースを見ていると、本当に
恐ろしく背筋がゾッとしてくる・・今からこんなのに
感染したらどうしようと頭を抱え、怯えてしまう・・。
【弱毒性だが感染力が強い】というのだからやっかいだ・・。

本当に感染したら恐ろしい・・

【新型インフルエンザの○○】

ん??【○○】って何だ?(笑)
2文字だからもちろん【ウイルス】じゃないよ・・。

今、実は日本で一番怖いのは【新型インフルエンザの○○】
なのである・・こいつで自分の人生が変わってしまうかも
しれないのだ・・本当に恐ろしい・・。

その【○○】の答えは【対応】である。
国民が怯えているのは、きっと【新型インフルエンザ】
という病気を怯えているのではない・・感染してからの、
国&マスコミ挙げての【対応】による

【犯罪者のような扱い】

を怯えているのである。

うちを例に考えてみよう。
娘が学校から【新型インフルエンザ】に感染したとする。
それをかかりつけの林先生に見つけて頂いたとしよう。
その時に、都筑区が感染者が多い地域ならば、自宅療養と
する事ができるかもしれないが、そうでなければ、まず
娘は【隔離】である。同時にうちら家族も経過措置で7日間
(今だと5日)の隔離措置であろう・・恐らく、店は営業停止、
防護服のような人間達が入り乱れて、家や店を消毒措置・・
そんな事されれば、

【ここは新型インフルエンザの家&店】

という事で、近所で興味のまなざしに晒される・・。
もしかしたら、林先生の所も、防護服のような人間達が
入り乱れて消毒措置、営業停止かもしれない・・。
サラリーマンは有休を使うだけで復帰後はそのまま普通に
仕事を開始できるかもしれないが、ご近所商売&人に触れる
商売の自分などは、そこでその後そのまま営業が出来るか?
もわからない・・最悪は村八分になる可能性だって秘めて
いるのだ・・これはとんでもなく恐ろしい事である・・。

今回、国の【新型インフルエンザ】の対応は、恐らくこの冬に
強毒性が出た時の【予行練習】だと思っている。
どの位にパニックになるのか?医療関係はどのような状況に
なるのか?飛行機や鉄道の対策は現実的にどうしたら
効果的なのか?学校や会社、店などの対応はどうするのか?
強毒性と弱毒性の時の線引きはどうするのか?などなど・・
色々な事を実験し、マニュアル作製をしていると思っている。

それをふまえ、今回の事で見直してもらいたい事のひとつに
マスコミがある・・国内が今回大騒ぎになっているのは
悪いがマスコミのせいである。何様のつもりなのであろう?
今の世論はマスコミで簡単に操作できる。
簡単に操作できるのだからこそ、もっと冷静な報道はできない
のだろうか?国も、もっと報道規制をするべきではないだろうか?
病院名の公表や、学校名の公表、わかる人には具体的に人物が
誰だかわかるような公表方法・・その人物がたどったルートまで
の公表が必要であろうか?ましてや感染した人数など、まるで
この世の終わりのような恐怖を公共の場を使って煽っている
とさえ感じる報道の必要性を全く感じないのは自分だけだろうか?
そんな事を公開しなくとも、発病する人は発病をするし、
発病しない人は発病をしない・・発病しなければ今回で言う
【発熱相談ホットライン】には電話をしないし、病院にも
行かない訳なのだから、どのような症状になったらどうすれば
いいのか?と、どのようにして予防すればいいのか?など
だけをしつこく報道してくれれば、国民へのマスコミの役割は
充分に足りるはずである。
そんな事も全く気付かずに、我先に感染者のいる病院や、
隔離された場所を報道し合う事が正義感であると錯覚している。
バカじゃないだろうか?
さらにこの【新型インフルエンザ】、薬無しでも5日〜1週間も
あれば治るそうだ・・という事は、もしかしたら、この対応が
イヤで、水面下では名乗り出ない人も多数いるかもしれないと
予測される・・人生が変わってしまうのならば、名乗りでない
方が絶対に良い訳で・・。
この辺は国やマスコミはどう考えているのだろう?
やはりこの側面から見ても、バカじゃないんだろうか?
そうなってしまわないように、【新型インフルエンザ】の過剰対応
に対する対策と共に、このマスコミ・・否、マスゴミ対策を早急に
やって頂きたい・・この冬までに・・。

新鮮味のない民主党の現実

ファイル 1302-1.jpg

民主党の新代表に鳩山由紀夫氏が選出された。
民主党がまとまるためには【鳩山氏】、自民党の小泉元首相の
ような新しい風と共にクリーンムーブメントを起こすなら
【岡田氏】・・。民主党がどちらを選ぶのか?
結局は下馬評通り【まとまる】方を選んだ。
まあ、こんなのは、【小沢氏】が辞任した水面下では、恐らくは
【鳩山氏】のチョイスというシナリオがほとんど決まっていたから、
【小沢氏】が辞任する事を決意したというのが本音でしょうな・・。
地方の議員や、民主党の支持者の意見を聞いた上で時間をかけて、
先日ここでも書いたようにマスコミを動かしながらで代表選を
やっていたら、小泉劇場ではないが、ムーブメントに乗って、
間違いなく【岡田氏】が勝利していたでしょうな・・(笑)
しかし、今後、民主党が政権を取り運営をする時には、社会党の
残骸【鳩山氏】や【岡田氏】、【菅氏】では、間違いなく無理・・。
絶対に【小沢氏】の力が必要なのである。
今後、【小沢氏】が陰で【鳩山氏】を操りながら、民主党が
運営されていく事は決定した。
こんな自民党の残骸【小沢氏】の呪縛を解き放つ様な力のある
リーダーが出てきた時には、民主党の長期政権もありえるかも
しれないが、今のままでは、民主党が仮に政権を取ったとしても、
昔の社会党が政権を取った時のような、結局は何も出来ず、
言っていた事と実際にやった事が正反対・・なんていう無様な
結果で終わる気がする・・。
でもまだこれが今の民主党の現実・・。

本当はアメリカ様の指示に従っただけさ!

5月13日、一般会計で約13兆9000億円に及ぶ

【2009年度・補正予算案】

が衆議院を通過した。そのうちの【約4兆3600億円】が
勝手に各省庁が使える【基金】の乱発・・。
【10兆8200億円】の【新規国債】の増発・・。
その内訳も【7兆3300億円】が【建設国債】、【3兆4900億円】が
【赤字国債】である・・(-_-;)
でも、この【補正予算案】・・良く計算され我が国に必要だから
出されたのか?答えは【NO】である。
実は、この14兆円というのは、アメリカが

【GDPの2%程度の財政支出】

を言いだしたので、日本においてGDPの2%というと、14〜15兆円
出さないと達成しないから出すお金なのだ。
だから、各省庁から予算を募ったため、【基金の乱発】という
馬鹿げた内容になったのだ・・。
中には、科学技術振興機構などは、予算要求をしていないのに、
予算がついているそうだ・・(-_-;)
このどん底の景気に即効性があるもの、少しずつでも将来の日本の
改革につながっていくようなもの、少子高齢化を支えるもの・・
そういうものが一体どれだけあるのかというと

【????】

である。
民主・社民・国民新党は【審議が充分ではない】と本会議を
欠席したが、そんな事をしても仕方ない。
予算案というのは参議院で否決されようが、憲法規定で

【30日後には成立】

してしまうので、最悪でも6月12日に成立する・・。
それは仕方ないにしても、この先これだけ大量の【国債の消化】が
できるのか?結局は日銀が間接的に引き受けるか、お金を刷るしかない。
という事は、インフレが訪れ、国民の資産が目減りするという事が
待ち受けているという事・・。
仮に、インフレを形よく防げたとしても、その為には景気が爆発的に
良くなるか増税しかない・・。
どこからどうみても、国民には負担しかない訳で、こうした未来が
確実に見える事が果たして景気対策になるのか?
次世代に大変申し訳なく思う訳であります・・。

呪縛からの解放

民主党の小沢一郎代表が5月11日に代表辞任を表明した。
3月に公設第1秘書が政治資金規正法違反容疑で逮捕されてから
小沢氏へ強く辞任を言い切れない感すらあった民主党は、
まさに思考停止ぎみだったので、やっと呪縛から解き放たれた
ってところでしょうな・・。
政局的には【判断遅すぎ】で【支持率低下】と国民の信頼を
失ってしまいつつあっただけでなく、政権末期の様相を
呈していた麻生内閣の支持率を結果、上げる手助けになって
しまった民主党・・(笑)
そうなってしまった上での小沢氏の辞めるタイミング・・。
これは実は絶妙で最高の辞め方をした。
先日、一般会計で約14兆円に及ぶ補正予算案が発表された。
そのうちの約4兆3600億円が勝手に各省庁が使える【基金】
だという事で、上昇気味だった麻生内閣の支持率が再び低下した
ところに、笑顔の小沢氏の辞任会見と共に民主党勢力が一気に
拡大する。さらに、遅くとも秋には解散総選挙は確実な所に、
民主党の代表選が始まる・・今度選ばれる民主党代表は
次の【総理大臣候補】である可能性が高い。
とことん派手な花火を打ち上げ、できたら今発表されている
国会議員だけの投票にせず、地方の議員もきちんと投票させる
方式にするというレベルで思考を停止せず、今やマスコミで
世論など簡単に作れるのだから、ここで起死回生のとんでもない
一手として、できるだけ一般の国民に近い人間までもが
投票できるような代表戦にする事ができれば、マスコミを独占
できる。しかも、一般の国民に近い人間も混じった投票という
事で【総理大臣候補】としての値打ちも出る・・。
そんな事まで民主党ができるかどうか?は知らないが(笑)
麻生内閣の支持率が再び低下と解散総選挙前のマスコミ独占
という世論盛り上げにはちょうど良い期間・・あとは大きな
ヘマをしなければいい・・。
やはり小沢氏・・ただでは辞めなかったね・・策士である。

なんだかな・・の北朝鮮ミサイル騒動

北朝鮮のミサイル発射騒動で、日本が日曜&月曜と右往左往した。
たったミサイル1機を、結局は打ち落とせるだの打ち落とせない
だの、そこいら辺に、しかもたくさんの

ファイル 1280-1.jpg

【PAC3】

を準備しないといけなくて、さらには

ファイル 1280-2.jpg

【イージス艦】

までも必要・・ってそれはそれは平和な国が急に向こうから
戦場がやってきちゃった訳で・・あわてふためいている。(笑)
こうして、国民の元に戦場がやってくるのが危険なのだ!と
いつも言っている通りに、あわてふためき、オロオロする
日本の姿なのが残念だ・・。
北朝鮮も中国やロシアになんて落とそうものなら、数倍にして
ぶっ放されて大変な事になっちゃうだろうけど、日本は
【戦争放棄】なんて平和ボケした国で、日本側からぶっ放す
事は100%ないから、軌道は日本へ向ける。
自分が金正日でも、そうするよ・・(笑)

そして、昨日、北朝鮮から発射映像が公開された。

ファイル 1280-3.jpg

報道によると、ミサイルの機体は白色で、1段目の側面に
ハングルで【朝鮮】の文字、2段目には北朝鮮の【国旗】が
描かれているそうだ。
にしても、北朝鮮はぶっ放しちゃった訳だが、今回は今までの
ぶっ放したケースとは【したたかさ】がちょっと違う。
今回、北朝鮮は事前に【人工衛星】を搭載したロケットを
打ち上げると発表した。
さらにそのために、事前に国際条約の

【宇宙条約】と【宇宙物体登録条約】

に加盟したし、国際的規定にしたがって

【国際海事機関】や【国際民間航空機関】

などの国際機関に、船舶と航空機の航行安全に必要な資料を
きちんと提供し事前通告し、他の衛星打ち上げ国と同様の
国際的手続きと慣例にのっとって【人工衛星】を打ち上げた。
速攻、常任理事国5カ国+日本という事で国連安保理を
緊急招集はしたものの、北朝鮮のこの手続きでダメだとなると、
公平にすべての国の衛星打ち上げを問題視するのが当然と
なってしまう。そのように、

【核も衛星も常任理事国5カ国はOKで、北朝鮮だけはダメ!】

では、北朝鮮を擁護する訳ではないけど、理屈から言って、
やはり北朝鮮にとってはかなり不条理だ。
さらに、常任理事国5カ国のうち、アメリカは【制裁すべき!】
という立場なので、おそらくイギリス&フランスはその流れに
同意するだろう・・しかし、安保理招集以前に中国&ロシアは
【制裁は慎重に!】という立場を貫いている・・。
という事は、決議が決裂する事は始まる前からわかっており、
北朝鮮へ一番重く法的拘束力のある【制裁決議】は、ほとんど
あり得ず、最高でも【議長声明】、もしくは【報道声明】で、
何のおとがめもなく終わる事もわかっていて、日本は声高に
叫ぶ事しかできないとう事も、北朝鮮はわかってやっている。
という事をふまえ、ちょこっと考えただけで、今回の発射は、
【人工衛星】としては失敗だが、ミサイルとしての成果は、
北朝鮮が喜んでいる通り【90%以上の成功!】と言えるだろう・・。

なぜそう言い切れるのか?
実際には3年前の2006年7月にテポドン2号を含む、計7発の
弾道ミサイルを発射したが、失敗に終わっている。
今回、【人工衛星】がどうのこうのは二の次、三の次で、

【きちんと打ち上げられるか?】

が一番の問題だった訳で、それは成功した。
さらに、北朝鮮はここまで飛ばすミサイルを作れる技術力が
あるんだぞ!という国際的なPRも成功した。
この成功は2つの側面を持つ。今後、何かの交渉の際の脅かす
武器が大きくなりカードが強くなったという点、発展途上国へ、
これだけ飛ばせるミサイルを技術輸出するという事で商売&
外貨獲得への強烈なコマーシャルができたという点。
この【人工衛星】と称するミサイル一発で、これだけの
メリットを得た訳だ。
デメリットとして、国際的な制裁が来る、その中でも日本は
さらに制裁措置を強化するだろうが、そもそも日本なんて
関係が最悪に悪化しているところに、さらに制裁されたところで
北朝鮮としては大して影響はない。
隣の中国とロシアは仲良くしてくれるのだから・・(笑)
アメリカも、経済が調子良い時ならともかく、現在は経済
そのものが落っちんでいるんだからさほど影響はないだけで
なく、それ以前に関係は最悪だったので、これまた大して
影響はない・・。
究極は、6カ国協議を破綻させ、核施設を再稼働し、再度、
核実験を行うというカードも残されている。
最後のカードをちらつかせ、今までの北朝鮮のしたたかさを
考えれば、ほとんど制裁はないというのが結末だろう・・。

感心している場合ではないが、北朝鮮のなりふり構っていない
ように見える外交だが、このように本当に計算されている・・。
日本もお金だけを出す【ばらまき外交】でなく、こうした
【計算された外交】を、北朝鮮ほど危険でなくていいが、
もうちょっと気合い入れてやってくんないかな?(-_-;)

そして、今回のミサイル騒動をあらゆる角度から検証してみても、
やはり、悲しいかな・・どの角度からも見えてくる姿は、
【平和ボケ・日本】なのだ・・。

このまま、いつか国民が犠牲になるまで、目を閉じ続けるのか?(-_-;)

ロシアの戦略的外交(後編)

■ロシアの戦略的外交(中編)■
https://www.hearts.jp/user-cgi-bin/diarypro/diary.cgi?no=1256

中編からの続きぃぃ〜

その後、ソ連は一人でやっていける時代には

【領土問題は解決済み】

と日本無視の戦法をとる。
だが、記憶にも新しい1991年にソ連が崩壊、ロシアとなるが、
そもそもグチャグチャになっていたソ連がロシアになっただけ
ですから【自国が経済ピンチ!】である事は変わりはない。
そこで、ロシアのエリツィン大統領は日本に飴玉を巻く・・。

【平和条約が領土問題の解決を含む】
【四島の帰属問題を解決することによる平和条約の締結】

など、そもそもやる気もないのに、日本が喜びそうな文言を
連発、北朝鮮の拉致問題の作戦みたいな事を始める。
で、その作戦に日本はまんまとはまる事になる。
1997年に【橋本・エリツィン・プラン】などという経済援助
と引き替えに、2000年末までに平和条約を締結するよう
全力を尽くす事で合意する。
これが未だに締結できていない訳ですから、結果、日本は
お金を取られ、ロシアは約束をのらりくらりと上手に交わし、
きちんと国益としての戦略的外交を行っている事がよくわかる。
で、ロシアは今度は大統領がプーチンに代わる。
すると、プーチンは【橋本・エリツィン・プラン】の時と同様に、

【今までの全ての合意に基づき、四島の帰属問題を解決する事
 により、平和条約を結ぶための交渉を継続】

と主張してくる。当たり前だよな・・(笑)
【四島の帰属問題を解決】と記しても、返還する事ではない。
この事をよくわかっているから、北朝鮮と一緒で、答えは
ぼやかしたままで、日本にはギリギリまで色々な事を
協力させる方がいいからね。
そのままのらりくらりを繰り返し、現在に至る・・。
結果、残念だがロシアの一人勝ちという事だ・・。
どこをどうみても【北方四島(歯舞諸島・色丹島・国後島・択捉島)】
は、我が国の領土であり、いまだかつて一度も正式に外国の
領土となった事がないのはハッキリしているのと、ロシアは
法的立場が弱く【強硬論】しか主張できない事はわかって
いるのに、50年間やっても何の成果もない・・。
しかも成果がないだけではないのだ。日本は

【自国の領土を返してくれ!】

と言ったら、なんと【経済援助】という形でロシアに
お金を払い続けているのだ。
この構図・・北朝鮮の拉致問題と全く一緒だ。凸(-""-)
さらに【力で奪われたものを返せ!】と言っている点でも
北朝鮮の拉致問題と全く一緒なのだ。
この先、四島を返してくれるという甘い言葉に乗って
いったい日本はいくら経済援助し続けるのだろう・・。
北方領土問題は無関係でどこか遠くの事・・と逃げても、
みんな我々の税金が使われているのである・・。

と話を今回の【日露首脳会談】へ戻そう。
これらをふまえ、麻生首相は2006年、外務大臣の時代に

○日 本→歯舞諸島・色丹島・国後島の全域+択捉島の25%
○ロシア→択捉島の残り

という【面積二等分論】を掲げていた。
そして、首相になり、今回の【日露首脳会談】の会見で

【向こうは2島、こっちは4島ではまったく進展しない。
 役人に任せているだけじゃダメ。政治家で決断する
 以外に方法はない】

と、またおかしな寝言を言い始めた。
自分の持論の【面積二等分論】あたりをロシアに打診した
のかもしれない・・で、喜んだメドべージェフ大統領が、

【新たな、独創的で型にはまらないアプローチ】

を支持した形かもしれないとまで推測してしまう。
よって、もしかしたら、今までの日本の【四島返還】の
方針が変わる可能性が出てきた。
だとしたら、麻生首相も政権が終わる事が近いから、
つまらない所に力が入っているとしか思えないな・・(-_-;)
そのくせ、ロシア側が北方四島への渡航の際に、日本側へ
【出入国カード】の提出を要求し、北方領土へのビザなし
交流が中止されたというとんでもない問題・・。
これについて麻生首相は打開できなかった・・。
しかし、この【出入国カード】の問題は、変な形でロシアに
譲ったら、今度はパスポートを要求してくる可能性も出てくる。
となると、日本が北方四島がロシア領である事を認める形に
なる訳で、絶対に阻止しなければならない。
しかしこれも、もちろんロシアはわかっていてやっている
戦略的外交であろう。
さらに【サハリン2】も6割のLNGは来るにしても、事業の
最終段階でロシア政府が強引に経営権を奪取した・・と
実行支配はロシア・・と、日本はボヤボヤしているうちに、
着々とロシアの戦略的外交の成果はあらわれている。
そうこうしているうちに、北方領土における日本の世論も
年を重ね、色々な形に変わってきた。
実際には日本のその弱い部分に対して、ロシアが揺さぶり
をかけてきていると個人的には予測する・・。
いずれにしても、日本の【四島返還】、【出入国カード】
の問題は毅然としていなければならない。

でも、この日本がなめられる根本的な構図は攻撃をする
権利を持つ軍隊がない事、憲法で戦争の放棄をうたい、
日本から攻撃する事は100%ありえない安心感から・・。
だから、平気でロシアは漁船を拿捕(だほ)するし、
中国も怖がらずに境界海域を突破して調査に来たりする。

【話し合い】の対義語は【争い】・・。
そして、世界の価値観において、決して戦争はやっては
いけない事ではないという事は、平和ボケしている
日本人はハッキリ認識しなくてはいけない。
日本の国内の秩序の乱れや争いがこの程度で収まって
いるのは、【警察】がいるからである。
隣国においての秩序の乱れや争いを収めるのはやはり
【軍隊】の力である事はどの国においても一緒・・。
やはり日本も、使わずとも世界へ力を見せる核の用意、
空と海の境界線などにおける毅然とした行動(攻撃)を
する姿は、戦争放棄の一言で思考を停止するのではなく、
きちんと目を開いて考えなくてはいけない。

ロシアの戦略的外交(中編)

■ロシアの戦略的外交(前編)■
https://www.hearts.jp/user-cgi-bin/diarypro/diary.cgi?no=1255

前編からの続きぃぃ〜

そうは言うものの、これだけもめている北方領土問題って
実はどういう事?・・わかっているようでわかっていない
もの・・(笑)なので、備忘録も含めてちょっと整理する。
で、整理してみると、実は結構、複雑であったりする・・(笑)

さかのぼると、1854年【日露和信条約】で、択捉島より南
(歯舞諸島・色丹島・国後島・択捉島の四島は)が【日本領】
で、ウルップ島より北の千島列島は【ロシア領】となる。
で、樺太は共同管理体制をとる。
その後、1875年【樺太・千島交換条約】で、樺太は全部
【ロシア領】、千島列島は歯舞諸島・色丹島・国後島・択捉島
の四島だけじゃなく、全部【日本領】となる。
その後、1905年に日露戦争で日本が勝つと【ポーツマス条約】
で、樺太は南北に分割、北緯50度以南の樺太は【日本領】、
北が【ロシア領】となる。
この時点で整理すると、樺太の北だけが【ロシア領】、樺太
の南&四島を含む千島列島全域が【日本領】であるという事。
で、1922年ロシアがソ連となる。
1941年に日本とソ連の間で【日ソ中立条約】締結された。
相互不可侵および、一方が第三国の軍事行動の対象になった
場合の他方の中立などを定め、このまま第二次世界大戦になる。
ここから先は有名な出来事で、日本はご存じの通り、第二次
世界大戦に負ける。
ソ連は【日ソ中立条約】を破って、戦争が終わるちょっと前
(8月8日)に参戦して樺太の南を占領、9月5日までの間に
北方四島のすべてを占領。
日本は8月15日に【ポツダム宣言】とともに降伏している
のだから、ソ連の行為は、どさくさに紛れた侵略である事は
明確・・だが、1946年2月にソ連は、樺太南部・千島列島・
国後島・択捉島・色丹島・歯舞群島を自国の領土とする事
を宣言・・。
さらに日本は1951年、戦後処理のための

【サンフランシスコ平和条約(ソ連は調印せず)】

を締結、日本は樺太の南と千島列島の

【権利・請求権】

を放棄した。ただ、当時の吉田茂氏は

【色丹島および歯舞諸島が北海道の一部である事】
【択捉および国後の両島は(千島列島ではなく)千島列島
 の南部の二島である事】

を宣言・・わかりにくいが、日本は【樺太・千島交換条約】
により四島はすでに日本固有の領土(そもそも北海道)で、
権利を放棄した千島列島というのは、ウルップ島の北の
島々の事だよという事。
まあ、四島に関しては、住んでいるのは日本人ばかりだったし、
この点においては日本の主張はアメリカも認めている。
だが、ソ連は四島を含む全部を放棄したと判断している訳だ・・
調印してないクセに・・(笑)
で、1956年に、鳩山首相がソ連を訪れ【日ソ共同宣言】
に調印、第9項に

【日ソ平和条約締結後に歯舞群島、色丹島を返す】

と明記する。だが、結果論としてこれがまずかった。
ここからが日本は拉致問題と同じ道をたどる事になる・・。
日本は【ソ連は二島を譲歩してきたのだから、交渉によっては
四島になる可能性もありうる・・】という事で【四島返還】で
アプローチしてゆく事になる。

後編へ続くよん!(笑)

■ロシアの戦略的外交(後編)■
https://www.hearts.jp/user-cgi-bin/diarypro/diary.cgi?no=1257

ロシアの戦略的外交(前編)

2月18日、【樺太(サハリン)】に日本の首相が降り立つ
という実は戦後初めての出来事・・。

ファイル 1255-1.jpg

ロシア極東・サハリン州・・画像では向かって左上の下に
向かって飛び出している領土だが、紫色の部分は正当な
【ロシア領】であるが、実は下半分の白色の部分は、

【国際法上どの国にも帰属せず】

という部分・・。今の所、どこの国の領土でもないのだ。
今回、どこの国の領土でもない所をロシアが実行支配し、
ロシアが勝手につけた地名【プリゴロドノエ】で、ロシア
のメドべージェフ大統領と麻生首相の【日露首脳会談】が
行われた。
しかし、そもそも麻生首相が呼ばれたのは【サハリン2】
という日本の技術で作った液化天然ガス(LNG)の
加工施設の稼働式典に出席するというのが表向き・・。
生産されるLNGの約6割は日本向けで、3月末にも日本への
出荷がスタート、日本の総輸入量の約7%になるという・・。

だが、今回の麻生首相が【樺太(サハリン)】へ

【ロシアの大統領に招待されて来た】

という事は、最終的に領土問題で日本は実行支配した
【樺太(サハリン)】のロシアの立場を認めますよ!
という意味合いを持たせる事になってしまったという
ロシアの戦略的外交にまんまと乗せられた形であり、
ロシアの大きな成果になってしまった恐れがある事は
麻生首相はわかっているのか? さらに、

【<新たな、独創的で型にはまらないアプローチ>の
 下で北方領土交渉を行うことで一致した】

などと、暢気な事を会見していた・・。
もう何ヶ月かで終わる国民の支持率が10%もない首相が
こんなロシア側に有利になるような会談をしてどうする
つもりだ?ここでも末期症状の内閣の戦略も何もない
国益を損なう外交が見え隠れする・・。

中編へ続くよん!(笑)

■ロシアの戦略的外交(中編)■
https://www.hearts.jp/user-cgi-bin/diarypro/diary.cgi?no=1256

中川昭一氏・大失態・・残念だ・・(-_-;)

ファイル 1254-1.jpg

いやいや・・中川昭一財務・金融担当相の辞任・・。
個人的に、好きな政治家のうちの一人だったので、
今回の大失態は非常に残念・・。(-_-;) でも、やはり

【あのぅ〜・・オ・・オバミャ政権に対して・・】

はマズイよな・・(^-^;(笑)
多くはマスコミが報道しているので、詳細は書きませんが、
気になるところだけ・・。
今回の騒動・・体調と薬のせいにした訳だが、これは
大変な事である。医者が正規に出した薬であるという
事は厚生省が認可したものである。
お酒と一緒に服用したら、あんなにろれつが回らない
位にラリってしまう風邪薬や鎮痛剤があるとするならば、
ただちにその薬を明らかにして国民に注意勧告しなければ
ならないはず・・。でも、その動きがないという事は、

【お酒で酔っていた】

という事が明白だという事だ。
ただ、今回勘違いしては困るのが、要所、要所では
お酒が出ていた訳で、決してお酒を飲んでいては
いけなかったのではなかったという事・・。
国によっては、酒を飲んでからでないと話し合いが
始まらない国もあるそうだ。
という事は、やはりきちんと、

【疲れている所に、お酒を飲んでいるので体調が悪い】

と会見は少し後にしてく欲しいという事で、十分大丈夫
だったそうなので、それができるのだったら、そうする
べきだったのは悔やまれる所・・。
でも、シビアに書けば、【G7】という、世界が保護主義
に向かっている所、日本がリーダーシップを取らなければ
ならない、いや、取るチャンスがあった大切な場で、
節度ある飲酒という大人の姿勢が出来なかった中川氏は
政治倫理の低下というかモラルハザードと言われても
仕方がない大失態であり、麻生内閣を象徴した大失態
とも言える・・。

2/16 夜【罷免されない限り職責を全うしたい】
2/17 昼【予算案の衆院通過後、辞表を出したい】

という流れ・・麻生内閣が甘いのは、辞任を表明した
財務・金融大臣を国会が、国民が相手にするのか?
さらには、今や、刻々と世界情勢が変わっているのに、
世界の国が辞めるとわかっている大臣とまじめに
話し合いをするのか?・・と普通に考えただけで、
辞任をするけど予算案の衆院通過後まで辞任しない
なんて事が通用しないとわかっていない事・・。
それを麻生首相が罷免しなかった時点で、すでに
総理としての危機管理能力も政治戦略も窺えない。
さらに、中川氏の隣にいた官僚は篠原尚之財務官。
中川氏の酔っぱらい会見を止めるでもなく、言い間違い
も修正せず、そのまま記者会見を放置・・。
国益を考えれば、こいつの罪も相当重い・・と言いたい
所だが、篠原財務官も麻生内閣に何も期待していない
という態度のあらわれで、せめてもの反発だったのかも
しれないけどな・・。

この危機管理能力がないという事が、今の支持率にも
しっかり表れているんだろうな・・。

で、結局は、

2/17 夕方【辞めた方が国家のためになると判断した】

となった・・最悪のやめ方になってしまった・・(-_-;)
中川氏がそんな顛末の時に、奇しくも内閣府から、

ファイル 1254-2.jpg

日本の2008年10月〜12月期のGDP(国民総生産)が
発表され、

【−12.7%】

という、個人的予想よりも軽かったマイナス幅だったが、
第一次オイルショック以来、35年ぶり2ケタ下落とな・・。
さらに、すごいすごいと言われたアメリカはたったの

【−3.8%】

という日本の1/3以下・・(-_-;)
日本には、アメリカの土地&住宅バブル(サブプライム)
の崩壊、それによる金融不況の影響だったはずなのに、
いつの間にか【自動車不況】の様相になってしまった。
ただ、勉強不足で申し訳ないが、自動車や家電製品に
関しては輸出の経済依存がこれほどまでだとは
知らなかったのでビックリした・・。
こんなに依存している事がわかっていたのならば、
やはり10月の株価最安値&円単独高の時に先手を
打って、円の発行をやるべきだったと、この数字を
みても個人的には悔やまれる・・。
もしかしたら、日本がどの国も怯える

【お金を刷る】

という手法において、最高の結果を出せたかも
しれないのになぁ・・残念・・!!
それに重ねての中川氏の大失態・・。

2/17付のイギリスのフィナンシャルタイムズは、

【中川氏がローマの記者会見で見せた失態は、国際金融
 危機に効果的に対応できない世界第2位の経済大国
 (日本)の無力ぶりを暗示した】

と書いたそうだが、返す言葉もない・・_l ̄l●lll ガクリ

さあ、生まれ変わるのか?

ファイル 962-1.jpg

アメリカの首都ワシントンに200万人と言われる観衆の中、
【バラク・フセイン・オバマ氏(47)(以下オバマ氏)】
が1月20日に第44代アメリカ大統領に就任した。
世論調査では、8割がオバマ政権の誕生を歓迎している
という報告からも、アメリカ国民の寄せる期待は大きい。
200万人が集結したと言うのも、きっと、先の見えない
行き詰まり感すらあるアメリカの現状を打破して欲しい
という希望の数なのだろう・・。
オバマ氏は60年前と言っていたが、40〜50年前ですら、
黒人はレストランに入るのを拒まれ、白人とは一緒の
空間で食事ができなかったという時代背景を考えると、
本当に歴史的な瞬間ですね・・。

しかし、ニュースでもやっていたが、ファーストレディの
ミシェル夫人・・すごい経歴の持ち主なんですね・・(^-^;
出身はシカゴの貧民街・サウスサイド、奴隷の先祖をもつ
アフリカ労働者階級とな・・。その出身でアメリカで生きて
ゆくというのは、大変だったようですね。
でも、高校時代は飛び級でプリンストン大学、卒業後は
ハーバード法科大学院に進むという、まさにエリートの
道筋をまっしぐら・・(^-^;(笑)
その後は、企業法務の弁護士事務所に就職、弁護士に。
市役所や非政府組織(NGO)などの仕事を経て、大統領選
直前までシカゴ大学病院副院長を務めるというキャリア・・。
オバマ氏が困った時には、全てミシェル夫人が決めると
公言しているのだが、そんな事を公然と言って問題にならない
アメリカには驚くよなぁ・・。
日本だったらマスコミに

【自分で決断できない人間に日本をまかせて良いのか?】

だとか、レポーターが開口一番に

【今回の決断は夫人がなさったんでか?】

みたいな感じで、マイクを何本も向けてボコボコにされて
しまうだろうな・・(笑)

とはいえ、新しい大統領に代わり、国際秩序作りに、
色々な国がガンガンと働きかけてくる事は目に見えている。
日本は、アメリカに言われた事を協力するだけでなく、
日米同盟の枠を飛び越え、新しい世界のあり方や地球規模
の問題に日本がどう関わって行き、国際秩序作りにどのような
提案をし、主導権を執って行くのか?
早速、日本の外交力が試される・・。

イギリスとアメリカの罪は重い

第三次世界大戦の火種になる可能性すらある
イスラエルの内戦・・。
今回、テレビの報道などを観ていても、

【イスラエルが正義で、ハマスがテロ組織】

みたいな感じで伝わって来るが、正直なところ
イマイチ詳しい事がわからない・・(笑)
わかろうとすると【旧約聖書】にはじまる。

【旧約聖書】にはパレスチナ地方(現在の
イスラエル)が【約束の地】として神から
ユダヤ人に与えられたと示しており暮らして
いたのだそうだ・・。

しかし、約2000年前ローマ帝国に
滅ぼされローマの植民地になった後、
当たり前だがユダヤ人はローマに
徹底的に反抗・・。
そのため、首都エルサレムは壊され、そこに
いたユダヤ人は追放され、ユダヤ人は世界中
に離散してしまった・・。
さらに第二次世界大戦時、ナチスドイツに
よりユダヤ人が虐殺され&定住地のない
ユダヤ人は【旧約聖書】を理由に

【パレスチナの土地はユダヤ人のもの】

と主張、聖地のパレスチナ地方に戻って
ユダヤ人の国を作ろうとパレスチナに
移住を開始する。
しかし、そこにはすでにパレスチナ人
(アラブ人)が住んでいた。
となると、当たり前だが、先に住んでいた
パレスチナ人(アラブ人)と頻繁に衝突
するようになる・・。
この当時パレスチナは、トルコの領土で
あったため、第一次大戦で、イギリスは、
トルコに勝ったら

【ユダヤ人の国家】

をつくるとユダヤ人に約束し、パレスチナ人
にも、

【パレスチナの独立】

を二枚舌を使って約束するのだが、最終的
にイギリスはこの約束を反故する・・。

そこで国連が仲介に入ってアラブ人の国と
ユダヤ人の国に分ける案を出した。
それに基づいて1948年にイスラエルと
いう国が出来た。
しかし、この時にはパレスチナ人(アラブ人)
は圧倒的な人数がいる反面、まだユダヤ人
(イスラエル人)は少数だった。
しかし、人口は考慮に入れられず領土の分割
がほぼ同等になったため、パレスチナ人
(アラブ人)側は、分割反対を表明し、
【中東戦争】となる・・。

まあ、ユダヤ人(イスラエル人)にして
みれば、元々、平和に暮らしていたのに、
ローマに追い出された土地をパレスチナ人
(アラブ人)に横取りされたのを取り戻した
という事だし、パレスチナ人(アラブ人)に
してみれば、ユダヤ人(イスラエル人)は、
形はどうであれ、その時には居なかった
訳で、その土地をきちんと自分たちが
取得して維持していたのに、あとから
来て横取りしたという事だ・・。

この歴史が、今現在も紛争の火種と
なっている・・。

よく、イスラエルとパレスチナのどちらが
悪いの?という事を考えがちだが、実は
この様にどちらも悪いとは言えず、じゃ、
本当に悪い奴は結局のところ誰よ?という
話になると、やはり、二枚舌を使って
いいかげんな約束をしたイギリスが
一番悪いのだ・・。

歴史的背景がわかると、パレスチナ問題
というのは本当に複雑で酷い話なのだ・・。

話は逸れたが、その何回か行われた
【中東戦争】は、全てイスラエル側の勝利
で、現在はイスラエルが支配、【ガザ地区】
と【ヨルダン川西岸地区】という2地区を
【パレスチナ自治区】という形でパレスチナ人
(アラブ人)に国に近い形で作らせてあげて
いるのがこの地区。

ファイル 1239-2.jpg

この【パレスチナ自治区】をまとめている
のが、【ファタハ派】と【ハマス派】が
連立政権を組む形で、国を治めていこう
としたが、やはりうまくいかなくて、
【ハマス派】が【ガザ地区】を武力制圧する。

これで

【ヨルダン川西岸地区】→【ファタハ派】
【ガザ地区】→【ハマス派】

という構図になった。
ファタハはイスラエルにおいては実は話せる
相手なのだが、逆にハマスは

【イスラエルの存在を認めない】

という形でイスラエルに対し、テロ行為も
行いながら、ロケット砲で攻撃しているだけ
でなく、底辺では住民のために病院などを
設立、教育などを支援しており、選挙を
すると、第一党になったりする人気で、
大勢議員が選ばれており、イスラエルに
とってはすごい邪魔者・・。

イスラエルとハマス、2008年6月に
エジプトの仲介で、1回半年間停戦を
している。
しかし、停戦中、燃料や電力供給、食料、
薬などをイスラエルを通って【ガザ地区】
に入ってくるのをイスラエルが制限した
ため、【ガザ地区】はひもじい生活を強い
られていたため、市民の怒りも大きかった。

そして2008年12月24日のクリスマス
イブに停戦が切れたという事で、ハマスの
方から、ロケット砲100発ほどをイスラエル
に向けて【ガザ地区】から撃った。

これに怒ったのがイスラエル。

そういう事ならという事で、12月27日に
過去最大規模空爆を行ったのが今回の内戦。
さらに、イスラエルは国連運営の学校を6日
に攻撃、ガザ内で国連が人道物資を運んで
いた車両を8日に攻撃、パレスチナ運転手が
死亡・・国連決議も無視とイスラエルの
行きすぎた攻撃が続く・・。

しかし、イスラエルは、ハマスにロケット砲
100発撃たれたとはいえ、なぜ、過去
最大規模空爆を今行ったのか?

まずは、イスラエルの後ろにいるアメリカの
ブッシュ大統領は1月3日のラジオの演説で

【イスラエルにロケット弾が打ち込まれるという停戦合意は受け入れられない】

とイスラエル擁護の姿勢を明確にした。
ブッシュはそもそもどちらかというと
中東和平にはあまり熱心じゃない(イラクに
石油欲しさで攻撃したのは記憶に新しい
ところ)だけでなく、非常にイスラエル寄りで
イスラエルのやる事は全て認めるのがブッシュ。

そのブッシュ大統領の任期が切れるのが
1月20日・・その後、大統領となるオバマ
は【イスラエルに憂慮する】と発表している
ので、その前にやらなくてはいけなかった。

さらに、2月10日にはイスラエルの総選挙
があり、停戦中、与党の支持率が低かった。
攻撃を始めて、与党の支持率が逆転する
という選挙対策。

またイスラエルはハマスの他に敵対する
【ヒズボラ】という勢力があったのだが、
その【ヒズボラ】との戦いの時に中途半端な
撤退をしたために、自分たちに大きな被害が
出てしまった。そのため、ハマスは徹底的に
叩かなくてはならないという怯え・・。
こんな事のために、たくさんの命が奪われて
いるのだ・・。

でも、イスラエルが本当に怖いのはハマス
ではなく、実はハマスの後ろで恐らく時期
を狙っているだろうと考えられてい
【レバノン・ヒズボラ】と【イラン】・・。

8日には、以前のレバノン侵攻の怨みも
重なってか、イスラエル北部に案の定
レバノンが攻撃・・。
今のところ【ヒズボラ】は関与を否定、
レバノンのパレスチナ系武装組織に
よるものとみられている・・。

【イスラエルよ、殴りすぎだ】

という事で、国としてレバノンが参戦した
のではない事を祈る・・。
そして・・やはりイギリスとアメリカの罪は重い・・。