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逆の立場になったらわかるだろうに・・

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餌付けで集まった野良猫のふん尿などで被害を
受けたとして、東京都三鷹市の住民17人と管理
組合が同じ集合住宅に住む将棋の元名人、加藤
一二三(ひふみ)九段(70)に餌付けの中止と
慰謝料など645万円の賠償を求めた訴訟の判決が
5月13日、東京地裁立川支部(市川正巳裁判長)
であった。市川裁判長は、餌付けの差し止めと
計204万円の支払いを命じる判決を言い渡した。
判決によると、加藤氏は2階建ての棟割り形式
のタウンハウス前の通路や庭で集合住宅の管理
規約に反して餌付けを始め、2002年ごろには
集まる野良猫が18匹に達した。他の住民は猫の
ふん尿による悪臭や自動車に傷がつくなどの被害
を受けた。再三の抗議にもかかわらず、加藤氏は
餌付けを継続した。市川裁判長は「餌付けは原告
の人格権を侵害し違法」と指摘した。訴訟では、
「他の居住者に迷惑を及ぼすおそれのある動物
を飼育しない」と定めた管理規約に違反するか
どうかなどが争点となった。判決は「餌付けは
飼育の域に達し、さまざまな被害を及ぼして
おり違反」と認定。さらに加藤氏が費用を一部
負担し不妊・去勢手術を施し4匹まで減らした
ことを認めたものの、「被害はまだ続いている」
とした。加藤氏は、「(野良猫に)一日でも
長く生きてほしいとやってきたことが裏目に出た。
理解に苦しむ判決だ。(訴訟の対象外の)敷地外
での餌付けは続ける」と話し、控訴する意向を
示した。加藤九段は1954年に四段に昇格し、
史上初の中学生棋士となった。1981年に最優
秀棋士賞に輝き、1982年に名人位となった。
これまでに棋王、十段など計8期のタイトルを
獲得。2001年に史上3人目の通算1200勝を
達成している。
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【人間は誰もが自分が中心である(エゴイスト)】

これは間違いない・・が、困っちゃうのはそれが
今回のこの事件のように【動物愛護】だなどと
特化した人達である・・。
一番の良い例が【シーシェパード(反捕鯨団体)】
などがそうだ。

個人的には人間が生存している以上は【動物愛護】
なんて事自体が、絶対に無理だし成り立たないと
思っている・・いや、絶対というのはちょっと
違う・・ひとつだけ方法がある。

自らの命を消す事だ・・。

過去にバンドをやっていた時に【動物愛護】を掲げて
メッセージにして歌っているバンドがあった。
話す機会があったので、メンバーと話してみると、
結局はなんて事ない【犬猫愛護】なだけ。
そう・・自分たちが特化してかわいいと感じている
生き物を大切にしよう!という人間特有の

【エゴ】

だった・・そう・・誤解を恐れずに言うならば、
悪いが【動物愛護】などそんなもの・・。

まず、完全に【動物愛護】をするならば、肉類は何も
食べられなくなる・・牛や豚や鶏、羊、猪・・なども
食べずに守らないとおかしいからね。
じゃ魚を食べる?魚は動物じゃないから粗末に扱って
いいの?野菜は心臓が動いている訳じゃないから、
がんばって成長している大切な生命を途絶えさせて
いいの?さらに、自動車が禁止は当たり前で、その辺
を歩く事も禁止だよね?
自動車は色々な生き物を踏みつぶし、空中の虫に
体当たりしている・・それらが死んじゃうかも
しれないもんね?
歩くのも同じくアリや虫を踏みつぶしてしまうかも
しれないし、草木を踏んでしまうかもしれない。
家を造るのなんて禁止だ・・土の中や草木で生活して
いる色々な生き物に多大な被害を与える・・。
という事は地面に建っている家に住むなんて事は
ひどい事過ぎてできないよな?
排水も禁止だ。洗剤や米のとぎ汁、みそ汁は赤潮
の原因で、色々な生物を殺しちゃうし、その排水
によって色々なものの生命を脅かすからね・・。
個人的に【愛護】とは、やるならばこのように
世の中の生ある物全てを愛護しなければならない
と思っている・・そして、それができない、上記の
ような事は平気な顔ででき、気に入った【動物】と
いう特化したものだけを守るというのならば、
完全な【エゴ】でしかないよね?

そうやって、本気で【動物愛護】を考えるならば、
究極は自分自身がこの世からいなくなる事しか
【愛護】できない事に気付くはずだ。
となると、繰り返しになるが【自らの命を消す事】しか
方法はない・・。

その選択肢しかない中【生きる】事をチョイスする
ならば、やはり人間というのは自分たち【エゴ】を
きちんと認めた上で【命】を途絶えさせて
【自ずの命をつなぐ】のだから、自分たちが生きるため
に犠牲になって途絶えさせた【命】に対して感謝して
生きてゆくしかない・・。

・・と、本題に戻すが、自分は将棋という【ルール】
のある中で【ルール】に従わなければ仕事ができない
のに、今回、管理規約で、

【他の居住者に迷惑を及ぼすおそれのある動物を
 飼育しない】

と定めているにもかかわらず、仕事以外ではルール
には【動物愛護の精神に基づいている】という理屈
で従わないというのだから驚く・・。

〜将棋を通してこの人は一体何を学んだのだろうか?〜

しかも、他の人の迷惑など関係ないという行動を10年
以上続けている人間が名人なのだから、将棋だけやって
いたために、人間教育がされぬまま大きくなったという
将棋界ではすごくとも、人間としてはクズ・・と揶揄
されても仕方ないだろうな・・(笑)

それにしても、規約や近隣うんぬん以前に、自分だって
自分の庭に、通る人通る人に便所代わりに毎日【ウンコ】
や【オシッコ】されて、朝起きたらいつも庭が【ウンコ】
と【オシッコ】まみれで臭くて洗濯物にも臭いが移る程
だったらイヤだろうに・・。
さらにテレビにおいての近隣の方の話だと、猫が車の
上に乗って、滑って落ちないように爪を立てたり
引っ掻いたりしてもいるらしい・・それだって、自分
の愛車が毎日のように【10円パンチ】されたりしたら
イヤだろうに・・。

そのようにかわいかわいいだけの【動物愛護】の前に、
自分に置き換えて考えればすぐにわかる事なのに、
そこはわからないフリをして逃げているんだよな・・。
自宅で責任を持って首輪をして飼わないところなどが、
それを証明している・・恐らく頭が良いだけにズルさも
天下一品というところだろう・・。

こうした事件は裁判しかないのだとしたら、自分の
近隣にそうした人間がいない事・・それはとても
幸せな事なんだと痛感する・・。