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船場吉兆・廃業

料亭【船場吉兆(大阪市中央区)】は5月28日、再建を断念し廃業すると
発表した。あれだけの事が発覚して、今までよく店がもったな・・
というのが率直な感想・・(笑)
従業員の話では、女将の湯木佐知子氏の今までの会見も泣いているように
みせて、終わるといつもケロっとしていたそうだ。
今回も、ハンカチで目頭を押さえる仕草もほとんどなかった所をみると、
似たようなものだろうな・・(-_-;)

今年1月、女将の湯木佐知子氏(71)を新社長として経営陣を一新し、
本店の営業を再開していたが、6品目の食べ残し料理の使い回しが
従業員の内部告発で発覚し、息の根が止まった形だ・・。

でも、使い回しはもうないと断言していたが、同日28日に【煮こごり】
【フルーツ寄せゼリー】【クワイせんべい】【アワビ】【たたみいわし】
【笹巻きすし】【コノワタ】【枝豆】の8品目を盛り付け直して出して
いたという事も同時に発覚。
さらに、ワイドショーなどで、アユをもう一度焼き直す例を実際に実験
して頻繁にやっていたが、やはり焼き直したら黒くなるので、なんと
【船場吉兆】ではもっとひどく、実際には【電子レンジ】でただチン
していただけのものを再調理として出していたという事や、手つかずの
デザートなどは【霧吹き】で霧を吹いて潤った感じを表現させて出す
手法だった事も明らかになった。
それだけでなく、接待などで下座の人間は上座へ酒をついだり盛り上げ
たりしているので、料理に手を付けない場合が多い事をイイ事に、
手つかずで再調理したものは、下座の客に出していたという計画的な
悪質さまで発覚・・。
また、前社長・湯木正徳氏が辞任して【船場吉兆】の料理長が、
取締役に就任し、その料理長が就任した際の会見では、

【前社長は聞いてくれない人だったので、今度は自分が
 しっかりやっていきたいと思います】

と新規に賭ける自分の立場を話していたが、ここが一族経営の恐ろしい
所で、前社長・湯木正徳氏は退いたはずなのに、この料理長にFAXや
TELを使い、裏からメニューやら指図やらを逐一行っていて、料理長が
結局は正徳氏の操り人形だった事も発覚した。
だから一族経営というのは誰一人たりとも残してはいけないんだよな。
女将の湯木佐知子氏が現場で残っている以上は、結局の所、逆らえない
もんな・・。

と、個人的に大体こんなものだろうと考えられていたレベルよりも、
実際には、もっと根が深くひどかったというのだからすごい・・。
根が深いといえば、そうした使い回しは1994年からなんと

【14年間】

も行われていたという暖簾が腐っていただけでなく、暖簾が腐り
落ちた・・みたいなすごい結末・・(-_-;)
そうなると、先代の頃からもしかしたらやっていたのかもしれない、
他の【吉兆】でもやっているかもしれないとも勘ぐられてしまう訳で・・。
本当は自分たちが始めた事なんだと、前社長の夫・湯木正徳氏と、
同じく腹話術会見で有名な前取締役の長男・湯木喜久郎氏&みんな
パートのせいにし、パート従業員を軟禁した事で有名な前取締役の
次男・湯木尚治氏の男ども3人がきちんと説明しなければいけない
だろう・・。

従業員の内部告発でプリンの日付偽装が発覚し、従業員の内部告発で
食べ残しの使い回しが発覚して息の根が止まった・・。
やはり、内部告発が出てくる所といい、最初の会見で経営者が全ての
責任を従業員に押しつけた所といい、【船場吉兆】が従業員を大切に
していなかった事が如実にわかるだけに、老舗の裏の顔が低レベル
過ぎて残念だ・・。

しかし、本格的な日本料理店がこうした事をやっていたとなると、
【吉兆】以外の他の料理店も多かれ少なかれやっていただろうなぁ・・
と勘ぐってしまいますね。通常、よく付け合わせてくる代表の【パセリ】
なんて絶対に使い回しだろうなぁ・・って心の底じゃ思っていたもの・・(笑)
食べ物屋さんの裏を見たら食べられないとよく言われますが、やはり信じる
しか無い訳で・・(^-^;>だから【パセリ】食っちゃいますけど(笑)