記事一覧

気をつけたい・【国勢調査】にご協力下さいの電話

最近、32府県にまたいで、高齢者のお宅を中心に

「【国税調査】にご協力下さい」

という電話がかかっているそうだ・・。
それも、今年に入って120件を超えるという・・。

形としては、国勢調査員と名乗る男性が

【60歳から80歳を対象に調査】

という事で、

「家族構成や年金受給額などを聞きたい」

という電話がかかってきているらしい・・。

確かに、【国税調査】というと、答えなければ
いけない義務を感じる・・。
さらに「ちょっと個人情報だから言いたくないな・・」
と思っても、なんか言わないといけない感じにも
なってしまう・・。
普通に権利関係を知っている人間なら、電話で
【国税調査】なんていうのはありえないから、
話し出す事もないんだろうけど、情報弱者の
高齢者であれば、世の中がそういう風に
変わったんじゃないか?とは感じてしまう
かもしれませんね・・(^-^;

となれば、詐欺師的には、今までのオレオレ詐欺
の経緯からすれば、恐らくお金を持っている高齢者
のリストはすでに手元にあるでしょうから、あとは
【確実な情報】がひとつでも多く出てくれば、
より詐欺を行い易くなるのは誰の目にもあきらか・・。
そこに【国税調査】という手を使うとは、確かに
頭がイイ・・(-_-;)

また、一度、会話することによって、話し易い人
とか、騙し易い人とかがわかるので、ターゲット
をより絞ることができる・・。
また家族構成、就職先、年齢、年金受給額、その他が
分かることによって、よりリアルに騙すことが
できるようになってしまう・・(-_-;)

年金還付金詐欺や、受給している何万円のうち、
何万円は過払いです返却してくださいなどとという
年金過払い請求なども、今までよりも具体的な金額
がわかってしまい、詐欺をやりやすくなってしまう・・(-_-;)

ここを高齢者が読んでいるとは思えないが、両親や
祖父母がいらっしゃる方は、今一度、声をかけて
あげて欲しいと思う・・。
どうして高齢者が【イイ人】に弱いのか?というと、
残念ながら、自分も含め、我々が「離れているから・・」
「忙しいから・・」「面倒だから・・」と、実は
コミュニケーションにじっくりと時間を取って
あげられていないから・・。
こうした事件を防ぐのはやはり日々の積み重ねで
ある事を痛感する・・_| ̄|○