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呪縛からの解放

民主党の小沢一郎代表が5月11日に代表辞任を表明した。
3月に公設第1秘書が政治資金規正法違反容疑で逮捕されてから
小沢氏へ強く辞任を言い切れない感すらあった民主党は、
まさに思考停止ぎみだったので、やっと呪縛から解き放たれた
ってところでしょうな・・。
政局的には【判断遅すぎ】で【支持率低下】と国民の信頼を
失ってしまいつつあっただけでなく、政権末期の様相を
呈していた麻生内閣の支持率を結果、上げる手助けになって
しまった民主党・・(笑)
そうなってしまった上での小沢氏の辞めるタイミング・・。
これは実は絶妙で最高の辞め方をした。
先日、一般会計で約14兆円に及ぶ補正予算案が発表された。
そのうちの約4兆3600億円が勝手に各省庁が使える【基金】
だという事で、上昇気味だった麻生内閣の支持率が再び低下した
ところに、笑顔の小沢氏の辞任会見と共に民主党勢力が一気に
拡大する。さらに、遅くとも秋には解散総選挙は確実な所に、
民主党の代表選が始まる・・今度選ばれる民主党代表は
次の【総理大臣候補】である可能性が高い。
とことん派手な花火を打ち上げ、できたら今発表されている
国会議員だけの投票にせず、地方の議員もきちんと投票させる
方式にするというレベルで思考を停止せず、今やマスコミで
世論など簡単に作れるのだから、ここで起死回生のとんでもない
一手として、できるだけ一般の国民に近い人間までもが
投票できるような代表戦にする事ができれば、マスコミを独占
できる。しかも、一般の国民に近い人間も混じった投票という
事で【総理大臣候補】としての値打ちも出る・・。
そんな事まで民主党ができるかどうか?は知らないが(笑)
麻生内閣の支持率が再び低下と解散総選挙前のマスコミ独占
という世論盛り上げにはちょうど良い期間・・あとは大きな
ヘマをしなければいい・・。
やはり小沢氏・・ただでは辞めなかったね・・策士である。