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自然食品の店その後・・・

先日(6/30)、自然食品の店が近所にオープン、ロイヤルデニッシュ
3斤を100円、イチゴジャム&紅花マーガリン&きなこピーナッツ
ジャム3点を合わせて100円、フルーツゼリーセット100円と
格安販売!という話をしました。

こうした店には、実は色々とお客様を「誘導」するノウハウが
ぎっしり詰まっているのが定番で、現在までのそのノウハウを
ちょっとご紹介しましょう。
最初の2日間は入場の際、立ちっぱなしでした。
立ちっぱなしという事は客側は疲れますので、店側も10分程度の
説明で、とっとと100円販売を行いました。
これで客側は「あやしいけど、安く販売してくれるお店」と
印象づけられました。
3日目はなんと最前列にイスが用意されました。
そうです。先に来た人は座れますよ!という事です。
一見、客の事を考えた「親切な行為」に映りますが、ここでの
店側の説明が素晴らしい!

「申し訳ありません。全員座れるように本社の方にお願いして
 おいたのですが、イスが間に合いませんでした」

本来、冷静に考えれば、当日にそんな手落ちな会社あるかよ!
そんな会社それこそ信用できないだろう!と考える所を見事に
すり替えるのが次のセリフ。

「明日は全員の分までご用意しますので!」

という事で、客側は

「おお!イスを用意してくれる気が利くお店&本社の手落ちを
 必死に謝る誠実な従業員なんだ!」

となる。本当に気が利いているのならば、最初から用意されている
はずなのにね(笑)見事に客の心理を逆手にとった心理学戦略。
しかし、この客の中にイスが用意される意味を、しっかりわかって
いる人はいないんだろうなぁ。
イスが用意されたという事は「説明が長くなる」という事。
本当はここが一番の重要ポイントで、店側は難なく人を安心して
座らせて部屋から簡単に出られないようにするのである。
そう・・もう店側の手の上で踊らされている訳である(笑)
実は、簡単なようにみえて、対面販売で一番難しいのが、
安心して座らせるという事。
おもしろいもので一度座ると客心理として、すぐに立ち上がって
歩き出し帰るという行動はおこしにくくなるのである。
そして現在ではイスがきっちり並べられ、1時間程の話をきちんと
聞いてくれるおじいちゃん&おばあちゃんが集っている。
普通の人は1時間も話を聞いてまで、いくら100円で安くても
買わないわな(笑)
しかし、毎日来ていないと、次の日の商品は購入できなかったり
する手口を巧みにつかってくる。
すると、客側は「毎日こないといけない」から「毎日来る人
だけが得する」という考え方に見事に「洗脳」されるのである。
となると、おのずと残るのは、暇を持て余した「老人」しか
残らない・・店側としては住宅ローンをかかえて、安物に
群がるだけの主婦よりも、お金と時間に余裕があり「洗脳」
しやすい「老人」が一番のターゲットなのだ。
まあ、最終的には安眠枕や、安眠羽毛布団やらクレジット
カードやらをあくまでも強制でなく自分の意志でという事で、
買わされ&作らされたりしなければイイけれども・・。
仮にそんな事が行われた時には、実はその手口・・
「催眠商法」と呼ぶ手口なのだ・・(^-^;