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中間貯蔵、福島第一原発を示唆

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中間貯蔵、福島第一原発を候補に 細野原発相が示唆
(2011年9月4日・朝日新聞)
 細野豪志原発相兼環境相は4日、報道各社のインタビューで、放射能に汚染されたがれきの中間貯蔵施設について「原発内に高い放射線量のがれきが相当あり、簡単に持ち出せない。中での処理をある程度考えなければならない」と述べ、東京電力福島第一原発の敷地内を候補地として検討する考えを示した。ただ「すべてを福島第一原発内で、というのも現実的ではない」とも語った。
 政権幹部が中間貯蔵施設の候補地に公式に言及したのは初めて。菅前政権は最終処分地を福島県外にする方針を打ち出す一方、菅直人前首相が県内に中間貯蔵施設を造らざるをえないとの見通しを示していた。
 細野氏はインタビューで「福島を最終処分場にしない」と明言。中間貯蔵施設を福島第一原発内に造ることを検討する考えを示した一方、除染などによって県内で発生した放射性廃棄物を原発内だけで受け入れることは難しいとの認識を示した。「当面は各市町村の仮置き場に置かざるを得ない」と説明し、地元自治体と協議して慎重に場所を検討する考えを示した。
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当初、【汚染物の最終処分場は福島県外で】【痛みを
日本全土で分かち合うことが国としての配慮】と、
できもしない事を、また基地問題のように民主党人気
を下げないための【汚染の平等】という小手先対策
みたいな事を言いだし、どうなるかと思ったが、所詮は、
いきなり、中間貯蔵施設に・・最終処分地に・・と
言うのではまずいと考え、ワンクッションのつもりの
発言だったんだろうな・・。

そもそも、汚染を全国に拡散したところで、それに
よって福島県内の除染が進む訳でもなく、福島県民の
痛みが軽減される訳でもない・・。
また、世界の常識として【高濃度放射線汚染物質】
の移動は国内、国外とも原則禁止
である・・。
それ以前に【汚染物質を拡散させる】考え方は早急に
捨てなければいけない・・逆に1カ所に集約して
おかなければ、今後、埋めるなり囲うなりするにも、
手間や費用ばかりがかかってしまい効率的でない
・・。

では、どうする事が正しい方向性なのか?
実は【経済産業省 資源エネルギー庁・放射性廃棄物
等対策室】が【核のゴミ(廃棄物)】についてきちんと
発表している・・。
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【「原子力政策大綱」(平成17年10月11日)に
 示された放射性廃棄物の処理・処分の考え方】

原子力の便益を享受した我々の世代は、これに伴って発生した放射性廃棄物の安全な処理・処分への取組に全力を尽くす責任を、未来の世代に対して負っています。
放射性廃棄物は、次の4つの原則のもとで、その影響が有意でない水準にまで減少するには超長期を要するものも含まれるという特徴を踏まえて適切に区分を行い、それぞれの区分毎に安全に処理・処分することが重要です。

1. 発生者責任の原則
2. 放射性廃棄物最小化の原則
3. 合理的な処理・処分の原則
4. 国民との相互理解に基づく実施の原則

また、効果的で効率的な処理・処分を行う技術の研究開発を先進的に進めること、発生者等の関係者はそれらの新技術等を取り入れて安全で効率的な処理・処分を行うことが期待されています。
さらに、具体的な対応について検討中の放射性廃棄物の処理・処分については、情報公開と相互理解活動による国民及び地域の理解の下、具体的な実施計画を速やかに立案、推進していく事が重要です。
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【1. 発生者責任の原則】
まず、もう、ここから何もしていない・・。
東京電力を守る事が最優先になっている今の現実
は間違っている事をハッキリ示しており、あえて
自分が言うまでもなく、東京電力の責任が原則だ
ときちんと責任の所在が示されている
・・。
よって、汚染物は、東京電力の責任なのだから、
とっとと引き取らせろっつうの!凸(-""-)

【2. 放射性廃棄物最小化の原則】
【3. 合理的な処理・処分の原則】
この部分からも、当初の【汚染の平等】という
細野発言は間違っている事がハッキリしている

で、汚染物は汚染源に・・すなわち福島原発に
集約すべき!と、すでに方向性は言うまでもなく
わかっているのである・・。

【4. 国民との相互理解に基づく実施の原則】
一番大事な事なのだが、最終処分地が未だに決まって
いないまま、原発が動いている事の矛盾
・・。
まあ、嫌みに受け取るならば、国民との相互理解が
得られていないから、まだ実施してないじゃん!
と言われればその通りだけどね・・(笑)

というか、今、東京電力も国が右往左往しているが、
ちゃんと進むべき道は前から示されている訳で、
とっとと実行せよ!という事なだけなのに、そこに
東京電力を守らなくてはいけない、間違った部分を
あえて平等にしなければいけないなどと色気付く
からうまくいかないだけ
な事に早く気付かないと・・。

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廃棄物中間貯蔵施設「お台場にでも」 福島商工会会頭
(2011年8月30日・朝日新聞)
全国地方銀行協会元会長で福島商工会議所会頭の瀬谷俊雄・東邦銀行相談役は30日、同会議所の定例記者懇談会で、放射性物質を含む廃棄物の中間貯蔵施設について「(原子力発電の)受益者は東京だ。東京のお台場にでも造ったらどうか」と述べた。
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かねてから、ほとんどの電気は東京を中心とする
首都圏が電気を使っているのですから、原発は東京に
作るべき!と主張していますが、この希望を受けて、
原発が作れないのならば、福島商工会議所会頭の
瀬谷俊雄・東邦銀行相談役がおっしゃるように、
最終処分地は【お台場】などと言わず

【私は原発の推進論者】

と公言する石原慎太郎東京都知事の都庁のそば
【新宿中央公園】【新宿御苑】あたりでよろしい
かと
・・(゚-゚)b
なんなら、都庁の維持費が大変という事らしいので、
都庁を建て直し、地下に最終処分施設を作り、その
上に都庁を建てて頂き、放射能を保管しながらきちんと
原子力政策を論議して頂こう
ではありませんか!(笑)

あ、でもその頃、石原慎太郎東京都知事は都知事じゃ
なさそうですが・・(-_-;)(諦)