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【佐村河内守】という何ひとつ真実がない男

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「現代のベートーベン」佐村河内守氏のゴーストライターが語った!
 広島生まれの被爆二世で「全聾の作曲家」として知られる佐村河内守氏(50)が、実際は自分で作曲をしていなかったことがわかった。
 桐朋学園大学作曲専攻で非常勤講師を務める新垣隆氏(43)が週刊文春の取材に応じ、佐村河内氏のゴーストライターをしていたことを明かした。
 佐村河内氏の代表作とされる『交響曲第一番HIROSHIMA』や、フィギュアスケートの髙橋大輔選手がソチ五輪のショートプログラムで使用する曲『ヴァイオリンのためのソナチネ』も、新垣氏が作った楽曲だった。
 新垣氏はこう語った。
「公表するべきか逡巡しましたが、やはり事実を明らかにして自分もお詫びしなければならないと思い至りました。このまま事実を伏せ続ければ、五輪という大きな舞台までもが佐村河内氏の虚構を強化する材料にされてしまうのではないか、と」
 また、昨年3月に放送されたNHKスペシャル『魂の旋律~音を失った作曲家』では、佐村河内氏が東日本大震災の被災地を訪ね、津波で母親を失った 少女のために『ピアノのためのレクイエム』を作曲する様子を密着取材したが、この曲も佐村河内氏の指示で新垣氏が作曲したものだった。番組では、佐村河内 氏は「全聾」ながらも「絶対音感」を持つ「現代のベートーベン」と紹介された。
 新垣氏は近く会見で謝罪する。
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個人的にゴーストライターなど書籍・出版系では
当たり前なので、その部分はそんなに不思議じゃ
ないが、この【佐村河内守】という人間は
ちょっと酷すぎるな・・。
何たって、2月6日の新垣氏の会見において、

○目が見えて全聾(ろう)じゃなかった
○絶対音感も嘘
○譜面を書く事はできないレベル
○床に座り込み頭を壁に打ちつけながら作曲して
 いる映像も作曲などしていない
○台形などを音の圧力を示す指示書で作曲依頼
○著書では「私は交響曲第1番の完成を目前に
 しながら悶絶する日々を送らねばなりません
 でした。」「発汗や嘔吐を伴う硬直の後激しい
 全身痙攣が起こり、発作が長引けば気絶して
 しまうこともありました。そんな時はほとんど
 例外なく失禁しており鼻からもたびたび出血
 していました。」ってそんな状態にはなって
 いない
○被災地で「この2ヶ月自分自身が今までに経験
 したことのないようだ、苦しい思いで書き切り
 ました。本当に神に誓って命がけで書きました
 ので聞いてください。 」と何度も騙した

と、

【何ひとつ真実がない】

人間なのだから・・(-_-;)
それなりに名の通った人間で、ここまで嘘だらけ
の人間は自分の人生において記憶に無い・・。

いきなり、色々な発表をしたのも、週刊文春の
記事が出たからであって、出ていなかったら、
当たり前だが、このまま嘘をついていくつもり
だった訳で・・(-_-;)

ま、この期に及んでも、本人が出てこないの
だから、まず新垣氏の会見内容は間違いない
という事でしょう。

まぁ、この人間の人間性は全ての国民が否定する
でしょうから、その部分は他の方にお任せする事
にして、自分は違う問題点を考えたいと思います。

ゴーストライターであった新垣氏は、

「私は、佐村河内さんから出会った日から18年に
 わたり、彼の代わりに曲を書き続けてきました。
 彼が世間を欺いて曲を発表していることを知り
 ながら、曲を書き続けた私は、佐村河内さんの
 共犯者です。障害をお持ちの方、彼のこと信じて
 曲を聞いてくださった方、演奏家のみなさま、
 本当に申し訳ありませんでした」

と謝罪した・・。
しかし、ここに関しては新垣氏が謝罪する事なの
だろうか?
唯一、グレーだとするならば、

「彼が世間を欺いて曲を発表していることを知りながら」

という部分だけであろう・・。
CDへの名前を記載しなかったのは佐村河内氏。
結果、演奏家の人間達を騙したのは佐村河内氏。
障害の人間、被災地、CDを買った方、演奏を
聞いた方を騙したのも佐村河内氏。
音楽関係の人間からも、著名な評論家からも曲は
大絶賛で高評価だった訳ですから、この部分は
問題ないでしょう・・。

となると【ゴーストライター】という部分だけが
何となく気になる訳だが、書籍にはたくさんの
ゴーストライターがいる。
多い形としては、ゴーストライターが著者と話をし、
著者の表現をしたい事を文章に置き換えていく・・
少なくともアイドルの本など、ほとんどゴースト
ライターが書いている・・。
そして世の中には本当のアイドルが書いていると
思っているファンも多い筈だ・・。

でもゴーストライターの名前は無い・・。

今回のケースと大きさの違いはあっても、本人が
書いていると本気で思っているファンがいたと
するならば、そうしたファンを欺いている・・と
いう部分は、何も変わらない・・。
でも、そのゴーストライターは罵られない・・。

また、マンガにおいてもそうだ・・。
作者名があるだけで、本当はアシスタントの手を
経て作品は出来上がっており、作者1人で描き
上げた訳ではない・・。
でも、そのアシスタントは罵られない・・。

となると、どう考えても新垣氏の責任はほぼ無い。
責められるべきは、佐村河内氏だけでいい・・。

だから今回の問題は何なのか?と考えると、
食品の表示ではないが、

【消費者に向けて共作として名前が正確に明記
 されないシステム】

というところだ・・。
今後、どういう条件であれ、消費者に対し、共作の
場合は、必ず明記しなくてはならない方向性は
必要なのではないだろうか?

今となっては、新垣氏の作品は音楽的にもコピー的
内容であるらしいが、そんなのはご存知の通り、
音楽界では日常茶飯事ですから、どうでもいい事
だろう・・(笑)

作品には罪はない・・。

と、これ書いた後に、2月12日未明に佐村河内守氏
が、自筆の謝罪文を発表した。
全文は、以下の通り(原文は縦書き)である。
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お詫び

今まで私の起こしたことについて深く謝罪したいと思いペンをとりました。
そして、すぐに説明が出来なくて申し訳ありませんでした。
弁護士さんにも本当のことが言えなくて、決断するのに時間がかかってしまったのです。
また、私のせいで、多くの方々に大変な迷惑をかけてしまったことも心からお詫びしたいと思っています。
私のCDを買った方々、応援して下さった方々、音楽関係の方々、私の噓によって番組を作った方々、本やインタビュー記事を出して下さった方々、大切な本番の直前に騒動に巻き込んでしまった高橋大輔選手、被爆者の人たち、被災者の人たち、障害者の人たち、広島市の関係者、友人、家族等、本当に多くの人たちを裏切り、傷つけてしまったことを、心から深くお詫びいたします。
私がついた噓は、新垣さんのことだけではありません。
もちろん、新垣さんとの関係については、新垣さんが話しておられるとおりです。他にも、私の音楽経歴についても、大体新垣さんが話されたとおりです。
今は、自分を偽って生きて来たことを深く恥じています。
そして、私の要求に18年もの間応じて来たことから、人生が狂ってしまった新垣さんに対しても、お詫びしたいと思います。
ただ、耳のことについては、新垣さんが、出会った初めころから聞こえていたはずだと言われていることは事実とちがいます。
耳が聞こえなくなって手話サークルに参加して、それから聴覚障害2級で手帳をもっていることはまちがいありません。
そして、耳が聞こえなくて、ひどい耳鳴りに悩まされ続けていたことは本当です。
しかし耳のことでは、最初弁護士さんにも正直にお話しできなかったので、そのことについて説明します。
実は最近になって、前よりは、少し耳が聞こえるようになっています。
三年前くらいから、耳元で、はっきり、ゆっくりしゃべってもらうと、こもってゆがむ感じはありますが言葉が聞き取れる時もあるまでに回復していまし た。但し、それはかなり体調に左右されるので、体調が悪い時は耳元ではっきりゆっくり話してもらっても聞き取れないこともあります。しかし2月4日に初め て弁護士さんに会った時は、今も全く聞こえないと言ってしまいました。
私としては、新垣さんに作曲してもらったことがバレることによって起きることで頭がいっぱいで、耳のことも聞かれたのですが、怖くて本当のことを言えませんでした。音楽的経歴のこともそうですが、他の噓のことを話すと、引き受けてもらえないと思ったのです。
もう、週刊文春が出る直前でしたから、すがる思いで相談していました。
新垣さんの会見自体は見ていませんでしたが、知人からも、耳のことが問題になっていると聞き、本当のことを言わなくてはと思い、2月7日に少し聞こえるようになっていると話しました。
ただ、この時は、人の言葉は聞き分けられないと説明したのですが、色々な情報が出ていると聞き、もうこれ以上は噓はつけないと思い、2月9日になっ て、耳のそばではっきり話してもらえば人の言葉も聞き分けられる時があることを告白しました。そうすると、弁護士さんからは、最初から聞こえていたのでは ないかとも質問されましたが、それだけはちがいます。
全然聞こえなくなって聴覚障害の認定を受けていたことと、3年前くらいまでは、聞こえていなかったことは、真実です。
もうこれ以上、噓に噓を重ねるのはやめると決めました。
ですので、今日は、ここに書いていることは、天地神明に誓って真実です。
耳のことについては、専門家によるきちんとした検査を受けてもいいです。その結果二級ではないと判定されたのなら手帳は必ずお返しいたします。
それと、いくつかご説明もさせて下さい。
もちろん、すべて真実をお話すると決めたので、この後に書くことに噓はありません。
まず、私と新垣さんとの関係は二人きりの秘密でした。
この噓がバレてしまうと、身の破滅になると恐れていたので、妻にも誰にも話していません。
妻も新垣さんのことは知っていますが、現代音楽の専門家なので作曲の仕方などを教えてもらっているとしか説明していませんでした。
また新垣さんへの指示書を書いたのは私です。
お義母さんに妻の筆跡だと言われていると聞いて驚きましたが、誤解です。
何かの一部を妻に書いてもらったことはあるかもしれませんが、そのくらいです。
私の実家にピアノがあったのは引っ越す前のことだったので、お義母さんの知らない時期のことです。
もちろん、お義母さんの言われるとおり、私のせいで、妻にも辛い思いをさせています。
妻が望むなら、離婚してもいいと思っています。
そのことは妻の判断に任せます。
それと私が被爆二世であることも真実です。
私の両親は共に広島で被爆しています。
二人とも被爆者手帳を持っておりますし、弁護士さんにも、写真で確認してもらっています。
私がやってきたことは売名行為と見られても仕方のないことです。
私自身、そういう気持ちが一方にあったことはまちがいありません。
しかし、ある時期からは被爆者や震災の被災者の人たち、障害を持った人たちの助けになればという気持ちもまちがいなくありました。
もちろん、今となってはそのような事を言っても信じてもらえないかもしれませんが、心の中には、いくつもの思いがあったことも確かなのです。
しかし、私の気持ちを信じてくださった方々に、もっと大きなショックを与えてしまったことになります。
本当に取り返しのつかないことをしてしまったと思っています。
もう一つ、弁護士さんにはじめにお願いしたことなのですが、私が新垣さんに作ってもらった楽曲は、私のことさえなければ、きっと後世に残るはずのものですし、今はこの楽曲が生かされ、少しでも周りの方々の被害が少なくなるようにしてもらいたいと思います。
最後になりますが、やっと気持ちが整理できましたので、近い内に必ず公の場で謝罪をさせていただきます。
本当に申し訳ありませんでした。

平成二六年 二月十一日
佐村河内 守
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