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老後破産

先日「とくダネ!」で「老後破産」の
特集をやっていた・・。
年収が「生活保護」レベル以下の
【下流老人】や、貯蓄がきちんとある
のに、破産する高齢者が増加している
という・・。

当然、自分も人ごとでない年齢になって
きたので、興味深く観ていると、画面上
に出て来る人達はさすがに強者で(笑)
1000万円の貯蓄があるが、1ヵ月間の
出費は平均約26万円なので月の年金
10万7083円だけでは足りず、当然、
貯金を切り崩して生活をしている・・
とか、年金と夫婦の収入で月約50万円
あり、稼いでいるから、お小遣いは特に
制限もせずに自由に使っているという・・。

しかし、ファイナンシャルプランナーに
詳しく調べてもらうと、収入をほぼ全額
使いきっていた事がわかった・・とか、
無計画な人達というか、金銭感覚が
有り金全部使うバクチ打ちと一緒と
いうか、イイ生活をしてきたために、
その価値観を下げられない人って、
簡単にこういう顛末を迎えるんだろう
なぁと単純に感じる・・。

自分などは、結構、何年先も考えて、
計画的に動く人間なので、自分の業界
などでは、

「そんなに計画的で人生おもしろい?」

とかバカにされる・・(笑)

「人生なんてなんとかなるよ!」

とも重ねてバカにされる・・(笑)
ま、自分には夢なり目標を思想して、
計画的に考えた事で、今までに手に
入らなかったものはない・・。
大して生きていない自分の実現した事を
振り返ってみるだけでも、やはりちまたの
啓蒙本に書かれている事、すなわち、
夢を実現して来た人達の語っている事
に嘘は無い・・という事は自分において
は証明されているので、自分は生き方を
変えるつもりはない・・。

ま、それぞれ自分の人生は自由だから、
そこはどうでもいい・・(笑)

閑話休題・・。

でもテレビで気になったので、色々と
自分に置き換えて簡単にではあるが
わかる範囲で試算をしてみた・・(笑)
この番組によると、老後を迎えた夫婦の
平均支出は「27万円(総務相)」で、
30年続けると「2880万円が不足する」
という・・。

確かに自分に置き換えてみると、今の
仕事が無くなったら、もちろん外的収入
は6万円前後の国民年金だけ・・。
ここは自営業の一番痛い所でもあり、
諸悪の根源でもある・・。
厚生年金換算なら上記の数字もそんなに
難しくないが、これを国民年金6万円で
計算してみると、

平均支出27万円×30年×12ヶ月=9720万円
年金6万円×夫婦2人×30年×12ヶ月=4320万円

となり、差し引き5400万円の貯蓄が
最低でも必要・・となる。
恐ろしい数字である・・(^-^;

我々の業界で夫婦でやっているサロンで
引退するまでに5400万円の貯蓄がある
夫婦などほぼ存在しないだろう・・。
ま、これも90歳まで生きた場合なので、
80歳あたりで死ぬ場合、実際この数字は

27万円×20年×12ヶ月=6480万円 
年金6万円×夫婦2人×20年×12ヶ月=2880万円

となり、差し引き3600万円くらいまでは
下がる計算にはなるが、それでも夫婦2人
で4000万円弱の必要性・・(^-^;

ここに2人とも老人ホームの刑になった
場合、

3000万円×2人=6000万円

となり、合計で1億円となる・・。
あくまでも机上の理論ではあるが、
結論として、子供達や、その他の援助が
なければほとんどの人が【老後破産】に
陥る計算になる・・(^-^;

だからこそ、自分はあと20年内にでも

【尊厳死】

を認めてもらいたいんだよな・・。
この世の中、長く生きたい人ばかりでは
ないんだから・・。