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【PC遠隔操作事件】ほぼ誤認逮捕確定

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片山容疑者を再逮捕 ハイジャック防止法違反容疑
(2013.3.3 ・日本経済新聞)
 パソコンの遠隔操作事件で、警視庁などの合同捜査本部は3日、IT関連会社社員、片山祐輔容疑者(30)=威力業務妨害容疑で逮捕=について、大阪府の男性のパソコンを遠隔操作して2件の犯罪予告をしたとして、偽計業務妨害容疑とハイジャック防止法違反(航空機の運航阻害)容疑で再逮捕し た。
 再逮捕容疑はウイルスに感染した大阪府吹田市の男性のパソコンを遠隔操作。昨年7月に大阪市に大量殺人予告メールを送ったほか、同8月、日航に航空機の爆破予告メールを送って同機の針路を変更させた疑い。
 吹田市の男性は大量殺人予告メール事件で誤認逮捕、起訴され、その後起訴が取り消された。
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さあ、雛祭りのこの記事を最後にこの事件
の話が今現在まで何も出て来なくなった・・。
一応、様子を見ようと思っていたので、雛祭り
の記事が今になったが、この状況下から見て、
この事件は完全に誤認逮捕(罪になっては
いないがわかりやすく説明するなら【冤罪】)
である可能性が99%の確率だと断言して
良いだろう・・。
さあ、その根拠は、以前にここでも江川氏
の記事と共に書いて来た・・

【PC遠隔操作事件】またもや誤認逮捕の様相

もう、完全に【様相】ではない・・。
なぜそう断言できるのか?

【片山容疑者を再逮捕】

という事しか書かない日本経済新聞は完全に
警察側に立つ!という【悪意】を感じる・・。
なぜならば、【再逮捕】と言う事は、最初の
事件に関しては、証拠不十分で

【釈放】

されたという事・・。
読売新聞などはその事をきちんと書いている。
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パソコン遠隔操作事件、片山容疑者を再逮捕
(2013.3.3 ・読売新聞)
 パソコンの遠隔操作事件で、警視庁などの合同捜査本部は3日、大阪市のホームページに殺人予告を書き込んだり、日本航空に爆破予告メールを送ったりしたとして、東京都江東区白河、IT関連会社社員片山祐輔容疑者(3 0)を偽計業務妨害とハイジャック防止法違反の疑いで再逮捕した。
 一方、遠隔操作された愛知県内の会社のパソコンから殺人予告が書き込まれた事件で、東京地検は3日、威力業務妨害容疑で逮捕、勾留されていた片山容疑者を処分保留で釈放した。
地検は理由について、「一連の事件の特殊性にかんがみ、一層の慎重な捜査が必要と考えた」としている。
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【処分保留】とは、拘置していた被疑者に犯罪の
嫌疑が認められない、もしくは不十分である場合
に釈放する事なのだが、捜査は続行される・・。

【PC遠隔操作事件】またもや誤認逮捕の様相にもある
佐藤博史弁護士がおっしゃっているように、

○猫に片山容疑者が首輪をかけた映像も写真もない。
○1月3日に猫に首輪がついている映像も画像もない。
○100円ショップで片山容疑者が首輪を2つ買った証拠もない。
○携帯電話の画像に猫の写真がない。
○ウイルウスに使われていたプログラミング言語【C#】を
 片山容疑者が使えた証拠もない。
○冤罪にされては困るから取り調べは可視化して欲しい
 という片山容疑者側の要求に警察は応じない。

という、まるで報道ではその証拠が揃っている上で逮捕
した様相だったのに、そんな【有罪にできる証拠】なんて
無かったという事を結局は証明してしまったのが今回の
【釈放】・・>大方の予想通りである。

3月16日付けのスポーツニッポンで江川紹子氏のコラム
「私の快答」があるのだが、そこでも個人的に新たに
知る事が記載されていた・・。

○「真犯人」のメールにリンクされた画像には「暗号は
 ・・・です」という手書き風のハングル文字が書かれて
 いるのに、彼は韓国語は全く出来ない。
○米国のサーバーから片山氏の派遣先の彼専用PCで
 ウイルスを作成したという「痕跡」が見つかったと
 報じられている。ところが、派遣先(勤務先)のPC
 には、このウイルスソフト作成に不可欠なソフトが
 入っていない。

さらに、未だに、警察も検察も片山氏側の要求である
取り調べの録音、録画の【可視化】を要求しているのに
それを受け入れられないでいる自信の無さ・・。
あとは強引にでも自白を引き出すしか逮捕ができない
と警察も検察もわかっているのだ・・。

しかも、今回再逮捕としての理由が

【ハイジャック予告をした】

という事なのだが、この容疑自体が、PCの遠隔操作を
した!という事の上に成り立っていなければいけない。
でも、この再逮捕が驚きなのは最初の【PC遠隔操作事件】
で、PCの遠隔操作したかどうか【ハッキリしない】事が
【釈放】という形で確定したのに、PCの遠隔操作で
ハイジャックする書き込みをした容疑で逮捕する・・
という全く訳のわからない警察の行動・・(-_-;)
端から見ると往生際が悪すぎるのだが、要は、

【拘留期限が切れるから理由は何でもいいから再逮捕】

という事・・。
【PC遠隔操作事件】での立件は無理・・でも警察のメンツ
として今回の【無罪放免】は、何としても防ぎたいという
警察が何でもいいから罪を次から次に並べ時間を稼いで、
なり振り構わず何かの罪で立件しようとしてる・・という
様相になっている・・(-_-;)
本当に警察というのは恐ろしい・・ ((((;゚Д゚))))ブルブル

ただ、残りの1%の疑問は何か?というと、やはり今なお
【真犯人】からのアクションが無い・・という事・・。
ただ、前回の【真犯人】の暴露メールは、自白強要して
裁判ででなく、警察としての有罪の方向性が確定した時
だった・・。
一番警察が困る時を狙っていますから、恐らく片山容疑者
が強制的に自白する時、もしくはメチャクチャな罪で起訴
が決定でもした時・・を狙っているのでしょうから、
【真犯人】も今はまだ恐らく様子見の段階・・。
まだその部分の補償がないので、1%マイナス・・(笑)