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加藤紘一氏の実家全焼事件

「8月15日午後5時55分ごろ、山形県鶴岡市大東町、自民党の元幹事長加藤紘一氏(67)の実家から出火、木造2階建ての住宅と隣接する加藤氏の事務所計約340平方メートルが全焼した。現場には、男が腹部を切って倒れていた。鶴岡署はこの男が放火した後、割腹自殺を図ったとみて調べている。男は顔や口の中などにやけども負い、意識がない状態だといい、同署は回復を待って事情を聴く方針」

犯人は、右翼団体の一人との報道ですね。まだ確定は
していませんが・・。
この件に関して社説を展開したのは朝日と産経の2社。

「自分が気に入らないからといって、暴力に訴える。
 そんな卑劣な行為は断じて許すことができない。」(朝日)
「いずれも卑劣な言論封じのテロだ。いかなる理由が
 あるにせよ、民主主義社会でテロは絶対に許されない。」(産経)

確かにその通りだ。確かにその通りだが、これは「大国」と
「大国を憎むテロリスト」の関係と似ていないだろうか?
「大国」は自分中心で思い通りに「正義」の名の下に「戦争」
を仕掛ける・・そして、空爆で巻き添えで民間人を殺す。
「テロリスト」も自分中心で思い通りに「正義」の名の下に
「テロ」を仕掛ける・・もちろん、テロも民間人を殺す。
近代兵器を持つ「大国」に微弱な兵器しかない「テロリスト」
は空爆はできない・・。
となると「テロ」しか「大国」と戦う方法はないという側面を
持つ・・。アメリカの同時多発テロなどその典型的な例だろう。
今回、靖国参拝に関して、マスコミは「靖国参拝反対・
A級戦犯分祀・国立追悼施設推進派」の加藤紘一氏を
前面に出し、

「靖国参拝撲滅、A級戦犯分祀」

の一方向性のみの報道を繰り返した。これはマスコミ
という「大国」の一方的な「靖国参拝賛成」の言論封じの
「言論の暴力」とは考えられないだろうか?
となると、平等にマスコミで取り上げてもらう手段を
持たない立場の人間の言論は抹殺されていないだろうか?
加藤紘一氏は、天皇責任も含めて発言していましたから、
右翼系のターゲットになっていたという事は当然考えられる・・。

でも、この事件の最大なる原因はマスコミの「靖国参拝
賛成」側の報道を一切せず、加藤紘一氏一方向の
「靖国参拝反対」の報道かもしれないと思うのです。
そして、これを防ぐにはマスコミの常套手段の

「世論を操作すべく作為的な一方向報道」

をマスコミがやめ、平等な立場で報道するしか防ぐ方法は
ないのです。