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これほど深刻なんだろうな・・

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「私は万引きしました」 万引き客の顔写真、張り出し 鮮魚店が強硬自衛策
(2013年5月27日・朝日新聞)
 万引き客の顔写真を、店内に張り出す鮮魚店が大阪市内にある。1品1万円の「罰金」を払えば撮影は原則免除される。ちょっとやり過ぎではと忠告されるが、一向に減らない被害に、経営者は「やめるつもりはない」と強硬だ。

「警告!」と題した店内の張り紙に、こうある。

当店で万引き等の行為を発見・確認した場合、警察には通報せず、犯人の顔写真を撮影し、 店頭に貼らせていただきます(無期限)

「お小遣いかせげます!」という別の張り紙も。

万引き行為を発見・お知らせいただくだけで1万円!!

添え書きに「万引き犯の罰金(1品につき現金1万円)をそのままお渡しいたします」とも。

 5月下旬、30~70代の男女4人の写真8枚が、壁に貼られていた。魚やすし数点を万引きしたという。女性2人は「私は万引きしました」と書いたカードを持たされている。みなこわばった表情だが、撮影には抵抗しなかったという。
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いきすぎ感はあるが、これほど深刻なんだろうな・・。
調べてみると、小売店(その他の商店)において、
年間3%~7%位の割合で万引きはあるのだそうだ。
従業員がいる所などは、そのうち80%くらいが
従業員の犯行だというそうだから、驚異的な数字だ。

個人的には、そもそも万引きをしない人間は、
こんなのは怖くも何とも無いし、貼り出される事
には、今の時代、啓蒙されてきたはずの老人の
万引きが多い以上は、

「やっちゃいけない事なんだよ!」

などと啓蒙する事なんかよりも、確かにこの方法
の方が抑止力はあるとは思うので、どんどんとやれば
いいと思っている・・。
本屋など深刻だと聞くので、特にだ・・。

・・が、【冤罪】の形もあるから、少なくとも現認後、
やっていないという人間に対しては防犯カメラでの
チェックはして欲しいな・・とは思う・・。

この際の【冤罪】とは何か?

「万引き行為を発見・お知らせいただくだけで1万円」

の部分だ・・。
やはり現れるだろうと思われるひとつの形は、
この1万円欲しさに、罪の無い人のバッグに商品
を意図的に入れ、「万引きを見つけました!」と
やる手口・・。
やはり「身に覚えがない!」と主張する人間には
きちんと防犯カメラでの確認をして欲しい・・。
そして、捕まえたり、通報して来た人間には、

「後日、万引き犯である事が確定しましたら、
 1万円をお渡しする連絡をしますので、連絡先
 を教えて下さい。」

という形なら【冤罪】をふっかっけた張本人も、
個人情報を取られる形になるので【冤罪】は
防げるだろう・・。

そして、防犯カメラにそうした万引き行動は無く、
第三者に陥れられた【冤罪】だった場合は、陥れた
人間は1万円を詐欺で持って行ったのだから、晒す
だけの覚悟を持って頂きたいと思う・・。

ただ良い方法だとは思うが、こういう店は決まって
入店してみると、店員みんなが

「いらして下さってありがとう!」

という目ではなく、犯罪者を捜す目になっている
事が多い・・。
余計なお世話だが、そこだけは気をつけないとな・・。
自分だったら、その目を向けられただけで、その店
では決して買い物をしないから・・(笑)