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台風19号で学んだ事

台風19号・・随分と色々な方面から

「史上最大」

という心理的な植え込みもあって、今回
だけはドアからの浸水などを防ぐために
マスキングテープで封じ、最初は雨戸の
無いガラスには米印にマスキングテープを
貼っていたのだが、当日、Twitterで
石垣島の方の

「沖縄で米印にテープを貼る家などありません」

という書き込みを発見!
で、自分なりに色々と調べてゆくと

「ガラスはそのままが一番強度がある」

そうで、米印にテープなどを貼ってしまうと
ガラス本来の強度がかなり落ちてしまう事が
わかった・・。
よく針金の入った窓ガラスがあるが、外気温
との差があると普通のガラスよりもひび割れ
やすいのがその証拠!
ではなぜマスコミを始め、そこいら辺で米印
にテープを貼る事を推奨して報道している
のか?実はこれは窓ガラスを

「割れなくする方法」

では無く、窓ガラスが

「割れた時の飛散を軽くするための対処法」

として報じられているのだ。
それをふまえると、ガラスはそのままで、
隙間をマスキングテープで封印、ガラスの
部分はダンボールやプチプチでガラスでなく
窓枠に貼付けガラスが割れた時に受け止め
られるようにするのが正解!という解に個人的
に辿り着いたので、1時間位かけてやり直した
が、いざ直撃をくらってみると神奈川県都筑区
においては

「ん?台風15号の方が凄くね?(^-^;」

って感じでした・・(^-^;

またありがたい事に近所の早渕川の本流で
ある鶴見川は民主党の事業仕分けなど
なんのそので治水対策をどんどんと進めて
くれて、ここぞとばかりに遊水地を解放、
水位がグッと下がり、こちらの早渕川も
420cmが避難水位でしたが、130cm付近
を行ったり来たりで、今回は本当に心強く
安心した・・(*^^*)

そういえば、恥ずかしながらもうひとつ
学んだ事がある・・。
それは

「ダムの緊急放流」

である。
国土交通省によると、今回ダムの緊急放流
は13日午前までに6つのダムで行われた。
自分は「ダムの緊急放流」というのは、これ
以上支えきれないからダム側の都合で放流
をする・・例えば上流から10万リットル流れ
込んできているのに、ダムが耐えきれなく
なったために緊急放流で100万リットル流す
みたいな感覚でいた・・。

それは大きな誤解で、通常、台風や大雨の際
には上流から10万リットル流れて来ていたと
すると、湾の満潮時間や下流の水位などを
計算しながら、2万リットル流したり、時には
5万リットル流したりしながら調整をしており、
それしか流していないという事は、いずれダム
自身も、10万リットル流れ込んでいる訳だから
当たり前だがどんどんと上昇水位になる。
そこでこれ以上は越水してしまう・・という
時に、緊急放流として、10万リットル流れ
込んでいるものを10万リットル出す・・
すなわち

「上流から流れてくる水をそのまま流す」

という事なのだ・・。
よって、

「ダムの放流が原因で水害になったじゃないか!」

と言われますが、逆に水害を和らげる為に
今まで水量を調節して、これ以上は難しいと
いう局面で、上流から流れて来る水量と同じ
水量を流して、下流で水害になるのだとしたら、
下流の構造問題であり、そちらを問題視し、
改善しなければいけない話であり、ダムのせい
ではないのです・・(^-^;
川幅を拡張するべきなのか?堤防を高くする
べきなのか?あらゆる所に遊水地を作るべき
なのか?わかりませんが、今回の台風が何か
教訓になり知恵をだし改善される事でしょう・・。