記事一覧

高齢者医療・・現役世代よ!このままでいいのか?

現役世代よ・・このままでいいのか?
まだ声をあげないのか?
ここまでバカにされてもまだ黙っているのか?
こんな政党に日本を任せていていいのか?
民主党は現役世代をとことん苦しめたいらしい・・。

民主党のマニフェスト(政権公約)に個人的愚策の
うちのひとつである【後期高齢者医療制度の廃止】
がある・・これを実現させるべく、長妻厚労相を
中心に厚生労働省の【高齢者医療制度改革会議】が
7月23日に新制度の骨格案を取りまとめた。

現在は、

●現役世代→月額約1万4000円(平均保険料・健保)
 で病院で3割負担
●75歳以上→【後期高齢者医療制度】として月額
 約5200円(平均保険料)で病院で1割負担

となっている。また、分布をみると

●【国民健康保険(以下、国保)】約3600万人
●【被用者保険(健保組合、協会健保など)】約7400万人

合計約1億1000万人のうち、

75歳以上の高齢者の【後期高齢者医療制度】1400万人

となっている。上記をふまえた上で、

それではなぜ【後期高齢者医療制度】が導入された
のか?・・そう、人は75歳を過ぎると病気やけケガ
をする危険が急に高まる・・厚労省のデータでも
きちんとそうしたデータがあるため、年代別において
どうしてもその年代から医療費が膨張してしまう・・。

【後期高齢者医療制度】が導入される前は

●自己負担→10%
●国保健保組合負担→45%
●税金(公費)→45%

となっていたが、少子化が進み、高齢者が増える事
により、それでは【国保健保組合負担】の部分である
割合の45%は変わらないのだから、医療費が増えれば、
どんどんとこの部分の金額は上昇する事になる。
という事は、必然的に一人当たりの毎月の徴収される
健康保険料の現役世代の負担がどんどん重くなっていく
事になるし、税金の部分の45%の割合も変わらない訳
ですから、この部分も上記と同じ理論でどんどんと
上昇するする事になり【増税】という形で、現役世代
の負担がこちらもどんどん重くなっていくという事で、
【ダブルパンチ】を食らう現役世代の負担を少しでも
減らそう!という事で、自公政権が75歳以上の人を
【国保】などから切り離して別建てにするべく
【後期高齢者医療制度】を導入・・国保、健保組合での
負担の45%のうち、75歳以上の人達から見れば
【孫や息子、娘さん】である現役世代の将来のために、
75歳以上の人達に9%という少しの部分を負担して頂き、
現役世代の負担である国保、健保組合の負担を36%と
減らし、高齢者自身の保険料、現役世代が出し支援する
保険料、税財源を中心とする公費の3財源で分担する
原則を確立し医療費の抑制と現役世代の負担軽減を
狙ったのである・・。

・・が、高齢者の反発が強かった・・。
という事で上記の政策を政府は見直す方針を打ち
出したのが、先に書いた厚生労働省が23日に開いた
【高齢者医療制度改革会議】だ。

何としても民主党がやりたいのは、

【年齢による差別を無くす】

事である・・よって【後期高齢者医療制度】を廃止し、
高齢者も現行の保険制度に加入するそうだ。

しかし、そうなると先に書いた75歳以上の高齢者の
【後期高齢者医療制度】に当てはまっている1400万人
のうち、1200万人【国保】のほうに流れ込み、
【被用者保険】の方に200万人が流れ込む・・と
【国保】の負担が大きくなる。
さらに、事実上、元に戻るので、【後期高齢者医療制度】
導入以前に保険料を免除されていた高齢者は、再び保険料
が免除になり払う必要がなくなる。

・・結果、高齢者の負担が軽くなり、現役世代の負担が
急激に重くなる・・こうなっては大変だから自公政権は
【後期高齢者医療制度】を導入したのに・・。

ここで若者が選挙へ来ていないツケが出てくる。
若者を助ける制度にしても、選挙では勝てないから、
民主党のように高齢者の喜ぶ政策を目玉に挙げる訳だ・・。
先の公務員改革法案では、官僚の終身雇用のために
若者の雇用機会を半分に狭め、今回は、若者から
さらに保険料を搾り取り、日本の貯金の80%を持つ
優雅な高齢者をとことん守りたいらしい・・。

今回また民主党を支持した現役世代の方々・・
いいんですか?こんなんで・・(-_-;)
一応は、民主党がこうした愚策で暴走しても大丈夫な
参議院の選挙結果にはなってはいるが・・(笑)

しかし、先にも書いたように75歳以上の人達からみれば
【孫や息子、娘さん】が現役世代であるはずなのに、
その【孫や息子、娘さん】将来なんて知るか!と
【後期高齢者医療制度】に反発する訳ですから、若者も
高齢者の事なんてどうでも良い社会になっていくよな・・。

政府も政府で【後期高齢者医療制度】導入の際に、

「お孫さんの将来のために少し負担して下さい」

と説明すれば、多くの高齢者は納得したはずである。
そう考えると自公政権の罪も重い・・。

とはいえ、今からでも遅くはない・・きちんとそうした
【後期高齢者医療制度】導入は「お孫さんの将来のため」
なんだ・・と何回も何回も説明する事により、理解して
頂くのが政府のやる事である。

ちなみに、この報告案は財源をどのように調達するのか?
には触れていない・・。
でも、触れて頂いても、日本にはどこからかお金が溢れて
くる泉や打ち出の小槌がある訳では無いのですから、
どんな人達が、どう考えても、景気回復を加味しなければ

【現役世代の保険料増額】か【増税】

しか道はありえない・・。
どちらも現役世代の生活は苦しくなる道しか残っていない。

もう一度言う・・この選挙で民主党を選んだ現役世代よ・・
このままでいいのか?ここまで若い者の事など考えず、
バカにされてもまだ民主党に任せておくのか?

もう・・本当に勘弁して下さいよ・・民主党様・・
我々、現役世代の未来を閉ざさないで下さい・・_| ̄|○