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中国の漁船襲来・・悔しいな・・【後編】

【前編】からの続き・・!

今回の200隻もの漁船の【襲来】・・。
サンゴの確保は数隻の事であって、
この200隻もの漁船の【襲来】の
意味は別なところにあり、中国挙げて
何かをしていると考えるのが正しい
だろう・・。

その根拠としてとして、まずは漁船団は

「中国の国旗」

を堂々と掲げている・・。
隠れてどこの国かわからないようにして
漁をしているのではないのである・・。
普通に考えたら図々しい奴・・なのだが、

「おらおら中国だぞ!【排他的経済水域】
 にいるんだから、早く攻撃してこいよ!」

と、日本を挑発し、あざ笑っているとすら
感じる訳だ・・でも挑発に乗らない法治
国家日本は、今のように粛々と法に
乗っ取って取り締まるしか無い・・。

その上で、漁船の数が異常に多い事・・。
そして長期間居座っている事・・。
ここからも、

「やれるもんならやってみろ!」

という中国としての意思表示である事は
間違いないだろう・・。
これだけ大量になってくると、各漁船の
船長だけの判断と言うよりも、国を挙げて

「やってこい!」

という指令が出ており、その上で、中国
として、日本の海上警備の「脆弱性」を
調査しているという狙いさえ見えてくる・・。

要するに、これだけの状況証拠から
導き出せる事は、まず、数隻行ってみて、
何も攻撃される事はなかった・・。

よし!船の数を増やしてみよう・・!(゚-゚)b

で、船の数を増やしてみても、まだ
日本は攻撃をすることはしてこないし
拿捕もしない・・、
200隻の漁船に海上保安庁の船は
5隻しか出動しない・・という事が
今回の対応でわかった。

そう・・これはある意味、日本がどこまで
やったらどれだけのことをしてくるのか?
を予行練習している・・すなわち、今回
のように別な海域で陽動した場合、
日本は尖閣諸島付近をどのくらい
疎かにするのか?実際、漁船として
島に近づいた時にどのような措置が
とられるのか?もっと言うならば上陸
できるのか?という形の予行練習とも
受け取れる訳だ・・。

それと同時に恐らく自国からは、

「何か攻撃されたら中国軍が
 出ていくから安心しろ!」

ということを保証されているのでは
ないか?
その裏付けとして11月3日の華報道官
の記者会見において、日本側に対し、

「取締りは丁寧に、理性的、抑制的に
 行い、事態を適切に処理するよう望む」

と例え泥棒であっても人権はある、
それを飛び越えた場合には中国は
黙っていないぞ!みたいな脅かしを
添えて注文をつけてきた・・。

本当に悔しいな・・。

ここまで完全に舐められ、何も出来ない
日本・・もう、日本の対応は完全に
中国のシナリオ通りというか、掌の上
で動かされている・・(-_-;)

しかも、手法はベトナムやフィリピン沖
でやっている方法と一緒で、まず船を
数隻行かせて様子をみる・・何でも
なかったら大量に行かせてみる・・
そこで中国が国として

「理性的によろしくな!」

と言ってみる・・もし攻撃されたら、
アメリカのパールハーバーの手法と
一緒で、攻撃されたという大義名分
と共に中国軍が動くシナリオ・・。

さらに悔しいのが、気象状況や
故障等で中国漁船が入江に
緊急避難してきたら上陸は
できないが入港はできるそうだ・・。
こんな違法行為を行っている奴ら
を人道的の観点から助けなくちゃ
いけないそうだ・・。

今回の台風20号に関して、太田明
国土交通相は、2014年11月4日
の記者会見で、台風が接近した
際の避難時でも「立ち入り検査を
行い、上陸しないよう指導する」と
述べている・・。

でも、上陸はさせないが港に停泊
させないという所には踏み込んでいない。
仮に中国が台風を大義名分に日本の
島に寄港し、その時に上陸できるか
どうか?海上保安庁がどうするのか?
自衛隊がどう動くのか?など、全てが
計画的に行われているとするならば、
日本の島の入江はどのくらいのレベル
で占拠することができるのか?次の
シナリオ作製の下調べとしたら、
200隻の燃料代など安いもの
なのかもしれない・・。

この日本の対応が無策だと国民が
感じるならば、やはり法改正を
しないといけないし、この広大な
日本の海を守る船も増大させない
といけない。

では、日本が中国と仲良くすると
いう事は、どうするべきなのか?
相手の嫌がる事をしない・・などと
言ってすり寄るどこぞの議員の
ように遠慮をして

「日中友好」

などとだけを言い続けるのではなく、
今回のような証明できる違法な
漁船の密漁、今後、起こりえるかも
しれない領海侵犯に関してなどは、
徹底して取り締まり、違法漁船は
きちんと拿捕、違法漁民は逮捕し、
法治国家日本として世界に公表、
実績を挙げながら、表向きは政治家
がニコニコ握手することだ。

何でも譲ればいいというのは「友好」
ではなく「奴隷」の考え方であり、
外交ではない・・。