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ホワイトバンド

世界的な貧困根絶キャンペーンに合わせて国内ですでに400万個販売
されたと言われる「ホワイトバンド」という腕輪・・・。
私は「ホワイトバンド」そっくりのファイテンの「ラクワブレス」を
しているから買っていませんけど・・>ダメじゃん。(゚-゜)\バキ(笑)
「売り上げの一部は貧困をなくすための活動資金となる」との触れ込み
だったが、「貧困をなくす政策をみんなで選択する」意思表示が狙い
だったと発表された。これは以前から言われていたという事だが、
ちょっと、わかりにくいわな・・・。(^-^;
要は「募金」ではなく「名前を書かない腕輪を用いた署名」みたいな
ものだったという事だ。
ホワイトバンド運動はアフリカの市民活動家らが、包帯や布などの
「白いもの」を着けて貧困撲滅を自国政府や先進国に訴えたのが
始まりとされる。そして「ほっとけない 世界のまずしさ」を
キャッチフレーズで爆発的に広まったと言われている。
今田克司事務局長は「運動は<世界に貧しい国がある>と考える
きっかけを作るもの。政策提言や声を上げるために資金を使う。
それが途上国への募金と同じような意味を持つ事を理解してほしい」
と説明しているが、本来「ホワイトバンド運動」は自分で白い布や
包帯を着ければよいという事には触れていない事や、どのように
「声をあげるのか?」についても説明は無し・・。
これでは運動の本質をすり替えお金集めに走ったといわれても仕方が
ないかもしれない・・。
そして、各方面からの非難の声が強くなったために、急遽、色々な
所へお金が流れる事になったが、これにはちょっと首をひねる。
手元には確かに今はお金が転がってきている。しかし、運動をこの先も
続けていく訳だから運転資金としてプールしなくては息が続かない。
なぜならば、今は「ブーム」が手伝い、ホワイトバンドは売れているが、
皆に行き渡れば、来年の売上は悪いが今年の売上の半分、いや1/3と
いった所だろう。もしかしたら、もっと低いかもしれない。
その時にも、活動の広告費やPRイベントの費用がかかり続ける事を
非難した人間達は冷静に考えておかないといけない。
今田克司事務局長の言う「きっかけを作る事」だった目的は、
言い換えれば、別な個々の行動で「世界のまずしさをほっとかない」
をスローガンに自分の足で立ち上がれ!という事なのだと思う。
非難した人間達はこれをふまえ理解すべきなのだ。
店を出して独立する事は、実は金があればできる。しかし、それを
利益を出し続け末長く続ける事は非常に難しいのだ。
こうした運動が今年だけの「ブーム」で終わらないためにも、
やはり末長く続ける運転資金としてお金が無くてはいけない。
非難だけでなく、その辺も理解しなくてはいけない・・・。
ただ、ホワイトバンド側も、募金でない事を不透明にした責任は
あるので、今回の各方面へのお金の配分は仕方ないだろう・・・。