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書道ガールズ

しばらくRD-X5に存在していた
NNNドキュメント'05で特集していた

「書道ガールズ2〜熱血教師・突然の辞任 」

という番組・・。
でも、正直「書道ガールズ」かぁ〜と、
いまいち観る気にならなくて事実上
ほったらかしておいた・・(^-^;(笑)

で、いかげん観るかぁ〜と観始めたら
これがすごかった。(◎_◎;

〜ほったらかしておいてごめんよぉぉぉ〜

って感じ・・・(笑)
「愛媛県立三島高校書道部」の物語なのだが
顧問に服部一啓先生(36)が赴任してからは
状況が一変する・・。
9年間で5万人以上が参加する高校日本一を
決める「書の甲子園」で

<優勝2回、準優勝2回>

を成し遂げる・・。

「字の上達は墨と紙の量に比例する」

「指導者は生徒を上回る努力をして当たり前」

と、どんなに夜遅く家に帰っても筆を握り

「自分が生徒の書くような筆遣い、速度で書いてみる」

と生徒に合わせて、

「生徒が悩んだら生徒の目の高さで考える」

という・・。

「生徒のためにというよりも自分の勉強」

「生徒の(手本)だからと手を抜くと自分が何をする時も手を抜くようになる」

と自分にも常に厳しい・・。
そんな先生の部活ですから、走り込みあり、
腕立て、ダッシュ、階段登りあり、さらには
夏休みもなく、地獄の合宿と言われる深夜
まで2週間書きっぱなしの合宿がありと、
文化部なのにそれはまさに体育会系の部活
の様相だ・・。

<でもみんなついてゆく!!>

いや、その姿を見ているだけで「書道」を
やりたくなるのだ・・。
今や「先生」が何もできないというが、

やはり生徒がついて来る先生の姿は
いつの時代も一緒だな・・と感じる・・。

きっと生徒も見抜いているのだ・・。
わかっているのだ・・。

しかし、顧問の服部先生の辞任・・。
泣きじゃくりパニックに陥る部員たち・・。
たかがテレビを通して数分見ているだけでも
このレベルの先生を失うのはとてつもなく
大きい・・・(>_<)

中学高校の部活動は先生で大きく変わる・・。
そこをみればそのまま残って欲しいものだが
先生の

「日本の書道を変えたい」

という信念を貫く生き方もある、とすると
やはりこれだけの先生なら信念を貫く方を
選ぶのもわかるような気がする・・。

生徒もそれをわかっている・・。

この別れをどのように乗り越えてゆくのか?

それも大切な経験だ・・。

そして、何に対しても「やりきった!」と
いう姿は美しい・・(^^*)