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ピッチャーを嫌がる子供が急増

野球をやっていた人間として興味深い記事があった。
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 松坂大輔、ダルビッシュ有、斎藤佑樹・・。
いま野球界で目覚ましい活躍をしているのはピッチャー
ばかり。だが、少年野球ではちょっとした異変が起こって
いるという。子供がピッチャーをやりたがらないというのだ。
 リトルリーグで長く監督を務める、ある指導者が嘆く。
「11歳にしては体格も良くて球威もあるのでエースにと
考えていた子が、『ピッチャーはやりたくない』と言い
出した。どうやら親からやるなと言われたみたい」
 スポーツジャーナリストで、少年スポーツをテーマに
した著書「少年スポーツ ダメな指導者 バカな親」も
ある永井洋一さんはこう分析する。「失投で負けて周り
から責められたくないという自己防衛の手段です。
サッカーなら、絶対シュートする場面なのに失敗を
恐れてパスするのと同じこと。親も自分の子供に
プレッシャーがかかるのを嫌がって、失敗の少ない無難な
ポジションを選ぶ。
これは勝利至上主義が生んだ悪しき現象でもあります」
 前出の指導者も、「日米とも天王山の試合だから盛り
上がったけど、普段は親も子も野球中継を見ない。大舞台
で投げるエースの勇姿なんて興味がないんですよ」
 もう“明日の松坂やダルビッシュ”は生まれないのか?
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自分の子供は女なので、関係ないが、自分も男の子がいたら
この記事じゃないが、ピッチャーにはさせない。
あとサッカーも勧めないかな・・。
やはり外野あたりを守って、4番もしくはヒットを打てる
バッターを育てた方がいい。
でも勧めない理由はこの記事とは全く違う。
個人的な理由として、

○選手生命が短い。
○普通にやっていても、ヒジ、肩など負傷する確率が高い。
○そのリスクの割にプロになっても普通の選手と
 金額的に大した差がない。

この3点だ。
メジャーのヤンキース・松井で考えると、わかりやすい。
松井は外野を守り3番や4番を打つ。外野はピッチャーの
出来次第で、楽かどうかは決まるが、外野へ20球球が
飛んできたとしても、せいぜい20mをダッシュする
レベルだ。という事は20mダッシュ×20球=400m。
牽制球やダブルプレーなど内野においての各塁へのカバー
が20回あったとして、各塁へのカバーはせいぜい10m
の軽いダッシュレベル×20回=200m。
守備につく&ベンチへの引き上げの際の往復合計を
100mとすると100mジョギング×1試合分(9回)=900m。
打撃も5打席まわってくるとして、全打席ランニング
ホームランを打っても、塁間27.43 mなので約30m
としてベース1周120m×5打席=600m。
と多く見積もってもぜいぜい2000m(うち半分は
ジョギング程度)という大した運動量ではない。
もちろん、体だけでなく神経をかなり使うが、それは
どのスポーツでも変わらない。
でも、ピッチャーは走りはしないものの腕や肩は酷使する。
投げ終わった後には腕の毛細血管はズタズタである。
サッカーなどは中田英寿が以前言っていたが、1試合
に走る量は7〜8kmという。
しかも野球はそうそう【激突】というのはないが、
サッカーは当たり前のようにある。
やはりピッチャー以上に過酷なスポーツである。
まあ、最後の1点はプロでの話だからどうでもいいのだが、
このような事を総合してみた上でプロでのお金をみてみると
ピッチャーとサッカーはそのリスクの割に上乗せされては
いない・・。
サッカーにおいてはレギュラーであっても3000万円台
前後がほとんどだ。
野球で3000万円なんていったら試合にそれほど出ていない
選手だからね。

ただピッチャーのメリットも捨てがたいけどね・・(笑)
下記は経験してきたので、確実に言える事として、

○カッコイイ。
○目立つ。
○中学あたりまでは試合をコントロールできる。
○スピードガン測定のゲームなどで優位にたてる。

んですけどね・・(^-^;(笑)
ただ、この先、やはり実現して欲しいのが、小学、中学
レベルに、ただ闇雲にやらせる根性論レベルでなく、
もっと有能な指導者によるサポートが欲しい。
そうしないと、この国のスポーツはダメになるような気が
するんですけどね・・。

佐賀北高校・優勝おめでとう!

ファイル 973-2.jpg

なかなか仕事が忙しくて、観る事ができない高校野球。
もちろん、決勝の【佐賀北×広陵】は録画していたのを
後から観る結果だった。
【広陵】は2回表に2点、さらに7回表に2点と、8回表
までは【佐賀北0—4広陵】で、7回まで1安打に
抑えられていた【佐賀北】の状態をみる限りでは、
どう考えても【広陵】のペースで、正直、逆転が
難しそうな雰囲気のゲーム・・。
その証拠に、【佐賀北】の百崎敏克監督(51)は
優勝インタビューで

【7回に2点取られ、0−4となったときは、もうダメ
 かと思った。本当に信じられない。選手のおかげです】

と語っている。実際には7回まで1安打という貧打状況
であるだけでなく、さらに満塁ホームランでも逆転
できない状況というのは、正直8割方【負け】を意識する・・。

反面、自分もピッチャーだったが、実はこうした
【広陵】野村くんのように好調なピッチングをして
いる時に恐ろしいのが、

【四球(フォアボール)】

である。やはり【四球(フォアボール)=安打(ヒット)】
と同じという事。
しかも、安打は相手の力が上回っていたからという要素
もあるので、自分だけの責任にはならないのだが、四球
というのはいわゆる【自爆】・・。これが精神的に
やっかいなのである。

8回裏【佐賀北】は、1死から連打と【四球】で満塁とし、
【佐賀北】井手くんを迎えるが【1ストライク3ボール】後
の【広陵】野村くんの5球目を個人的には【ストライク】
だと思うが、審判は【ボール】判定。

【これはきつい!】

というか、結果論だがこの【ボール】で勝負は決まった。
ここで押し出しの【四球】で1点が入る・・。
連続【四球】を与え、1点を失い、さらに満塁・・。
この状態で、後にホームランを打つ3番の副島くんを
迎えるが押さえるために使う球が【ボール】判定される
事を考えると、満塁なので、きっちり【ストライク】を
取りにいかないといけない。
結果【ストライク】を取りに行った球を満塁ホームラン
にされる・・。
でも、何がすごいって、満塁で3番の役割を完全に
求められている中で、【ストライク】を取りに行った
球をきっちり打った【佐賀北】の副島くんが、本当に
素晴らしいんだけどね・・(゚-゚)b
まあ、結果をみて【たら・れば】で語るのは誰でも
できるんだけれども、決勝戦にふさわしい素晴らしい
結末でしたね。
個人的には【公立高校】の優勝というのが実に気持ちがよい。

この【佐賀北高校】は毎年、国公立大学に100人近く
進学する佐賀県有数の進学校であり、平日の練習は
3時間のみ。定期試験前は練習禁止で、試験勉強を
行い、試験で赤点を2教科以上取った生徒は練習参加
停止処分なのだという・・>素晴らしいよ!
私立がやっている、進学コースとスポーツコースに
分かれているのに、それを【文武両道だ!】などとする
【偽物の文武両道】ではなく、本当の【文武両道】
なのが実にうれしい!
正直、野球の練習は実はダラダラと長い。
さらに、先輩の質が悪いと、その後に本当にくだらない
【反省会】と称する先輩の欲求不満の解消行事が
あったりして、自分なども帰りは【深夜】という
無駄な時間を強要される事が多々あった。自分も
進学校だったから、ちゃんと勉強もしたいのにさ!
でも、【佐賀北】のように、平日の練習は3時間なら
【文武両道】は完全に可能だ。
これで【良い指導者】がいるのならば、本当に
良い学校だよなぁ・・。
【佐賀北】の次に続く【公立高校】が全国でドンドン
と出てきてほしいなぁ・・。

振り逃げ3ラン

もう一週間も前の話だが、7月28日・高校野球・神奈川県
大会準決勝【東海大相模×横浜高校】。
野球をやっていた者としては、どうしてもみたいシーンがあった。
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4回表3点を先制し、なお2死1、3塁。
カウント、2-2(ツーストライク、ツーボール)からの
横浜・落司のスライダーを菅野はハーフスイング。
これを横浜捕手がショートバウンドで捕球する。
一塁塁審へスイング確認をすると、塁審からスイングの判定。
球審も右手を上げてスイングを認めた。
この時点で振り逃げの権利が発生した。
だが、捕手は打者にタッチせず、1塁へも送球しなかった。
ベンチに引き揚げた横浜ナインを尻目に、3者がホームイン。
審判の協議の結果【振り逃げ3ラン】が認められた。
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見たいと思って探したら、やっぱりあったYoutube・・(笑)

【振り逃げ3ラン(https://www.youtube.com/watch?v=SiS2-t5s4ig)】

「(菅野の)おしり付近にタッチした」と横浜高校の
キャッチャーの小田君は試合後に語っていたが、よく
目をこらして見る必要もなく、横浜高校のキャッチャー
は完全にタッチしていない。>これは全面的に横浜高校
のキャッチャーのミス・・。
横浜高校の渡辺監督は猛抗議していたが、これは抗議
するまでもない。
でも、抗議としては、タッチの問題ではなく、きっと
主審が手を挙げた段階で

【アウトの宣告をしているだろう!】

という指摘か、

【バッター(東海大相模・菅野君)がダートサークル
(ホームプレートを囲む土の部分)を出ていた】

という指摘のどちらかだと思われる。斉藤球審は

【スイングのコールはしたがアウトは宣告していないし、
 捕手のタッチもなかったのでインプレーと判断した。
 菅野君もダートサークルを出ていなかった】

と冷静に退けた。
と、まあ、実際は、このケースは難しいと言われる
ケースではなく、プロの試合でも何回も見かける
全然【当たり前】のケース。
そもそも、ここでアウト宣告をする素人審判は
絶対にいないです。(笑)
それよりも、高校野球でも普通に出てくるケースなのに、
横浜高校のように相当な試合数を積んでいそうなチーム
がなぜ?という疑問の方が個人的には大きいなぁ・・。

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■振り逃げ■
公認野球規則六・〇九には、(1)走者が1塁にいないとき
(2)走者が1塁にいても2死の時に、捕手が第3ストライク
と宣告された投球を捕らえなかった場合、打者は走者となる
詳しくは(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%8C%AF%E3%82%8A%E9%80%83%E3%81%92
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ここで野球に詳しくない人間においては、ちょっと疑問
が出るはずだ。

【キャッチャーは後ろにそらした訳じゃなく、ワンバウンド
 でちゃんと捕球しているじゃないか!】

という疑問だ。しかし、ここでいう【投球を捕らえなかった】
というのは【ノーバウンド】で捕球しなかったボールも含まれる。
今回は【ワンバウンド】しましたので【投球を捕らえなかった】
というケースにあてはまる事になります。
この時のキャッチャーのするべき事は、記事内容にもある通り、

【打者にタッチしアウトにする】
【1塁に送球しアウトにする】

の2つしか方法はない。
東海大相模・菅野君が、不思議そうに、誰もいない
ダイヤモンドを1周しているのも、ここで

【キャッチャーがタッチをしていないはずがない】

と考えるし、三振のショックがでかいでしょうから、
仕方ないでしょうね。(笑)
プロでも、振り逃げを忘れて、ぼんやり三振後のショック
に浸っている人も多いからね・・(笑)
これは、東海大相模・門馬監督のファインプレーだ。
良く見ているなぁ・・すごい。
監督だって【ああ〜三振かぁ・・】とくやしがって
後ろへ体を向けたり、天を仰いでいたりしたら、
この回は何事もなく終わっていただろうしね。

でも、勝つには勝ったが、東海大相模にとっては
かなり後味の悪い勝利だろうなぁ・・。
しかし、高校野球は負けたらその季節は終わって
しまうサバイバル・・。
東海大相模の野球が一枚上手だったという事だ!

当たり前の結果・・

日本高野連が全加盟校を対象に実施した日本学生野球憲章に違反する
スポーツ特待制度の実態調査は2日に締め切り日を迎え、日本高野連
は同日午後5時までに制度実施を計334校が申告したと発表。
高野連が発表した高校は以下の通り。

 <北海道>駒大苫小牧、北海道栄、旭川実、北海、北海学園札幌、函館大有斗、苫小牧中央、
      旭川明成、函館大柏稜、双葉、武修館
 <青 森>青森山田、東奥義塾、弘前東、弘前学院聖愛、光星学院、五所川原商、野辺地西
 <秋 田>明桜
 <岩 手>江南義塾盛岡、一関修紅、盛岡大付、岩手、水沢一、盛岡中央、一関学院、花巻東
 <山 形>酒田南、新庄東、山形学院、日大山形、山形電波工、東海大山形、山形城北、米沢中央、
      九里学園、鶴岡東、羽黒
 <宮 城>東北、大崎中央、聖和学園、仙台育英、古川学園
 <福 島>聖光学院、帝京安積、東日本国際大昌平
 <茨 城>
 <群 馬>前橋育英、東農大二、明和県央、樹徳、桐生一、常磐、関東学園大付
 <栃 木>矢板中央、青藍泰斗、佐野日大、足利工大付、文星芸大付、作新学院、白鴎大足利
 <埼 玉>武蔵越生、昌平、埼玉栄、栄北、花咲徳栄、聖望学園、武南、秀明英光、本庄一、
      埼玉平成、春日部共栄、国際学院、正智深谷、浦和実、西武台、狭山ヶ丘、成徳大深谷
 <千 葉>千葉経大付、東京学館浦安、中央学院、東京学館船橋、千葉英和、拓大紅陵、敬愛学園、
      横芝敬愛、流経大柏、千葉明徳、千葉商大付、千葉敬愛、わせがく、桜林、秀明大八千代、
      茂原北陵、東葉
 <東 京>
 <神奈川>桐光学園、武相、横浜商大、桐蔭学園、横浜、向上、平塚学園、横浜創学館、三浦、
      湘南学院、東海大相模、立花学園、横浜隼人、光明相模原、相洋、橘学苑
 <山 梨>日本航空、日大明誠、東海大甲府、山梨学院大付、帝京三、富士学苑
 <静 岡>東海大翔洋、三島、誠恵、常葉学園菊川、日大三島、桐陽、御殿場西、静岡大成、
      国際開洋一、磐田東、聖隷クリストファー
 <愛 知>愛工大名電、享栄、中京大中京、東邦、愛知、豊田大谷、中部大一、春日丘、愛知啓成、
      大同工大大同、弥富、桜丘、杜若、愛産大三河、豊川、豊橋中央、名古屋国際、星城、
      岡崎城西、尾関学園、誠信、愛知産大工、安城学園、至学館、栄徳、菊華
 <岐 阜>岐阜一、大垣日大、美濃加茂、中京、富田、清翔
 <三 重>鈴鹿、八木学園、皇学館、近大高専
 <長 野>東海大三、武蔵工大二、創造学園大付
 <新 潟>日本文理、東京学館新潟、加茂暁星
 <石 川>星稜、尾山台、日本航空二、北陸大谷、金沢、金沢学院東、鵬学園
 <富 山>新川、不二越工、富山一、富山国際大付、高岡向陵、高岡龍谷、高岡一
 <福 井>福井工大福井、北陸、敦賀気比
 <滋 賀>比叡山、光泉、近江兄弟社、滋賀学園、近江、綾羽
 <京 都>平安、福知山成美、京都共栄、南京都、京都成章、京都学園、花園、東山、京都外大西、
      京都国際、京都両洋
 <大 阪>上宮太子、飛翔館、大産大付、箕面学園、北陽、東大阪大柏原、大商大高、近大付、
      履正社、太成学院大高、此花学院
 <奈 良>関西中央、橿原学院
 <和歌山>高野山
 <兵 庫>神戸弘陵、村野工、東洋大姫路、市川、神戸国際大付、育英、神戸一、神港学園
 <岡 山>山陽、高橋日新
 <広 島>崇徳、呉港
 <鳥 取>鳥取城北、倉吉北、米子北、米子松蔭
 <島 根>益田東、松江西、出雲北陵、出雲西、開星、明誠
 <山 口>高水、柳井学園、桜ケ丘、山口鴻城、宇部鴻城、華陵、下関国際、高川学園、早鞆
 <徳 島>生光学園
 <香 川>寒川、高松中央、英明、尽誠学園、藤井、香川西
 <愛 媛>日本ウェルネス、新田、松山城南、松山聖陵、済美、帝京五
 <高 知>
 <福 岡>東海大五、九産大九州、博多、福岡工大城東、東福岡、沖学園、福岡大大濠、東和大東和、
      九産大九産、筑紫台、筑陽学園、祐誠、久留米学園、西日本短大付、柳川、大牟田、
      豊国学園、真颯館、常盤、東筑紫学園、九州国際大付、自由ケ丘、折尾愛真、高稜、
      希望が丘、飯塚
 <佐 賀>龍谷、佐賀学園、北陵、敬徳
 <長 崎>海星、瓊浦、島原中央、長崎日大
 <大 分>柳ケ浦、藤蔭、明豊、揚志館、大分、日本文理大付
 <熊 本>文徳、東海大二、開新、鎮西、ルーテル学院、熊本国府、城北、専大玉名、有明
 <宮 崎>延岡学園、聖心ウルスラ、日章学園、宮崎日大、宮崎学園、鵬翔、宮崎一、小林西、都城東、
      都城、日南学園
 <鹿児島>鹿児島、鹿児島情報、鹿児島城西、れいめい、尚志館、鹿児島実、樟南、神村学園、
      鹿屋中央、出水中央
 <沖 縄>沖縄尚学、興南

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【私立のほとんどの高校は全てダメだと思うぞ・・悪いが・・(^-^; 】

と前に自分だけでなく、誰もが【とんでもない事になる】と指摘したとおり、今の所、

【334校】

が発覚しているが、今日の最終発表では申告校は恐らくまだ増えて400校は突破し、
該当者は1万人を超えるであろうと言われる。
個人的に、ゼロである訳ないだろうと思っている東京が、まだゼロだからね・・(^-^;

【非常に数が多いという事に驚いています】

と日本高校野球連盟・脇村春夫会長は、今更、驚いているらしい。

あれだけの有名な強豪校も揃っており、全国で【334校】も違反しているのを、今更、驚いている
などという事は誰もが【ウソ】である事に気付いている。
そういう自分たちの立場だけを守るような【インチキ発言】を、よくもまあ高野連も高校生の
スポーツに対して言うよな・・。凸(-""-)
情報が入っていない訳ないだろう。【見て見ぬふり】【聞いて聞かぬふり】をしていただけだろう?
誰もが気付いているのに、全ての大人の姿勢が良くない。
地元の人間でもない、何の関係もない人間が、何のメリットもなく、地方の学校に行く訳ないだろう?

今や、どうしようもないひどい学校だったものが、甲子園に行く、さらには甲子園で優勝する
なんて事になったら、生徒が増え、なぜか学校偏差値が上がり簡単に適度な普通校&進学校に
なってしまう。
個人的には甲子園に行ったからといって、なんで学業の優秀な人間すらもその学校を選ぼうと
するのか?その辺の心理は、未だに良くわからない。でも、なぜかそうなってしまう・・(笑)

そもそも、裏金の時に、アマの監督、部長に金が流れたのではないか?という疑惑から始まったのに、
その話はすっかり立ち消えてしまった。
それが出てきていないのに、今現在、特待生でお金を免除になった高校生だけを責め立ててどうするんだ?
今まで、その制度で家計を助けてもらい、プロでお金を稼いでいる奴へのペナルティはないのか?
もちろん、調査はいい。しかし、問題はこのままでいいのか?特待生を野球だけは【悪】とするだけで
終わるのか?精神は尊重するが、時代にそぐわない【日本学生野球憲章】は見直されないのか?
日本は国民が【金メダルを!】と全てのスポーツに望むのに、野球だけは貧乏人や野球しか
できないバカは野球ができない環境になる事でいいのか?
そして、大人の手のひらの上で子供をもてあそぶ現状でいいのか?
しかし、学費がいきなり請求しはじめたら、私立ゆえ、学校に行けなくなる
家庭はガンガン出てくるだろうな・・。
お金持ちなら、学費免除なんて話は受けていないだろうし・・。
処罰だけではダメだよなぁ・・。

なんだかなぁ・・

「日本高校野球連盟は16日、プロ野球西武から金銭供与を受けていた早大元選手の出身校で、学費免除の奨学制度など学生野球憲章違反が明らかになった専大北上高校(岩手県)が提出した硬式野球部解散届を受理したと発表した。同校も会見し、高木敬蔵校長らが経緯説明とともに謝罪を行った。ただ同校は再発防止および健全なクラブ組織の確立が可能になった段階で新たに部を発足させる方針。日本高野連も復帰の道は閉ざしておらず、「新生野球部」が今夏の地方予選に出場する可能性もある。
  西武の裏金問題で、ついに野球部解散の「悲劇」が起きた。高校時代から西武の金銭供与を受けていた早大野球部元選手の出身校である専大北上が、日本高野連に対して解散届を提出。これが受理された。プロアマ球界の醜聞に、93人の同校野球部員までもが巻き込まれた形だ。
  同校は12日の高野連の事情聴取で指摘された、(1)野球部コーチだった元教諭が元選手と西武が交わした覚書に関与、(2)中学時代の実績に応じて学費などを免除する奨学制度が学生野球憲章に抵触-を重く受け止めたことを解散の理由に挙げた。会見した同校の高木校長は、「身を伏してでもおわびしなければならない。すべて洗い流して再生してスタートすることが、純粋な硬式野球の在り方」とこうべを垂れた。
  一方で自主解散を「除名逃れ」と見る向きもある。高野連は18日の審議委員会で、再加盟ができない除名処分を含む厳罰を視野に入れていた。金銭供与に関与した個人の処分は不可避でも、解散したことで部自体への処分は保留扱いになる。高野連の田名部参事も「再出発の機会まで奪うことはできない。選手のことを第一に考えている」と話し、学校側の姿勢次第では早期の再加盟の可能性を示唆した。
  野球部員は当面、同好会扱いで練習を続けるが、同校は再発防止および健全なクラブ組織の確立が可能になった段階で新たに部を発足させる方針だ。学生野球憲章を順守できる指導者の選任、保護者から奨学制度の解約同意を得ることなど「新生野球部」の環境が整えば、66月末の県大会の抽選に参加できる可能性もある。 専大北上が解散を決めたのは窮余の策とも受け取れるが、少なくとも現役部員に罪はない。一日も早くプレーできる機会を整えることが、「大人たち」の最低限の務めであることだけは間違いない。 」


中学、高校と野球をやっていた者として、ちょっと
気になった・・。
西武と覚書を交わしていた事は処罰されても仕方ない
のはわかるが、

【(2)中学時代の実績に応じて学費などを免除する
 奨学制度が 学生野球憲章に抵触】

という点はちょっと理解に苦しむ・・。
自分も中学時代に中学が野球で強かったので高校から
2校から 学費免除の特待生の誘いがあった。
ありがたい事に、自分はいわゆる【勉強ができない
野球バカ】ではなかったので、そのまま野球の強い
進学校に入試できちんと入り野球部に入部したが、
一歩間違えば、上記に触れる形だった事に気付く・・。
しかし、その当時は【特待生制度】が【日本学生
野球憲章】に触れるとは教えられてもいなし、
いけない事だとも今の今まで知らなかった。
だが、高校野球で【特待生制度】がいけなかったら、
私立のほとんどの高校は全てダメだと思うぞ・・
悪いが・・(^-^;
野球の強い私立はどこでも【特待生制度】はある
からね・・。

で、何がどういけないのか?調べてみると、

<日本学生野球憲章・第13条>

【選手または部員は、いかなる名義によるもので
 あっても、他から選手または部員である事を
 理由として支給され、または貸与されると
 認められる学費、生活費その他の金品を受け取る
 事ができない。】

という事だ。【特待生制度】は入学金、学費の免除
になるのでいけないという事らしい。
しかし、それは【野球によって免除されたもの】に
関してであり、学業優秀、もしくはその他の理由に
よる【特待生制度】で入学し野球部に入った場合は
お咎め無しだそうで、今から今後の高野連の調査に
備え、裏で書類を書き直している学校がたくさん
ありそうだ・・。 この憲章

【お金がたくさんある学校だけが得をするのを防ぐ】
【選手を勧誘する時に金が動く、仲介者が暗躍する
 事を防ぐ】

意味があるそうだから、そういう観点でのルールが
あるのはわかるが、家庭が貧しく、野球はうまいが
ちょっと頭は・・という子供に野球をやらせたく
ともお金がないためだけにやらせられない家庭など
には得意な野球で授業料などを免除してもらえれば、
悪いが家庭の負担が減る。
でも結果、【裏金】と一緒でしょ?と言われれば
反論は出来ないのだが・・(-_-;)

【野球留学】といえば、友人が仙台にいるのだが、
例えば仙台育英高校などは、野球部は全て他県から
の野球で引っ張ってきた人ばかりで、仙台出身の人
がほとんどいないのだそうだ。
だから応援する気にならないのだと・・(^-^;
学校の名前の売り出しには、手っ取り早く甲子園に
出るのが一番早い・・こうした大人の手の上で
子供達が踊らされている高校野球の現状を見ると、
いささかこの憲章の厳しさも仕方がないのかも
しれない・・。
でも、やはり納得いかないなぁ・・。_| ̄|○

ただ、野球以外のスポーツでは今の所、こうした
縛りはないそうだ・・。

特待生制度かぁ・・

「日本高校野球連盟は16日、プロ野球西武から金銭供与を受けていた
 早大元選手の出身校で、学費免除の奨学制度など学生野球憲章違反が
 明らかになった専大北上高校(岩手県)が提出した硬式野球部解散届
 を受理したと発表した。同校も会見し、高木敬蔵校長らが経緯説明
 とともに謝罪を行った。ただ同校は再発防止および健全なクラブ組織
 の確立が可能になった段階で新たに部を発足させる方針。日本高野連
 も復帰の道は閉ざしておらず、「新生野球部」が今夏の地方予選に
 出場する可能性もある。 西武の裏金問題で、ついに野球部解散の
 「悲劇」が起きた。高校時代から西武の金銭供与を受けていた早大
 野球部元選手の出身校である専大北上が、日本高野連に対して解散届
 を提出。これが受理された。プロアマ球界の醜聞に、93人の同校野球
 部員までもが巻き込まれた形だ。
  同校は12日の高野連の事情聴取で指摘された、(1)野球部コーチ
 だった元教諭が元選手と西武が交わした覚書に関与、(2)中学時代の
 実績に応じて学費などを免除する奨学制度が学生野球憲章に抵触-を
 重く受け止めたことを解散の理由に挙げた。
 会見した同校の高木校長は「身を伏してでもおわびしなければ
 ならない。すべて洗い流して再生してスタートすることが、
 純粋な硬式野球の在り方」とこうべを垂れた。
  一方で自主解散を「除名逃れ」と見る向きもある。高野連は18日
 の審議委員会で、再加盟ができない除名処分を含む厳罰を視野に
 入れていた。金銭供与に関与した個人の処分は不可避でも、解散した
 ことで部自体への処分は保留扱いになる。高野連の田名部参事も
 「再出発の機会まで奪うことはできない。選手のことを第一に
 考えている」と話し、学校側の姿勢次第では早期の再加盟の
 可能性を示唆した。
  野球部員は当面、同好会扱いで練習を続けるが、同校は再発防止
 および健全なクラブ組織の確立が可能になった段階で新たに部を
 発足させる方針だ。学生野球憲章を順守できる指導者の選任、
 保護者から奨学制度の解約同意を得ることなど「新生野球部」の
 環境が整えば、6月末の県大会の抽選に参加できる可能性もある。
 専大北上が解散を決めたのは窮余の策とも受け取れるが、少なく
 とも現役部員に罪はない。
 一日も早くプレーできる機会を整えることが、「大人たち」の
 最低限の務めであることだけは間違いない。」

中学、高校と野球をやっていた者として、ちょっと気になった。
西武と覚書を交わしていた事は処罰されても仕方ないのはわかるが、

【(2)中学時代の実績に応じて学費などを免除する奨学制度が
 学生野球憲章に抵触】

という点はちょっと理解に苦しむ・・。
自分も中学時代に中学が野球で強かったので高校から2校から
学費免除の特待生の誘いがあった。ありがたい事に、自分は
いわゆる【勉強ができない野球バカ】ではなかったので、
そのまま野球の強い進学校に入試できちんと入り野球部に
入部したが、一歩間違えば、上記に触れる形だった事に気付く・・。
しかし、その当時は【特待生制度】が【日本学生野球憲章】に
触れるとは教えられてもいなし、いけない事だとも今の今まで
知らなかった。
しかし、高校野球で【特待生制度】がいけなかったら、私立の
ほとんどの高校は全てダメだと思うぞ・・悪いが・・。
野球の強い私立はどこでも【特待生制度】はあるからね。
で、何がどういけないのか?調べてみると、

<日本学生野球憲章・第13条>

【選手または部員は、いかなる名義によるものであっても、
 他から選手または部員である事を理由として支給され、
 または貸与されると認められる学費、生活費その他の金品
 を受け取る事ができない。】

という事だ。
【特待生制度】は入学金、学費の免除になるのでいけない
という事らしい。しかし、それは【野球によって免除された
もの】に関してであり、学業優秀、もしくはその他の理由
による【特待生制度】で入学し野球部に入った場合はお咎
無しだそうで、今から高野連の調査に備え、裏で書類を
書き直している学校がたくさんありそうだ・・。
しかし、この憲章

【お金がたくさんある学校だけが得をするのを防ぐ】
【選手を勧誘する時に金が動く、仲介者が暗躍する事を防ぐ】

意味があるそうだから、そういう観点でのルールがあるのは
わかるが、家庭が貧しく、野球はうまいがちょっと頭は・・
という子供に野球をやらせたくともお金がないためだけに
やらせられない家庭などには得意な野球で授業料などを
免除してもらえれば、悪いが家庭の負担が減る。
でも結果、【裏金】と一緒でしょ?と言われれば反論は
出来ないのだが・・(-_-;)
野球はそれだけでなく、友人が仙台にいるのだが、例えば
仙台育英高校などは、野球部は全て他県からの野球で
引っ張ってきた人ばかりで、仙台出身の人がほとんどいない
のだそうだ。だから応援する気にならないのだと・・。
学校の名前の売り出しには、手っ取り早く甲子園に出るのが
一番早い。
こうした大人の手の上で子供達が踊らされている高校野球
の現状を見ると、いささかこの憲章の厳しさも仕方がない
のかもしれない・・。
でも、やはり【特待生制度】の件は納得いかないなぁ・・_| ̄|○

ただ、野球以外のスポーツでは今の所、こうした縛りはないそうだ。

予想通り他球団も・・

ファイル 902-1.jpg

「プロ野球の横浜ベイスターズは11日、2005年に日本大から
 入団した那須野巧投手(24)に、1994年にプロ野球界で
 申し合わせた契約金の最高標準額(1億円プラス出来高払い
 5000万円)を大幅に上回る5億3000万円の契約金を
 支払っていたことを明らかにした。佐々木邦昭球団社長は、
 横浜市中区の球団事務所で取材に応じ、契約金だけでなく、
 那須野投手に対し1年目の年俸も申し合わせの1500万円の
 2倍となる、3000万円を支払っていたことも公表した。
  佐々木社長によると、球団側は2004年12月3日に那須野
 投手と契約金に関する覚書を交わした。当時明治大に在籍
 した一場靖弘投手(現楽天)への現金供与が発覚し、横浜の
 砂原幸雄オーナー(当時)が引責辞任した約1カ月後だった。
  昨年3月に日産自動車から就任した佐々木社長は「入社
 してすぐに事実を知った。2004年の契約に基づいて行われた
 もので、(支払いを)差し止める気はなかったが、現在は
 遺憾に思っている」と話し、最初に1億3000万円を払い、
 その後今年1月まで、4回に分けて1億円ずつを支払ったと
 説明した。契約金は5回に分け、那須野投手の個人口座に
 振り込まれ、今年1月の支払いが最後だったという。
 佐々木社長は過去5年間について、スカウトへの聞き取りや
 経理書類を基に調査したことも明らかにしたが、詳細に
 ついての説明はしなかった。

 横浜の佐々木球団社長との主な一問一答は次の通り。

 −−契約金額を知ったときの感想は。

 ◆那須野投手くらいになるとこれくらい払わないとしよう
  がなかったのかなと思った。

 −−プロ野球の申し合わせを大幅に超える契約金が
   支払われていた。

 ◆申し合わせをはるかに超える金額を支払い、現在は遺憾
  に思っている。私が来てから昨年末と今年1月に支払った。

 −−那須野投手の処分は?

 ◆全く選手には責任はない。ペナルティーを科すことは
  考えていない。

 −−那須野投手が学生時代に球団と接触があったのではないか。

 ◆知りません。

 −−今後の対応は?

 ◆西武の(裏金問題に関する)最終報告を参考にさせて頂きたい。
  最終報告を受けて12球団で話し合いを持つとうかがっている。
  契約金の持つ意味も含めて全体で話し合い、それに従いたい
  と思う。2005年以降のドラフトでは、申し合わせ金額を
  超えた契約金を払った事実はない。

 −−今回も含め、過去の入団について調査はしたのか。

 ◆過去の契約金がどう支払われていたか調査した。

 −−栄養費などもか。

 ◆西武のように27年ではないが、過去5年間について調査した。
  (西武の裏金問題が発覚してから)本格的にはそうです。

 −−那須野投手の入団交渉の際に契約金を交渉材料に使ったか?

 ◆スカウトにそこまでは確認していない。

 また、那須野投手の出身大学である日大監督が横浜に高額の
 謝礼金を要求し、3000万円が同監督に渡ったとの報道が
 あったことについて、同社長は「契約金が(その後)どういう
 ふうに動いたかは球団は把握していない」と話すにとどまった。
 一方、全日本大学野球連盟は11日、那須野投手の契約金の
 うち3000万円が日大の鈴木博識(ひろし)監督に渡った
 とする一部報道について、日大が加盟する東都大学野球連盟
 に調査を指示した。
 那須野投手は東京・駒場学園高から日大を経て2004年秋の
 ドラフトの自由獲得枠で横浜入団。昨年までの通算成績は
 24試合に登板、4勝10敗、防御率4.83。今季1勝を挙げている。

 ■「最高標準額」というあいまいな表現は、独占禁止法(独禁法)
  との関連による。1993年のドラフト改革の際、プロ野球実行委
  が公正取引委員会に照会したところ、上限を明確にルール化する
  ことは独禁法第3条の「不当な取引制限の禁止」に抵触する
  可能性があるとわかった。このため最高標準額を1億円と申し
  合わせたものの、「あくまで標準額で、上限ではない」とする
  にとどまり、それを超えた場合の罰則も設けられていない。
   1993年のドラフトでは1億6000万円を最高に、契約金1億円
  を超える新人が15人を数え、吉国一郎コミッショナー(当時)
  が遺憾の意を表明。翌1994年、最高5000万円までの第2次
  契約金(後払いの出来高)を設けた。
  しかし、その後も有力新人の契約金は青天井だったことになる。」
*********************************************
予想通り、他球団もやっていた>裏金問題。
個人的にはやっていない所はないと予想しているが、その【膿】
が全部出てくるか?については疑問ですね。
横浜ベイスターズの当時の那須野選手のスカウト担当の中塚
スカウトは

【契約金の上限は内規であり、それが5億でも法的には問題がない】

と【倫理行動宣言】の決まりなど、事実上は制約はないんだとも
受け取れる発言を聞くと、この問題の根の深さがわかる・・。

【2004年の契約なので逆に契約不履行になる】

と弁明していたが、それは話が違うだろう・・(笑)
さらに、2004年8月に明治大・一場選手(現楽天)は現金供与問題
が発覚したが、那須野選手は一場選手とは【同期】である。
この問題を当然知りながら、2007年の1月までもらい続けていた
悪質さ・・。
この部分からも横浜&那須野当人同士の頭の中は、それは【当然】
であり【悪い】事ではないと思っていなかったという事がハッキリ
する。

しかし、今度は球団&選手だけの問題ではなく、那須野選手への
1回目の支払の1億3000万円のうち、3000万円は日大の鈴木監督
に渡ったかもしれないという別次元の問題の浮上・・。
横浜ベイスターズ側は

【口座に振り込んだ後のお金の行方は知らない】

としている。という事は那須野選手の口座に振り込まれた時点で、
那須野選手の所得になる。よって、那須野選手→鈴木監督に
渡っていれば、当然、鈴木監督は【贈与税】を払わなくては
いけない。払っていなければ鈴木監督は【脱税】した事になる。
でも、逆に鈴木監督が【贈与税】を払っているならば、監督に
お金がいっていた事になる。いずれにしても、鈴木監督は説明を
しなくてはいけない。

那須野選手も契約とはいえ、【悪い】事であるとわかったら、
もらわないという事ができた。が、つい最近の最終振込の
2007年の1月まで貰い続けていた。
ここは那須野選手は大人として

【大変お騒がせいたしましたことを、深くおわび申し上げます。
 これから自分ができることは、プロ野球選手としてグラウンド
 上で精いっぱいのプレーで結果を出すことです】

という、虫の良い話だけでは済まないだろう・・。
そのもらい続けた行動からも【心から深くお詫びしている】とは
心の底からは思っていないとしか映らない・・。

良い例えが見つからないが、【株】の世界で考えると、

【インサイダー取引という悪い行為になる内容だったが、前に
 教えるって契約をしちゃったから話した。教えて貰う方も、
 インサイダー取引という悪い行為になる内容だったが、
 2007年の1月まで契約だし、教えてもらっていた】

みたいな話で

【大変お騒がせいたしましたことを、深くおわび申し上げます。
 これから自分ができることは、今後の株式市場で僕のトレード
 で結果を出す事です】

なんて言い訳が通用する訳がない・・。
球団も選手もこの位頭の中がズレているのだ・・。

レッドソックス松坂誕生・6年61億!(◎_◎;

西武・松坂大輔投手(26)とレッドソックスが12月13日
(日本時間14日)に

【6年契約の年俸総額5200万ドル(約60億8400万円)】

出来高払いも含めると

【最大6400万ドル(約74億8800万円)】

で合意とな・・。(◎_◎; 内訳は
*********************************************
契約金   200万ドル (約2億3400万円)
07年   600万ドル (約7億200万円)
08年   800万ドル (約9億3600万円)  
09年   800万ドル (約9億3600万円)
10年   800万ドル (約9億3600万円)
11年   1000万ドル(約11億7000万円)
12年   1000万ドル(約11億7000万円)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
合計    5200万ドル(約60億8400万円)
出来高  各年最大20万ドル(6年間で約14億400万円)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
総合計   6400万ドル(約74億8800万円)
*********************************************
レ軍との交渉は難航を極め、契約断念の可能性がほぼ
決まっていたが、松坂自身の強い意向で急転。88分間で
【奇跡の契約】だそうだ。ボラス氏を説得したと言われる

【もう(契約内容は)十分です】

という言葉・・実際にはここまでの金額になると、松坂的
にはどうでもよい金額だったと思う。それよりも、表に
出して口にはしないが、正直なところ内心は

【もうこれ以上、こじらせないでよ!ボラス!(怒)】

みたいな心境だったのでは?>少なくとも自分だったら
そう思う・・(笑)
店で取っているスポニチによると、この契約の他に、

○マッサージ師
○トレーナー
○通訳
○個人マネージャー
○住宅手当
○ハイヤーサービス
○日米往復航空券80〜90枚
○夫人のアシスト

の付帯条件があるという。本当に松坂が

【野球に専念できる環境】

を望んでいた事がわかる。松坂は昔から大舞台ほどワクワク
するそうなので、「これからが大変だ」と思うのは素人だけ
なのかもしれません。
個人的に心配なのは、日本でもポコ〜ンと簡単にホームラン
を打たれる事が多かったので、その部分が怖いのと、やはり
ケガが怖いという事位かな・・。
いずれにしても日本の投手は、大リーグにきて1〜2年で
消えていっちゃっているので、ぜひとも松坂にはがんばって欲しい。

西武・松坂を60億で交渉権

「プロ野球西武球団と米大リーグ機構は11月15日、ポスティング
 システム(入札制度)で大リーグ移籍を目指す松坂大輔投手(26)
 をレッドソックスが落札したと日米で同時に発表した。
 落札額は5111万1111ドル11セント(約60億円)の破格の金額と
 なり、レッドソックスは30日間の松坂との独占交渉権を獲得した。」

世界がぶったまげた。ひいき目に見ても、日本人ですら逆に

「レッドソックスさん、60億も払って球団経営大丈夫なの?」

とレッドソックスの台所事情を気にしちゃう位だ。(笑)
ちなみに、松坂がいた西武ライオンズの選手全員の今年の
推定年俸総額が

「約28億円」

だそうだ。
という事は松坂の交渉権だけでパリーグレベルなら2チーム
の選手の年俸を捻出できるという想像を絶する凄さ!(◎_◎;

米メディアによると、松坂の入札金額は、

○レッドソックス  5111万ドル(約60億円)
○メッツ      3800万ドル(約45億円)
○ヤンキース    3000万ドル(約35億円)
○レンジャーズ   2700万ドル(約32億円)

で、レッドソックスの一人勝ちだったとの事・・。
そこには松井の時もヤンキースに破れ、それ以外にも同東地区
のヤンキースに対する老舗同士のライバル心から、今回こそは
ヤンキースには、どうしても負けられない!渡したくない!
という事だったと伝えている。それと共に、大儲けとなった

「西武ライオンズ」

は、今までに松坂に払ってきた推定年俸は約14億。
今回、ポスティングシステムで60億ですから、48億の
「利益」となる。株だとしたら大化けの株である。(笑)
これで「西武ライオンズ」の経営難は一気に解決するそうだ。

それにしても気になるのが、松坂の60億を回収できるのか?
という事だが、意外にもこれは簡単に回収できるそうだ。
まず、レッドソックスは全米最古の歴史あるチームである
にもかかわらず、日本では知名度が低い。
それが一躍、有名なチームになり、ボストンもクローズ
アップされる・・その波及効果はとんでもない効果だそうだ。
で、現実的には、日本のテレビ放映権、地元球場のフェンス
への日本企業の広告、Tシャツなどグッズの売上などなど、
遅くとも2〜3年で回収できる計算だそうだ。そう考えると、
松坂も西武ライオンズもレッドソックスも、三者、共に
得したという事か・・(笑)
しかし、60億円は交渉権であって、年俸など条件はこれから
だが、敏腕ボラス氏が契約を進めている事もあって、総額年俸
1000万ドル(約12億円)の4年契約がささやかれている。
となれば松坂費用は総額約1億ドルくらい必要とな・・。
そうなると、回収は

「???」

になるそうだ。そして地元では、やはり「高すぎる」の声・・
それを加味すれば松坂には相当なるプレッシャーだろう。
でも、松坂はプレッシャーが大好きだそうだ。
大したものだ!ぜひ、がんばってほしい!

だが、その反面、楽天の野村監督は、松坂のメジャー移籍に
ついて危機感を募らせていた。

「素直に喜べない。心からおめでとうとはいえない。一流が
 一流を育てる。日本のプロ野球のレベルがおちていく」

と、見本になる日本のプロ野球のトップ選手が続々といなくなる
現状に苦言を呈している。
さらに、公式戦に9年間フル出場しなければ得られないフリー
エージェント(FA)資格を待っていては、働き盛りの好機を
逃してしまうという選手側と、経営難がささやかれる球団側の
FAで見返りなしに主力選手に出ていかれるよりも、多額の
入札金を手にできる「ポスティングシステム」は絶好の方法と、
双方「利害関係」が一致していしまっている。
どうすれば良いのかは具体的にわからないが、日本のプロ野球が、
メジャーリーグのマイナーリーグ的な存在になる事だけは
避けないといけない・・。

早稲田実業の秘密兵器

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いやいや、今朝のニュースにビックリ!
早稲田実業には身体を回復するための秘密兵器があり、
それはベッカムも使っていた

「Oasis(オアシス) O2」

「水深3メートル前後の水中と同じ1.2〜1.3気圧にまで気圧を
 高めた酸素カプセル内に横たわる事で体内に通常よりも
 多くの酸素を効率良く供給し健康増進をはかるシステムで、
 アメリカ・NASAの最先端の技術から生まれた。」

とな・・。値段は

「400万円!(◎_◎;」

と破格!さすが私立・・・これから、こうした「科学トレーニング」
が主流になってくるとこれからは公立は太刀打ちできなく
なりそうだなぁ・・。なんか不公平・・。

それよりも、今朝の読売新聞の記事、
*********************************************
あれ欲しい!ブランドは?早実・斎藤投手のハンドタオル

 第88回全国高校野球選手権大会で優勝した早実(西東京)の
斎藤佑樹投手が時折、マウンド上でポケットからハンドタオルを
取り出して汗をぬぐったことから、“脇役”に思わぬ注目が
集まっている。百貨店やスーパーには「同じものが欲しい」など
の問い合わせも相次ぎ、業界は突然の商機に期待を寄せている。
 大手ハンカチ卸の「ブルーミング中西」(東京都中央区)に
よると、斎藤投手が使っていたものは青っぽいものだが、
「ブランドまでは特定できない」という。
 東京・池袋の西武百貨店池袋本店には、20日の試合後から、
「どこのブランドか」という問い合わせが10件以上あった。
販売促進部によると、「影響は不明だが、両日の女性の
ハンカチ売り場の売り上げは通常の2割増し」という。
*********************************************
ハンドタオルなんてなんだってイイじゃねえかよ!(-_-;)
平和だなぁ・・日本・・_| ̄|○

早稲田実業vs駒大苫小牧

第88回全国高校野球選手権大会の決勝再試合、素晴らしかった!
早実・斉藤の外角の低めに集める投球など圧巻というより
サイボーグのようだ。
当たり前だが、相当な練習を積んでいる事が安易にわかる。
最初から軸足を曲げて投げ始めるという自分では経験のない
投球フォームなので、ちょっとやってみたら、結構、下半身が
安定するのね・・なかなかイイかも・・。
だが、下半身は結構鍛えないといけなそうだ。
その早実・斉藤のミスした球を逃さない苫小牧。
このレベルの斉藤から2本の 本塁打はすごい!
しかもバックスクリーンとは恐れ入る・・(^-^;
しかも、9回表で4ー1で苫小牧が負けていてのこの斉藤の
デキなら9回もこのまま 終わりそうと思っていた所で、
きちんと本塁打を打つのだからすごい。
高校野球のキビキビした投球テンポや試合運びの随所の
スピードをみると、プロ野球がどれだけダラダラかが
わかるよなぁ・・(笑)
「試合の迅速化」がいつも叫ばれるが、高校野球を
真似れば良いだけだ。

新庄・・・(^-^;

日本ハムの新庄が突然の「引退宣言」(笑)>なぜこの時期に?(・。・?
しかも、日本ハムのヒルマン監督いわく

「ヒーローインタビューまで知らなかった」

との事。すごいな。チームプレーが鉄則の野球において、
監督も球団にも知らせない「姿勢」というのは社会人的に
いかがなものか?と思ったが、

「ファンに一番最初に知らせたかった」

という新庄の心遣いだったようだ。
なぜこの時期に?という事については今の所、明言を避けて
いるようだが、逆の味方をすれば、

「今シーズン限りで新庄を見られなくなる」

という事で、球場に足を運ぶ人達がふえ、球団動員数的&
売上的にはプラスになる発表かもしれないのだ。>1年を
終わってみないとわからないが・・。
まあ、新庄はマスコミ受けも良いから、疑った目で見れば、
そちらでの道筋がすでに決まっているのかもしれないけどね。
ただ野球人としてはおもしろいキャラだったが、芸能人
としては、別にどうってことないレベルでしょうし、
大リーグ時に言っていた

「ムービースター」

も、そんなに演技がうまいとも思えない。と、その後の
身の振りが気になる(笑)
まあ、どうでも良いと言えばどうでも良いのですが・・(^-^;(笑)

鉄人・金本

阪神の金本選手(38)が本日、カル・リプケン氏(元オリオールズ)
が持つアメリカ大リーグ記録の「903試合連続フルイニング出場」
を超え、

「904試合連続フルイニング出場」

を果たした。おめでとう!
すでに、このカル・リプケン氏の持つもうひとつの世界記録だった
「8234イニング出場」というのは開幕の3月31日のヤクルト戦で
あっけなく更新。
広島時代の1999年7月21日から足かけ8年、2004年にはデッド
ボールで剥離骨折、次の試合は片手でヒットを打つなど、
とんでもない人だ。
間違ったら選手生命を棒に振るかもしれないのに・・。
その左手首は今も軟骨が剥がれたままという。
剥離骨折など経験がないから苦痛の程はわからないが尋常ではない。
そして金本選手のすごいのは、その8年間の打率が3割を
超えている事だ。
ただ、試合に最後まで出ているのではないのだからすごい!
さらに、あの鉄人・衣笠ですら、連続フルイニング出場は
「678試合」。
それと比べただけでもとんでもない記録である。

ただ、衣笠はルー・ゲーリックの持つアメリカ大リーグ記録の
「2130試合連続出場」を凌ぐ「2215試合連続出場」という
記録がある。
これまたすごい記録だが、金本はこちらは無理だそうだ。
さあ、こうなったら、チャンスがある以上、今シーズン全て
出場すれば、

「1000試合連続フルイニング出場」

は達成する。ぜひがんばって欲しいと思う。

柔よく剛を制す

日本・優勝おめでとう!
奇跡のワールドベースボールクラシック(WBC)の堂々たる
走攻守を全て表現する「柔よく剛を制す日本野球」での
「幕引き」には感謝さえする。
この決勝戦は王監督の言う

「ストロング&スピーディー」

がきちんと出た「日本の求める野球」だった。一方、キューバ
は日本が何点取っても、追いつかれるんじゃないか?という
恐怖を感じさせるべく

「パワーベースボール」

と、松坂が投げているのに、軽々、外野に運ばれているんだから、
やはり驚きだ。1回の先頭打者のいきなりのホームランもそうだが、
6回などその「恐怖」が象徴的だ。
1アウトからヒット、ヒットで1塁、2塁。次に3塁線の高速2塁打で
1点、さらにヒットで2点とヒットの積み重ねでの完璧な得点。

「おいおい・・一体何点取られるんだ?・・(^-^;」

と思わせる「恐怖」があった。
しかし、その前の4回もショート川崎のセンター前に抜ける当たり
をファインプレーで救い、5回、松坂と交代した渡辺のピッチング
も圧巻だった。完全にキューバの流れを切った。
しかし、この試合、日本の運命を決めたのはやはり初回の

「キューバの自爆」

である。イチローへのフォアボール、多村へのデッドボール、
小笠原へのフォアボール。これは3つヒットを打たれたのと一緒である。
西岡のヒット、イチローへのフォアボール、松中の内野安打、多村
へのデッドボール、小笠原へのフォアボールで最後に今江にセンター前
ヒットと実は「3安打」しか打たれていないのに「6安打」打たれた
のと同じという、完全な「自爆」で、日本側にたって言えば、チャンス
をモノにした。しかも、キューバ、ピンチにこそならなかったが、
3回にも里崎へフォアボール、4回にはランナーとして出したくない
足のある西岡へフォアボールと、四死球だけで初っぱな5つ=5安打
打たれたのと同様と前半はピッチャーが安定しなかった。

5回は、イチローのレフト線2塁打、松中のライト前ヒットで1塁、3塁。
多村はサードゴロに倒れたかと思ったが、ここでのイチローの巧みな
走塁で、内野安打になったのは見事で、普通、3塁へのゴロでの
ホーム突入はアウトになる可能性が高い。それを

「すごい見事なスタート」

で、キューバの3塁手を翻弄させた。この

「隠れた素晴らしいプレー」

は、なかなかできる事ではない。ここで1点入り、なおノーアウトで
1塁、2塁。そして里崎が、ああいう絶対に決めなければならなく、
2塁ランナーが松中なのでさらに安全圏への高度なバントが要求
される中、キッチリ安全圏へ送りバントで2塁、3塁。
小笠原がきっちりレフトへ犠牲フライで1点となるが、やはり
ここでもキューバの3塁手のエラーからだった。
韓国戦でもそうだったが「エラー」というのは本当に怖いのである。
その日本のエラーと言えば嫌な空気になった7回。

「ショート川崎のなんでもないゴロのファンブル」

次のダブルプレーの時も、結果ダブルプレーで事なきを得たが、なぜか

「ショート川崎がダブルプレーを慌てたかのようなファンブル」

をしている。さらに追い打ちを掛けて普通のファーストゴロを捕った
小笠原からのトスを1塁ベースカバーに入った

「ビッチャーの渡辺がファンブル」

こんな3つの普通では起こりえない「とんでもないミス」が出たのに

「無得点」

で切り抜けたのは本当に素晴らしかった。
しかし、実はその後がいけない。
8回に簡単に日本の攻撃が終わり、なんだか「エラー後に3者凡退」
と嫌な流れの中、キューバに内野安打後、ホームランを打たれ
「パワーベースボール」の前に2点を失う・・。
ここは悪いがビッチャーが何が何でも抑えなければいけなかった。
これで、6ー5の1点差に追い込まれた。

「流れ」

というのは実に怖い。しかし、キューバの「イケイケ!」の流れを
断ち切ったのはまたしても

「キューバの自爆」

だった。9回金城の3塁へのゴロ、送球がワンバウンドして1塁手が
捕れなかった。これはキューバの1塁手は捕らなきゃいけない
ワンバウンドだ。>ここが小笠原と違う所。
小笠原は4回の川崎のファインプレーの送球もワンバウンドだったが
キッチリ捕った。この差はでかいのだ。
なぜなら、キューバの「イケイケ!」の流れだったからだ。
しかし、ここでキューバも次の川崎の送りバントをセカンドを
フォースアウトにし、きっちり日本の攻撃を失敗させ、

「キューバ立ち直るか?」

とも思えたが、ここでアメリカやキューバのパワーベースボール
では考えられない「日本野球」が出る。
個人的には今回のWBC全体においての陰のMVPと思う2番の西岡の

「プッシュバント炸裂!」

一瞬、キューバの2塁手はどうしてよいかわからなかったというような
動きをした。ここでの1塁、2塁はでかい。
なぜなら次の打者はイチローだからだ。
で、イチローの天才的レフト前ヒットでキッチリ仕事をしてくる。
素晴らしいよね。しかも、この時の川崎のホーム突入。
キューバの捕手のブロックに跳ね飛ばされたかに見えた。
が、絶妙に捕手の足の間からベースをタッチしていた。見事!
ボブ・デビッドソンが球審だったら「アウト」にされていたかも
しれない。(笑)
実はここで素晴らしいのはキューバベンチである。
あんなにきわどいプレーで跳ね飛ばされたかに見えたプレーなのに、
抗議もしない。アメリカと違うのはココだ。
実は選手というのはほとんどアウトか?セーフか?はわかっている
時がほとんどである。今回もちゃんと「セーフ」だとわかっているから

「真摯」

なのだ。アメリカのように姑息じゃないのだ。
本当に決勝にふさわしいチームだ。
相手がアメリカで球審がアメリカなら抗議になって、どうなるか
わからない判定だったかもしれない・・・。
さらに、松中が敬遠で満塁。またまた代打・福留が見事なレフト前
タイムリーで2点。この時もイチローがキューバ捕手にブロックされ
うまくかわすも軽く飛ばされるが、ホームイン。
この走塁、実は非常に難しいのだ。
まっすぐ走れば捕手に激突、じゃ、横に逸れて捕手とぶつからなきゃ
いいじゃないか!と思いがちだが、野球には

「ベースとベースを結んだ線より3フィート(約94cm以上)は内外に
 はみ出してはいけない」

というルールがあり、3フィート以上内外入り込んだらアウトになる中、
捕手が横に動いてくる事を考えればあのスペース位でしか突入できない
という、これもまた隠れた素晴らしい走塁なのである。
で、最後にキューバは里崎にフォアボールを与えて満塁となり、
小笠原にライト犠牲フライを打たれ追加点を与える。
とエラーで始まりフォアボールで締めくくるという完全に「自爆」
である。

9回裏に、大塚がこのキューバが勢いづきそうな2塁打を打たれ、
さらにライト犠牲フライを打たれ、またキューバの「恐怖」を
感じたが、そのあとの2三振は圧巻!見事なフィナーレだ!

さあ、日本チームにとって真のMVPは?というと
誰も否定しないであろう

「メキシコ」

だ。(笑)アメリカとの対戦の前に、ディズニーランドへ遊びに
行っちゃって(笑)完全にアメリカ戦は

「あきらめムード」

かと思った上に、誤審審判ボブ・デービッドソン1塁塁審に
ホームランを消され、誰もが

「99%以上の確率でメキシコがアメリカに勝つはずがない!」

思っていた。メキシコも3戦全敗では国に帰れない!という思いも
あったのだろうが、それを勝っただけでなく、日本がアメリカを
上回るための

「2点以上での勝利」

をしてくれたという素晴らしい結末・・・。
2次リーグまで勝ってきた誇りを見た気がした。
さらに謙虚だったのがキューバ。
実は2次リーグ突破が今回の目標だったらしい。(^-^;
日本はもちろん、目標は優勝だった。
でも「思わなければ実現しない」と個人的には思っているので、
今回の日本の目標は間違っていない。

そして、イチローの言葉。

「僕らは王監督に学んでいかないといけない。ただ成績を残した
 方ではなくて、人格の部分でも学びたい」

そう言ってもらえると、個人的に子供時代に「わざとらしいプレー」
と映った「長嶋茂雄」よりも、黙々と控えめにプレーをし、子供の頃
の一番の憧れた世界のホームランバッター「王貞治選手」・・、
見よう見まねで一生懸命練習した「一本足打法」・・。
余談だが、「月刊ジャイアンツ」に、王選手のこの「一本足打法」

「打つ途中の一本足になった最中に子供が2人ぶら下がっても
 ビクともしない!」

と写真と共に記載されていて凄まじく驚いた事が懐かしい・・。
その子供の頃の憧れだった王監督が第1回ワールドベースボール
クラシック(WBC)の世界一の監督として舞う・・。感無量である。

最後に、1敗しかしていないのに、とブー垂れている韓国。
悪いが日本だけ特別なルールにしてもらっている訳でない。
勝つ所で勝たなくてはいけない厳しさに負けたのだから、仕方が
ないだろう。でも、韓国の言い分も一理あるので、次回の
「第2回WBC」は、きちんとその辺論議し、アメリカ中心の
「第1回WBC」をきちんと反省しなければならない。
そうする事により今回の韓国の敗退が生きてくる。
でもね、日本に勝って韓国は2次リーグ突破の際、マウンドに
国旗を立てウイニングランをした。
相手をたたえ合う姿勢の前に、こうした自国中心の「下品」な行為。
サッカーのワールドカップでセンターサークルに国旗を立てて
ウイニングランなどしたら、相手国のサポーターに殺されるかも
しれない。
やはりこういう「下品な国」は、今回のWBCの「最大功労者」で
あっても「初代王者」にはふさわしくなかったのだ。
やはり歴史には運命を感じる。

3度目の正直

気持ちイイ!!\(^o^)/

奇跡のワールドベースボールクラシック(WBC)棚ぼた準決勝進出!
をした日本。3月19日「日本vs韓国」が正午から始まった。
国際大会11連勝中の上原が登板という必勝態勢。
お陰で店は暇だったんですがぁ・・(;_;)>これだけはいけませんね。(笑)

6回まではことごとく日本はチャンスをつぶし

「負ける」

時にありがちな典型的なパターンが続き、

「嫌な空気」

が流れていた。しかし、7回の先頭の松中が気合いのライト線
ツーベース!
足を痛めている松中、2塁へ執念のヘッドスライディング!
だったが、その後がいけない。
今回の日本の負けパターンの典型的な多村のバント失敗で、

「こりゃ、また負けそうだ・・・_| ̄|○」

とチャンスがつぶれたかにみえた嫌なムードを、個人的には
予想外の代打・福留!調子が悪かった福留で大丈夫かいな?
と思ったが、王監督の采配が見事に決まり、その福留が
「ツーランホームラン」!\(^o^)/>今までの溜飲を下げてくれた。
事実上、これで決まったが、その後、落ち込んだピッチャーが
小笠原が「デッドボール」を与えた後、里崎のレフトオーバーの
「エンタイトルツーベース」でさらに1点追加!
1アウト2塁となった所で、また個人的には意外や意外、代打・宮本!
しかし、これまた王監督の采配が見事に決まり「レフト前ヒット」
で1塁、3塁。で、西岡がつまりながらも「ライト前ヒット」で
もう1点追加!
そしてツーアウト1塁、3塁という素晴らしいお膳立てでイチロー!!
その場面で完璧にレフト前!でとどめの5点目!
猛打賞を絡めてきっちり仕事をするのだからイチローはやはりすごい!

結果、7回は、なんと「打者一巡」!

やはりこれは、なんと言っても上原が7回まで無失点でがんばったからだ。
さらに、隠れた圧巻は7回裏の上原の投球。5点取った後は「だらける」
所を、ヒット1本打たれたがきっちり気合いの3つの三振で3アウト。
もう7回だったのに本当に素晴らしい!

8回には完全に「韓国」の息の根を止める多村の左中間にソロ
ホームラン。7回のバント失敗を帳消しにした。

まだ投げそうな気配だった上原だが、45分の雨の中断もあり、
規定投球95球にあと10球を残し、9回はに藪田(ロッテ)に
マウンドを譲る。
藪田もデッドボール、センター前ヒットと8回はハラハラしたが、
最後の大塚(レンジャーズ)は圧巻だ!
先頭打者を三振、次の打者もフォアボールだったが、かなりきわどい
所へボールを落としながらの結果だった。
しかし、その次も完璧に三振、最後の打者も気合いの三振!
完璧に「韓国」に勝ってくれ、実に気持ちイイ!\(^o^)/
この盛り上がりの中、決勝を迎えるのは期待できる。
さあ、決勝は天敵キューバ!松坂がんばってほしい!

笑い事ではないだろう

もう、こいつの審判の資格は「剥奪」だ。
これがサッカーだったら暴動が起こるのではないだろうか?
さらに、国によっては

「射殺」

されてしまっているだろう!凸(-""-)
そして、もう、サッカーと同じく自国の試合を自国の審判を
配置すべきでない。

3月16日の「アメリカvsメキシコ」の3回、メキシコの先頭打者
・バレンズエラの打球はライトのポールの高さ3mの位置に当たり、
ライトへ跳ね返った。

「完全なホームラン」

である。しかし、この日、1塁塁審を務めていたのが、あの
「日本vsアメリカ」で球審として全然微妙なプレーでもないのに
「世紀の大誤審」をやった

「ボブ・デビッドソン」

ホームランなのに、ホームランをコールせずに、そのままプレーを
続行、結果、2塁打になった。今回もフェンスの高さよりボール
ひとつ上くらいに当たった!などという全然微妙なシーンではない。
フェンスよりも3mも高い所に当たっている。
むしろ、どこをどうみたらあの角度でポールでなくフェンスに
ぶつかったと見えるんだ?
もちろん、メキシコは抗議!当然だ。しかし、審判団が協議するも
覆らず。さらに、メキシコ側は、

「ボールについたポールの跡」

を示して再度抗議!しかし、判定は覆らなかった。
これは何だ?アメリカを守るための判定なのか?
俺様・ボブ・デビッドソンに誰も反論させないという「力関係」を
誇示しているのか?
そうとしか思えない審判団の態度だ。他に審判がいるのに、他の
審判もポールに当たったのを見ていないはずがない。
見ていないはずがないのに、日本戦では判定が覆るのに、今回は
覆らない。この覆らない理由はただひとつ、

「ボブ・デビッドソンの言う事には逆らえない」

という力関係だから覆らないのである。そうとしか結論付かない
だろう。こうした他の審判が逆らえない環境が想定されている以上
怪しいプレーは

「ビデオでの検証後に判定」

するようにするしかない。
それはこのようにあきらかにちがう判定をする「無能な審判」が
いる以上仕方がないだろう。
そして、アメリカよ!ボブ・デビッドソンを公の場に出すな!
世界が迷惑だ!

韓国に完敗_| ̄|○>でもメキシコありがとう!(爆)●〜*

おいおいおい!の大どんでん返しだ!(笑)
ワールドベースボールクラシック(WBC)の2次リーグ。
日本は「アメリカvsメキシコ」戦で、メキシコが2点以上取って
勝たない限り、日本の準決勝進出は厳しい状況だった。

「あのメジャーリーガー勢揃いのアメリカから、日本にあんな
 大差で負けたメキシコが2点も取るなんて無理だ!」

というのが「普通の意見」で期待していなかったというか、
もう日本の中ではワールドベースボールクラシック(WBC)
自体が消えちゃった感がある所に、アメリカがメキシコに
2−1で負けた。
すごいぞ!メキシコ!!しかも、まるで「日本のため」とも
思える最終規定の2点をきっちりゲットしてくれた!(笑)
これで2次リーグは、日本、アメリカ、メキシコが通算成績
1勝2敗で並び、大会規定の失点率で日本の

「棚ぼた準決勝進出」(笑)

これは日本への「アメリカ戦での世紀の誤審」に対する天から
の贈り物かもしれない。
このチャンスをぜひ無駄にしないでほしい・・・。
その「チャンス」と言えば、同じくワールドベースボール
クラシック(WBC)の2次リーグ、昨日の「日本vs韓国」の試合。

「野球の怖さとはこういうものである」

という典型的なパターンだった。
0−0で迎えた8回表に杉内がフォアボールで1塁にランナーを出す。
次にセンター前へ運ばれ、1塁ランナーは2塁をまわり、3塁を
目指すが、センターの金城から素晴らしい送球がサードの今江へ!
韓国のヘッドスライディングと交錯してボールを落とす。
大きなエラーだ。
これで韓国は1アウトでランナー2塁、3塁。
次の打者イ・ジョンボムに2塁打を浴び2点取られる。
これが致命傷になった。
結果論だが、ここでサードランナーをアウトにしておけば、
2アウトでランナーは1塁。
次の打者イ・ジョンボムに2塁打を浴びても、2アウトで
ランナーは2塁、3塁。そして、次の打者はアウトに
なりましたから、0点で抑えられた。
で、最後、日本は9回裏に先頭の西岡がソロホームランを打った。
という事はエラーがなければ日本の

「サヨナラ勝ち」

だった。いわゆる「緊迫した試合」は不思議とこうした

「エラーやミス」

で負ける。実は2回に日本にはちゃんと「チャンス」があった。
岩村のピッチャー内野安打をきっかけに1アウトでランナーは2塁。
小笠原がショートフライ後、里崎のライト前ヒットで2塁の
岩村がホームに突っ込むもタッチアウト。

「日本は<チャンス>を潰した」

しかし、韓国は日本のエラーという「チャンス」をしっかり
ものにした。
この差はでかい。見事である。そして完敗である。_| ̄|○
しかし、準決勝に棚ぼたで行けるにしても、サッカーも
野球も韓国に

「勝てない」

というのは、くやしいなぁ・・・。

今度の準決勝は、明後日また「韓国」だ。
今度負けたら、これから30年勝てないと言われるのは
日本の番になる・・。

とんでもない誤審 凸(-""-)

第1回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の
2次リーグが開幕した。日本は早速、今日アメリカと対戦。
3—3の同点で迎えた8回に、日本は岩村の浅いレフトフライ
をパリーグ盗塁王の西岡(千葉ロッテ)が三塁からタッチ
アップでホームにかえったが、アメリカのマルティネス監督が

「レフトが捕球する前に3塁ランナー・西岡がスタートした。
 タッチアップが早かった」

と抗議。もちろん、2塁塁審は当然「セーフ」の判定。
しかし、ボブ・デビッドソン球審に呼ばれ、なんと
判定を覆した。凸(-""-)
夕方のニュースでも繰り返し「レフトの捕球映像」と
「タッチアップのスタート映像」を同時に画面で流して
いたが、あのスタートを「アウト」と誤審する審判が
この世にいたら審判をやめるべき!と断言できる程
「セーフ」である。
捕球してから一呼吸おくレベルでベースに触れている
あの映像は、どこをどうみてもアウトになんか見えない
映像である。
こんな微妙でもなんでもないプレーを「アウト」にする
こんなクソ審判は

「存在してはいけない!大迷惑だ!」

今回のワールド・ベースボール・クラシックの審判は全員
メジャーリーグの審判では
ないそうだ。判定を覆した渦中のデービットソン球審は、
1999年までメジャーリーグで審判を勤めていた人物だそうだ。
しかし、メジャーリーグと審判組合の労使関係がもめた時に、
リーグに対して強硬策をとったとして、追放された22人の
審判組合のメンバーの1人で、メジャーリーグの審判復帰が
許されていないアメリカ・マイナーリーグの審判員だそうだ。
さらに驚きなのは、今回、審判32人中22人がアメリカ人で、
その22人は追放されたマイナーリーグの審判員という事だ。

こんなひどい卑怯な自国中心の誤審がある以上、サッカー
じゃないが、せめてアメリカ戦はアメリカ人じゃない10人
の審判の中から選ばれるべきだろう。
悪いが2塁塁審も球審もワールド・ベースボール・クラシッ
の審判を即刻やめて頂きたい。
というより、ワールド・ベースボール・クラシックの威厳
においても、こんな審判は即、やめさせなければいけない。
しかも、このボブ・デビッドソン球審、

「今回のプレーは塁審が判断することではない」

というとんでもないコメントをしている。
審判は球審が一番エライのではない。全員、同等の権利を持つ。
それは今回のように球審の圧力で判定を覆したりする事が
無いようにだ。さらに、ボブ・デビッドソン球審、

「タッチアッププレーは球審のジャッジコールになる。
 2塁の塁審が間違って、先にジャッジをしてしまったのだ」

という声明を発表している。百歩譲ってボブ・デビッドソン
球審の言う通りとしよう。
しかし、結局の所、間違って、先にジャッジをしてしまった
2塁の塁審が正しくて、タッチアッププレーは球審のジャッジ
コールとほざく自分が、実はよく見えなくてこうした「誤審」
が出た。こんな審判、自分の愚かさを死ぬまで引きずるがいい・・。
間違いなく、メジャーリーグへの復帰は閉ざされたであろう。

そして、王監督が試合後の会見で述べたように

「一番近い所で見ている塁審の審判のジャッジを抗議が
 あったからとはいえ変えるのは、今までに私は見たことがない」

というように、一番近くの審判の力が普通は一番強いのである。
もちろん、今回の判定を、自国のアメリカの新聞「NY Times」
「USA Today」は

「あのタイミングならセーフ、判定を覆したのは間違いだった」

とハッキリと書いている。当然だ。
全世界的に「セーフ」なのだから!!
せっかく「好ゲーム」だったのに水を差しただけでなく、
アメリカはアメリカの審判と裏で結束し、判定を

「卑怯に捏造する」

という、結局は

「アメリカによるアメリカのためのワールド・ベースボール・
 クラシック」

なのではないかと、第1回から「とんでもない疑惑」を世界に
伝えてしまった・・残念である。
しかし、もっと残念なのは、日本がこの判決を「愚痴る」
必要のない

「勝ち」

を手に入れられなかった事だ。こうなったら、残り全勝で
ぜひ本戦へいかなければ払拭することはできない。
がんばれ!日本!

春の選抜・駒大苫小牧高が出場辞退

「駒大苫小牧高(篠原勝昌校長)は3月3日、3年生の野球
 部員10人が3月1日の卒業式後に飲酒や喫煙をしたこと
 を受け、出場を辞退すると発表した。」

加護ちゃんと同じパターンだ。
2連覇という「偉業」を達成して、自分達がどれだけ世間
から顔を知られているのかわかっていなかったらしい・・。
さらにかわいそうなのは、やった本人達は差し迫って
デメリットはないが、現在の野球部員はそうはいかない。
春の選抜は、実際には3年生が消え、2年生&1年生の
新チームでの秋季大会を勝ち抜き、それをふまえ色々な
学校の内容が評価され決まる。
そう・・3年生は全然関係ないのだ。
これは表面上は謝罪されたら「上級生」だから「しぶしぶ許す」
しかない・・下級生の立場ではね・・。
しかし、いくら謝罪されても内面的には「許せない」だろう・・。
高校3年という事じゃ、酒もタバコも「きれい事」をいう
つもりはない。
ただ、地元では有名人なんだから、普通の人とは違う事を
自覚し、自分たちの「家」でやるとか、少しは

「見つからない方法」

で、うまく立ち回らないと・・。(笑)
前回の不祥事を「2連覇」でせっかく払拭したのに、すべて
ぶちこわしちゃったな。
でもこの事件、高野連は「出場辞退」を認めるべきでは無い
ように思う。

「連帯責任にはしない」

という流れが今の高野連の姿勢だ。今回の春の選抜には
関係のない3年生の事件である訳で、2年生&1年生の
新チームは一切関与していない事件だ。
がんばってきた2年生&1年生をこの関与していない事件で
葬り去って良いのだろうか?
しかし、この学校は「学業」的にはよく知らないが「私立」
という事は「進学クラス」と「スポーツクラス」が分かれて
いそうだけどね・・。
こうした方法を用いて、「進学クラス」は進学率を上げ
「スポーツクラス」はスポーツ成績を全国的に上げる事により

「進学校でありながらスポーツも盛ん」=「文武両道」

などとほざく学校が多い。(駒大苫小牧高がそうだという事ではない)
どっちも人単位でみれば

「文武両道」ではなく「片手落ち」

なのにね・・。
しかし、悲しいかな、甲子園に行くと、その学校の知名度と
共に受験率が高まり、なぜか偏差値が上がっていったりする。
やはり甲子園の知名度はすごいのだ。

敗戦ペナルティーの特訓

先日の京都府での「少年野球の中学2年生、熱中症で死亡」のニュース。
同じ野球をやっていた者として、また中2の少年は「185cm、89kg」
と自分にそっくりの体型も重なりかなり気になった。

私などは当時かなり大きい中学生だったが、それでも中学2年の時は180cm位だったので、185cmとはこの少年はかなり大きい。
さらに、エースで4番だったという事と、TVで写っていた位牌の
隣には、数々の「ホームランボール」が供えられていた所をみると、
かなり有望だったのだろうと推測する。
高校やプロのスカウトが見に来ていたというが、この体でこの条件
なら本当の話だ。当時の私の時も公立中学だったが、野球が強い学校
だったので、バックネット裏には数々のスカウトの方々がいた。
個人的に推薦も何校かきたが、本当の所は「根性無し」なので
全部断った(笑)
まあ、高校は頭で入学していないと、故障時には退学せざるえない
状況に追い込まれると聞いていたのと、ありがたい事に野球バカでは
なく、一応、入試で勝負できる学力もあったもので・・・(笑)

と話が逸れたが、死亡した中学生、色々な所でニュースでも
報じられているが、改めて確認してもすごい内容だ。
朝5半に起床、7時位から試合前の打撃練習後、午前に1試合行い
勝利、昼を食べて午後に1試合行い敗戦と、普通の人から見ると、
ちょっとハードでは?と思うかもしれないが、実はここまでは
我々も経験したよくある内容である。
ダブルヘッダーで投げるなんて事も当たり前のようにある。
成長期の扱いとしては実際は無茶苦茶で何も考えられていないなのが
中学野球だ。恐らく彼は2試合とも投げているのだと思う。
7回までしか中学はやらないが、単純に2試合で最低でも200球は
投げているだろう・・・。その後で「敗戦ペナルティーの特訓」。
投球練習1時間(つぶす気か?)、20mダッシュを100本、
30mダッシュを100本、土手の坂を登るダッシュを200本を
命じられたと、私自身も経験した事のない驚くべき内容。
毎日こなしているのなら別だが、こういう1回こっきりの過酷な
練習は肉体的には意味がない。
日本のスポーツの悪い風習で、何のスポーツ理論もなくその先には
「根性だ!気合いだ!」という部分だけのために行われている。
今回の事件は最後の土手の坂を登るダッシュ100本の時に熱中症で
倒れ、その夜に多臓器不全で亡くなった。

監督は数年前まで高校野球有力校の監督を務めた経験を持つ監督
だというが、今時、熱中症の理論も知らないで監督していたとは
驚きだ。練習の合間に、ポカリスエットでも飲ませていただけでも
全然違うのに、きっと昔のまま「水は飲むな!」みたいな指導が
まかり通っていたんだろうなぁ・・・。

TVにモザイクが入って監督のインタビューが放映されていたが、
しきりに「子供の体力の無さ」を強調していた。

「死んだのはオレが悪いんじゃなく、子供の体力の無さが問題で、
 今までも同じような事をしてきて、こんな事は一度も起こった
 事がない。従って今回はオレも被害者」

みたいな口調だった。この監督は勘違いをしている。
「死」は一度でも起こってはいけないのであって、事故が起きて
改善するのでは遅いという事をわかっていない。
子供の体力の無さを嘆くなら、それを徐々に克服するメニューに
してゆけば良いだけの話だ。
それを見極め、体力ができたとわかったらハードな練習に
切り替えればいい訳で、そこを省略して気分だけで練習を
組み立てた無能さは、やはり「監督責任」を問われなくてはいけない。