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【なでしこ(女子サッカー)】決勝進出!

さあ、【なでしこ(女子サッカー)】が、フランスを
破り決勝進出だ!(^^*)
しかし、誰の目から見ても、とても世界ランク3位の
内容ではない・・。
ブラジル、フランス・・共にすごいレベルのプレーに
もう、このロンドンオリンピックで【なでしこ】は、最後
の【有終の美】かもしれません・・(-_-;)

予選から全試合を見ていたが、その位に研究されて
いたし、ブラジル、フランス・・共にミスをしてくれて
の数少ないチャンスをモノにした日本がすごいのかも
しれないが、明らかなレベルの違いは露呈していた。

日本は予選の最終戦、主力を休ませて控えの7選手を
先発させ、格下の南アフリカをドロー・・と、

【1位通過】
○中2日の中、490kmの5時間もの移動
○フランス相手に12時試合開始
○勝てばさらに準決勝・決勝の会場のロンドンまで
 560kmも移動しなければならない

【2位通過】
○中2日の中、移動無し
○ブラジル相手に17時試合開始
○勝てば準決勝・決勝の会場のロンドンまで220km
 の移動で済む

のうまみを考えれば移動などに伴う体調管理を優先し
【2位狙い】というのは当然の選択・・。
【引き分け狙い】をバドミントンのダブルス1次リーグ
での、無気力試合を行った中国、韓国、インドネシア
の4ペアを持ち出して、同等に扱っていたバカな記者も
いたが、バドミントンの方は自分から負けに行っていた
訳で、サッカーで例えるなら、オウンゴール連発した
ようなもの・・【なでしこ】の佐々木監督は、

【負けない事を選択しただけ】

であり、全く違う・・(笑)
サッカーの場合は【負けない事を選択した】とはいえ、
どんなに頑張って守っても、ちょっとしたミスから
引き分けにできないかもしれない恐ろしさがあるから、
後半、川澄選手を入れて、もしもの時の保険をかけて
あったし、結果、南アフリカを無失点に抑える見事な
守備力で引き分けを実現した高度なサッカーだった。
・・と、そうしてまで、万全の体制で予選を終え
臨んだ決勝・初戦のブラジル・・。
しかし、試合が始まってみると、そんな日本優位の
レベルの差など、全く感じさせないスピード、個人技、
ボール支配率など、全てにおいてブラジルが凌駕して
いた・・(-_-;)

ブラジルの監督が日本に負けた後、

「われわれはたくさんの好機をつくったが、得点
 できなかった。相手は守備的に戦って2点取った。
 悲劇だ」

さらに

「日本がきょうのような(守備的な)プレーを続ける
 なら、優勝候補と呼ばれるにはふさわしくない」

と辛らつに語った事が伝えられているが、気持ちは
わかる・・(^-^;(笑)
しかし、日本も別に守備的にやろうと思っていた訳
ではない・・。
もちろん、ブラジルにボールを支配される事は最初
からわかっていたが、それ以上にあまりにもブラジル
が強すぎたために、守備的にせざるをえなかっただけ
の話だ・・(笑)
ただ、ブラジルには結果、戦術がなく、恐らく個人技
が強いチームにありがちな先に点を取って逃げる事を
するつもりが、【前がかり】から【攻め疲れ 】た所を、
日本に数少ない【カウンター】でやられる・・という
典型的な強い国の自爆する負けパターン(笑)だった
事が幸いしただけだ・・。

次の試合のフランスは日本がレベル3位ですから、
フランスの6位は今の所は格下・・。
しかし、先にも書いたようにフランスも圧倒的に
強かった・・GKのポロリ、PKをはずす・・と相手の
ミスが無かったら負けていたかもしれない試合だった。

そんな中、それらを救っていたのはGKの福元選手だ・・。
そして、ここまでの日本のMVPは彼女だ・・。
本当に素晴らしい・・(^^*)

ワールドカップの【なでしこ】のパスサッカーが王者
になった事で、女子サッカーが大きく変わり、多くの
国が【なでしこ】を追随し始め、研究され始めた・・。
その辺は、ブラジルもフランスの試合でも大きく感じた
事である・・。
体も大きく、個人技も素晴らしい所に、【なでしこ】
レベルのパスサッカーが加わったら・・【なでしこ】
の現在の素晴らしさは当然当たり前になる・・。

そんな【有終の美】へのラストチャンスかもしれない
決勝の相手は世界ランク1位のアメリカ・・。
70%位はボールを支配され、GKの福元選手に耐えて
もらい、ワールドカップのような数少ないセットプレー
で得点できなければ、勝てないだろう・・。
それでも【有終の美】へ向けて、金メダルへ
【なでしこ】頑張れ!(^^*)