ここまで【iPad】において、我々のヘアサロン
ビジネスとしての【必須アプリ編】・・。
の4つをクリアしました。
で、前回の【カットラインなどのプレゼンテーション】の
2つ目のアプリのご紹介です。
さて、2つ目のアプリは、
さすが【Photo Shop】で有名な【アドビ】のソフト!!
と唸ってしまうアプリです。
まずは、単純に、白い画面に手軽にイラストやメモ
などが書き込めるという部分。
ひとまず書き留めておくだけでも便利です。
【ペン】【消しゴム】【戻る】のメインボタンが
ありますので、書く、消す、戻るが迅速です。
とはいえ、ヘアサロンで活用するためですがら、
ここで使っているだけじゃダメです。
このアプリの最大なる特徴は、専門的な用語になり
ますが【ベクターグラフィック】として扱う点で、
なんと、手書きの線は、書き終わったあとに
スムーズなラインに整形されるのである・・。
このように多少のブレは即座に微調整してくれる。
これが見事なくらいにきれい・・(^^*)
これは髪型の写真に髪の流れなどを書き込む時に
絶大なる効果を生みます。でも、表現が人工的
だったりします・・「それはなんか人工的で嫌だ・・」
という方は、先に紹介した
というアプリの方が良いです。そちらの方が
こまやかなブレなども表現しますので、絵心がある
方は、こちらの方がかなりリアルに描きこめます・・。
これが始めに話したアプリのいわゆる【クセ】なのです。
また、ヘアサロンで使うには効果的なのが、写真を
取り込むとソフトがその写真の中心となっている
カラーを勝手に分析、中心となっている5色を
チョイスしてくれるのです。
これを保存しておき、さらに色違いの写真を読み
込めば、いくつものカラーパレットが登録できる
ので、自分がよく使いそうなパレット構成を
あらかじめ揃えておきます。
このパレットは後から簡単に切り替えられます
ので、多く用意しているとかなり便利です。
もちろん、そのパレットに選ばれた色を微妙に
変化させる事も、簡単にできます。
髪の部分に少し茶を混ぜて描き、お客様の髪に
カラーをのせた時の簡単なイメージを説明する
事に使えます。
さらに、このアプリのすごいところは、色を写真
の上から書き込めば勝手に写真を【Photo layer】
色を【Draw laye】としてレイヤーとして振り分けて
くれるのです。
ここではレイヤーの説明は省きますが、フォト
ショップやイラストレーターのように、チェック
をはずせば隠して表示する事ができますので、色を
乗せた髪型、ノーマルな髪型を照らし合わせる事も
瞬時に出来る訳です・・。
という事は、あらかじめ、このお客様にはこんな
髪型の提案をしたいな・・思ったら、あらかじめ
描きこんでおき、お客様がいらっしゃった時に
それをサッとレイヤーとして髪形の写真に乗せ、
提案ができるなんて事もできる訳です。
もちろん、写真はズームして描きこめますので、
イラストが得意な方ならばかなり細かい部分へ
描きこみ可能です・・。
また、キャンバスは自由に動かすこ事ができ、
画面の外に当たる部分にまで絵や文字を広げて
描きこむ事もできます。
もう、ヘアサロンだけで使うにはもったいない
アプリで、絵心のある方には、普段でも景色の
写真を読み込んだりしてその上に重ねて描き、
あとでその写真をレイヤーから外すことでイラスト
をスケッチっぽく描く・・みたいな趣味の事も
できるという使い方も楽しそうですね。
保存はこちらはPDFでの保存になり、そのまま
メールで送る事もでき、先日紹介した【Good Reader】
へ転送すれば、お客様の髪型画像と共に管理も
可能になります。
おいおい・・アドビさん・・こんなにすごいものが
無料でいいの?というフォトショップやイラスト
レーターの使い方をわかっている人間からは
ビックリの高性能アプリです。
という事で最初に話したように、どちらも無料という
ありがたいアプリなのですが、クセがあるという事、
保存仕様、線の描き方の仕様、レイヤーの有無(レイヤー
を理解している方にはこれがとても便利)という3つの
仕様の違いがあるという事・・ここを吟味の上、
ヘアサロンでの活用に生かしましょう!!(゚-゚)b
しかし、こうなってくると、この【iPad】・・
我々ヘアーサロンビジネスとして活かすには、
それなりのパソコンの知識、ソフトの知識が無いと
かなり宝の持ち腐れになってしまう可能性が出て
きました。
この知識が無いと、恐らく写真アプリで市販の
ヘアカタログをスキャンして見せる、お客様への
無料貸し出しインターネット機器、無料貸し出し
ゲーム機器で役目を終わってしまい、見せびらかし
の時期を過ぎたら忘れ去られ、
「【iPad】なんて役に立たねえよ!」
で幕を閉じそうです・・(^-^;
そうならないようにと微力ながらがんばっている
つもりですが、自店のHPすらまだ持っていない
サロンが多いこの業界・・デジタル系の前途は
多難です・・(^-^;(笑)