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え?「ハイビーム」で走らないといけない?

国土交通省は2020年4月から日没の
15分前位の明るさと言われている

「1000ルクス未満」

の暗さになると自動的に点灯する
「オートライト」を新型車に義務化する。
しかも自分では消せないという・・。

その理由も高齢者の歩行者中の死亡事故は
日没の17時~18時ごろが1番多くなる
からだそうだ・・。
ま、コレは結構いいんじゃない?
今や、原付なんて、エンジンかけたら1日中
ついているしね!(^^*)

ただ同時に、ちょっとビックリした事も
一緒に報道されていた・・。
なんと、普段、夜、車を運転する場合は、
「ハイビーム」で運転する事が道路交通法
では決められているという・・。
この報道・・多くの人が

「え?Σ( ̄ロ ̄lll)」

って感じたと思う・・。
自分も知らなかったが、実は、道路交通法
において、

○ハイビーム→走行用前照灯
○ロービーム→すれ違い用前照灯

と呼ぶそうで、原則法律上は「ハイビーム」
で走らないといけなく、車や歩行者と
すれ違う場合にはこまめに「ロービーム」に
切り替えなくてはいけないのだそうだ・・。
でもまぁ、その背景を考えると、歩行者と
対向車だらけの市街地では「ハイビーム」に
する機会はないだろうから、今まで通りの
「ロービーム」走行なのは変わらないな。

今回、そうした事を報道する根拠として、
2015年の警視庁の発表によると夜間の
歩行者死亡事故の96%が「ロービーム」
の時に起こっているそうだ・・。

ん?でもそれは当たり前じゃないか?(・_・?)

今までは対向車や歩行者に配慮して、みんなが
運転中に「ハイビーム」にするやつなんて
いないんだから・・(笑)
しかも半分位の事故が「ハイビーム」だったら
防げているかもしれなかった事故だそうだ・・。
よって、警視庁の見解としては「ハイビーム」
使用への遠慮が、死亡事故につながっている
らしい・・(^-^;(笑)

ちなみに車のライトの照射距離というのは

○ハイビーム→100メートル
○ロービーム→40メートル

だそうで、車は普通平均的な時速60キロ
で走行していると、急ブレーキを踏んだ後
でも約「44メートル」進んでしまうそうだ。
そうするとロービームの40メートルの
照射距離ではぶつかってしまうという理論
だそうだ・・。

でもさ、こちらが60キロで相手側の車が
60キロで走っていたとすると、お互いが
すれ違う時には互いに120キロですれ違う
事になる・・。
その際に互いにまめにライトを切り替える
など、ほぼ難しいだろう・・。
恐らくお互いにライトが目に入り、その後、
そこが交差点直前だったりすると、歩行者が
歩いていたり、車が曲がってきたのが一瞬
見えなかったりとかする可能性が出てくる。
だってハイビームが目に入った後って、
しばらく目が見えませんからね・・(^-^;

ま、それも今のところ、自分が想像する
「たられば」の話に過ぎない訳で・・。
今後「ハイビーム」同士の事故が起こったり
すると少し警察の考え方が変わるのかも
しれませんから、今後の交通事故数で判断
するしかないんでしょうけどね・・。
なるだけ「ハイビーム」の犠牲者が少ない事
を祈ります・・ <(_ _)>