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日本vsアメリカ(女子ソフト)

たったひとつのミスが、これでだけ流れを変えてしまうという
典型的な試合でしたね・・。
ここ何試合か女子ソフトボールの試合を観ているのだが「???」と
疑問なバッターが多い。
僭越だが野球をやっていた者として少し疑問点を提示したい。
まず<走りながら打つ>セフティバントでは見かけるが、基本的には
バッティングでこれはいけない。>というか意味がわからない。
唯一わかるとすれば1塁に何歩か早いのかもしれないが、それなら
きっちり、しっかり外野に打つ事を考えた方が良いと思うのだが・・。
ソフトは110キロというレベルで野球で言うと160キロの体感速度と
同じ位だそうだ。現在のダイエーの王監督が

「160キロとなると、ピッチャーの手からボールが離れる前に
 振り出さないと振り遅れる」

と言っていた。
それ程速いソフトの球を、さらに速さを増して体感するかのように
走りながら打つ事がどれだけ可能性の低いバッティングフォームか
おわかりだろう。さらに、走る為にバットにボールが当たるポイント
大きくずれるし、さらに目線も完璧にずれる。
こんなバッティングを認めている宇津木監督にも「???」だ。
アメリカは左ピッチャーでかなり速い球を投げていた。
さらに、左バッターに対して外へ流れるボールである事が多かった
にもかかわらず日本の左バッターはみんな<1塁側に体を開いて
打ち始める>のだ。これは「???」だ。
だからみんな空振りすると、1塁側によろけるのがその証拠だ。
体が開いたら速い球で外へ流れる球は絶対に打てない。
そこへ拍車をかけて<バッティングフォームの始動に無駄が多い>
球が速いピッチャーなのに1回顔の前にわざわざバットを持ってきて
後ろに引いて、さらにバットヘッドが地面から60度くらいの角度で
内側に向いている所から始動するというどう考えても速い球に対する
パワーのない女子のバッティングフォームではない。
普通の適度な速度の球の時には、好き勝手なフォームでも良いが、
現実にはアメリカに対して振り遅れているのだから、バットヘッドの
角度は120度位に保ち、速めにスムーズに振り出せるフォームに
切り替え、もっと速い球の対策を選手なりに学習するべきだ。
最後に、流れを変えた宇津木の3塁ファールフライを見失った守備だが、
あんなに太陽が照りつけている場合は、普通<右手で太陽を隠し捕球
する。>そのまま見上げて捕るなんて、ちょっと待ってよ!そんな事も
練習されていないの??とちょっとビックリ。
日本の野球だったら、中学野球レベルでも、右手で太陽を隠し捕球する
なんていうのは当たり前な普通の技術なのだ。
宇津木が捕球前に右手すら上げなかった所をみると、そうした細かい
守備テクニックがソフトに導入されていないのだろう・・となると、
まだまだのレベル。
でも、ひいき目にみれば、それらを克服すればかなり強いチームに
なっていく訳ですから、せっかくレベルの高い野球の技術はあるの
ですから、もっともっと日本のあらゆる野球と技術交流を持つべきだ。