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集団的自衛権・集団安全保障の一考察【Part.4】

【Part.3】からの続き・・!

【Part.3】では、今回の【集団的自衛権】は、
メリットとデメリットは【表裏一体】で、
仮に日本が将来的にアメリカから自立し、
独立国家を目指すのなら、独立をしなくとも、
対等関係にするのならば、必ず背負わなければ
ならない宿命だと書いた・・。

しかし、こうした事を全て真反対に闇雲に
反対する野党の良い例をちょっと挙げたい。
コレ、共産党だけでなく、多かれ少なかれ
野党が声高に叫ぶ、

ファイル 2297-2.jpg

ファイル 2297-3.jpg

の2点セット・・(笑)

「日米安保やめろ!アメリカは出て行け!他国
 との協力はするな!自衛隊に血を流させるな!
 日本はリスクはいらない!戦争は何が何でも
 放棄だ!」

という日本の最大の【盾】であるアメリカを
追い出し、アメリカ追従姿勢を非難するから、
では他国との協力と共に自主独立の道を考えて
いるのか?と思いきや、【集団的自衛権】にも
反対すると言う

【他国の侵略大歓迎!】

とも言えるメチャクチャな論理・・(-_-;)
こんなにもおかしな隣国が日本の周りにたくさん
あって、中でも中国はアメリカを追随する程の
勢いで、軍備を急速に増大させているという
複雑化するアジア情勢の中、

【荒唐無稽】

としか言いようが無い・・(笑)

それと、【集団的自衛権】で多くの人が勘違い
しているのが、【集団的自衛権】の権利・・。

よく、

「日本が望まない戦争に巻き込まれてしまう」

という点・・。
これは大きな間違いで、【集団的自衛権】は
「権利」であって「義務」では無い・・。
日本が望んでいない紛争には別に参加する
必要は無い・。
という事は、外交の権利として【集団的自衛権】も、
そこから連動する【交戦権】も、自国の利益になる
時にだけ使える権利であって、メリットしかない
(不利なら全く使う必要はない)・・。

ただ、自国の外交責任者(日本の場合は首相)が
情勢を読み違いした時はそうなる可能性が
もちろんあります・・。
しかし、例えば日本の内閣法制局の憲法解釈では、
日本は【個別的自衛権】の範囲で核武装する事が
可能となっています・・。
しかし、別に憲法上の歯止めがなくとも、日本国民
の意思として、あるいは行政府の意思としての
「非核三原則」として、核武装をしない方針を
維持している・・。
この先も、我々は「信用できない!」ではなく
この日本人としての民度の崇高さを信用する
しかない・・。

その裏付けとしては、スイスという国は、
永世中立国を宣言し「自国は自国民で守る!」
という強い信念のもと、各家庭に自動小銃を
配布している。
それは、万が一、他国がスイスを攻撃しよう
ものなら「国民総動員で国家を守る!」という
目的で銃を解禁しているが、民度の高さから、
他国へ砲撃したり、アメリカのような国内に
おいて乱射事件みたいな下衆い事件も起きない。
スイスにできて、日本に出来ない訳がない・・
と自分は思うんだな・・。

そして、悲しいのは、反対派は「戦争になる!」
「徴兵制になる!」と【自国と自国民の崇高な
民度】を全く信用をしていない事・・。
まるで我が子を信用できない親のような・・(-_-;)
非常に残念である・・。

という事で次回、そろそろまとめに入ろうと
思う。。。(笑)

【Part.5】に続く・・!