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自分の意志で死ぬ事ができる権利

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千葉県救急医療センター(千葉市美浜区)は26日、2006年10月から
2007年3月までの半年間に、死が迫った「終末期」の患者計5人の
人工呼吸器をはずすなど、延命治療を中止していたと公表した。
医師が刑事責任を問われる可能性があるため、医療機関の延命中止公表
は異例。同センターは、大阪市で今月開かれた日本救急医学会でもこの
対応を公表しており「救急医療の現場からの問題提起として発表した」
と説明している。
 同センターは2006年10月〜2007年3月に受診し死亡した患者257人
のうち、到着時に心肺停止状態だった人を除く88人の診療実態を調べ、
30〜60代の男女5人の延命治療中止が判明した。3人がくも膜下出血に
よる脳死と判定され、人工呼吸器をはずした。
2人は心臓疾患で回復が見込めず、人工心肺を止めたという。家族の同意
はあったが、本人の意思の確認はできなかった。このほか44人には
人工呼吸器装着や昇圧剤増量などの積極的な治療を控えていた。
終末期における治療中止について厚生労働省は5月、治療方針を決める
手続きに限定した指針を公表。治療の開始・不開始や、治療中止などを
決める際は複数の職種による「医療・ケアチーム」が慎重に判断するとし、
患者の意思が確認できる場合は十分に話し合って合意内容を文書で
残すことなどを盛り込んだ。
 日本救急医学会は今月、救急医療を対象にした指針を決めた。
終末期を「脳死と診断された場合や、治療を続けても数日以内の死亡が
予測される場合」などと定義。
本人の事前の意思表示や家族の同意など一定の条件の下で、人工呼吸器
の取り外しなどを認めている。
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実は自分が死ぬ時までに、もっと大きな
範囲で【死】を自由にして欲しいという
願いがあります。>いわゆる【尊厳死】

事前に家族と医師同席の元で話し合い、
公正証書などで、自分の【死】を求める
レベルや年齢を決め、確認し

【自分の意志で死ぬ事ができる権利】・・。

今でも【自殺】という形で自由に死ねる
とも言えますが、そこには残された者
への配慮がないだけでなく、他の人間
にも多大な迷惑がかかる・・それだけで
なく、自分なりに人生を全うできたと
思え、思い残す事がない、老化と共に
残された者達へ迷惑をかけたくないなど、
価値観はそれぞれでも今は【死】を自由
には選べない・・。
だからこそ、家族など残される者とも
話し合い、公的に【自分の意志で死ぬ事
ができる権利】という事です。

そうは言うものの、自分で決意して
【今日死ぬ】とわかっていても、現実
には相当怖いだろうけど・・しかし、
やはり自分が老いるまでに【尊厳死】が
実現して欲しいです。

きっと今や、傷みも無く眠る様に死ねる
薬はあるのでしょうから(無いなら
作って下さい(笑)>頭の良い人達)
それを使って安らかに【死】を迎える・・。

自分の【死】を知ることができれば、
その前に、懐かしい友人など、色々な
人達に会いに行く事もできれば、仕事で
忙しくてできなかった旅行三昧をしても
良い訳だ・・。
もちろん財産の事も使い切るも、残すも
どちらも計画的に行える。
この先、どれだけ生きるか?どれだけ
医療費がかかるか?どれだけ子供達に
病気などその他で迷惑をかけるか?
わからない・・と考えるから、お金も
使えない・・。
少なくとも自分の年金や医療費などは
別な人たちへ回すこともできる・・。
結果、自分1人分の圧迫を減らす事も
できる訳だ・・。

当然、起こりえる事は、いざ死ぬ時に、
怖くなってしまって死ねない、

「生きたい!」

という感情が出てくるという事・・。
でも、その時には、当然個々にある
権利の【生きる権利】で、その後も
生き続ければいい・・。

もちろん人生を自然にまかせ全うしたい
という方も、今まで通り【生きる権利】
で生き続ければいいだけの話だ・・。
とは言うものの恐らくあと20〜30年では
論議すらされそうもないけどね(笑)