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男子フィギュアスケートの後味の悪さ

男子フィギュアスケートで、日本の高橋大輔選手が
銅メダルに輝いた!日本人男子フィギュアの歴史
ではオリンピックでメダルを取るのは、なんと
【史上初めて】なのだそうだ!・・実は、高橋選手
の銅メダルよりも、その事の方が驚いた!(笑)

ま、今回、個人的に注目したのはその試合後の顛末・・。
今回、金メダルはアメリカのライサチェック選手、
銀メダルがロシアのプルシェンコ選手だった訳だが、
ライサチェック選手が4回転ジャンプを封印し、
金メダルなのに対し、プルシェンコ選手は4回転
ジャンプを成功させての銀メダル・・。
その事について、プルシェンコ選手は、

【4回転を跳ばないのは男子フィギュアじゃない。
 女子かアイスダンスだ】

と批判・・一方、ライサチェック選手は、

【ジャンプコンテストなら10秒で競えばいい。
 でもフィギュアのフリーは、曲が流れる4分半で
 何を見せるかなんだ】

と暗にプルシェンコ選手の発言を批判。
ロシアはプーチン大統領まで文句を言い始める・・
と、国を挙げての騒動に・・(笑)

でも、これは以前、フィギュアの試合の時に解説の方が
言っていたが、4回転というのは決まっても、なんと

【1ポイント】

にしかならない・・(^-^;
だから、高橋選手は転倒したにもかかわらず、演技点
では、上位2選手よりも高く最高点が出て、銅メダル
を取る事ができたりするのがフィギュアスケートの
醍醐味だったりする・・。

実際、今回、ライサチェック選手もプルシェンコ選手も
演技点は【82.80】で同スコアである。
負けたのは【出来栄え】と【基礎点】の合計点である
【技術点】での差である。
その中でも【出来栄え】に関しては、

ライサチェック選手→【9.64】
プルシェンコ選手→【7.68】

ですから、そもそもプルシェンコ選手は4回転の評価
以前に、スピンだとかその他のジャンプだとか他の事
で負けていた訳だ・・(笑)

それでも、プルシェンコ選手は

【4回転は重要で無いという事・・フィギュア界は
 停滞するだろう・・】

と語った・・【プライド】か?【試合を勝ちに行く】
のか?この価値観の違いの部分・・。

ここで思い出すのが、昨年のWBCの歴史に残る勝負、
日本×韓国の決勝戦10回表の

【イチロー選手との林昌勇(イム・チャンヨン)投手
 の真っ向勝負】

岩村選手が盗塁して1塁が空いたので、勝つためなら
間違いなく敬遠だった・・が、韓国は敬遠をせずに
勝負!韓国のプライドではなく、後日談として
わかった事は、林投手のプライドだった・・。
でも、韓国内においてはバッシングの嵐だったはず・・。
敬遠か?勝負か?どちらが林投手を幸せにしたのか?
は誰にもわからない・・ただ、林投手、

【一言言うとすれば、もしこういう試合がまたあったら、
 同じように戦いたい。いい勝負でした。後悔はして
 いない】

と語っている・・プルシェンコ選手は、林投手のような
考え方ではダメなんでしょうかね?

さあ、今度は女子フィギュアである・・頑張って欲しいね!