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有名無実な国際連合の情けなさ

北朝鮮問題・・。
この期に及んでも「国際連合(国連)」は
大した方向性を導き出せない・・。
いや、方向性を導き出せていても、中国と
ロシアが北朝鮮と見事につるんでいるので、
もはや国際連合は何の機能も果たしていない
有名無実という事になってしまっている。

今回のロシアを見れば良くわかる・・。
日本など北方領土をちらつかせ、曖昧にして
経済協力金を引き出せる国のレベル、北朝鮮
は、核を持った以上は認めるしか無いのと、
安価な労働力のメリットと、怒らせて核を
ぶっ放されたら困るから、絶対にぶっ放して
こない日本からの制裁要請は協力しねえよ!
と言い切った。

結果、もう北朝鮮の大勝利であるとしか
言いようが無いわな・・(-_-;)

「抑止力とはこういう事だ」

という事をきちんと教えてくれた。
そして、世界中で今から核兵器を持とうと
考えている国々には強烈なメッセージにも
なってしまった・・なぜなら、アメリカと
対立している国々(今回のケースなら中国
とロシア)と深く連携を持ち、

「手放そうかなぁ~どうしようかなぁ~」

と、のらりくらりしておけば6回も核実験を
許される、またいざ弾道ミサイルも飛ばして
みたら先っぽに核兵器を積まれたら困るから
と、大した圧力もかからずやらせてもらえる
事もわかったので、実はバンバンと無許可で
飛ばしまくっても、国連を中心に国際社会は
ちょっと制裁するだけで、その国を滅亡
させるような強固な制裁は決してしない事も
わかってしまった・・。

あとはその間に他国を脅かすレベルの核兵器
を開発できれば、みんな優しくしてくれる。
そして、核兵器を作り上げたあとは国際社会
に「核保有国」である事を認めさせれば
見事に「強国」の仲間入りである・・。

なぜなら第二次世界大戦後、核保有国同士の
戦争は起っていない・・。
見事に、互いの「核兵器という刃」を喉元に
突きつけながら交渉ができるからだ・・。
日本でいくら平和を叫ぼうとも、どんなに
綺麗ごとを叫ぼうとも、悲しいかな・・抑止
というのは「対等の力」か「それ以上の力」
を持ち、強い立場からひれ伏せさせるしか
均衡は保たれないのだ。

日本がどんなに国連にお金を出しても、
どんなに平和国家でも、常任理事国には
なれず、意見も通らずで、決して「正義」
にはなれないが、こうして、なんだかんだと
戦力がある側の意見はどんどんと「正義」
になる・・でも、これが残念ながら世界常識
なんだわ・・(-_-;)