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靖国参拝問題

この季節がやってきた・・・。
中国&韓国の「駆け引き」に日本の弱々しさをさらけ出す
季節がだ・・(笑)
半年も前から朝日新聞などは社説で世論を中韓寄りに操作
したくて操作したくて仕方のない気持ちが大きくあらわれた
<靖国問題を動かそう>なんて題名がついちゃっていた・・。
「私たちは首相の靖国参拝は反対だ」と「書いている本人」
を指す「私」ならともかく「私たち」と堂々と書く(笑)
世論の半数以上は靖国参拝は賛成なのに、朝日に靖国参拝賛成
が一人もいないとは思えない。
「心ならずも戦場に赴き、亡くなられた方への哀悼の誠を
ささげる、不戦の誓いをするという事で参拝している」という
首相のセリフ・・。
日本国の首相なのだから当然である。
毎度、中国が抗議し、さながら夏を思い出せる風物詩みたいな
様相だ・・・(笑)
ただ勘違いしてはいけないのが、中国は「国民が傷ついている、
傷つくから靖国参拝を中止せよ」と言うが、こんな事は本気で
思っているのではなく、あくまでも靖国問題は「外交カードの
1枚」であるという事だ。
ここだけは私たちは理解しておかないといけない。
しかし、それを理解するつもりもない朝日新聞の6/5付け
の社説には、<靖国参拝 遺族におこたえしたい>として、
またまた驚くべき事が書かれている。
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「だが、中国が問題にしているのは一般兵士の追悼ではなく、
戦争指導者の追悼である。A級戦犯が合祀された靖国神社を、
日本国を代表する首相が参拝するのが許せないというのだ。
侵略された被害国からのこの批判を、単純に「反日」と
片づけるわけにはいかないと思う。」
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はぁ?って感じだ。さすが中国へのご注進記事を書き続け、
反日に油を注ぎ、私たちは「正義」だと勘違いしている所は
書く事が違う・・・(笑)
日本は1978年に「A級戦犯」を合祀した。その事は世界中に
ニュースで流れた。
その後、1979年から大平首相が参拝、以後、首相の参拝は
続けられ、中国が「靖国参拝中止」を求めたのが中曽根首相
の時の1985年だ。(ちなみにそれに見事に腰砕けて「靖国
参拝中止」という「失策」をやらかしたのが中曽根首相!)
そう、中国は靖国にA級戦犯を合祀していて、首相が参拝して
いる事はきちんとわかっていた・・その上で、合祀されて
から5年間は首相の参拝を抗議もせず認めているのだ。
本当に中国国民の心を傷つけ、日本人を殺したい位に怒って、
今回の朝日新聞の言うように、中国が戦争指導者の追悼を
許さん!と本気で思っているのならば、1978年に抗議を
しているはずなのである。でも抗議はしていないのだ。
しかも、1年間抗議をしなかったというのならば「気付かな
かった」という言い訳も仕方ないが、中国は5年間も抗議を
していないのだ。
 さらに、アジアの国々はこぞって抗議していると思われ
がちだが、インドネシアのユドヨノ大統領は日本の首相の
靖国参拝について「国の指導者が国のために殉じた方に
尊崇の念を表すのは当然の義務だ」と述べている。
姑息に「外交カードの1枚」と靖国問題を全然考えていない
国の認識はこうまで正常なのだ。
「中国」という国は「日本は押せば引く、叩けばひざまずき
謝る国」だと見下している。
靖国問題で日本が譲歩しても、教科書問題、尖閣問題、
東シナガス油田問題、挙げ句の果ては南京問題、と自分たち
の「非」は棚に上げ、間違いなく日本を攻撃する。
そのイイ例が、先にも述べたが靖国問題で中曽根首相の時に
抗議してみたら、見事に腰砕けて「靖国参拝中止」という
「失策」をやらかした。
中国にしてみれば「あら!本当にやめてくれたよ!なんだ
なんだ、日本は叩けばひざまずくじゃん!それなら毎年抗議
しようっと!何か日本が文句言ってきたら、靖国のカードを
出せば、黙って言うこと聞くじゃん!すげぇ外交カードを
手に入れたぞ!ラッキー!」というレベルなのだ。
何度も言うが、決して「中国国民の心を傷つけている」から
ではないと言う事はハッキリと認識しなくてはいけない。
とまあ、中国はそんな事は百も承知で靖国問題を「外交カード
の1枚」として出してきている。
が、大人の日本として、百歩譲って日中の「歴史認識」の
違いから衝突しているとしよう。
もちろん、中国には中国の歴史認識があってよい。
しかし日本には日本の歴史認識があり、それを押し付け
合わないのが、最低限の国際マナーであると思う。
さらに、別な視点から考えて1972年の日中共同声明と
1978年の日中平和条約にも「内政に対する相互不干渉」が
それぞれうたわれている。どちらの視点からみても、隣国の
祭祀(さいし)にまで注文をつけるのは内政干渉である。
さらに、朝日新聞は、
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「戦後、(靖国神社は)宗教法人になったが、戦争の正当化
という基本的なメッセージは変わらない。自衛のためにやむを
得なかった戦争であり、東京裁判で戦争責任を問われたA級戦犯
は連合国に「ぬれぎぬ」を着せられたというのが神社の立場だ。」
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という靖国の姿勢に非難をする。今や「A級戦犯」という
言葉だけが一人歩きして東京裁判をよく知らない人には
「なんか、よくわからないが戦争で悪い事をした人達の事
でしょ?」みたいな認識があるが、これは「東京裁判」という
勝戦国の「リンチ裁判」で敗戦国のみが科せられた称号だ。
前から言っているが、アメリカは「民間人無差別東京大空襲殺人」
ソ連への威嚇目的と日本で実際の「原爆の効果」の実験の為に
「民間人無差別広島原爆殺人」「民間人無差別長崎原爆殺人」
という国際法違反の民間人無差別殺人を行ったのに、誰一人
「A級戦犯」はいないのだ。
こんな不平等な裁判で科せられた称号を、アメリカや中国が
使うのなら仕方ないが、日本が簡単に使うべきではないのだ。
また「戦争の正当化」だが、これが正しかったかは今の価値観
で裁いてはいけないのだ。
当時、第一次世界大戦以降アメリカには日本を仮想敵国とした
「オレンジ計画」があった。
欧米からみれば黄色人種の「下等なサル」の日本が欧米支配の
アジア植民地を次々と席巻していたからだ。
「それみろ!侵略じゃないか!」と思うかもしれないが、日本
より先に、欧米はアジアを「侵略」し植民地にし「搾取」して
いた。みんなが「イヤだ!」「認めない!」「信じない!」と
言っても、当時アジアはそういう「国盗り」の時代だったのだ。
「侵略」と書いたが、そもそも「侵略の定義」も敗戦国が進出
すると「侵略」、勝戦国が進出すると「進出」という勝手な
言葉なのだ。
そんな日本の強さに危機感を感じたアメリカ (America)、英国
(Britain)、中華民国、(China)、オランダ (Dutch)という
東アジアに権益を持つ国々が「ABCD包囲網」として、日本に
石油や鉄など生活に必要不可欠な物資を日本が入れられない
よう貿易を制限した。
最後に、どうしても日本に拳をあげてもらいたいアメリカから、
日本が今までに手に入れたものは全て捨て降伏せよ!的な内容
の「ハルノート」を突きつけられ、まんまと日本はそれに
対して拳をあげたが、当時のあなたなら「ハイそうですか、
わかりました。全面的に降伏します」と言えるであろうか?
過去の戦争を非難する事は簡単だ。でも「降伏」を選ぶ事は
アジアで唯一の独立国であった日本が欧米のアジア支配に
戦わずしてひれ伏せるという事だったのだ。
当時の国民みんなが日本に誇りを持っていた時代に、あなた
なら戦わずしてひれ伏せる事を許せただろうか?
こういう発言に対し、当時のこんな日本のサムライ魂など
「アホ」だとでも言いたげに、朝日新聞などは「戦争の正当化」
と表現する。
最後に、他国の弱点はすかさず突いて自分たちの国益に持って
ゆくのは当然の駆け引きだ。
今、中国も韓国も国益のために「駆け引き」をしているだけなのだ。
そこの「軸」だけはハッキリと認識し、私たち日本は揺らいでは
いけないのだ。
悲しいのは朝日新聞のように「中国支持」のマスコミが多い事だ。
そして、もうひとつ悲しいのは、6/2の衆院予算委員会で、
小泉首相は民主党の岡田代表の質問に対して「A級戦犯」は
「戦争犯罪人であるという認識をしている」と答えた。
おいおい、ちょっと待てよ!その認識なら小泉さん、靖国神社
に参拝すべきではないだろう。小泉さんが、そんな歴史認識、
歴史観に基づいて靖国神社に参拝していたとはガッカリだ・・_| ̄|○