記事一覧

小泉首相-靖国参拝

昨日、小泉首相が靖国参拝をした。TBSなどでは緊急
特別番組として、ご丁寧に「中継」していた。
あるコメンテーターは

「違憲判決がでているのに何を考えているのか?」

のような発言をしていた。これは情報操作だ。

「違憲判決」と言われているが、大阪でも福岡でも、
本来、主文と関係なく法的拘束力のない「傍論」部分
での裁判官自身の主張を展開したものである。
100歩譲って、それを「違憲判決」としよう。
その中でも「靖国がいけない」などとはどこにも
書いていない・・あくまでも「首相参拝は宗教と
かかわり合いを持つから違憲」という事であり、
いわゆる国は宗教とかかわりあいを持つと違憲と
いう事だ。
民主党の前原さんも、それを強調していたが、
この「傍論」部分を認めるとするならば、この判決
をした裁判官はとんでもない判決を出した事になる。

「国は宗教とかかわりあいを持つと違憲」

というならば、歴史的宗教建築や仏像などを「国宝」
として扱う事も、宗教系の学校に国が助成金を扱う
事も「違憲」となる。
さらには、創価学会とのつながりが深い公明党などは、
国の関連する所には関与したら「違憲」という事になる。
結局の所、そんな事まではできないのだ。
それなのに「靖国参拝」だけをマスコミは「違憲」
と報道する・・情報操作以外の何ものでもない。
今回は、先日下った大阪高裁の靖国裁判の判決を
意図的に「公的参拝は憲法違反」と捻じ曲げてマスコミ
が報道するのはみえみなので、先手を打って今まで
にはない「超私的・超庶民」的な参拝形式を取ったと
見られる。

しかし、小泉首相は堂々と今まで通りの昇殿参拝を
続けてほしかった・・小泉首相はかねてから「公約」
で「靖国参拝」をしっかり掲げている。
その国民と約束した年一度の靖国参拝を継続した事
は素直に評価したい。
首相の靖国参拝は外交的配慮により左右されるべき
問題ではない。
中国と韓国はこれまでも首相の靖国参拝に反対し、
今回の参拝にも、ことさらのように強く抗議した。
いずれも不当な内政干渉である。
マスコミは10人くらいの中国のデモ、頭の狂った
韓国人が日本国旗をかみちぎるシーンを何回も
クローズアップして諸外国の反発を表現したくて
仕方ない様子だ。
しかし石原都知事や安倍さんのコメントが正常な
姿であり、新聞においては産経の社説が正常だろう。
読売の社説などでは「もっと丁寧に内外に説明を」
というが、今までもきちんと説明しているのに

「聞きたくない、理解したくない、中国・韓国に
 ひれ伏したい」

と「靖国参拝」をやめない限り許さん!という
姿勢でしか聞かないからであって、国民は
「靖国参拝賛成」が多い中でそういう書き出し
は卑怯だろう。

何度も言うが、「A級戦犯」という言葉を日本が
使うべきじゃないし、少なからずとも国のために
死んでいった者達を戦後の価値観で裁いては
いけないのだ。
それにしても、小泉首相の参拝シーンを収めようと、
必死になっていた報道陣達は日本人としてせめて
英霊達に手ぐらい合わせたんだろうか?
むしろ、怖いのは来年、首相をやめると断言して
いる事だ。
今年で日本のこの「強い姿勢」も次期首相が安倍さん
でもなければ次期首相で屈する恐れがある。
次期首相もぜひ、中国・韓国の不当な内政干渉に
屈しないでもらいたい。