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ラグビー日本代表の功績を無駄にするな

ラグビーの第8回ワールドカップ
(イングランド大会)で、予選敗退とは
いえ、初の1大会3勝を挙げるという
過去最高の成績を収め、日本代表が
10月13日に帰国した・・。

ラグビー・・恥ずかしながら、個人的に

「ラグビーに何らかの形で興味を示した」

のは、あの有名な熱血先生のドラマ
「スクールウォーズ」以来だったと
いってもいい・・(^-^;(笑)
それだって、ルールを理解するまで興味
が出たのか?と言われれば、そこまでの
興味は湧かなかった・・。
ドラマの盛り立て役のスポーツくらいの
ポジション・・(^-^;(笑)

そのくらいに、個人的にあまり興味が
出なかった理由はなんだろう?と考えた
時に、そもそも「テレビでやらない」
「ルールが難しい」「何をやっているのか?
わからなかった」・・あたりかな?と
考えたところ、やはり大きな問題は

「日本が世界に勝てなかった」

という事が経験者以外の人間達の大きな
壁だったんだろうな・・と感じる・・。

そして、ありきたりのきっかけである
日本の南アフリカの勝利から、あまり
ルールがわからないなりにも楽しめた
のは、やはりアナウンサーや解説者など
の説明が分かりやすかったのも大きく
手伝った・・。

当店にもラグビーの経験者、今でも、
何らかの形でラグビーに携わっている方
がいらっしゃるので、よくよく聞いて
みると、今のジュニア(小学生以下)は
結構、育成が整っているそうだ。

しかし、大きく穴があいているのが、
中学と高校なのだそうだ・・。
まず、やりたくても中学と高校に
ラグビー部が無いと同時に、

「本当のラグビーを教えられる指導者」

も少ないのだそうだ・・。

では、クラブチームで・・と考えるところ
だが、やはり数は多くないだけでなく、
そのゾーンのラグビー協会などの強化
プロジェクトがサッカーのように無い
そうで、この2つの問題が大きく、
このままでは今回の日本代表の功績も
吹っ飛んでしまう程に、今後の選手層は
ちょっと冬の時代を迎えるそうだ・・。

先に書いた、

「本当のラグビーを教えられる指導者」

というのも、今回の日本代表の試合を
見ていても、皆さん感じた事だと思うが、
ラグビーは「運動神経バカ」では無理だ
という事だ・・。
もちろん、他のスポーツでも言える事
なのだが、今の世界水準のレベルの
スポーツはバカではできない・・。
しかもラグビーはその中でも、群を
抜いて瞬時に考える事が多いため、
そこを中学、高校できちんと教えられ
選手を育成できる指導者が少ないのだ
そうだ・・。

今回のワールドカップをもって、あの
エディ・ジョーンズヘッドコーチが
退任となるそうで、

「しっかりとしたプランがなければ、強い代表はできないし、やり遂げる力も必要だ。でも、日本ではこれらを遂行するのは難しいだろう。変化を嫌う人もいるからだ」

というバスケット協会の問題じゃないが、
やはり上に立つ人間達への痛烈な示唆を
残した・・。

どの世界も「上の能力」で決まるという
日本のスポーツで一番苦手な課題は、
ラグビーも他人事でない・・。
今回の日本代表の功績を無駄にしない
育成プランをぜひ頑張って欲しい・・。