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コピー・アット・ワンス

この【コピー・アット・ワンス】・・・これは映像の
セキュリティーの概念から、デジタル放送をHDDなど
に録画し、その後、編集などをしてDVDや次世代DVD
などのメディアにダビングを1回だけ行え、終わると
HDDからその映像は強制的に削除されるという規格・・。
しかし、メディアが書き込みミスを起こした場合も
HDDからその映像は削除されてしまい、再帰不能な
状態になる。
HDD内でダビングしようものなら、メディアに書き
込めなくなる。
個人的に【ふざけるな!】という地上デジタル放送
の一番許せない規格である。
今のアナログ放送であれば、何度でもHDDに戻す事
ができるし、何度でもDVDに書き込む事ができ、
HDD内で何度でもダビングができる。
よって、自分などはギリギリの地デジ切り替えの時
まで、アナログのままでいい価値観の人間である。

しかし、そのリスクを背負ってまで、みんな地デジ
に何を望むのだ?
きれいな画質わかるが、その異常なまでにきれいな
画質で一体何を観るのか?
バラエティ?ドラマ?ニュース?
・・少なくとも今、テレビを席巻しているこれらの
どれも画質をきれいにして観る価値のあるものではない。
まあ、きれいだったらいいのにな!と思うとしたら、
遠い映像が多く使われるサッカーなどのスポーツ、
細かい所まで観たくなる世界遺産のような景色中心の番組、
音楽LIVEや演劇くらいなものではないだろか?
色々なものが注文できる、色々なデータを見る事ができる
など、サブメニューとして良い事が色々あるが、みんな
そんなに注文をするのか?そしてデータを見るのか?(笑)

と、実は、強制的に地デジになる事への文句がタラタラ
なだけなのだが・・(笑)

その【コピー・アット・ワンス】・・少し動きがあった。
【コピー・アット・ワンス】の仕様が変更になる動きだ。
総務省の情報通信審議会の専門委員会は7月12日、地上
デジタル放送のDVDへのコピー回数制限について、現行
の1回から10回に大幅に緩和する方針を決めた。
まだ、8月の答申に盛り込むというレベルで確定はして
いないが、ひとまず自分の文句の中の一部分はクリア
された。(笑)

しかし、実際には完全なるコピーである【ハイビジョン
コピー】は1度だけ、しかも、次世代ドライブに限定
して行えるだけで、それ以降は9度のムーブ(SD解像度
である720x480にダウンコンバートしてコピーする)が
行えるというふざけた仕組みだそうだ。
さらに、今のアナログのように、そのデッキでDVDに
したものから、HDDに再度戻す事はできないそうだ。
ここはまだまだ文句ありだ!

これを改善してもらわんと、HDDはいずれフラグメント化
(ひとつのファイルが分解されて複数の場所にバラバラに
保存される事)する。この時には初期化しか元に戻す方法
はない。が、初期化したい時には一時的にどこか別な
記録媒体(DVD-Rやメーカーによっては外付けHDDなど)
に一旦ダビングしなければならない。
しかし、HDDに再度戻す事はできないという事は、それが
できない。
全く、自分たちの事しか考えていないのが地デジなのだ。

で、なぜ【10回】なのか?(笑)

デジタル放送をHDDにいったん録画した後、家庭内で
3人がそれぞれDVD、携帯電話などの携帯端末、ゲーム機
など三つの媒体にコピーしたとしても、もとのHDDの記録
が消えないことが前提になっているという。

【3×3+1で合計10が適当】

という事らしい・・(^-^;(笑)
ただ、この規格は8月以降の製品で対応となっており、
現行の製品では対応していない。
いずれにしても、まだまだ規格が変更になる可能性が
ある事を考えると、テレビもHDDレコーダーも慌てては
いけないという事だけは確かだ。
やはり自分はギリギリまで地デジはいらないや・・(笑)