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大人の勝手な都合で犠牲になるのは子供ばかり【前編】

またも子供が犠牲になる・・残念である・・。

本題に入る前に、菅内閣は4月22日に飯館村や川俣村など
累積放射線量が【年間20ミリシーベルト】を超える地域を
【計画的避難区域】に指定し、1ヶ月のうちに全住民を
避難させると決定
した・・それをふまえ今回の本題に入る。

福島県内の幼稚園や学校などでの子供の屋外活動を制限する
累積放射線量について放射線安全学専門の

【小佐古敏荘(こさことしそう)・東京大教授】

が、4月30日に政府の示した【年間20ミリシーベルト】が

【(緩すぎて)受け入れがたい】

と、内閣官房参与を辞任し、記者会見で涙を流された・・。
数値を妥当と認めた内閣府原子力安全委員会は

【子供が年間20ミリシーベルトの放射線を浴びていいとは
 一切思っていない。実際、20ミリシーベルトの被曝は
 ないだろう。数百ミリシーベルトの被ばくになると健康
 被害が出るというのが国際的に認められた科学的知見】

と同日に会見し、さらに細野補佐官は

【政府は法律に基づいた機関である原子力安全委の
 アドバイスをもらった。プロセスは正しかった】

と、この数値をめぐる政府の対応を小佐古教授が批判した
事を一蹴、菅首相も、学校の放射線量の基準値について、

【原子力安全委員会の議論で決めた】

と答弁した・・。
しかしその前に、先に書いたように菅内閣は4月22日に
累積放射線量が【年間20ミリシーベルト】を超える地域
を【計画的避難区域】に指定し、1ヶ月のうちに全住民を
避難させると決定している値
なのである・・。
【避難させると決定している値】まで学校での放射線量を
許すというふざけたキチガイじみた矛盾・・。

このプロセスとやらは以下の通り・・(-_-;)
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4/13 原子力安全委員会「学校再開の目安は成人の半分、年間10ミリシーベルト程度に」

4/14 高木文科相が参議院の委員会で「基準は年間20ミリシーベルト」と明言、それに対し原子力安全委員会は「委員会として10ミリと決定したのではない」「文科省からの助言要請を待って委員会を開く」

4/19 文科省が原子力安全委員会へ助言要請。原子力安全委員は正式な委員会を開かずに「20ミリは妥当」と回答し、文科省は「年間20ミリシーベルト」の基準を公開。

4/29 小佐古氏・辞任会見
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なんと、福島県の学校・校庭等における放射線量の基準値に
関して、原子力安全委員会は会議を開いていない・・即ち、
全く議論していない
のである・・。
この件について細野補佐官も菅首相も詳細を話さない・・。

【後編】続くぅぅぅ〜