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【COP16】絶対に阻止してもらわねば困る

 海老蔵事件の影響か?どうか知らないけど(笑)、
なんか詳しく報道されないが、11月29日から
メキシコのカンクンで、2013年以降の地球温暖化
対策の新しい枠組みづくりに向け、

【国連気候変動枠組み条約第16回締約国会議(COP16)】

が始まった>またCOPだ・・(^-^;(笑)
【COP】とは先日も書いたが【Conference of Parties】
という【締約国会議】の部分での略で【COP】。
【Conference】の意味は【会議】、【Parties】
の意味は【締約(ていやく)】の事・・で、
【締約】とは、【契約や条約などを結ぶ事】・・。

で、今回は何を【締約】するのか?
その前に、1997年に京都で採択されたみんな名前
だけは聞いた事があるであろう【京都議定書】・・。
大まかな中身としては【先進国の温室効果ガスの
削減目標】で、これが実は2008年〜2012年までの
削減目標達成ルールなのだ・・。
日本はこの時にすでに省エネ世界一だったため、
ダイエットをした体をさらにダイエットさせよ!
というレベルで、一番高い目標を掲げさせられた・・。
その目標は日本は到達しない事が、すでに確定して
いるため、削減の不足分を補うため、海外から
約2000億円をかけて【排出枠】を購入して帳尻を
合わせる方針なのである・・。

 今回の【COP16】も、昨年コペンハーゲンで
行われた【COP15】同様で、予想通り、各国そのまま

【京都議定書の延長】

の流れ・・何となく、それでもいいじゃん!と思われ
がちだが、発表されている<2008年度の世界のCO2
排出量>を見ると、そんな事は日本だけ不条理に
お金を使わされる事になるので、絶対に阻止して
もらわないと困るという事がわかってくる・・。

■2008年度の世界のCO2排出量(IEA)■

1位 中国 22.3%
2位 アメリカ 19.0%
3位 EU 10.7%
4位 ロシア 5.4%
5位 インド 4.9%
6位 日本 3.9%
その他 残り33.8%

と、世界のCO2排出量の約40%は中国とアメリカ
というGDP1位、2位の国が出しまくっているのだ。
その中国とアメリカは今回の【COP16】に参加して
いるのだが、実は【京都議定書】においてアメリカ
は、そもそも【加入していない】・・。
中国に至っては1997年の際には【先進国】でなく
【途上国】だったので削減義務がない・・。

よって、今回の姿勢もアメリカは、そもそも国内に
おいての世論が【地球温暖化】よりも【地球寒冷化】
へ、ベクトルが向いている上、【京都議定書とは
無関係なのでそのまま延長でいい】という立場・・。
で、中国は【(GDP2位だけど)我々は途上国であり、
その前にCO2を出しまくった先進国が削減を、まず
やるだけやって下さいよ】だから先進国の削減だけ
が記載されている【京都議定書】のそのまま延長で
いい・・そうすれば、日本みたいな削減する余地の
ない国から環境の資金や環境の技術を無償で提供して
もらえ、我々は自前でやらなくても、日本みたいな
国が、我が国の環境設備を無償で整えてくれるしね!
というとんでもない無責任な姿勢・・。

さらに、やっかいなのがEU・・。
EUはこうした環境において、ビジネスになる!と、
目をつけ、いち早く【排出権取引市場】を株式市場
のように築き上げビジネスの形をすでに取っている。
【京都議定書】が無くなると【排出権取引】が
いらなくなり、その市場自体が必要無くなる・・。
それでは困るからと【京都議定書】の延長を求める
という、それぞれの国が環境の事ではなく自分の事
ばかりを主張するという姿勢・・。
【京都議定書の延長】反対は日本、ロシア、カナダ
の3国のみのスタートでかなり厳しい状況・・。

でも、それが【外交手段】ですから、仕方ありません
・・が、その先の結論は、ここまで読み進めて行くと、
普通なら気付くはずです・・。そう・・実は、

【みんなどの国も環境なんてどうでもいいんだよ・・】

という事にね!(゚-゚)b

以前にも書きましたが、我々が色々なメディアで
脅かされている程、【地球温暖化】なんて深刻じゃ
ないんですよ・・(笑)
少なくともあと50年や100年でどうにかなっちゃう
なら、こんなレベルでもめている場合じゃありません
からね・・。

でも、そうはいうものの笑い事じゃないのが、この
【温暖化戦争】に負けると、我々は自分たちのため
にではなく、他国の為に税金を差し出さないと
いけない訳です・・。
しかも、その国は先進国の日本がそうする事は
ルールであるために当然であり感謝もされない・・。

こんな馬鹿げた事がメキシコでは話し合われている
のに、テレビは海老蔵事件・・_| ̄|○
尖閣でも、日本はひとつも悪くないのに、中国と
日本が仲良くして欲しくないアメリカと、ひとまず
目先の事しか考えていない中国にひれ伏せた・・。
環境でも日本は世界一の省エネ国家なのに、一番の
負担を負わなくてはいけない事を承諾する・・など
世界から笑われる【お人好し国家】から

【Yes!】【No!】

をハッキリと言える国家に、まず変わる事から
始めないといけないと思うのだが・・この先、
発展も見込めず、未来が暗い日本・・(-_-;)
ハッキリ【No!】を言ったら相手にされない
時代が来てしまうかもです・・(-_-;)