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イジメている人間たちと何も変わらない

「文部科学省は11月10日、いじめを苦にした自殺予告などの手紙が
 新たに5通届いた事を明らかにした。5通のうち2通は教員名などが
 記されており、差出人を特定。それぞれ学校に対応するよう指導した。
 うち1通は、いじめではない悩みを訴える内容だった。この2通に
 ついては、個人情報を理由に詳細を明らかにしなかった。
 5通はいずれも伊吹文明文科相宛で、3通は差出人を特定できる情報
 がなかった。消印は「尼崎北」「町田」 「成城」で、東京都教委、
 兵庫県教委などに調査するよう指示した。
 11月6日に届いた手紙に触発されたとみられ、「わたしも同じ考え
 です。気もちわかります」「11日に(6日の手紙の子どもが)自殺
 したらその子のあとに自殺します」などと書かれていた。」

この手紙自体がネタでない事を前提に書くが、この子供達はいじめられて
いる事を盾に、自分たちの要求を突きつけ、文科省を始め、大人達を弄
させている。豊島区などでは全小中学校で夜通し電気をつけて監視する
という。これは、いわゆる、こうしろ、ああしろと脅かして

「つかいっぱ」

をしてイジメている人間たちと何も変わらない事に気付いていない。

「自殺するよ!」

という言葉の暴力で大人達を脅しているのだ。いじめているのだ。
やはり、自分が強い優位な立場になった時、こうしてみても手紙を
出した子供は、自分がイジメているという事に気付かない。
同じ所まで墜ちている事にも気付かない。
でも同じ所に墜ちるのならば、イジメた人間達に牙を向ければ、
まだ良いのだが、やはり自分達も文科省など強い立場に出られない
「弱い人間」へ牙を向けている。
本当に助けて欲しければ自分の名前を書けば、「助けてほしい」のかと
感じるが、2通を除いて無記名との事ですから、やはり本当に見つけて
欲しいのではなく、大人達がオロオロするのを楽しんでいるイジメの
「ゲーム」にすら感じるのです・・。
でも、きっと本人達の頭の中は

「悲劇のヒロイン」

のつもりなのだ。このように、イジメている側とイジメられている側の
感覚の違いがイジメのギャップなのだ・・。
そして、それはいつの時代も一緒で、イジメている側はイジメていると
気付いていない・・人間、誰でも強い者には立ち向かえなくても、
弱い者に牙をむく事は簡単にできる。
今回の手法は、そのつもりでなかったにしても、結果、手に入れて
しまった夢のような「強い立場」・・まだまだ、この大人への「脅し」
は続くと個人的には予測する・・。
悪いが、所詮世の中は、どこへ行っても多かれ少なかれ「弱肉強食」。
その辺を「女王の教室」ではありませんが、きっちり知る事も大切
だと感じるのですが、今は、それを「強い者の理論」という事で
「偽善」という武器で叩かれてしまう。
実際にはそうである事はみんな気付いているのに・・。