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特許申請ってなんで変えられないんだろう?

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ピコ太郎、「PPAP」ピンチ!? 無関係の企業が特許庁に商標出願
(2017.1.26・サンケイスポーツ)
 中年歌手、ピコ太郎(53)の大ヒット曲「PPAP」のタイトルやフレーズ「ペンパイナッポーアッポーペン」などが大阪府内の無関係の企業により昨秋、特許庁に商標出願されていたことが25日、分かった。
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「PPAP」で問題になる以前に、なぜ審査
の内容を変えられないんだろう?って
いつも思う・・。

そう思って、自分は「特許」に詳しくない
ので、色々と調べてみたら、特許の世界を
大きくリードしている世界統一基準的に
今はなっているようですね・・(^-^;
しかも、特許の世界では「先願主義」での
世界統一基準は「悲願」だったらしい・・。

あ、「先願主義」と「先発明主義」ですが、
漢字から想像できるように「先願主義」
とは上田氏のようにどんな手段を用いても

「一番先に出願した者に独占権を与えるという考え方」

逆に「先発明主義」とは、

「一番先に出願した者ではなく,出願が遅くても一番最初に発明した事を証明した者に独占権を与える考え方」

のようです。
おお!このアメリカの考え方の方がこうした
問題が出なくなりそうで絶対にいいじゃん!
と思ったら、「先発明主義の問題点」を
きちんと特許庁のHPで説明してくれて
いました・・(^-^;

むむむ・・なるほど「先発明主義」だと
面倒くさいんだな・・(^-^;(笑)
で、そもそも特許とは「発明を保護する」目的
ではなく

「発明の保護及び利用を図ることにより、発明を奨励し、もつて産業の発達に寄与する事」

を目的にする・・すなわち、発明を隠して
内密にさてしまうのでは、産業の技術革新
は進まなくなるので、発明をいち早く自ら
公開し,その公開してくれた恩恵として
独占権を与えるのが目的とし、より早く、
より革新的に技術を発展させる事が
特許制度の考え方なのだそうだ・・。

今回の顔出しでマスコミに登場している
上田育弘氏も仕事が、そもそもこうした
特許を申請する仕事みたいですから、
その辺は熟知したいわゆる特許の世界での
「プロ」・・。

でも「プロ」がテレビでも公言していた通り
手法は法律違反ではない訳ですから、今の
法律では上田氏の勝ちになってしまう様
ですね・・(^-^;

それは悔しいから、申請時に多額の出願費用
がかかるようにすればいいじゃん!と思った
けど、そうすると金持ちしか特許申請を
できなくなる恐れがありますから、そこは
ちょっと難しい・・(>_<)
という事ならば、やはり申請は今まで通り
でもいいから、審査方法を変えるしかない
だろうな・・。

上田氏の方法でもある新聞やその他で片っ端
から見て先に申請・・というのは今まで通り
で、その後は半年なら半年の間でいいから、
一番それを使って昔から活動していた証明を
させ、資料をできるだけ多く提出させて、
それに対して世の中が動いていた場合は、
その実績が一番重視され、一番ふさわしいと
される者に与えるようにすればいいだけの話
だと思うんだな。

だから提出された時点で公開になるのも、
今まで通りでいいから、半年なら半年で
区切るべき。
その間に「一番発展させた」という者が
申請してこない場合、一番最初に申請した者
へ与えるとすればいい・・。

でも、そうならないという事は、そこにも
問題があるんだろうけどな・・。
例えば先に第三者に言葉や商品の特許が
取られ、半年以降に大ブレークした場合
とかね・・(^-^;(笑)
こりゃ、簡単に素人が調べただけでも難しい
問題だわ・・(>_<)(笑)