第96回~第100回

PROTEST THE HERO「KEZIA」

第96回目のお気に入りのMUSIC DISKはカナダの若干19歳のバンド「PROTEST THE HERO」の2ndアルバム「Kezia」だ。展開を聞いていると、スラッシュと思いきや、ヘビーメタル、ハードロック、エモロック、ハードコアまでグチャグチャに混ぜ合わせたプログレッシブ・メタルというべきか?ヘビメタのカテゴリーとして考えるのはちょっとかわいそうかもしれません。純粋にプログレが好きでない人には、意味もない転調が激しいので、ちょっと聞いているのがつらい内容かもしれません。それと、正統派メタルの「泣きのメロディー」がないとダメという人は、全くダメでしょう・・(笑)ただギター小僧にはちょっとたまらないハイパーテクニカルメタルが展開されますので、メロディー重視でなければ生唾ものでしょう!>演奏技術は相当なもの!(゚-゚)b ただベースは多分パンクやラウドロックあたりじゃないかと思います。曲によってはピアノやアコースティック・ギター、ストリングスを随所に散りばめるなど、ただのヘビメタバンドでない事はひしひしと伝わってきます。(2006. 09.12~11.28掲載)


THE NEWS「POPS!」

第97回目のお気に入りのMUSIC DISKは1985年に結成され、いまなお第一線で戦い続けるギター、ベース、ドラムスの最小編成ガールズ・ロックバンド「THE NEWS」の自分たちのHPにすら載っていないEP「POPS!」。G.青木陽子のシャウトが強烈な印象。これが熱くてカッコイイのです。注目を浴びたのはやはり 1989年 TBS 「イカすバンド天国」略して「イカ天」。今や全てのアルバム、シングルと入手が困難。オークションくらいしか入手ルートがない状態。早いところ、再販を頼む。というか、せめて自分たちのHPくらいでは通販しなさい!(笑)しかし、G.青木陽子が1965年生まれ・・(^-^; もう41才とはちょっとビックリ。(2006. 11.28~2007.01.17掲載)


Cellador「Enter Deception」

第98回目のお気に入りのMUSIC DISKは、アメリカ・ネブラスカ州出身の5人組のメロディックスピードメタルバンド「Cellador(セラドール)」のデビューアルバム「Enter Deception」です。全曲にDragonforce(ドラゴンフォース)ばりの疾走感があり【速さ】を求める自分にとっては、久々のヒット!(笑)1曲目「Leaving All Behind」のイントロのギターの刻みからどう考えても疾走する以外何も無いだろうギターでスタート!思わずニヤッとしてしまうのも束の間。2曲目「A Sign Far Beyond」はさらに速さを増す・・(笑)4曲目はこの速さで1分以上も泣きのメロディーで前奏・・(笑)5曲目の「Seen Through Time」などは3ステップ加速展開のギターが・・全体を通して、時折ブラストを聴かせるドラム、ツインギターによるメタリックなリフやソロ、楽曲のいわゆる【泣かせのメロディ】を使う技法もメロディックメタルとしては正攻法!日本人ウケはかなり良いのではないか?と推測する。ギター小僧も満足するただ早すぎて、サウンド自体が軽く聞こえてしまうのは自分だけだろうか?確かに速いのが好きな自分だが、最後の曲「No Chances Lost」など、どの楽曲もここまで速くなくても・・ちょっとゴチャゴチャ聞こえてしまうと思う楽曲が多いのは残念だなぁ。きっと彼等がこの速さでないと許せないんでしょうけど・・(笑)


Salyu「TERMINAL」

第99回目のお気に入りのMUSIC DISKは、個人的なマイブームの「Salyu」のセカンドアルバム「TERMINAL」だ。正直、Salyuの歌い方というのは上手なのか?この高音の出し方は、果たしてプラスなのか?はわからないが、全体を通しての【不思議な魅力】と【透明感】は絶大だ。作詞に一青窈  作曲に小林武史というのが半分、もう半分は作詞&作曲が小林武史という、いわゆるSalyuを育ててきた【小林武史ワールド】だ。個人的には捨て曲はないが、やはりどうしても、1人の人間が作曲を全て行うと、統一感が出てしまい、単調になってしまう。そこだけは残念だ。しかし、じゃぁ曲が悪いのか?という事で考えると、詩も曲も良い。Salyuに合っていると思うし、Salyuの魅力を充分に出せていると思う。個人的にはSalyuは裏声に逃げずに、思い切って高音も歌わせてしまった方が良いと思うのだが・・。その辺は、今後のアルバムに期待である。


Salyu「landmark」

第100回目のお気に入りのMUSIC DISKは、個人的なマイブームの「Salyu」のファーストアルバム「landmark」だ。デビュー曲の「VALON-1」そして、「Dialogue」「彗星」とシングル曲を含んでのアルバム。プロデューサーである小林武史と出会ってからの6年間の間に作られた曲のアルバムと言われているだけあって、ベストの趣きがありますが、セカンドアルバムよりは【静か】な感じです。広く雄大な世界の中で、Salyuが輝きまくっている様はまるで太陽のような存在感がある。その後ろで、丁寧に飾り付けられたようなギターの音色も美しく、そのほかにも小さな音の飾りたちがsalyuの声を引き立てていて完成度が高いです。さらに、美しいジャケット、歌詞カードは1曲1枚のカードになっていてそれぞれSalyuのドレス姿を上から撮る事により、花を表しているかのような写真がウラに表現されており、11曲通して並べてみると、11の個性的な花が咲いているかの様です。かなり力を入れている感がヒシヒシと伝わってきます。


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