記事一覧

消える事は無い【先輩からの暴力】

*********************************
PL学園、夏の甲子園出場不能に…対外試合禁止
(2013年4月9日・読売新聞)
 日本学生野球協会は9日、都内で審査室会議を開き、上級生による下級生への暴力行為があったPL学園高(大阪)について、2月24日から6か月間の対外試合禁止とする処分を決めた。
 春夏合わせて7度の甲子園優勝を誇る同高は、夏の甲子園をかけた大阪大会に出場出来なくなった。
 同協会によると、今年2月23日、寮内で当時の2年生部員数人が、1年生部員1人に対し殴る、けるなどの暴力をふるった。1年生部員はけいれんを起こし、救急車で病院に搬送されたが、大事には至らなかったという。同高は大阪府の春季大会への出場を辞退していた。今回の処分について審査員の一人でもある日本高校野球連盟の西岡宏堂・審議委員長は「激しい暴力を伴った計画的ないじめとしか言いようがない」と説明した。
*********************************
この記事は、詳しくは載っていないが、別なところ
詳細が記されていた。
*********************************
 暴力事件の内容は、2年生が別の2年生をからかうように1年生をけしかけ、怒った2年生が殴る蹴るの暴行。殴った2年生がさらに別の2年生をからかうように指示。からかわれた2年生がもうひとりの同級生と殴ったり蹴ったりしたうえ、1年生の腹にヒザから落ちるなどした。
 1年生はけいれんを起こし、連絡を受けた寮の先生が救急車を呼んで、病院に搬送。両親が東京から飛んでくる事態になった。
 結局、大事には至らなかったものの、実はこれ、2年生4人がその1年生をイジメるため仕組んだものだったのだ。
*********************************
これはひどい・・。
しかも直接手を出すのではなく、間接的にやらせる・・。
この状況下では1年生は断れない・・(-_-;)
だが、普通にこの状況下を読み取ると、なんとなく
まあ、テレビで良くあるドッキリでもされたところ、
先輩がかなり過剰に怒りまくった・・ような感じに
写る・・だが、自分はこの件にはまだまだ【闇】が
あると読み取る・・。

どういう【闇】か?

例えば自分が2年生だったとして、後輩の1年生に
仮にちょっと度が過ぎたいたずらをされたとしよう・・。
どうですか?

【1年生の腹にヒザから落ちる】

恐らく、腹への体重をかけたニードロップだと思うが、
そんな怖い技をかけるでしょうか?
もう相当な【殺意的な憎しみ】がなければそんな技
にはならないと思いませんか?
という事は自分は、このPL学園では、日常的に

【それ以下の暴力(普通に殴る、蹴るなど)】

が行われていて、今回、いたずらされたために、

「先輩に対してそんな事しやがって!許さない!」

という【殺意的な憎しみ】が湧いて来た・・。
すなわち、通常では体罰は常識化していた・・と
読み取れる訳です・・。
残念ながら所詮は、こういう事が蔓延っているのが
スポーツなのだ・・。
上辺だけの【大人の体罰】として、顧問、監督などの
体罰だけがクローズアップされているが、実は、
こうした部内の

【先輩の体罰】

が深刻なのだ・・。
出場停止論は別にして、以前、大阪・桜宮高校の体罰
事件に対して、元・PL学園卒で巨人の桑田真澄氏は

【PL学園高校では、体罰を否定する中村順司監督
 の指導を受けた】

と言い切ったが、それは、

【(指導者による)体罰は無かった】

という事・・問題はそんなところよりも相当根深いのだ。
自分なども、常にレギュラーになれることのない腐った
先輩からの教育とも呼べない遊び半分の隠れた場所に
おいての精神的&肉体的圧力が続くだけの話なのだ・・。
全てが顧問や監督の前で行われているのではなく、
練習後や帰り道、さらには休み時間に巧妙に指導者の
目を盗んで行われるんだよ・・。
そう・・体罰というより、もう【いじめ】なのだ・・。

でもさ・・これでいいのか?桑田氏よ!
自分の時代も【先輩からの暴力】は多々あったんだろう?
今回の舞台は自分の母校だ・・何とか言ってみろ!