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学校のエアコン問題を冷静に考えてみる

酷暑&熱中症の問題からくる学校のエアコン
問題・・。
各教室に付けたら完了か?というとそういう
問題でもない事に気付かされる・・。
すなわち、理科室や音楽室のような普段
使わない特別教室はどうするのか?
さらには部活動や避難場所になる体育館は
どうするのか?
もっと言うなら一番「熱中症」の原因に
なるだろう炎天下の対策としてグラウンド
は東京ドームのようにしなくていいのか?
などなど、本気で「熱中症」を防ぐのなら、
そこまでやらないとダメだよね・・という
屁理屈はこっちに置いておいて(笑)、
今回冷静に根性論とか感情論とか抜きに
して教室のエアコンだけを考えてみる・・。

思い出してみれば夏の教室は自分の時代も
確かに暑かった・・(^-^;
団扇代わりの下敷きは必需品だったよな(笑)
扇風機が教室に付いたのなんて随分と後の
事だった気がする・・。
とはいえ、報道によると、その時よりも
今は2~3℃平均気温が高いそうだ・・。
でも実際には、全国の学校の「教室」で生徒
が「熱中症」でガンガン倒れているのか?
死亡しているのか?といえば、そうでは
ないんですよね・・(^-^;
倒れているのは、野外学習や、野外イベント
とかであって、教室にエアコンが無いから
ではないんですね・・。
ココはしっかりとおさえておかないと
いけないところ!(゚-゚)b

もちろん、教室内でも体調を崩す生徒は自分
の時代にも1人くらいはいた訳だが、その他
99%以上の生徒は、教室にエアコンが無く
とも昔も今も体調をおかしくしてはいない
んだよな・・(笑)
その上で、学校には長い「夏休み」という
のがある・・これってこうした夏の事情を
考慮して、自宅で学習して下さいね!という
事で行われている訳で・・。

また報道によると、1つの教室につかう
エアコンは1台200万前後になるそうだ・・。
そりゃそうだよな・・うちの店レベルでも
60万とか、かかるんだから・・(笑)
で、その1台200万円のエアコンが年間
何日稼働するんだろう?と考えると、
延べで1ヶ月、無理して使って2ヶ月・・
しか使わないだろう事、その上に維持費、
電気代がかかる事を考えると、やはり

「本当に必要なのだろうか?」

と考えちゃうのが普通だと思うわ・・(^-^;

そんな中、7月20日に自民党の学校耐震化・
施設整備等促進議連が安倍首相に熱中症で
愛知県の男子小学生が亡くなったことを受け
全国の学校でエアコンの設置を急ぐよう要望
し、首相は財政措置を検討する考えを示した
そうだが、愛知県の男子小学生は教室で授業
を受けている最中に亡くなったんじゃなくて
近くの公園で行われた校外学習による熱中症
である・・。
教室にエアコンが設置されても防げない事例
なんだけどね・・(^-^;

ま、安倍首相が動き始めるなら、それなりに
エアコンの「設置」に関しては動き始める
でしょう・・。
でも、財政難の自治体で消極的なのは「設置」
した後の、莫大な電気代や維持費などの
「ランニングコスト」だろう・・。
そこまで補助が回っていかないと、現実には
設置はしたが使わない事例になる訳で・・。

個人的には少し乱暴でも、季節の良い時の
土曜休みとかを返上して、夏休みをもっと
長くするとかの工夫の方が遥かに効率的な
気がするんだけどな・・。
例えば、3月、4月、5月の土曜返上で12~13
日確保でき、さらに10月、11月の土曜返上で
8~9日確保できる。
で、夏休みを7月10日から9月10日くらいに
すればいい・・。
結局はそうした部分も実際には「大人の事情」
で実現はできないだろうけどね・・(笑)